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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
僕と彼女と週末に
YouTubeに、懐かしい浜田省吾がアップされていた。

80年代初頭に発表された「PROMISED LAND(約束の地)」に収録された「僕と彼女と週末に」。


この星がどこへ行こうとしてるのか、もう誰にも分からない。

昨日の絵の具で汚れたキャンバスに、明日を描く愚かな人

売れるものならどんなものでも売る、それを支える欲望

ずいぶん昔の歌なのだが、ここには、地球環境汚染や核問題はもちろん、はては昨今の世界金融危機までが投影されている気がして、その内容は決して古くなっていない。

そして、曲の間奏部分に挿入される浜田のモノローグは、世界の片隅で幸せに生きる恋人達をも、静かに包み込んでゆく終末の予感に満ちている。しかし、この歌に救いを与えているのは、浜田が歌い上げる、祈りにも似た愛と人間性への信頼。

この曲の発表からもう30年近くになる。考えてみると、最近の人類も、あまり進歩してない気がするなあ。