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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
本年最初の「新ばし しみづ」訪問。
先週木曜日は当日の朝に電話して「新ばし しみづ」。何時もは正月に来るのだが、今年は2月に入ってからになってしまった。

入店するとカウンタはもう賑やか。清水親方に年末の予約キャンセルは申し訳なかったねというと、「しみづ」でも新年に入ってから従業員にコロナ感染があって大変だったとの事。やはり去年の年末辺りは感染者が多かったからなあ。清水親方は比較的初期に感染したのだが、今回は無事だったとの事。2か月おきにクリニックで抗体検査をしているのだが、もう既に中和抗体の数値は低くなっており、運がよかっただけではとのこと。

お酒は常温を所望して始めてもらう。お通しはワカメに煎り酒。煎り酒は白身に使っても旨いとの事でヒラメとスミイカにも試してみた。醤油に比して塩気が少なく素材の味が良く分かる気がする。タコは塩で、

サヨリは細切りにして生姜醤油で。生牡蠣は塩で締めてある。

満席なのにお客が入って来たと思ったら、同じ通りに出来た焼き鳥「烏森しみず」の客だったという。今でも時折入ってくるらしい。

タイラギ炙りは軽く煮切りをつけて。小さな器で供されたのはノレソレの温製酢の物。初めて食する。「酢が効いて温かいので咳き込まないようにしてください」と。辛味もあって酸辣湯にノレソレが入っているような。珍しいな。

ナマコもつまみで。これもここで食するのは久々な気が。漬け込みのハマグリ、ツメをつけた子持ちヤリイカ。

あん肝は実にネットリした旨味あり。いつも正月に出している赤酒煮かな。一味を振った北寄貝紐の串焼きでつまみ終了。この日は随分つまみ系の料理が豊富だった。

お茶を貰って握りに。まず中トロ2。しっとりした肉質。噛むまでもなく口中で身肉が解け崩れるような熟成度合い。旨味が素晴らしい。しっかりした味付けの酢飯によく合う。コハダはギリギリまで水分を飛ばした強めの締めよりも、若干鶴八のネットリ具合を思わせる締め。これもまた結構。アナゴは塩で1、ツメで1。これも良い。最後はカンピョウ巻を半分。カンピョウの味付けは酢飯合わせて鶴八よりもちょっと濃いめか。しかし〆にはこれがまた旨い。

最後にいちごが出て終了。お年賀の手ぬぐいを貰って帰宅。