大相撲九州場所中日だった先々週、日曜の夜は、実に久々に「新ばし　しみづ」訪問。

前の訪問は4月。その下旬に緊急事態宣言、6/20に解除になったがすぐに7/12から第五波の緊急事態宣言があって9/30まで。仕事も在宅勤務だったので、あまり外食に出歩くのもはばかられて、ずっと引きこもり状態だったからなあ。

時間通りに入店すると、何か懐かしい気さえする。清水親方も弟子も全員マスク着用している。おお！　4月にはマスクもしてなかったので、飲食店としての感染予防策に関してはちょっと会話もしたのだけど、改善は結構なお話。もっともマスク以外については顕著な改善は無い（笑）

開店時間ピッタリに入ったのだが、既に飲んでいる客が何時も居るのがこの店の不思議。お通しはなめこおろし。お酒は常温を。

「石丸親方に聞いたけど、大変だったそうだすね」と聞くと、清水親方は「まあ、大した事はありませんよ」と何食わぬ顔で（笑）　しかし8月はほぼ店をお休みしたらしい。「やはりただの風邪じゃなかったでしょう」と重ねても、「いや、普通の風邪でしたよ」とこれまた何食わぬ顔で答える。負けず嫌いだなあ（笑）とはいえ、問わず語りに８月は休んだ事や10キロ以上痩せたけれども結局体重は戻った事など、笑いを交えて語る。まあご無事でなにより。

いつも通り、何も言わずともおまかせでつまみが出てくる。

タイはネットリした旨味あり。イカはスミイカを細切りにして。タコはゼラチン質プルプルで香りよし。牡蠣の塩漬け。今年は何処で食しても牡蠣が美味い気がする。

サバは強めに〆てあり旨味が凝縮している。白子ボン酢は冬の滋味。身体が暖まる。小柱に青柳。軽く照り焼きにしたブリ切り身は辛子を添えて。漬け込みのハマグリ。北寄貝紐の串焼きは七味を添えて。

この辺りでお酒終了。お茶を貰って握りに。マグロは中トロ２。しっとりした身肉の旨味。コハダ２。何時もながら強めの〆だが塩と酢の立ったこの店の強い酢飯にピッタリ。アナゴも２。塩とツメと。フックラトロトロの身肉。最後はカンピョウ巻半分を貰って〆。実に久々だったが「しみづ」の美味い寿司を堪能した。

途中であれこれ雑談したのだが「最近、西大島には行かれましたか」と清水親方に聞かれたので、そういえば長く行ってなかったなと、次の週は「與兵衛」に行く事になったのだった。