今週月曜にふとOMAKASEを見ると火曜の「しみづ」に空きがあったので予約。

当日は、仕事を早めに切り上げて入店。

常温のお酒を貰って始めてもらう。

お通しはワカメに煎り酒。以前は茶豆やら菜の花辛子和え、汲み豆腐をオリーブオイル塩でとか変化があったものだが、最近は年中ワカメだなあ。まあ煎り酒ば最初に出る白身にも使うのだが。

隣のお客さんは最初から握り。私のほうはつまみから。最初は白身。この時期にまだカレイは珍しいが海もまだ温かいからヒラメの気分でもないんだなあ。

「貴景勝は引退しましたね」と親方。来る九州場所の事など雑談。

スミイカは細く切って。もう肉厚で握りにも好適なサイズに。イカはすぐに大きくなるなあ。タコは香りよく旨味あり。

サワラは薄い切り身を軽く炙って。ワサビと塩で食する。赤貝は立派な身。アワビ塩蒸しは酒煮にした肝をソースに。アワビはもう禁漁なのだが、今季は最後に台風が来ず取った物を業者が浜で留めて徐々に出しているのだとか。そろそろ終わってくれないと仕入れが高くで大変だと。

西大島「與兵衛」には11月に店を休んで訪問するのだと清水親方。私は7月に訪問した後、9月終わりに電話したのだが、もう12月の閉店まで全て予約は一杯でキャンセル待ちなのだった。7月の段階で空いている日を全て押さえるべきだったなあ。

アジは軽く酢を潜らせる程度。爽やかな脂と旨味。サバはきちんと酢締めしてある。シーズン走りか。漬込のハマグリ、ぐい呑に盛ったウニとイクラ盛り合わせでつまみ終了。

ここからお茶を貰って握りに。

マグロは２。しっとりと溶け崩れる旨味あり。コハダ２。もう大きくなってきた。強めの締めでここの酢飯に良く合う。アナゴは塩とツメと。最後はカンピョウ巻を半分で〆。最後はシャインマスカットが出た。

勘定して貰い、まだ早かったので向かいの「P.M.9」に。

最初にドライ・マティーニを貰い、バーテンダーM氏とあれこれ雑談。「OMAKASE」で予約取るようになってから、「しみづ」の古い客は大分少なくなったと。私だってもうかれこれ長く来てる訳だから、もうそろそろ煙たがられる頃だろうか（笑）

このバーは、いつ来ても静かで居心地がよろしい。しかし大声で騒ぐ煩い客もたまには来るんじゃないかと問うと、それはすぐに制止すると。バーテンダーは店の最高権力の裁定者だからなあ（笑）

「他のお客様のご迷惑ですから」と言うのかと聞くと、それは言ってはいけないのだと。他の客だってお酒が入っており、酔っ払って「いやあ、オレは賑やかでも構わないよ」などと余計な事を言って割って入られるとかえって困るからだと。あくまでも「うちは騒ぐ店じゃないんで」とやるのだと。なるほど、それはそうだ。日本のモルトを２杯貰ってよい調子に酒が周り、またねと店を出た。

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