fc2ブログ
97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
本年初、「新橋鶴八」訪問。
年末キャンセルしてしまったので、仕切り直しで「新橋鶴八」を予約。

大相撲初場所10日目であったが、入店時はまだ取組が3番残っていたので、カウンタに座ってAbemaTVで結果をチェックしつつ。若隆景は佐田の海に不覚。正代、貴景勝は勝利した。

1杯目の酒はなんだったっけ。ひらがなの名前の純米吟醸だったが、ちょっと忘れたなあ。一升瓶がこれで終わりてしたと増量サービス。二杯目は高尾の天狗。そのあとで焼酎水割りを貰った。

種札に「ヒラスズキ」があるのが珍しい。開店最初から使おうと準備していたとのこと。ただ鶴八系では見かけない種。どこかの寿司屋で食した記憶があるのだが。昔の築地「つかさ」かな。

年末の話など五十嵐親方と雑談しながら、まずつまみが出てくる。

ヒラメは上品な脂の乗りで身の食感も良く旨い。サバは酢締めは浅いが塩味は十分ついている。北寄貝は軽く塩をして炙ってつまみで供される。生で握りに使うと匂いを嫌う客がいるとの事。火を通すと甘味が増して香りも良く旨い。

メジマグロのカマつけ焼き。「笹田ですよ」と出して来た。まあちょっと違うけど(笑)最初はブリかと思ったほど癖が無く軽い旨味。昔、常連用ですと出して来たマグロ血合いを焼いたのよりはずっと旨い(笑)

煮物でシャコ、漬け込みのハマグリもつまみで。鯛の酒盗と小口に切ったスミイカが小さな器で供されてつまみ終了。

大常連O氏は最近来ているのか問うと、予約は入るのだが結構キャンセルが続いたりするとの事。まあもう大分お年だものなあ。お元気だとよいのだが。

カウンタ手前に居た2人組のお客は、食べながら鶴八一門の事などあれこれ質問していたのだが、以前この店に来た大阪の寿司屋親方の紹介で来訪したとのこと。帰り際に店の前で五十嵐親方と記念写真など撮影。なんて言ったかなあの大坂の寿司屋。早川光の番組でも紹介されていたと思ったが。

この辺りで握りに。握りは小さめにしてくれるようお願いしたのだが、そうなってるのかな。まず中トロ、ヅケ。米の旨味を感じるふっくらした酢飯とよく合うがそもそも種の切りつけが大きいから、酢飯も結構大きく感じる。

コハダは肉厚、ネットリした旨味。ヒラスズキは昆布締め。ヒラメとは違う風味だが特徴ある旨味。最後はこれも鶴八系伝来の技、アナゴ。身はトロトロ、ツメもコクがあって結構。

隣のお客さんが帰って店は私一人に。この夜はもう予約はなく、この後店を閉めて神保町に新年の挨拶に行くのだとか。しばし12月に訪問した時の話など、あれこれ雑談。

勘定のほうは、「しみづ」「神保町」よりも若干安い感あり。まあそんなに量を食べてないからなあ。

しかし、前に聞いた話では、結構大きな握りだが、30貫近く食べる人も居るらしい。真面目に計算すると勘定が随分と高くなるので、たくさん食べる人には少し割引しているとの事。たくさん食べれば食べるほど割引率が上がるボリューム・ディスカウントが適用になるのだとか。まあこちらはそんなに量を食べないから関係ないな(笑)

ということで、食べたもののメモをくれて、本年初の寿司屋訪問が完了。「しみづ」にも行かないと。