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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「しみづ」で本年の寿司納め
29日の夜は、いつもの「しみづ」。これが本年最後、寿司納めである。例年なら最後の営業日30日に予約するのだが、今回は30日に関西で用事があるため、前日に寿司納めとなった。

日本にいる時、よくこの店で隣り合わせになった、埼玉から来られるAご夫妻と2年ぶりに再会。いつもの席順でカウンタに座ると、まるでいつもお会いした土曜日の夕方に戻ったような、実に和やかで懐かしい気分になる。

ゆるゆるとお酒飲みながら、近況報告をかねて雑談など。やはり、普通にお酒が飲めて、好きな物を普通に食せるのが、一番だよなあ。

お通しはきぬかつぎ。ヒラメは上品な脂に旨みが凝縮している。タコは塩で食する。九州唐津の牡蠣は小粒だがぷっくりと肉厚で濃厚な旨み。鯖はいつも通り、〆たものと皮目を焼き霜にしたものと両方を。白子ポン酢も濃厚な旨み。

カスゴは軽く塩をして炙って供する。酒に合うものは全部朝食のおかずになるといわれるが、これで炊き立ての御飯食すと美味いだろうなあ。小柱は軽くつけ焼きにして七味で。スミイカとウニ。

この辺りで握りに。まず赤身。渋みや酸味がここの力強い酢飯によく合う。ここでカンパチを1貫。ブリよりも大きい天然物を十分熟成させて。旨みが酢飯に溶けこむよう。

その次は中トロ、大トロと。いつもながら美味い。強く〆たコハダもこの店独特。アナゴは塩とツメと1貫づつ。最後はいつもの通りカンピョウ巻で〆。1年の最後に、いつもの場所で、いつもの物が、いつもの如く美味い幸せを噛み締めて。

これにて本年の寿司は打ち止め。

ホテルに帰って移動の荷造り。持ってきたRIMOWAが壊れたため、ひとつ大きめのスーツケースに買い換えたのだが、いざパッキングすると、荷物が入りきらないというのはこれ如何に。困ったもんだよなあ。

さて、明日の朝もまた移動なのだが、慌しい年の瀬であるから、これにて本年の更新はおしまい。皆様、よいお年を。