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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
神保町「鶴八」訪問。
大相撲9月場所5日目の夜、当日電話して神保町「鶴八」。

日が暮れるとほんの少し気温が下がったがまだまだ蒸し暑い日だった。入店して、親方となかなか涼しくならないねと雑談。お酒は石鎚。そういえばこの前の「しみづ」でも冷酒は「石鎚」だったな。

お通しはさっと湯通ししたスミイカゲソ。爽やかな甘味。まずはつまみを切ってもらう。本日の白身はタイ。この店でタイが出るのは割と珍しいが、親方によるとカレイはもう終わったが、ヒラメがまだ良くならないと。タイは湯引きした皮目から身肉に旨味があって香りもよい。

親方が、「しみづ」はやはりネットで予約してるんですかと訊く。OMAKASEなら先まで空いている日が検索できるので、慣れると、掛けてみないと空きが分からない電話予約よりも便利な事など会話。

この前は、握りのご飯要らないという中国人のとんでもない客が来てましたねというと、うちは外国人はホテルのコンシェルジェからの予約も断っているからねえとのこと。ただ、飛び込みで探し当てて入ってくる外国人がおり、Googleマップに出ているからではないかと女将さんが。

入り口近くに座っていたお客さんは昔からのお馴染みらしいが、ビールの後に冷酒を5杯飲んで帰って行った。親方に聞くともう80は過ぎている由。見てくれは確かに年相応の爺様なのだが、そんなに飲めるなんて、とんでもなく元気だねえ。

塩蒸しもつまみで。馥郁たる香り、歯ごたえと旨味も良い。お酒をお替りしつつ、アジも切ってもらう。ふっくらした身。脂が乗って旨味も実に良い。ハマグリ漬け込みもつまみで貰った。しみじみとする鶴八伝来の仕事。

この辺りでお茶を貰って握りに。いつも通り、中トロ2,コハダ2、アナゴ2.コハダは新子ではなく大きいもの。ねっとりした身肉の旨味。アナゴもトロトロで実に結構。最後はカンピョウ巻で〆。何時ものものが何時もと同じように旨い。のんびりとそんな幸せを感じる。ぶらぶらとホロ酔いで神保町から帰るのもまた良い。