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【Jリーグ】 12段階の個人別の戦力補強の評価 (2020年-2021年オフの移籍市場) (その34) | | |　

331人目： MF 藤田譲瑠チマ (東京ヴェルディ→徳島ヴォルティス)　・・・　S-

→　18歳ながら東京Vの攻守の要となったMF藤田譲瑠チマは「今オフのJリーグの移籍市場の目玉の1人」だったが徳島が獲得に成功した。MF本間至(新潟)の獲得もほぼ確実となったので徳島は目玉選手のW獲得に成功した。豊富な運動量を武器に攻守両面でプレーにかかわり続けることが出来る逸材中の逸材である。経験豊富な選手であり、チームの重鎮であるMF岩尾からは多くのことを学べるだろう。

332人目： FW ブルーノ・メンデス (セレッソ大阪→アビスパ福岡)　・・・　A+

→　加入1年目の2019年にリズミカルなチャントが話題になったFWブルーノ・メンデスは2019年も2020年も期限付き移籍だったがレンタル終了。昇格1年目の福岡に加入したがまたしても期限付き移籍となった。ウルグアイ2部のマルドナドというクラブが保有権を持っているが複雑な契約になっているようだ。ゴールを量産するタイプではないが何でもできるオールラウンドなフォワードである。守備も頑張るタイプ。

333人目： FW 畑潤基 (V・ファーレン長崎→栃木SC)　・・・　B-

→　2017年に大卒で長崎に加入したストライカー。2018年はJ3の沼津に期限付き移籍して25試合で8ゴールと結果を残した。2019年は23試合で2ゴール3アシスト、2020年は29試合で5ゴール2アシスト。長崎では途中出場するケースが多いがまあまあの確率でゴールに絡んでいる。運動量が多くてアグレッシブな守備も特徴の1つなので栃木SCのサッカーにハマる可能性が高い。今回も期限付き移籍になる。

334人目： MF 前田凌佑 (大分トリニータ→愛媛FC)　・・・　B+

→　神戸U-18出身。DF岩波(浦和)が同期となる。2017年に大分に加入すると準・主力として活躍してきた。2017年と2018年は15試合、2019年は20試合に出場しているが2020年は10試合の出場のみ。2020年限りで契約満了になった。端正なルックスで知られるがムードメーカーになれる選手。的確にポジションを取って冷静にボールをキープして味方につなげることが出来るので愛媛FCのサッカーに合う可能性大。

335人目： FW 富山貴光 (大宮アルディージャ→ギラヴァンツ北九州)　・・・　B+

→　早稲田大出身。2010年の広州アジア大会の金メダルメンバー。大学在学中に五輪代表に選出されている。プロ入り後は途中出場が多くなっており、2020年も29試合に出場したがスタメンは9回のみだった。2020年は29試合で4ゴール1アシスト。FWハスキッチとFWイバがともに不調で力を出せない中、FW戸島とともにフォワード陣を支えた。フォワードの選手がほぼいなくなった北九州で主力を担う可能性あり。

336人目： DF 熊川翔 (横浜FC→Y.S.C.C.横浜)　・・・　C+

→　柏U-18出身。下平監督はユース時代の恩師になる。流通経済大を卒業した後、2018年と2019年は地域リーグのいわきFCでプレーした。当時は東北1部リーグ所属だった。昨オフにJ1の横浜FCへの個人昇格を果たしたがこれはサプライズだった。「パワーとスピードを武器とする右SB」として活躍が期待されたがJ1では2試合の出場にとどまった。近隣クラブであるY.S.C.C.横浜に期限付き移籍することになった。

337人目： MF 宮内寛斗 (ヴェルスパ大分→Y.S.C.C.横浜)　・・・　B-

→　2020年のJFLを制覇したヴェルスパ大分からの加入になるがY.S.C.C.横浜のユース出身になる。トップ昇格を果たして2016年はJ3で8試合に出場したが2017年は出場機会なし。2018年の4月に当時は中国サッカーリーグ1部だった松江シティFCに移籍。15試合で5ゴールと活躍した。2019年はJFLで29試合で9ゴールと活躍した。ユース育ちの選手が地域リーグやJFLで結果を残してトップチームに戻って来た。

338人目： GK 大杉啓 (品川CC→藤枝MYFC)　・・・　？？？

→　MF小谷光(岩手)が加入した品川CCから藤枝MYFCへの個人昇格となった。品川CCは神奈川県の1部リーグに所属している。静岡学園高出身。日本体育大に進んで卒業後はオーストラリアのクラブにも所属している。2020年限りで品川CCを退団することは決まっていたが新天地でJリーガーになった。品川CCは「2006年に日本のスポーツ文化育成を目指して創設された総合スポーツクラブ」と紹介されている。

339人目： FW 武田太一 (徳島ヴォルティス→長野パルセイロ)　・・・　C+

→　G大阪ユース出身。MF市丸やDF初瀬などが同期になる。早稲田大に進学して2020年に大卒で徳島に加入したがJ2での出場機会はなかった。大学4年生の5月に前十字靭帯断裂の大怪我を負って長期離脱。プロ生活も怪我の影響で出遅れてしまったが184センチの長身。左利きというのも武器となる。ポテンシャルは高く評価されているのでFW吉田伊(→秋田)などが抜けた長野で経験を積むことが期待される。

340人目： FW 皆川佑介 (横浜FC→ベガルタ仙台)　・・・　B-

→　FWアレクサンドレ・ゲデス、FW山田寛、MFジャーメイン良が抜けた仙台が獲得した長身フォワード。アギーレ監督のときに日本代表でプレーしている。広島では出番に恵まれなかったが2018年にJ2の熊本で41試合で11ゴール6アシスト。FW安柄俊やMF田中達などとともに攻撃の中心となった。フォワードの軸として起用されるのであれば物足りないが3番手のフォワードくらいであればJ1レベルでも十分。

表1. 2020年-2021年オフの移籍市場 (個人別の12段階の評価)

J1	100	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	100	クラブ名	0	12	11	13	19	27	15	2	1	0	0	0	0
	5	コンサドーレ札幌				1	1	2	1
	4	ベガルタ仙台				1		2	1
	0	鹿島アントラーズ
	6	浦和レッズ		1		2	1	2
	2	柏レイソル					2
	3	FC東京					1	1	1
	3	川崎フロンターレ		1		1			1
	2	横浜Fマリノス		1	1
	8	横浜FC					3	4	1
	9	湘南ベルマーレ		1	2		1	2	3
	9	清水エスパルス		2		3	1	2	1
	5	名古屋グランパス		1	2			2
	1	ガンバ大阪		1
	11	セレッソ大阪		2	2	2		3	2
	3	ヴィッセル神戸					1	1	1
	3	サンフレッチェ広島		1			1			1
	2	徳島ヴォルティス		1					1
	8	アビスパ福岡			2		3	1	1	1
	8	サガン鳥栖			1	1	1	3	1		1
	8	大分トリニータ			1	2	3	2
J2	167	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	167	クラブ名	0	7	12	17	58	41	19	7	4	0	0	0	2
	9	ブラウブリッツ秋田			1	1	3	1	3
	12	モンテディオ山形		2		2	2	3		1	2
	6	水戸ホーリーホック					2	4
	9	栃木SC					5	3	1
	6	ザスパクサツ群馬					3		2	1
	8	大宮アルディージャ			2		2	2		1					1
	8	ジェフ千葉			1	1	4	1	1
	6	東京ヴェルディ				1	1	3	1
	8	町田ゼルビア		1	1	3	2		1
	11	SC相模原				1	3	5		2
	7	ヴァンフォーレ甲府			1	1	2	3
	14	松本山雅		1	2		5	2	3		1
	6	アルビレックス新潟		2	1	1	1		1
	7	ツエーゲン金沢				2	3	1	1
	3	ジュビロ磐田			1		1								1
	9	京都サンガ		1		1	4		3
	5	ファジアーノ岡山					2	3
	9	レノファ山口				1	3	2	2	1
	7	愛媛FC				1	3	3
	11	ギラヴァンツ北九州			1		5	4			1
	3	V・ファーレン長崎					2			1
	3	FC琉球			1	1		1
J3	73	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	73	クラブ名	0	0	2	8	10	17	21	8	1	0	0	0	6
	8	ヴァンラーレ八戸						1	3	1					3
	2	いわてグルージャ盛岡						1			1
	1	福島ユナイテッド				1
	2	Y.S.C.C.横浜						1	1
	9	長野パルセイロ				1	1	1	6
	7	カターレ富山			1		2	3	1
	6	藤枝MYFC				2		1		1					2
	4	アスルクラロ沼津				1			3
	8	FC岐阜				1	3		4
	8	ガイナーレ鳥取					1	1	3	3
	8	カマタマーレ讃岐					1	4		2					1
	4	FC今治				1	1	2
	2	ロアッソ熊本			1			1
	0	テゲバジャーロ宮崎
	4	鹿児島ユナイテッド				1	1	1		1
340		合計	0	19	25	38	87	85	55	17	6	0	0	0	8