■ 後半に2ゴールを奪った横浜M前半19分にFWマイヤーのゴールで先制したV川崎だったが後半開始からFW武田を下げてMF北澤を投入した。日本代表のMF北澤は怪我をしていて直前まで行われていたW杯のアジア一次予選は参加できなかった。万全の状態ではなかったMF北澤を投入したがあまり成功しなかった。FW武田とFWマイヤーの役割分担がはっきりしなかったので松木監督は動いたのだと思うが効果的な交代にはならなかった。後半3分にショートCKからパスを受けたMFエバートンがミドルシュートを突きさして横浜Mが同点に追いついた。
選手交代の話をすると「当時の交代枠は2人まで」だった。延長戦があることを考えると「120分の戦い」を予め計算して交代を考えないといけない。ベンチ入りは5人までだった。あまり語られないが「選手交代は重要」と考えられるようになったのは最近の話になる。もっと昔は「選手交代が認められない時代」もあったという。調べてみると1953年に「選手交代の制度」が導入されているが当初は選手が負傷をしてプレー続行が出来なくなった場合のみだったという。1968年に「負傷に関係なく2人までOK」となった。
その後、1994年に「最大2人まで+GK1人」という変更が実施されて、1995年に「ポジションに関係なく3人まで交代可能」になった。Jリーグもこの方式だったが「戦術的な交代」というのは昔はあまりなかった。1993年の開幕戦も横浜Mの方は選手交代を実施しておらず、スタメンで出場した選手がフル出場を果たした。MF三浦文、FW神野、MF山田隆、DF永山、GK横川の5人がベンチに入っており、MF三浦文、FW神野、MF山田隆の3人は掻き回すことが出来る選手。現代であれば高確率で途中交代しているだろう。
怪我での交代ではなかったと思うので前半のみでFW武田を下げたというのは思い切った決断だったが後半開始早々に追いつかれてしまった。いい時間帯に横浜Mは同点ゴールを奪ったがMFエバートンは開幕戦でMVP級の働きを見せた。初期の横浜MはFWディアス、FWメディナベージョ、FWビスコンティ、MFサパタなどアルゼンチン色の強いチームだったがMFエバートンはブラジル人になる。日産の頃からプレーしており、このとき33歳。ベテランの域に入っていたが攻守にわたってエネルギッシュなプレーを見せた。
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◆ まとめ ##2497 1993年5月15日の思い出 (後編) (2020/4/13)
→ 後半に2ゴールを奪った横浜M
→ モチベーションが高かった選手・低かった選手
→ その他の会場の結果は・・・。
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