■ U-17W杯出場がかかった準々決勝AFCのU-16アジア選手権の準々決勝。2勝1敗でグループ2位で決勝トーナメントに進出したU-16日本代表(=98ジャパン)が2015年のU-17W杯出場を賭けてU-16韓国代表と対戦した。勝つと5大会連続のU-17W杯出場となる日本に対して、韓国はここ2大会は連続してU-17W杯出場を逃しているので、韓国は3大会ぶりのU-17W杯出場を目指す。
日本は「4-1-2-3」。GK千田(横浜FMY)。DF石川啓(鳥栖U-18)、下口(JFAアカデミー福島)、冨安(福岡U-18)、堂安(G大阪Y)。MF渡辺皓(東京VY)、菅(札幌U-18)、藤本寛(東京VJY)。FW斧澤(C大阪U-18)、永澤(神戸U-18)、渡邊陽(浦和Y)。これまではレギュラーを固定せずにメンバーを入れ替えてきたが、現段階でベストに近いスタメンとなった。
■ 日本は0対2で敗れる・・・。試合の序盤は日本が圧倒的にボールをキープして攻め込む。韓国はほとんどボールを保持できずに前半30分あたりまでは日本が主導権を握ったが、2度ほどあった決定機を生かすことができない。すると、前半43分に韓国は左サイドを突破すると、最後はバルセロナの下部組織でプレーするFWイ・スンウが押し込んで韓国が先制に成功する。
先制ゴールで流れを掴んだ韓国は後半の立ち上がりの2分にFWイ・スンウがハーフウェーラインのはるか手前からドリブルを開始すると、日本の選手に囲まれながらもドリブルで突破。最後は圧倒的なスピードでキーパーもかわして無人のゴールに流し込んだ。FWイ・スンウのスーパープレーで韓国が大事な2点目のゴールを決める。
その後はしっかりと守る韓国の守備を崩し切ることはできない。結局、最後までなかなか決定機を作れなかった日本は0対2で宿敵の韓国に敗れて2015年にチリで開催されるU-17W杯の出場権獲得はならなかった。一方の韓国はここ2大会は連続して切符を逃していたが、久々にU-17W杯の出場権を獲得した。