12位 : MF 吉濱遼平 (ザスパクサツ群馬)
→ 群馬というと大卒ルーキーのMF江坂に注目が集まるが、実際には今シーズンの群馬は「MF江坂とMF吉濱の2枚看板」である。創造性溢れるプレーが魅力でドルトムントに移籍したMFヤヌザイに似た雰囲気もある。ただ、MFヤヌザイよりもパサー寄りの選手。柔らかいドリブルを駆使して相手を外してからスルーパスを出すプレーが得意。左足の強烈なミドルシュートも持っている。同学年のMF江坂との相性は抜群。
11位 : MF 中美慶哉 (栃木SC)
→ 21位と降格圏に位置する栃木SCでブレイクした大卒2年目のアタッカー。中学年代は栃木SCの下部組織でプレーした。珍しい栃木SCの生え抜きの選手なのでサポーターの期待は大きいが、ここまで8ゴール。昨シーズンは怪我の影響もあって15試合で1ゴールだったので大飛躍のシーズンになっている。倉田新監督のデビュー戦で終了間際に劇的な決勝ゴールを決めるなど類まれな勝負強さも備えている。
10位 : MF 関口訓充 (セレッソ大阪)
→ FWフォルランやFWカカウがいたときのC大阪は攻守のバランスが悪かった。特に劣勢の展開になると「前線からの守備」がほとんどなくなって中盤の3枚に諸に負担がかかる状況に陥った。序盤戦で取りこぼしが目立った最大の理由と言えるが、MF関口がスタメンに定着した後は取りこぼしが少なくなった。ここまで1ゴールのみ。数字だけ見るとやや物足りないが、攻守にわたる貢献度は相当なレベルである。
9位 : MF 馬場賢治 (水戸ホーリーホック)
→ 残留争いに巻き込まれている水戸の攻撃の中心でここまで9ゴールを挙げている。非常にシュートテクニックの高い選手で難しいボールをダイレクトで合わせてネットを揺らすシーンが多い。特にボレーシュートの上手さは日本人屈指と言えるだろう。スルーパスの本数もリーグ屈指。天才肌の選手だったが、柱谷哲二前監督の指導でハードワークもできる選手になった。J2の中では屈指のアタッカーと言える。
8位 : MF 横谷繁 (大宮アルディージャ)
→ 首位を独走する大宮を支える選手の1人。31節終了時点では8ゴールを挙げている。右SHでプレーすることが多くなっているが、高度な技術とフィジカルの強さを生かしたダイナミックなプレーで多くのチャンスに絡んでいる。言わずと知れた「G6」の1人。G6の中でJ1でプレーしているのは出世頭のDF安田理(神戸)のみ。FW平井(福岡)とDF植田龍(岡山)とFW岡本英(岡山)とMF横谷(大宮)がJ2で頑張っている。
7位 : MF 江坂任 (ザスパクサツ群馬)
→ 最近は1トップでプレーする機会も多くなっているが主戦場は左SH。大卒ルーキーながらチームトップの9ゴールを挙げており、押しも押されぬ群馬のエースとなった。思い切りのいい仕掛けと左右両足から繰り出される強烈なシュートが武器。決定的なパスも出せるので万能型のアタッカーである。これだけの活躍をすると熊本でプレーしたMF澤田のように「1年での個人昇格」の可能性がでてきてしまうが・・・。
6位 : MF 河原和寿 (愛媛FC)
→ 後半戦のJ2の最大のサプライズと言える絶好調の愛媛FCの攻撃の中心。31節終了時点で9ゴールを挙げている。「調子乗り世代」と言われた2007年のU-20W杯のカナダ大会の主戦フォワード。新潟時代は将来を嘱望されていたが、栃木SCでプレーした2009年を除くと思うような結果を残せず。20代中盤は不遇の時期を過ごしたが、愛媛FCで完全復活を成し遂げた。献身的な姿勢は高く評価されている。
5位 : MF 清原翔平 (ツエーゲン金沢)
→ 前半戦のJ2の主役だった金沢は長いトンネルに入っている。MF清原のゴールが止まったことも未勝利が続く一因と言えるが、前半戦のMF清原の活躍はすさまじかった。ずっとJFLならびにJ3リーグでプレーしていたのでJ2でプレーすること自体が初めてだったが、序盤はFWフォルランと得点王争いを繰り広げた。主に右SHでプレーするが、突破ができて、献身的なプレーができて、強烈なシュートも持っている。
4位 : MF 泉澤仁 (大宮アルディージャ)
→ 阪南大学から鳴り物入りで大宮に加入したが、1年目の2014年は16試合でノーゴール。切れ味抜群のドリブルはJ1の舞台で大きな武器になっていたが、なかなかゴールシーンに絡めなかった。得点力に課題を残したが、31節終了時点で7ゴール。左サイドから仕掛けてゴールを射止めるプレーを何度も見せている。左SHを主戦場とするが、近くでプレーするMF家長との相性が非常に良くて絶妙の関係を築いている。
3位 : MFネイツ・ペチュニク
→ 今シーズンの千葉は守備に関しては大きな問題は生じていないが、攻撃陣は期待通りの活躍を見せている選手が少ない。31節終了時点で3ゴールにとどまっているFW森本はもちろんのこと、MF井出やMF谷澤やMF町田なども持てる力を出し切っているとは言い難い状況であるが、それでもプレーオフ争いに踏みとどまることが出来ている。MFネイツ・ペチュニクのおかげである。サイズがありながらも献身的。
2位 : MF アダイウトン (ジュビロ磐田)
→ ここに来てゴールが止まっているが31節終了時点で10ゴール。J2ではトップクラスのスピードを持っているが跳躍力も抜群。175センチとアタッカーとしては標準的なサイズと言えるが、ヘディングシュートが大きな武器になっている。加入当初は守備力が不安視されていたが、ポジショニングが良くなって、MFアダイウトンのボール奪取からカウンターを繰り出すシーンも多い。相手に脅威を与えることができる。
1位 : MF 家長昭博 (大宮アルディージャ)
→ 1位は文句なしで大宮のMF家長。開幕戦で怪我をしてしばらくの間、欠場したが、復帰後はほとんどの試合で好プレーを見せている。看板を破壊して出場停止処分を受けてしまったが、看板を破壊した29節の愛媛FC戦(A)でもゴールを決めており、これで5試合連続ゴールとなった。MF家長が不在のときは8試合で2勝3敗3分け。これだけの強さを見せる大宮ではあるが、彼が「いる・いない」の差は極めて大きい。
総評→ 「特Aランク」はMF家長(大宮)とMFアダイウトン(磐田)とMFネイツ・ペチュニク(千葉)の3人。ただ、この3人の中でもMF家長が頭1つ抜け出ている。「Aランク」はMF泉澤(大宮)とMF清原(金沢)の2人。MF清原は最近になってパフォーマンスを落としているので評価は急落。「Bランク」はMF河原(愛媛FC)、MF江坂(群馬)、MF横谷(大宮)、MF馬場(水戸)の4人。大卒ルーキーのMF江坂の活躍は目立っている。
「Cランク」がMF関口(C大阪)、MF中美(栃木SC)、MF為田(大分)、MF高地(FC岐阜)、MF吉濱(群馬)、MF南(東京V)、MF城後(福岡)、MF小林祐(磐田)、MF金森(福岡)、MF小手川(北九州)、MF仲間(讃岐)、MF沼田(讃岐)、MF嶋田慎(熊本)、MF伊藤優(京都)、MFパブロ(C大阪)。「Dランク」がMF梶川(長崎)、MF太田吉(磐田)、MF木村祐(徳島)、MF井上翔(北九州)、MF駒井(京都)、MF谷澤(千葉)、MF井出(千葉)。
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