■ 第5回目となるU-23アジア選手権第5回目となるU-23アジア選手権が開幕した。2回目の2016年大会以来のアジア制覇を目指す日本代表はGLの初戦でUAEと対戦した。日本の入ったC組は日本・サウジアラビア・UAE・タジキスタンの4チームで構成されている。タジキスタンは2018年のU-16アジア選手権で準優勝に輝いた世代が中心になるので侮ることはできない。「02JAPAN」との決勝戦はFW西川潤に決勝ゴールを許して0対1で敗れている。
日本は「4-1-4-1」。GK鈴木彩(浦和)。DF内野貴(デュッセルドルフ)、鈴木海(栃木SC)、チェイス・アンリ(シュツットガルト)、加藤聖(長崎)。MF松岡大(清水)、鈴木唯(清水)、藤田譲瑠チマ(横浜FM)、山田楓(京都)、斉藤光(ロンメルSK)。FW細谷(柏)。海外でプレーする3人がスタメンで起用された。尚志高からドイツに渡ったDFチェイス・アンリは2004年生まれ。売り出し中の若手のFW山田楓は追加招集となる。
ベンチスタートになったのはGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカU-23)、GK佐々木(柏)、DF半田(山形)、DF畑大雅(湘南)、DF馬場晴(東京V)、MF山本理(東京V)、MF松木玖(FC東京)、MF佐藤恵(明治大)、MF三戸(新潟)、FW中島大(札幌)、FW藤尾(徳島)の11人。怪我で辞退したDF西尾(C大阪)に代わって追加招集されたDF木村誠(山形)はベンチ外となった。大型フォワードのFW中島大も追加招集された。
■ 後半26分に勝ち越しゴール!大事なGLの初戦だったが前半の日本は今一つだった。攻守両面で精彩を欠いてなかなかパスがつながらない。前半21分にCKからFW細谷がシュートを放ったが前半のチャンスはほとんどなかった。前半39分には右サイドのMF山田楓が左足でシュートを放ったが際どいシーンにはならなかった。前半は0対0で終了したがどちらかと言うとUAEペースで進んだ。ハーフタイムで大岩監督はテコ入れを図った。
10番のMF斉藤光を下げて新潟のMF三戸を投入。システムも「4-1-4-1」から「4-2-2-2」に変更してMF鈴木唯のポジションがインサイドハーフから2トップの一角に移った。前半と比べるとリズムが良くなった日本は後半16分に右SBのDF内野貴が右サイドからクロスを入れると相手がクリアミス。うまくボールをコントロールしたFW鈴木唯が左足で決めて日本が先制に成功する。UAEにとっては悔やまれるミスだった。
先制した日本だったが直後の後半18分に途中出場したMFアルボッシに豪快なシュートを決められて追いつかれると後半26分にDFチェイス・アンリのハンドでPKを獲得。絶体絶命のピンチを迎えたがGK鈴木彩が好セーブを見せた。後半26分に途中出場したMF藤尾が右サイドからクロスを入れるとFW細谷が合わせて2対1と勝ち越しに成功する。何とか勝ち点「3」を獲得した日本はGL突破に大きく前進した。
■ 大きかったのはGK鈴木彩のPKセーブもう1試合のサウジアラビアとタジキスタンの試合は前者が5対0で大勝した。3戦目のタジキスタン戦は高確率で勝ち点「3」を獲得できると思われるので日本はGL突破は濃厚となった。UAEに敗れているとGL突破に黄色信号が灯ったので大きな勝ち点「3」となった。アジアの大会ならではの慌しい試合になったがPKセーブが大きかった。流れが良くない中、GK鈴木彩がビッグセーブを見せてチームを救った。
決勝ゴールを決めたのは柏のFW細谷だったがワンチャンスを生かした。それほど多くの見せ場を作れなかった肝心なところでゴールを奪った。後半24分にFW山田楓を下げてストライカーのMF藤尾を投入したがそのままMF藤尾は右サイドでプレーした。徳島のときは「3トップの右」でプレーする機会もあるがMF藤尾を右に置いた選手起用は当たった。MF藤尾は後半46分にもバーに直撃する惜しいシュートを放っている。
MF藤尾もJ2の徳島で5ゴールを挙げているがFW細谷はJ1の柏で6ゴールを挙げている。タフな試合で頼りになるのは普段の試合から結果を出している選手になる。パリ五輪まであと2年ほどになったが「現時点ではFW細谷は外せない。」と言える。彼がこのチームの顔になっている。後半16分に大きな先制ゴールを決めたFW鈴木唯も清水のエースとして活躍しているがフィニッシュの場面では落ち着いていた。
■ 散々な出来だったDFチェイス・アンリ後半開始から「4-2-2-2」に変更して流れを呼び込んだが今回のメンバーの顔触れを見ると「4-1-4-1」よりも「4-2-2-2」の方がベターに感じる。CF系の選手をFW細谷、MF藤尾、FW中島大と3人招集しているがFW鈴木唯もインサイドハーフよりは2トップの一角の方が良さは出しやすい。MF藤尾は3トップの中央や2トップの一角のみならず、右ウイングや右サイドハーフでもプレーできる。彼の起用法は注目点になる。
不安に感じるのは守備陣になる。最終ラインの中心候補だったDF西尾(C大阪)が怪我で辞退したので軸の選手がいない。DF鈴木海とDFチェイス・アンリのCBコンビになったがかなり不安定だった。特にPKも献上したDFチェイス・アンリは散々な出来だったと言える。本職のCBは他にはDF馬場晴(東京V)とDF木村誠(山形)の2人だけ。不安は大きい。高さのあるDFチェイス・アンリが復調しないとアジア制覇は難しい。
左右のSBは右のDF内野は先制ゴールにつながったFW鈴木唯のゴールをアシストするなど右肩上がりで調子を上げたが左SBのDF加藤聖は攻守両面で良さを出せなかった。DFチェイス・アンリとDF加藤聖のいる左サイド(=相手の右サイド)からチャンスを作られる場面が非常に多かった。SBはDF畑大雅(湘南)とDF半田(山形)がいるので人材は豊富。DF加藤聖の左足は武器になり得るがほろ苦い試合になった
投票 ・2022/03/24 【U-23ドバイ杯:日本×クロアチア】 大岩JAPANは白星スタート。決勝ゴールを決めたのはMF小田裕太郎。
・2022/03/30 【U-23ドバイ杯:日本×カタール】 ベルギー2部のMF斉藤光毅。ドリブルの切れは健在!!
・2022/03/30 【U-23ドバイ杯 決勝:日本×サウジ】 売り出し中のFW細谷真大が決勝ゴール。大岩JAPANが頂点に・・・。
▼ 動画の投稿日 (2022年3月23日)
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