Category: 街角探検
鉈屋は無かったかなや?
街歩きが好きです。必ずカメラを首にぶら下げて、それはストレンジャーの証し。
パリやマドリードもずいぶん歩いたけど、古いものと新しいもの、歴史と発見、人の生活がある場所、神社仏閣教会、川が流れ花が咲いて、歳のせいか買い物もしないので、表通りより裏通りかな。
そんな意味では、ヨーロッパも、みちのくでも同じように楽しい散歩になります。
仕事では10年ほど前に三年連続、夏に来ていた盛岡。毎年初秋刀魚刺しは、何故か盛岡でした。
2008年には、サエモン会のグルメ旅でも秋に来ましたが、ぶらり散歩は初めて。
グルメ旅の時も、中心部は少し歩いたので、それ以外の地域。
ネットで「盛岡 街並み」と入力して出てきたのが、この鉈屋町です。
この後出てくる酒屋の女将さんの話では、盛岡でも古い建物はずいぶん壊したのだけれど、それでも鉈屋町には市内で一番たくさん残っていることに突然気づいて、保存の動きが始まったそうです。
八幡宮の門前町である八幡町(盛岡では、はちまんちょう)や、肴町(同じく、さかなちょう)の南側、北上川に面した南斜面にある地域です。よみも、なたやちょう。
旧街道に面した木造の町家、仙台の木町通や、青葉神社通と似た雰囲気ですね。
悲しい哉、電信柱と交通量が多いのも同じ。
仙台と大きく異なるのは、この大慈清水。
市民の天然水道が湧き出しているんですね。
あさ開と岩手川の酒蔵があるのも、水が豊富だから。
登り窯じゃなくて、下り井戸になっているのは、
上から、飲み水、米研ぎ、野菜や食器の洗い場、洗濯場になってるんですね。
江戸時代、いやそれ以前から、女子会が開かれていたんでしょう、こんだけ長い井戸端もすごいですよね。
あんまり近づきたくないかも。
ところで、今回は偶然なんですが、イベント開催日でした。
井戸の隣の町家が大澤家。集会場になっていて、この日はなぜか、フラダンス。さんさ踊りを見たいのに。
知る人ぞ知るデパート、川徳二代目の奥様の実家だそうです。
こちらは、八百倉家。
こちらもサロンになってました。
ほとんど新しい住宅に建て替えられてしまっていますが、まだまだ昭和の薫りが残っています。
何軒かの町家が公開されていたらしく、道行くお父さんに招き入れられたのがこちら。
天保年間創業の「こうじ屋」。市内で一番古い麹屋さんだそうです。
今は酒屋さんみたいですが、店内に立ち飲みコーナーもありました。
三区画を独占した幅広の細川家。
神棚のある部屋、常居(じょうい:初めて知った単語です)だけは二階がありません。
鉈屋町の町家、大きな家には坪庭があるのだそうです。
後で、裏側にも回ってみました。
町家の区画は表通りから裏通りまで伸びたうなぎの寝床状。
今は車の出入りに使われていますが、昔は水路だったそうです。
此処で、雨が降って来ました。
傘はジム兄ぃに残してきたので、雨宿りです。
こちらも町家の、吉田家。喫茶店ですね。
手芸教室やら、瀬戸物販売やら、手広く商売をされているご夫婦。
しっかり家を守ってくださいね。
この後出てくる、青龍水で淹れられた、水だしコーヒーをいただきます。
此処で、パンフレットや地図をもらい、やっと街の全貌を掴めたのでした。
隣では、まわり灯籠の工作教室が開かれてました。
釣竿のほうが興味あり。
新旧の番屋。
古い方の番屋は、支援物資の集積場になっていました。
鉈屋町の町家保存に活躍している、盛岡街並み塾のHPはこちら。つづく。
今回の機材は、主にCanon PowerShot G1Xです。
パリやマドリードもずいぶん歩いたけど、古いものと新しいもの、歴史と発見、人の生活がある場所、神社仏閣教会、川が流れ花が咲いて、歳のせいか買い物もしないので、表通りより裏通りかな。
そんな意味では、ヨーロッパも、みちのくでも同じように楽しい散歩になります。
仕事では10年ほど前に三年連続、夏に来ていた盛岡。毎年初秋刀魚刺しは、何故か盛岡でした。
2008年には、サエモン会のグルメ旅でも秋に来ましたが、ぶらり散歩は初めて。
グルメ旅の時も、中心部は少し歩いたので、それ以外の地域。
ネットで「盛岡 街並み」と入力して出てきたのが、この鉈屋町です。
この後出てくる酒屋の女将さんの話では、盛岡でも古い建物はずいぶん壊したのだけれど、それでも鉈屋町には市内で一番たくさん残っていることに突然気づいて、保存の動きが始まったそうです。
八幡宮の門前町である八幡町(盛岡では、はちまんちょう)や、肴町(同じく、さかなちょう)の南側、北上川に面した南斜面にある地域です。よみも、なたやちょう。
旧街道に面した木造の町家、仙台の木町通や、青葉神社通と似た雰囲気ですね。
悲しい哉、電信柱と交通量が多いのも同じ。
仙台と大きく異なるのは、この大慈清水。
市民の天然水道が湧き出しているんですね。
あさ開と岩手川の酒蔵があるのも、水が豊富だから。
登り窯じゃなくて、下り井戸になっているのは、
上から、飲み水、米研ぎ、野菜や食器の洗い場、洗濯場になってるんですね。
江戸時代、いやそれ以前から、女子会が開かれていたんでしょう、こんだけ長い井戸端もすごいですよね。
あんまり近づきたくないかも。
ところで、今回は偶然なんですが、イベント開催日でした。
井戸の隣の町家が大澤家。集会場になっていて、この日はなぜか、フラダンス。さんさ踊りを見たいのに。
知る人ぞ知るデパート、川徳二代目の奥様の実家だそうです。
こちらは、八百倉家。
こちらもサロンになってました。
ほとんど新しい住宅に建て替えられてしまっていますが、まだまだ昭和の薫りが残っています。
何軒かの町家が公開されていたらしく、道行くお父さんに招き入れられたのがこちら。
天保年間創業の「こうじ屋」。市内で一番古い麹屋さんだそうです。
今は酒屋さんみたいですが、店内に立ち飲みコーナーもありました。
三区画を独占した幅広の細川家。
神棚のある部屋、常居(じょうい:初めて知った単語です)だけは二階がありません。
鉈屋町の町家、大きな家には坪庭があるのだそうです。
後で、裏側にも回ってみました。
町家の区画は表通りから裏通りまで伸びたうなぎの寝床状。
今は車の出入りに使われていますが、昔は水路だったそうです。
此処で、雨が降って来ました。
傘はジム兄ぃに残してきたので、雨宿りです。
こちらも町家の、吉田家。喫茶店ですね。
手芸教室やら、瀬戸物販売やら、手広く商売をされているご夫婦。
しっかり家を守ってくださいね。
この後出てくる、青龍水で淹れられた、水だしコーヒーをいただきます。
此処で、パンフレットや地図をもらい、やっと街の全貌を掴めたのでした。
隣では、まわり灯籠の工作教室が開かれてました。
釣竿のほうが興味あり。
新旧の番屋。
古い方の番屋は、支援物資の集積場になっていました。
鉈屋町の町家保存に活躍している、盛岡街並み塾のHPはこちら。つづく。
今回の機材は、主にCanon PowerShot G1Xです。
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Comments
常居は
その家のご主人がいる場所で、そのご主人の頭の上にあっていいのは
神棚だけなので、二階がないとの説明を聞いたような気がします。
喫茶店のぴっぴの経営者の方は、東京から転居してきて、鉈屋町で
町興しをやっている方。
鉈屋町の町興しは、よくテレビで取り上げられていますね。
盛岡は好きな町のひとつです。
神棚だけなので、二階がないとの説明を聞いたような気がします。
喫茶店のぴっぴの経営者の方は、東京から転居してきて、鉈屋町で
町興しをやっている方。
鉈屋町の町興しは、よくテレビで取り上げられていますね。
盛岡は好きな町のひとつです。
古民家再利用拍手!
いつの間にか、すごいブログ背景になりましたね。
格調高い。
何度か、盛岡を訪れましたが、こんな一角が残っているとは・・・
城下町だけに、仙台同様、職人が住んでいたところが、町名として残っているのですね。
格調高い。
何度か、盛岡を訪れましたが、こんな一角が残っているとは・・・
城下町だけに、仙台同様、職人が住んでいたところが、町名として残っているのですね。