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はてなキーワード: 同人誌とは

2026-05-10

敵ばかり作る腐女子問題についての論考

第1章 実在性的少数者に対する性的対象化・搾取

1-1. 問題所在

BLボーイズラブ文化は、男性同士の恋愛性愛を描くフィクションを中心に発展してきた。しかし、その消費構造実在ゲイバイセクシュアル男性を素材として搾取しているのではないかという批判は、当事者コミュニティから繰り返し提起されてきた。

具体的には以下の論点がある。

1-2. 擁護論とその限界

これらの主張には一定妥当性がある。しかし、「フィクションから無関係」という論理は、RPS実在コミュニティへの侵入行為には適用できない。また、「理解入口になった」という功利正当化は、当事者が現に被る不快搾取を帳消しにする根拠としては不十分である

1-3. 構造的な問題

より深刻なのは、この問題が指摘されたとき腐女子コミュニティの一部が「ホモフォビアと戦ってきたのは我々だ」という自己正当化に走り、当事者批判封殺する力学が働くことであるマジョリティ異性愛女性)がマイノリティゲイ男性)の表象占有し、かつその批判に対して「我々こそ味方だ」と主張する構造は、植民地主義的な知の収奪と相似形をなしている。

第2章 未成年キャラクターR-18二次創作問題

2-1. 現状の確認

イナズマイレブン』(主要キャラクター中学生)、『忍たま乱太郎』(忍術学園の生徒は10前後の設定)など、明確に未成年と設定されたキャラクターR-18 BL二次創作は、pixiv同人誌即売会SNSなどで大量に流通している。

2-2. 法的論点の整理
論点現行法の状況
著作権侵害二次創作原著作物の翻案権同一性保持権侵害しうる。権利者が黙認しているに過ぎず、合法ではない。いわゆる「グレーゾーン」は法的に保護された領域ではなく、権利者の好意依存した状態である
児童ポルノ該当性 日本の「児童買春・児童ポルノ禁止法」は実在児童対象としており、創作物(絵・小説)は現行法上は児童ポルノに該当しない。ただし、国際的にはフィクション規制対象とする国がある(豪州カナダ等)。
わいせつ物該当性 刑法175条のわいせつ頒布罪の適用可能性は理論上残るが、同人誌に対する摘発例はほぼない。
2-3. 法的問題を超えた倫理的問題

法律上違法ではない」としても、10歳や13歳に設定されたキャラクターの性行為を詳細に描写し、それを大量に流通させる行為倫理的問題ないと言えるかは別の問いである。

腐女子コミュニティ内では「キャラクターは絵であり実在しない」「被害者がいない」という論理正当化されることが多いが、この論理男性向けの「ロリコンもの」に対しても同様に適用されなければ一貫しない。にもかかわらず、後述するように、男性向けの未成年キャラクター性的表現には激しく反対しつつ、自陣営の同種の表現には寛容であるというダブルスタンダードが指摘されている。

2-4. 権利者の対応と「グレーゾーン」の脆弱性

一部の権利者はガイドライン性的二次創作を明示的に禁止している。しかし多くの場合個別対応コスト炎上リスクを恐れて黙認しているに過ぎない。この黙認を「許可」と読み替える文化的慣習は、権利者に本来不要負担を強いている。

第3章 Woke言説の武器化と表現規制の輸入

3-1. 概要

近年、英語圏社会正義運動(いわゆる「Woke」)の言説——特にジェンダー論、ポストコロニアル批評インターセクショナリティなど——が、日本SNS上で選択的に翻訳引用され、特定表現攻撃するための武器として使用される事例が増加している。

3-2. 具体的なパターン
3-3. 問題本質

Woke言説そのもの問題なのではない。ジェンダー論やポストコロニアル批評学術的に重要知的伝統である問題は、それらの理論本来持つ複雑さや内部批判を捨象し、自陣営に都合の良い部分だけを切り出して「正義棍棒」として使用する態度にある。

これは理論の誠実な適用ではなく、権威の借用による言論封殺である。そして、この手法が最も頻繁に向かう先が、男性向けのオタクコンテンツである

第4章 腐女子コミュニティ内部の暴力

4-1. 「毒マロ文化実態

マシュマロ」「Peing」などの匿名メッセージサービスを利用した攻撃メッセージ通称「毒マロ」)は、腐女子コミュニティにおいて深刻な問題となっている。内容は以下のようなものである

4-2. 筆折り

マロ晒しSNS上で特定の作者・作品を名指しで批判すること)の結果、創作者がアカウントを削除し作品を非公開にする「筆折り」は日常的に発生している。これはコミュニティ内部の表現弾圧に他ならない。

特に注目すべきは、加害者もまた女性であり、被害者もまた女性であるという点である。「女性女性を潰す」構造は、フェミニズムの言説では説明しにくいため、しばしば不可視化される。

4-3. 「学級会」と同調圧力

腐女子コミュニティでは、特定の行動規範(「検索避け」「鍵垢での運用」「R-18はワンクッション」等)について定期的に激しい議論が発生し、「学級会」と呼ばれる。これ自体コミュニティ自治として機能しうるが、しばしば規範押し付けと逸脱者への制裁に変質する。

第5章 女性向け異性愛コンテンツへの蔑視攻撃

5-1. 構造的な序列意識

腐女子コミュニティの一部には、以下のような暗黙の序列意識存在するとの指摘がある。

この序列は、「BLは高尚なフィクションだが、夢小説や男女の恋愛自己投影低俗」という偏見に基づく。

5-2. 攻撃の具体例
5-3. 矛盾構造

ここに深刻な矛盾がある。腐女子コミュニティの一部は、自らの表現社会から偏見を受けてきた歴史を語りつつ、同じ女性向け創作コミュニティ内で別のジャンル蔑視攻撃している。被抑圧者が別の被抑圧者を踏みつける構造であり、「連帯」の理念とは正反対実態である

第6章 男性向け表現への攻撃と発売停止・キャンセル運動

6-1. 事例の蓄積

近年、以下のような事例が繰り返し報告されている。

6-2. 「お気持ち」の制度

これらの運動共通するのは、主観的不快感(「お気持ち」)を客観的権利侵害であるかのように主張する論法である。「私が不快に思う」→「それは社会的に有害である」→「規制されるべきだ」という三段跳びは、法的な権利論としては成立しない。

しかし、SNS上の炎上企業にとって実害をもたらすため、法的根拠がなくとも事実上の表現制限として機能している。これは私的検閲(private censorship)の問題である

6-3. ダブルスタンダード極致

最も深刻な問題は、男性向けの性的表現攻撃する主体が、自らは第2章で述べたような未成年キャラクターR-18 BLを消費している場合があるという点である

このダブルスタンダードは以下のように正当化される。

いずれも知的に誠実な議論とは言い難い。

anond:20260510190439に続く

2026-05-09

楽しみにしていた漫画の続編が出たので買おうとしたら今後は紙のみ電子無しとのことでそりゃ時代と逆行しているけど元々紙派だったし全然オッケー!前より値上がりしたけどその分本もおっきくなったし問題無し!とはしゃいでいたところ80ページちょいしかないらしくて目が点

タウンワークくらい??それとも同人誌くらいか!?長いこと手に取ってないから知らんけど

マジ??

いや…買うけど……ちゃんと完結さえしてくれればいいよ……こっちも働いてるしさ………こういう時のための労働だけど学生とか可哀想だな

2026-05-08

まだこういう理想論を言ってるアホいるんだな

大量のグッズ販売とかしだした時点でそんな理念建前でしか残ってないだろ

同じ志云々言うなら大きくなりすぎたコミケを潰してからしろ

2026-05-07

BL→男女カプ→夢→イケメンソシャゲAI

オタクの濃度、右に行くほど若くて薄まっている気がする。

少年漫画BL二次創作にハマるのは濃いオタク女が多かった。

少年漫画の男女カプになると本を出さなくてpixiv更新するだけみたいな人の割合が上がる。オフライン活動をすると家の中が同人誌だらけになって家族バレするとかそういう感じかなと思う。

夢小説になると本を出しようがない。名前変換機能があるオンライン大前提になる。ここでジャニオタなどの男性アイドル系がどかっと入ってきて二次元と比べると濃度が薄まる。

イケメンカタログソシャゲになると、男性アイドル系と二次元オタク系が完全融合した印象がある。痛バなどグッズ大量購入勢が出てくる。ドルオタっぽくなる。

AIイケメンチャットになると、自分×AIで完結するのでオタク同士がつるまなくなりコミュニティが見えなくなる。オフライン活動非オタ的にやっていって、全く外部から見えない形でAIイケメンチャットにもハマっているという像になってくる。見た目のオタク性が全然なくなっている。

人、そんなにオタク活動の在り方を更新しないので、高齢オタクは今でも同人誌即売会に参加してBL同人誌頒布をやっているし、今の10代はずっとAIイケメンチャットなのかなと思う。

2026-05-05

anond:20260505120114

それ言い始めたら何も買えやんけど、実際、普段からXでええなぁと思うシチュや絵を描く絵師同人誌しか買ってねえわ

2026-05-01

納豆同人誌の次に優先度が高い

最近ニュースを観てじっくり考えた結果。

今後は同人誌を食べて生きていきます...。

ディズニー同人誌とかポケモン同人誌とか懐かしいな

35〜25年くらい前にもこの手の話があったよね

確実に世代交代してるなって感じ

2026-04-29

1週間くらい前。

同人誌の値段が5倍になるからオタクは今のうちに本を作ろう」

というツイートを見たら、

オタクさん達、もっと世の中に興味を持ちましょう。同人誌どころの話じゃないですよ。電気ガス下水が止まる危機なんですよ」

というツイートが流れてきた。そこから石油がどうのナフサがどうのデモがどうの高市がどうのっていうツイートで溢れてきて、不安になった。え?そんなにやばいの…なんか買い溜めしといた方がいいかな…と思って、猫の餌と猫砂を結構買い足した。



土日になって、マリオ映画を見た。

ピーチロゼッタの話、ゲームと違いすぎるだろ!!ロゼッタ絵本って何だったの???って思って、マリオ映画について検索したら、同じように思った人のツイートがたくさん出てきた。

そこからタイムラインマリオ映画についてたくさん流れてくるようになって、石油の話は全く見なくなった。

そんで、今日トモダチコレクションの島クリエイトが上手くいかなくて検索したら、トモコレ話題ばっかり流れてくるようになった。

なんだかとても疲れる。

無駄不安を煽るツイートが多すぎる。

anond:20260429075943

そんなもんだろあの頃のオタククリエイターなんて

同人誌の後書きとか痛々しくて今見れないレベルだぞ

2026-04-28

モテない男が女性幻想を持ったまま年老いていくのを馬鹿にされる風潮があるけど

まさに自分のことであるなと思う

いわゆるオタ気質だったせいで学校に通っている間に彼女などできず挙句雇われになっても同人誌など作ってコミケで売る始末

ある日突然ファンだという女の子がやってきてスケブ描いてって頼まれた時は大変に驚いた

状況が把握できずに色々あって動転してプロポーズして結婚した

するだろそれは

それで結婚してから初めて女性というものを身近に見て幻想さらに強くなって今に至る

可愛い楽しいしなんだかふわふわしてるし

子供独立したらまた二人きりで過ごそうねって言われていま老後のために全力で働いてる

日本フェアユースパロディ条項があったら…

日本フェアユースパロディ条項があったら同人誌を堂々と(合法的に)有料頒布できるのに」

日本著作権法場合限定列挙方式による許諾。

「これに該当すればOK」という基準が明確で、予測可能性が高い。

事前に絶対安全が事前にわか安心感同人誌は事前条件に無いので現状、権利者の黙認という綱渡り状態

これに対して、フェアユースパロディ条項なら安全か?



パロディ条項場合

パロディ著作権侵害例外とて認められるためには条件がある。一番重要なのがパロディであること。

パロディ条項が求めるパロディとは?元の作品文体思想キャラクター性格などをあざ笑ったり、矛盾を突いたりして、「その作品自体を滑稽化、嘲笑する表現である必要

同人にあるようなリスペクトとは真反対の精神要求される。好きという気持ちの具体化は対象外

逆に作品アンチは割とパロディの条件を満たす。

多くの場合がその作品自体を滑稽化、嘲笑するに当たらない。

結果多くの場合裁判で負ける。つまり現状、権利者の黙認という綱渡り状態

フェアユース場合

フェアユースは好き勝手にしていいというルールではない。

日本限定列挙方式の反対。事後的に個別裁判して判断するというやり方。

訴えられたとき反論する武器が増えるだけであり

事前に列挙された安全が無い分、裁判されるリスク日本以上にやばい

そして、同人誌フェアユースか?が裁判で問われるが

フェアユースの4つの条件のうち著作物性質は完全にNG,また、有料で販売するとフェアユースさらに認められずらくなる。利用された量と質においてもキャラクターコンテンツに対する、キャラクターデザインは量と質においても不利になる。

一応、アメリカ法心臓である先例拘束性の原則があるが、ファンアート同人誌に関する拘束性をもって合法であるとする裁判例が現状無いため、まったく安全ではない。現状基本的日本と同じ。

また、裁判例ができても安心できない。先例と「同じ」であるかの判断は、やはり個別裁判した時点で判断される。事前に安全と決まるわけではない。結果、やはり裁判コストは常に追う必要はある。

一応勝つ可能性は無くは無いが、勝率は低い。膨大な弁護士費用を払って数年戦う余裕がある人だけが得られる自由

個人クリエータにとっては現状、権利者の黙認という綱渡り状態



フェアユースパロディ条項があっても期待する効果はない。日本著作権方式フェアユースも、パロディ条項もどの方式でも権利者の黙認にすがるしかない。




二次創作ガイドライン。現状多くのガイドラインはしてはいけないの列挙。

過去裁判例上、否定の列挙は許諾ではない。 黙認のライン(訴権の行使一時的留保する条件)を示しているだけで著作権法上の「許諾」を得ておらず、違法状態

一方ピアプロキャラクターライセンスちょっと違う。

PCLは、著作権法上の許諾を与えることを明記している。 合法

dorawii@新刊発売(予定)

いつも思うんだけどこれどういう翻訳ソフト使ってるんだ。ノムリッシュ翻訳みたいにこういうお調子者風に翻訳してくれるのとかもあるのかね。

日本人はいつもアニメポルノが好きなんだろ。だから変態ジャンルなんか考えつくんだ!でも、数時間ノンストップアニメを見てみると、変態コンテンツってのは実は結構まらないよな。大概どれも長すぎるし、セックスシーンは大抵かなり同じ。どれも1つのアニメーションだけで終わらそうとしてやがるのさ。さて、それがつまらなく感じるのなら、オンライン上には変態に関連する他のものがいつでも転がっているから、是非ともスパイスアップしてくれよ。変態漫画同人誌変態CG変態OVA変態ゲーム、それに変態オーディオまでHentai-Sharingには用意されているんだぜ。



dorawiiより


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2026-04-26

若い野郎にはもうわからねえだろうな ※朝からシモ注意

昔は、大口で○ェラだのバックでズボズボだの

そういう「洋ピンのノリ」は、日本人には風情がなくて嫌われてたんだよ

なんかいからか、同人誌あたりからそんなノリばっかになって

エロ漫画エロビデオも、ましてや広告なんてのまで、もう最初からそればっかり見せるもんになっちまった

きついんだよなあ

せめて広告ぐらいもっと控えめな『雰囲気』だけにしてくれよ

逆に萎え

2026-04-25

ナフサが足りないとコミティアとかコミケとかの同人誌の表紙にPP加工ができなくなりそう

印刷できれば御の字、そんなんどうでもいいじゃんとか思うじゃん?

キモオタおじさんの異常な手汗でぐっしょりした見本誌が出来上がり、キモオタの滝汗がぽとりと落ちて染みになった本がみんなの手に渡ることになるので大問題なのである

とはいえ、ここで印刷代高騰があれば、長らく続いた同人誌24pくらいまでは500円の圧が消えて、値上げトレンドに入るかもしれない

そこは期待

今のインフレ率的には約50pを電子版1000円以上で、サークル努力によりお安くやっておりますって雰囲気で売りたい

[]やおい論争(1992〜1996年頃)

やおい論争は、BL/やおい文化史上、最も象徴的な「現実ゲイ当事者 vs. 女性作者・読者」の対立として語り継がれる出来事です。

1990年代前半のフェミニストミニコミ誌『CHOISIR(ショワジール)』を舞台に繰り広げられ、「フィクション自由」と「他者表象倫理」をめぐる激しい議論となりました。

1. 背景と発端(1992年

やおいの隆盛:1970年代の「花の24年組」(萩尾望都トーマの心臓』、竹宮惠子風と木の詩』など少年愛もの)→1980年代同人誌ブームで「やおい」(やまなし・おちなし・いみなし=起承転結なしの二次創作)が爆発的に広がる。

1992年ゲイ当事者佐藤正樹氏が『CHOISIR』に投稿した連載「ヤオイなんて死んでしまえばいい」が火付け役

◦ 核心主張:BL/やおい現実ゲイ男性経験不正確にステレオタイプ化・美化・商品化し、性的ファンタジー材料にしている。「気持ち悪い女」「ゲイ玩具にするな」と痛烈に非難

◦ 当時のBL典型描写(美形・裕福・差別ほぼなしの純愛ホモフォビアセリフ「男同士なんて…」など)が、現実ゲイの苦しみを無視していると指摘。

この投稿は大々的なゲイコミュニティの総意ではなく、1人のゲイ男性過激な投書から始まったミニコミ論争でした(溝口彰子氏も後年「一般ゲイたちはほとんど気にしていなかった」と指摘)。

2. 論争の展開(1992〜1996年

BL/やおい側(女性作者・読者)の反論

◦ 「これはフィクションファンタジーで、現実ゲイとは無関係

◦ 「ほっといてください」(欲望自律性=女性性的想像空間干渉するな)

◦ 結果、BLファン層が「腐女子」という自称を生むきっかけにも。

ゲイ側(佐藤氏ほか)の追及

BLが「一見寛容そう」なのに、内在的にホモフォビア女性欲望優先を再生産している。

現実ゲイ経験を「借用・消費」するだけで、当事者の声は無視

この論争は「やおい論争」として記録され、BL研究必須トピックになりました。

3. 石田仁志氏の位置づけ(2007年論文

石田氏は1992年フェミニスト誌『Choisir』掲載佐藤正樹(ゲイ作家批評家)による批判と、BL側の反論を起点に論を進めます

BL側(女性作者・読者)の反論

フィクションから現実ゲイとは無関係」「ほっといてください」(現実ゲイ男性干渉される筋合いがない)という「欲望自律性(autonomy of desire)」を盾に、批判を退ける。

石田氏はこの「ほっといてください」という表明を丁寧に分析しつつ、「自律性」と「表象の横奪」の両立した視点批評します。

欲望自律性」は女性独自性的感情的空間として一定価値を認めつつ、それが「表象の横奪(representational appropriation)」という問題隠蔽していると指摘します。 

表象の横奪(Representational Appropriation)とは?

石田氏の造語概念女性作者・読者が他者現実ゲイ男性)の経験アイデンティティ表象を無断で借用・商品化している状態を指します。

• 「一見寛容そう」なBLの表層(男性同士の恋愛を描く)とは裏腹に、内在的な差別的要素を具体的に列挙。

主な問題パターン二次文献で最も頻繁に引用される4点):

1. ゲイキャラの「利用後捨て去り」:物語ゲイ男性を道具的に登場させ、恋愛成就した後は「現実ゲイ」として扱わず捨てる。

2. 言語的・二元的非対称性標準語=正常/オネエ言葉方言=異常という二分法で、ゲイを「異常者」として描く。

3. 頻出するホモフォビック発言キャラが「男同士なんて気持ち悪い」「こんなことしちゃいけない」と罪悪感・嫌悪を繰り返す。

4. 同性愛アイデンティティ否定:「自分たちホモじゃない」「これは特別相手だけ」といった、ゲイとしてのアイデンティティ拒否する描写。 

これにより、BLは「現実ゲイとは無関係」と主張しながら、実際にはゲイ表象ステレオタイプ化・消費していると結論づけます

4.論争の遺産今日意味

肯定的影響:BL作者・読者が表現を見直すきっかけに(ホモフォビア描写減少)。

• 残る課題石田氏が指摘した「表象の横奪」は今も根強い(会話で触れた書店配置:BL一般棚、ゲイ書籍は奥の18禁スペース → 一般人の「同性愛BL混同)。

商業的歪み:BL市場300億円規模 vs. ゲイ当事者メディアほぼ消滅女性欲望ゲイ文化を「巨大ポルノ産業」的に消費する構造固定化

海外でも「yaoi ronsō」として引用され、中国danmeiやThai BL研究の基礎に。

まとめ

やおい論争は単なる「感情的ぶつかり合い」ではなく、フィクション自由 vs. 他者表象責任を問う、BL文化の「原点回帰」の場でした。

この論争を振り返ると、現在BLブームドラマ化多数)や書店配置の歪みが、1990年代の「平行線」の延長線上にあるのがよくわかります

2026-04-22

世界ピクニックアンチ

端的に言えば、この作品は秘封のパクリすぎやしないかという話である

ここにおける秘封とは秘封原作および二次創作におけるテンプレまでを含めている。

どうパクリであるか。

まず裏世界ピクニック大学生である主人公二人の空魚と鳥子は極端に言うと容姿と中身を入れ替えた蓮子メリーである原作では関係性は描かれないが、二次創作でよく絡められる旧作組に相当するようなブレーン担当および依頼人としてのサブキャラも出てくる。

この二人が異界に入り、都市伝説に出てくるような異形の怪物に襲われたりしながら鳥子行方不明になった友人を探そうとするという話がメインストリーであり、襲われる怪物ごとに章がおおよそ区切られている。

要は原作でいう鳥船遺跡であり、二次創作でも幻想郷を始めとした異界で蓮子メリーが襲われて逃げたり立ち向かったりするのはよく見たものである

空魚と鳥子は秘封と同様に常人が持たない特殊能力を持つ(正確には作中で獲得する)のだが、これは作中の描写からして明らかにメリー境界視と境界操作能力を二人にそれぞれ分けたものだ。

ざっと述べられるだけでも、共通点がこれだけ出てくる。

読んでいると、他にも既視感を持つ描写や展開が度々出てきた。

何が気に食わなかったかというと、ここまでパクっておきながら作者のオリジナル要素の付与全然なかったからだ。

出てくる怪物たちもくねくねや八尺様といった既存都市伝説から引用だし、それらの存在についての深い掘り下げはあまりされていない。ホラーとしての描写も背筋が凍るようなものでもなく、追われる→立ち向かうって感じのただのパニックホラーだ。

秘封にあるような衒学的でウェットに富んだ掛け合いにも欠ける。

要は商業一次創作としてパクるのなら一回り大きな作品になるべきなのに、要素や描写が既に秘封以下の印象なのだ

ぶっちゃけ同人誌やそそわ、渋にある良質な秘封二次創作のほうが遥かに面白い

秘封的文脈にこの作品が以後も従い続けるのなら、今後は百合展開や、片割れが1人で裏世界勝手に向かったり、能力暴走したりするのかもしれない。

私は最近になって本屋でこの作品を見かけ、あらすじがあまりに秘封すぎると思いながらも一巻の途中までを読んで、思ったよりも秘封のパクリすぎてびっくりするのと同時に読むのに飽きて中断してしまった。

今後もこの漂白剤に二度漬けされた秘封二次みたいな話のままなのだろうか。

もし以降の巻で秘封の型から大きく脱却するような面白さがあるのならば、誰か教えて欲しい。

2026-04-21

anond:20260421111037

そうは言うがな

公式描写されたセクシャリティが、そのキャラセクシャリティの全てとは限らんわけでな

「基本女が好きだが、男もいける」ということは十分あり得るわけでな

商業BLで描かれた公式ゲイカップル否定して女キャラと男キャラ恋愛に改変するような同人誌が出されたりはしない

現状ないのかもしれないが、俺は別にしたっていいと思うぞ

腐女子によるシスヘテロへの侵犯って一方的なんだよね

少年漫画のなかで男キャラと女キャラ公式カップリングになっていたり、男キャラが女キャラに矢印を向けるノンケ描写があったりする⇒腐女子は平然とゲイに改変してBL同人誌を作る

ゲ謎など既婚男性キャラクターも腐女子は平然とゲイに改変してBL同人誌を作る、大人気の一大ジャンルとなる

乙女ゲームで男キャラは女主人公を好きなことになっている⇒腐女子は平然とゲイに改変してBL同人誌を作る

こうした腐女子による他への侵犯は当たり前なんだけど、逆は起きてない

商業BLで描かれた公式ゲイカップル否定して女キャラと男キャラ恋愛に改変するような同人誌が出されたりはしない

常に一方向的なんだよね、だから不快感が強い

2026-04-20

anond:20260420110923

同人誌文化が、次代の若手漫画家養殖しているファームとして機能しているので、女性漫画家の層が厚くなるのですわ。

大手雑誌社本来違法同人文化を黙認するのも、将来の金の卵がそこからまれてくると確信しているからですわ。

2026-04-19

anond:20260419200032

君に届け、爽子風早成立までは名作だけどその後つまんなすぎだろと思ってたんだがこれ(https://x.com/michsuzu/status/1284788607291502592)見たら高校3年間モノになったのは編集部意向によるしょうがない引き伸ばしだったんだろうなと納得した。後半は公式による後日談同人誌として楽しむ作品

確か途中で出産もしてたよね。

後半、なんか絵が硬直してるし繊細さがなくなったし、ちづの恋愛はどっかで見たような捻りのない話だし、健人に魅力がない上にピンに興味も好感もなさすぎてあやね恋愛がどうでもよかったし、くるみは変な感じに自分に良いしれてるし教員志望設定唐突だし、って感じで自分には合わなかったけど好きな人は後半の方が好きらしいね

2026-04-18

https://anond.hatelabo.jp/20260417220357

真に受けて完成させるだけ完成させた同人誌コミティアにもっていったら一冊も売れなかったし立ち読みした人がすすーって逃げてったし。

完成させるのは大事なんだけど、あまりに下手だと自分へのダメージが来る。

でも上手くなりたいならまずはイベント申し込んで〆切作ってから完成させるしかねえんだよ。

2026-04-17

結局同じようなことを言ってるということに気づいてないのやべーな

出版社側がやらないのは労力やコストに見合わないからだよ

ゴキブリのようにいるのに一人ひとりに対して弁護士入れて訴訟がどれだけ金かかるし提出する資料をまとめる時間かると思ってんだろ

編集でも事業レベルで働いていればこういうコスト感嫌でも身につくと思うんだけど

2026-04-16

レコメンドAIが強くなるほど、FANZAが"発見の場"から遠ざかる

ここずっと、Xの同人誌系の広告ポストちょっと辟易してきた。

なんとなく見てしまい、ついFANZAに飛んでしま自分も含めてだ。

「踊らされている感」がするんだよな。

さらAIで「最適化」されてしまうんだろうか。

なんかなー昔はもっと自分で探してちょっとクワクして

ランキングには載らないのに好きだったり

買ってみたら思ったのと違ったりして、でもそれもまたよくて

みたいに楽しんでいた気がするんだけども。

最近レコメンドAIには少しうんざり

この同人誌の海において何か、楽しむアイデアはないものか?

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