岡崎琢磨さんの「珈琲店タレーランの事件簿」を読み終えました。
京都の裏路地にひっそりとお店を構えた珈琲店。それが物語のメインとなる珈琲店タレーランです。偶然そのお店を知った主人公は、そこで理想とするコーヒーをいれてくれるバリスタと出会いました。それが主人公と、バリスタである切間美星との出会いでした。
美星は、コーヒーをいれる腕だけでなく、推理力も持っていました。そして美星は、お店に持ち込まれるささやかな謎解きをしてくれるのでした。
最初、このあらすじを知った時は、雰囲気のいい喫茶店を舞台にした日常系の推理小説かと思ったのですが、その期待は大きく裏切られました。コーヒーの蘊蓄はそれなりに面白いのですが、主人公や美星のキャラがいつまでも立ってこず、全く魅力を感じませんでした。日常的な謎解きの方も今ひとつですし、どうしてこんな作品が「このミステリーがすごい」大賞候補だったのか疑問に思いました。
春には続編も発売されるらしいですが、登場人物の会話はまどろっこしくてイライラするわ、小説として読むのが苦痛なくらい文章が読みにくいわ、いっそのことラノベと割り切って執筆してくれた方がよっぽど面白い作品になったのではと思いました。
京都の裏路地にひっそりとお店を構えた珈琲店。それが物語のメインとなる珈琲店タレーランです。偶然そのお店を知った主人公は、そこで理想とするコーヒーをいれてくれるバリスタと出会いました。それが主人公と、バリスタである切間美星との出会いでした。
美星は、コーヒーをいれる腕だけでなく、推理力も持っていました。そして美星は、お店に持ち込まれるささやかな謎解きをしてくれるのでした。
最初、このあらすじを知った時は、雰囲気のいい喫茶店を舞台にした日常系の推理小説かと思ったのですが、その期待は大きく裏切られました。コーヒーの蘊蓄はそれなりに面白いのですが、主人公や美星のキャラがいつまでも立ってこず、全く魅力を感じませんでした。日常的な謎解きの方も今ひとつですし、どうしてこんな作品が「このミステリーがすごい」大賞候補だったのか疑問に思いました。
春には続編も発売されるらしいですが、登場人物の会話はまどろっこしくてイライラするわ、小説として読むのが苦痛なくらい文章が読みにくいわ、いっそのことラノベと割り切って執筆してくれた方がよっぽど面白い作品になったのではと思いました。
最終更新日 : 2022-10-30
著者:岡崎琢磨 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)(2012/08/04)岡崎 琢磨商品詳細を見る 理想の珈琲店を求める …
2013/03/22 11:48 新・たこの感想文