ミルドレッドがお茶会を開きました。しかし、そこにはアンは呼んでもらえませんでした。
アンがメアリズビルにやって来て、学校に通うようになってからもう半年が経過していました。明るく愉快なアンは、いつの間にかみんなの人気者になっていました。それがミルドレッドには妬ましくてなりません。市長の娘でお金持ちのミルドレッドでしたが、自宅では両親が忙しくて、ちっともミルドレッドのことを構ってくれません。
そんな寂しさを紛らわすために、ミルドレッドは自宅でお茶会を開くことにしました。しかし、お母さんはアンのように貧しい家の子は呼んではいけないといいます。そこでミルドレッドは、アン以外の女の子たちをお茶会に招待したのでした。
しかし、そのお茶会の席でも話題になるのはアンのことばかりです。怒ったミルドレッドは、すぐにお茶会を中止してしまったのでした。それ以来、ミルドレッドは学校に来なくなってしまいました。
そんな中、アンは自分もお茶会を開けばいいのだと気がつきました。お金のないアンは、紅葉の葉っぱを招待状にして、みんなを学校の裏の林に招待したのでした。最初はミルドレッドのことは誘わないつもりのアンでしたが、ヘンダーソン先生から諭されてミルドレッドにも招待状を届けることにしました。
ミルドレッドに招待状を手渡したアンは、そこで自分がいかにミルドレッドのことをうらやましく思っているのか伝えました。それで少しはミルドレッドの気持ちが和らぎましたが、アンが自分のお茶会に招待してくれたのは、同情からではないかと再び心を閉ざしてしまいました。
そうして、とうとうアンのお茶会が開催されました。お茶会といっても本当のお茶はなくて、木の葉で作ったティーカップで想像した紅茶を飲むのです。女の子たちはけっこう楽しそうですが、ランドルフたちは何が何だかさっぱりわからないようです。
そのうち、雨が降り始めてお茶会はお開きになってしまいました。それでも雨の中、アンはミルドレッドがやって来るかもしれないと待ち続けるのでした。
その頃、ミルドレッドは自宅でお客様の相手をしていました。しかし、自分のことを自慢げに話すくせに、全く理解していない母親に腹を立てて、ミルドレッドは屋敷から飛び出してしまいました。
そんなミルドレッドが向かったのは、アンのお茶会でした。降りしきる雨の中、ぐしょ濡れになりながらもアンはミルドレッドがやって来るのを待っていてくれたのでした。そんなアンに、初めてミルドレッドは正直に自分もアンがうらやましいと思ったと打ち明けたのでした。
やがてミルドレッドは、ヘンダーソン先生とアンに送られて家まで帰りました。別れ際にアンは、魔法のドングリをミルドレッドに手渡してくれました。しかし、残念ながらそのドングリでは奇跡は起こりませんでした。ミルドレッドがいなかったのに、お母さんはミルドレッドがいないことすら気がついていなかったのです。(;_;)
今回は、ミルドレッドの事情が描かれました。市長の娘として、常に品行方正、成績優秀であることを要求されて、ミルドレッドはなかなか息苦しい思いをしているようです。おまけに、どんなにミルドレッドががんばっても、両親はそれをわかってくれようとさえしません。
アンのような孤児もたいへんですが、いくら物質的に豊かでも、不幸なミルドレッドが気の毒になりました。
アンがメアリズビルにやって来て、学校に通うようになってからもう半年が経過していました。明るく愉快なアンは、いつの間にかみんなの人気者になっていました。それがミルドレッドには妬ましくてなりません。市長の娘でお金持ちのミルドレッドでしたが、自宅では両親が忙しくて、ちっともミルドレッドのことを構ってくれません。
そんな寂しさを紛らわすために、ミルドレッドは自宅でお茶会を開くことにしました。しかし、お母さんはアンのように貧しい家の子は呼んではいけないといいます。そこでミルドレッドは、アン以外の女の子たちをお茶会に招待したのでした。
しかし、そのお茶会の席でも話題になるのはアンのことばかりです。怒ったミルドレッドは、すぐにお茶会を中止してしまったのでした。それ以来、ミルドレッドは学校に来なくなってしまいました。
そんな中、アンは自分もお茶会を開けばいいのだと気がつきました。お金のないアンは、紅葉の葉っぱを招待状にして、みんなを学校の裏の林に招待したのでした。最初はミルドレッドのことは誘わないつもりのアンでしたが、ヘンダーソン先生から諭されてミルドレッドにも招待状を届けることにしました。
ミルドレッドに招待状を手渡したアンは、そこで自分がいかにミルドレッドのことをうらやましく思っているのか伝えました。それで少しはミルドレッドの気持ちが和らぎましたが、アンが自分のお茶会に招待してくれたのは、同情からではないかと再び心を閉ざしてしまいました。
そうして、とうとうアンのお茶会が開催されました。お茶会といっても本当のお茶はなくて、木の葉で作ったティーカップで想像した紅茶を飲むのです。女の子たちはけっこう楽しそうですが、ランドルフたちは何が何だかさっぱりわからないようです。
そのうち、雨が降り始めてお茶会はお開きになってしまいました。それでも雨の中、アンはミルドレッドがやって来るかもしれないと待ち続けるのでした。
その頃、ミルドレッドは自宅でお客様の相手をしていました。しかし、自分のことを自慢げに話すくせに、全く理解していない母親に腹を立てて、ミルドレッドは屋敷から飛び出してしまいました。
そんなミルドレッドが向かったのは、アンのお茶会でした。降りしきる雨の中、ぐしょ濡れになりながらもアンはミルドレッドがやって来るのを待っていてくれたのでした。そんなアンに、初めてミルドレッドは正直に自分もアンがうらやましいと思ったと打ち明けたのでした。
やがてミルドレッドは、ヘンダーソン先生とアンに送られて家まで帰りました。別れ際にアンは、魔法のドングリをミルドレッドに手渡してくれました。しかし、残念ながらそのドングリでは奇跡は起こりませんでした。ミルドレッドがいなかったのに、お母さんはミルドレッドがいないことすら気がついていなかったのです。(;_;)
今回は、ミルドレッドの事情が描かれました。市長の娘として、常に品行方正、成績優秀であることを要求されて、ミルドレッドはなかなか息苦しい思いをしているようです。おまけに、どんなにミルドレッドががんばっても、両親はそれをわかってくれようとさえしません。
アンのような孤児もたいへんですが、いくら物質的に豊かでも、不幸なミルドレッドが気の毒になりました。
http://variegato.blog34.fc2.com/blog-entry-1738.html
最終更新日 : 2022-10-30
* by 横溝ルパン
こんばんは。いつもお世話になります。
今回は、いつもは意地悪なミルドレッドの意外な心情が描かれた、とてもいいお話でしたね。(^^)
できる限り両親の期待に応えようとがんばっているのに、そんなミルドレッドを両親はきちんと見てくれないのが、とても可哀想でした。最初は同情されたのかとアンからの招待を断ってしまったミルドレッドですが、その後アンに本当の気持ちを伝えることができてよかったですね。
ある名作ファンさんのイラスト、拝見させていただきました。アンとミルドレッドが手を取り合おうとするイラストでは、本編を思い出して思わずうるうるしてしまいました。(/_;)
次回の「危険な罠」ですが、何だかくらいお話になりそうですね。どんなお話になるのか、今からドキドキです。
追伸
バトンのお誘いありがとうございます。お気持ちは本当にありがたいのですが、現在アニメと本の感想を書くのに手一杯で、とてもバトンまで手が回りそうにありません。申し訳ありませんが、ご遠慮させていただきます。m(__)m
今回は、いつもは意地悪なミルドレッドの意外な心情が描かれた、とてもいいお話でしたね。(^^)
できる限り両親の期待に応えようとがんばっているのに、そんなミルドレッドを両親はきちんと見てくれないのが、とても可哀想でした。最初は同情されたのかとアンからの招待を断ってしまったミルドレッドですが、その後アンに本当の気持ちを伝えることができてよかったですね。
ある名作ファンさんのイラスト、拝見させていただきました。アンとミルドレッドが手を取り合おうとするイラストでは、本編を思い出して思わずうるうるしてしまいました。(/_;)
次回の「危険な罠」ですが、何だかくらいお話になりそうですね。どんなお話になるのか、今からドキドキです。
追伸
バトンのお誘いありがとうございます。お気持ちは本当にありがたいのですが、現在アニメと本の感想を書くのに手一杯で、とてもバトンまで手が回りそうにありません。申し訳ありませんが、ご遠慮させていただきます。m(__)m
前々回の「私たちの舞台」に続いて、ミルドレットが主役の話でしたね。
クラスで一人ぼっち、アンにいじわるしてお茶会でアンを仲間はずれにしてもクラスメイトが話すのはアンのことばかり。お母様もお父様も自慢のタネに使うことばかり考えて、だれも気持ちを分かってくれない…。
そんなミルドレットの孤独が本当によく出ていましたね。
豪華なベットで一人シクシク泣くミルドレットの姿が、そして
「ホントはアンが大好きだった…!友達になりたかったのよ!!」
と叫んで、泣き崩れるシーン、
そして、「わたし、今まで誰とも手を繋いだことがないの…だから…。」というシーンに、ジーンときてしまいました…。
今回は本当に感動的だったので、イラストもがんばってデジタルで描いてみました。
よければblogの方にもぜひいらしてください。
(まわしたいバトン等もあるので…。)
PS:次の「危険な罠」ですが…。
ああ~っ、悪い予想が的中してしまいました。バート…。
土曜日をお楽しみに…。
(名作アニメでは、「お楽しみに」と言いにくいことが多いですね…。)