時々の記録

豪雪の中、光が家族と一緒に青葉たちの田舎を訪れるお話でした。

光たちが幼かった頃、彼らは毎年青葉のお母さん実家で夏を過ごしていました。そこでは若葉と一緒の楽しい思い出がいくつもありますが、若葉が亡くなったあの時から、光はそこを訪れていませんでした。
それが久しぶりに、青葉たちの家族と一緒に、田舎の家を訪れることになりました。そこには楽しい思い出もたくさんありますが、青葉にとっては若葉のことを思い出してしまう悲しい場所でもありました。

田舎で幼い日の思い出を確認して、光と青葉がちょっとだけいい感じになったところでお話が終わりかと思ったら、一気に時は過ぎて春を迎えてしまいました。光たちは２年生になり、青葉はそのまま星秀学園の高等部へと進んで女子高生になっていました。

そんな時、青葉たちの家に従兄弟の男の子がやって来ました。朝見水輝というその男の子は、なかなか身軽で運動神経もよさそうです。彼は青葉の家で一緒に暮らすことになりました。
水輝は青葉と再会するなり、いきなり青葉の頬にキス！　これでまた、光と青葉の関係がややこしいことになりそうですね。