綾辻行人さんの「水車館の殺人<新装改訂版>」を読み終えました。この作品を読み返すのは、10年以上ぶりです。
物語の舞台となるのは、中村青司の設計した水車館です。世間から隔絶された場所にあるその館に住むのは、事故の傷を隠すために常に仮面を身につけた当主と、その妻である美少女。屋敷を管理する執事と家政婦だけです。普段は人を寄せつけない館ですが、年に1度だけ当主の父である藤沼一成が描いた幻想的な絵画を見るために、外部から客を迎え入れます。
その年に1度の訪問日に、館で殺人事件が起こりました。しかし、その真相は解き明かされたとはいえないまま、1年が経過しました。館が再び訪問客を迎える日に、十角館にも登場した島田が水車館を訪れます。過去と現在が交互に描かれながら、館で起きた殺人の真相が明らかになります。
不気味な雰囲気の館、それぞれに一癖ある登場人物たち。その雰囲気は、今読み返しても引き込まれるものがありました。ただ、以前に読んだ時の記憶が残っていたのか、事件のトリックはかなり序盤でわかってしまい、謎解きを楽しむというよりは、トリックを検証しながら読み進める感じだったのが、少し残念でした。(^^;
物語の舞台となるのは、中村青司の設計した水車館です。世間から隔絶された場所にあるその館に住むのは、事故の傷を隠すために常に仮面を身につけた当主と、その妻である美少女。屋敷を管理する執事と家政婦だけです。普段は人を寄せつけない館ですが、年に1度だけ当主の父である藤沼一成が描いた幻想的な絵画を見るために、外部から客を迎え入れます。
その年に1度の訪問日に、館で殺人事件が起こりました。しかし、その真相は解き明かされたとはいえないまま、1年が経過しました。館が再び訪問客を迎える日に、十角館にも登場した島田が水車館を訪れます。過去と現在が交互に描かれながら、館で起きた殺人の真相が明らかになります。
不気味な雰囲気の館、それぞれに一癖ある登場人物たち。その雰囲気は、今読み返しても引き込まれるものがありました。ただ、以前に読んだ時の記憶が残っていたのか、事件のトリックはかなり序盤でわかってしまい、謎解きを楽しむというよりは、トリックを検証しながら読み進める感じだったのが、少し残念でした。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30