時々の記録

鉄道マニアの侯爵が持つ、世界最初の鉄道の試乗切符をルパンたちが狙うお話でした。

鉄道マニアの侯爵のところに、同じく鉄道マニアの大統領が来ることになりました。侯爵は屋敷の庭園鉄道を披露しようと、準備をしていました。しかし侯爵は、使用人の男に殺されてしまいました。

その頃、銭形警部はクイーン警視と共に、ルパンが侯爵の持つ、貴重な試乗切符を狙うと予想して屋敷に向かっていました。警視にはダネイとリーという息子たちがいました。・・・ってホームズに続いて、今回はエラリー・クイーンがらみなんですね。(^^;

ダネイとリーは、街で見かけた不二子に一目惚れして、声をかけるチャンスをうかがっています。しかし不二子は、侯爵の屋敷の中に入ってしまいました。がっかりする２人でしたが、屋敷で行われるパーティーの余興として、なぜか次元と五右衛門が仮装した人たちを集めていました。２人も仮装に参加することで、屋敷に入ることができました。

そして屋敷に、大統領が到着します。しかし、それはルパンの変装でした。侯爵になりすました使用人は、わざとルパンに切符が保管されている金庫の場所と鍵を盗ませました。侯爵を殺して鍵を奪ったものの、使用人には金庫の開け方がわからなかったのです。そこでルパンを利用して、切符を手に入れようと考えたのです。

ルパンが奪った鍵を使って、不二子が金庫から切符を見つけ出しました。しかし、たちまち警備の男たちに取り囲まれてしまいました。不二子が切符を飲み込んだふりをすると、男たちは不二子を庭園鉄道の線路に縛り付けました。列車に不二子の首をはねさせて、切符を取り戻そうというのです。

偽侯爵の意図を見抜いたルパンたちの活躍で、不二子は無事に助けられました。しかし残念ながら、せっかく手に入れた切符は銭形に取り替えされました。

前回までと比べると、かなりコミカルな内容で戸惑いました。こういった番外編的なお話ではなく、もう少しルパンとホームズの対決を見たかったです。