カマタマーレ讃岐 vs ジェフ千葉 (Pikaraスタジアム)→ 10勝19敗12分けで19位の讃岐と13勝15敗13分けで11位の千葉の試合は1対1のドローに終わった。1つ前の長崎戦(A)で勝利して何とか「J2残留」を決めることができた讃岐は前半37分に左SBのDF砂森のクロスから逆サイドのFW仲間が頭で折り返したボールをフリーのMF馬場が決めて先制に成功する。このまま1対0とホームの讃岐がリードして後半の終盤を迎えたが後半45分にMF船山貴のFKから途中出場したFWオナイウ阿道がヘディングシュートを決めて土壇場でアウェイの千葉が1対1の同点に追いついた。
J2は最終節まで自動昇格の2チームと入替戦に回る1チームと自動降格の1チームが決まらなかった。さらには岡山もプレーオフに出場できるかどうか?が確定していなかったので最終節はほとんどの試合が昇格や降格やプレーオフに絡む重要な試合になったが、讃岐 vs 千葉は数少ない全くの無関係の試合になった。どちらのチームもノンプレッシャーの状態だったが、特にずっと残留のプレッシャーと戦ってきた讃岐はプレッシャーから解放されたばかりなので重荷が取れたかのようなアグレッシブなプレーを見せた。
讃岐は19位でシーズンを終えることになった。いい形で先制ゴールを奪ってリードを奪ったままで試合の終盤を迎えたが逃げ切りに失敗した。カウンターから2点目を奪うチャンスがいくつかありながら生かせなかったことが響く形になった。讃岐はオフの補強に成功して開幕前の期待値はクラブ史上最高だったが何とも苦しいシーズンになった。「ドリブラーもいてパサーもいてアタッカー系の選手は豊富だがCBやCFは手薄」というアンバランスな編成が足を引っ張る形になった。それでも残留することが出来たのは大きい。
一方の千葉は11位でシーズンを終えることになった。MF井出やFW町田やFWオナイウ阿道など生え抜きの選手が着実に成長したことは良かったが最終成績は13勝15敗14分け。J2で11位ということでクラブ史上最低の成績に終わった。プレーオフ出場の可能性が消滅してからやや盛り返したがすでに長谷部監督の退任は確実視されている。MF井出には移籍話が浮上しているが終盤にはDF乾やDF岡野洵などが台頭してきたので移籍組やベテランに頼るのではなくて生え抜きの若手を中心にチームを作ってほしいところである。
FC岐阜 vs 東京ヴェルディ (岐阜メモリアルセンター長良川競技場)→ 11勝23敗7分けで20位のFC岐阜と10勝18敗13分けで18位の東京Vの試合は4対2でホームのFC岐阜が勝利。引き分け以下の場合は入替戦出場や自動降格の可能性があったFC岐阜だったが無事にJ2残留を確定。来シーズンもJ2で戦うことが決まった。前半の立ち上がりは東京Vが優勢。前半23分にDF平のゴールで東京Vが先制したときは危うい雰囲気になったが、直後にFWレオ・ミネイロのゴールで同点に追いつくことが出来た。2対2で迎えた後半はFW難波が奮闘。2ゴールを挙げてチームを残留に導いた。
FC岐阜は苦しいシーズンになったが何とか今年も踏みとどまった。最終順位は20位。残り4試合のうち、3試合がホーム戦だったが3戦全勝。土壇場に強いFC岐阜がまたしても土俵際で執念の粘りを見せた。大一番ということで12,158人という大観衆が埋まったがスタジアムの雰囲気は普段とは全く違った。1対1の同点に追いついた後はFC岐阜がボールを持って攻め込むたびに大歓声が上がるような状況だったが、スタジアムに集まったサポーターが残留を大きく後押ししたと言っても過言ではないほどの盛り上がりだった。
相変わらず、セットプレーの守備に関しては脆さを見せたが、この日の攻撃陣は素晴らしかった。FWレオ・ミネイロは1ゴール1アシストの活躍で、FW難波は2ゴールの活躍。MF風間宏矢とMF田中パウロ淳一もしっかりとゴールに絡むことが出来たので最終節にして個々の選手の良さが噛み合った面白い攻撃を見せた。試合後のインタビューでキャプテンのMF高地が感極まって何も話せなくなったが選手たちには大きなプレッシャーがかかっていたのだろう。苦しいシーズンになったが最後の試合でいい戦いを見せた。
敗れた東京Vは3連敗でシーズンを終えることになった。11月19日(土)に冨樫監督の退任が発表されたので特にユース出身の選手たちは強い思いを持って試合に入って来たと思う。実際に前半の20分あたりまでは非常にいいサッカーを見せたが徐々にペースダウンして後半は劣勢だった。結局、FC岐阜とは全く同じ勝ち点「43」で並んだ。得失点差で東京Vが上回ったが、18位というのは非常に残念な結果である。さらなる成長が期待された若手選手も多くが伸び悩んだのでポジティブな要素の少ないシーズンになった。
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◆ まとめ #1519 【J2】 全11試合のレビュー (第42節) (後編) (2016/11/27)
→ J2の最終節の全11試合のレビューの(後編)です。41節を終えた時点では自動昇格争いも残留争いもどちらも対象となるチームが決まらない混戦模様となりましたが残留争いはFC岐阜が自動残留を達成。最後にホームで東京Vに勝利して自力で残留を勝ち取りました。自動昇格争いは札幌と清水が2位以内を確保。松本山雅はプレーオフに回ることになりましたが三つ巴のデッドヒートは白熱しました。
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