ファジアーノ岡山 vs セレッソ大阪 (シティライトスタジアム)→ 17勝7敗11分けで5位の岡山と20勝9敗6分けで3位のC大阪という注目の上位対決は1対1のドローに終わった。試合を優位に進めたのはアウェイのC大阪だった。立ち上がりからボールを保持して攻め込んでいくと前半37分にショートCKからMF清原のパスを受けたMFソウザが決めて先制に成功する。しかし、直後の前半43分に岡山はカウンターからMF赤嶺がつないだボールをボランチのMF関戸が決めて1対1の同点に追いついた。後半もC大阪がゴール前のシーンを作ったが決められず。痛み分けのドローに終わった。
両チームとも自動昇格を目指して戦っているが、引き分けたC大阪は2位の松本山雅との差が「4」に広がった。残りは6試合となったがこの時期なので「1試合で逆転できる差なのか否か?」で追われるチームが受けるプレッシャーは変わってくる。内容的にもC大阪が優勢だったのでC大阪にとっては勝ち点「2」を失った試合と言える。ただ、力のある岡山を相手にチャンスの数で大きく上回ったことはポジティブに考えられる要素である。C大阪にとって痛いドローではあるが内容は良かったので次につなげたいところである。
最近の試合はずっと3バックを採用しているがようやくこなれてきた印象はある。3バックの中央でプレーするDF藤本康が前半に負傷交代してDF茂庭が起用されたが大きな問題はなかった。今シーズンのC大阪は右WBのMF松田陸、左WBのMF丸橋のところがキーになっているが、後ろのことをあまり気にすることなくプレーできるようになったのでサイド攻撃は武器になっている。どちらの選手もいいボールをゴール前に供給できる選手なのでどちらか片方だけに攻撃が偏ることがない点も最近のC大阪の強みと言える。
一方の岡山は試合前の時点で2位の松本山雅との差は「6」で、3位のC大阪との差は「4」。4位に清水もいることを考えると自動昇格というよりは「プレーオフのトーナメント表でどの位置に組み込まれるのか?」が気になる状況になっているが、3位と4位、4位と5位、5位と6位では難易度が大きく変わってくる。少なくとも準決勝がホーム開催となる4位に滑り込みたいところである。2位の松本山雅、3位のC大阪との連戦は2試合連続ドロー。何とか最低限の結果を出せたので残り6試合は出来る限り取りこぼしたくない。
ジェフ千葉 vs 松本山雅 (フクダ電子アリーナ)→ 10位の千葉と2位の松本山雅の試合は3対0でアウェイの松本山雅が完勝。自動昇格に向けて貴重な勝ち点「3」を獲得した。3位のC大阪と5位の岡山の直接対決は引き分けに終わったので3位のC大阪との差が「4」に広がったのは大きい。序盤はどちらかというと千葉ペースだったが、前半38分にFKから古巣対決のMF工藤浩が決めて先制に成功すると前半42分には同じような位置でのFKからゴール前の攻防で千葉のDF若狭が痛恨のファール&PK&2枚目のイエローカードで退場。このプレーで勝敗は決したと言える。
PKで2失点目を献上した後、千葉はアタッカーのMF井出に代えてをCBのDF岡野洵を投入したが、J2では初出場となる18歳のDF岡野洵にとっては相当に厳しいシチュエーションだった。結局、後半9分のDF飯田の3点目のゴールもCKから生まれているので松本山雅の3ゴールは全てセットプレーからゴールが生まれた。千葉の中盤から前目の選手は小柄な選手が多いので今シーズンはセットプレーが弱点になっているが、至る所でミスマッチが生じているので対応するのは難しかった。完敗というしかない試合になった。
松本山雅は得失点差の争いも重要。なので「+3」を稼ぐことが出来たのも大きい。この日はMF宮阪がボランチでスタメン起用されたが、やはり、Jリーグの中では最高クラスのキッカーなので入ってくるボールの質は段違いに良くなる。もちろん、MF工藤浩、MF那須川、DF喜山あたりもいいボールを蹴ることが出来るがMF宮阪のキックはさらに質が高い。1点目と2点目につながったFKはそれなりに距離のあるところでのFKだったのでピンポイントの精度が要求されたが狙いどおりの際どい所にボールが飛んで行った。
千葉は1つ前の京都戦に続いてホームで0対3の敗戦を喫した。上位との2連戦で2連勝できるとプレーオフ出場への希望がわずかながら出てくるような状況だったが連敗したことで「今シーズンはほぼ終戦」と言える。序盤は千葉が押し込んでいたのでこの時間帯に先制できなかったことが響いた。前半18分のFWエウトンのシュートが決まらなかったのが痛すぎた。後半42分にDF若狭がPKを献上して退場になった場面をリプレーで見ると「議論の余地なく池内主審の判断が正しかった。」と言える。極めて妥当なジャッジだった。
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◆ まとめ#1502 【J2】 全11試合のレビュー (第36節) (後編) (2016/11/6)
→ 10月16日(日)に行われたJ2の第36節の全11試合のレビューです。岡山とC大阪の上位対決は1対1の引き分けに終わりました。試合の主導権を握ったのはアウェイのC大阪でしたが、CKから先制された岡山がMF関戸のゴールで同点に追いつきました。内容的にはC大阪が優勢だったのでC大阪としては勝ち点「3」が欲しい試合でしたが、内容的に良かったことをポジティブに考えたいところです。
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