■ Jリーグの再開は7月上旬か?Kリーグやブンデスリーガが再開するなど世界のサッカー界はコロナ後に向けて動き始めている。プロ野球の開幕は「早ければ6月19日(金)」と言われており、「練習試合は6月2日(火)からスタートするのでは?」と言われている。インターハイなど夏に行われるイベントの多くはすでに中止や延期が決定しており、夏の甲子園大会も中止になる可能性が高まっているがプロ野球やJリーグが再開すると空気は変わるだろう。
今後は「コロナと共存していくこと」が求められる時代になるが日本国内での新規感染者数はここに来て一気に減った。数字が低く出やすい日曜日ということも関係しているが5月17日(日)の日本国内での感染者数はわずか22名だった。「30人を下回るのは3月16日以来約2カ月ぶり」と報じられており、1日当たりの感染者数が2桁になるのは8日連続。心配されたGW期間中の気の緩みも感染拡大にはつながらなかった。
東京はわずか5人で、大阪はついにゼロになった。中国とのつながりが深くて、人口が多くて、平均年齢が高くて、人口密度が高くて、中国との距離も近いという悪条件である。「感染者数や死亡者数が世界の中で中国の次に多くなるのが当然」と言えるほど不利な条件だったが感染者数や死亡者数はポーランドやオーストリアやコロンビアと同じくらいである。「ジャパニーズ・ミラクル」と言われるのも納得できる。
「奇跡」と言えるほどの抑え込みに成功しているのでJリーグの再開も現実味を帯びてきた。むしろ、国内の感染者数がゼロの日もあった韓国はともかくとして、8,000人以上が亡くなっているドイツのブンデスリーガがJリーグよりもはるかに早く再開できていることを不思議に感じる。「Jリーグの再開は早くても7月上旬」と言われているが6月下旬あたりにJリーグが再開されても全く不思議はない状況になってきた。
■ 相対的にプラスに働く可能性があるのは・・・。5月11日(月)の時点で「Jリーグの再開は早くても7月上旬」と報じられたがあれからの1週間で日本国内の状況は大きく変わった。ほとんどの人が予想していた以上に国内での新規の感染者数の増加が抑えられており、各国のリーグの再開の話も進んでいる。「慎重に話を進めるのがベター」と言えるのは間違いないが『準備期間に4週間は必要』という話は様々な状況を考えると余裕を持ちすぎているように感じる。
「秋以降の再流行→感染拡大→Jリーグの再中断」も考えられることを踏まえると「何とかして6月27日(土)と6月28日(日)に行われる節から無観客で再開するのがベター」に思えるがコロナの影響でJリーグの各クラブは大きなダメージを受けている。全てのクラブが大幅な収入減になることは確定しているがそれでも「まだマシなクラブ」と「やっぱり、ダメージが大きいクラブ」の2つに分かれることは容易に予想できる。
コロナ禍と言ってもウハウハの業界もいくつかある。「あつ森(あつまれどうぶつの森)」が社会現象になっているゲーム業界は売り上げを大幅に増やしているはずで、TV業界もここ数年の中では最も好景気だと思われる。全ての業界の全ての分野がコロナ禍でダメージを受けるわけではないのは明らかである。Jリーグも56クラブあるのでコロナが(相対的に)プラスに作用するクラブもいくつか出てくると思われる。
相対的にプラスに働く可能性があるのは
・過密日程にも対応できる選手層の厚いクラブ。
・巨大スタジアムがホームとなるチーム。
・入場料収入がもともと少ないクラブ。
・感染者数が少ない地域で活動するクラブ。
・新監督を迎えてチームを作り直している最中のクラブ。
・オフに大型補強を行って選手が大幅に入れ替わったクラブ。
・オフに選手が大量に流出してしまったクラブ。
・残留争いに巻き込まれる可能性が高かったクラブ。
あたりである。「再開後のJリーグがどういう日程になるのか?」ははっきりしないが過密日程になることは確実である。平日開催の試合が多くなると選手層の厚みが重要になってくる。交代枠の増加(「3」→「5」)もほぼ確実になっているがJ1の中では横浜FM・FC東京・鹿島・川崎F・C大阪あたり、J2の中では磐田・大宮・徳島・新潟・福岡・千葉などは選手層が厚いチームなので相対的には有利に働くだろう。
■ 降格が無くなったのは大きい。当面は無観客になると思うがその後はお客さんを入れて試合を行うことになるだろう。その場合も、「2割」であったり、「5割」であったり、「7割」であったり、入場制限が加えられる可能性は高い。となると、やはり、巨大スタジアムをホームとするチームは有利である。J1の中では横浜FM・FC東京・鹿島・C大阪・広島・G大阪・札幌・名古屋・浦和・大分など、J2では新潟・東京Vなどは3万人以上を収容できる。
例えば「5割」と設定された場合、横浜FMや鹿島やC大阪や広島や大分や新潟や東京Vなどはほとんど or 全く入場制限をしなくても大丈夫である。もともとの集客率が5割を割っているクラブにとってはいつもとあまり変わらなくなるので入場料収入の減少は(他のクラブと比較すると)小さくなる。三密にも対応しやすい。また、愛媛FCや金沢や讃岐や水戸など入場料収入がもともと少ないクラブもダメージは小さい。
もちろん、感染者数が少ない or 全く出ていない都道府県で活動するクラブも相対的には有利である。すでに1/4くらいのクラブが全体練習をスタートさせているが全体練習を中止にした時期は各クラブ間で大きく異なる。関東や関西のクラブは早い段階で全体練習を中止にしているが4月の中旬あたりまで全体練習を続けていたクラブもいくつかある。練習時間をたくさん作れているクラブはやはり有利である。
当然、オフに監督が交代したり、選手が大幅に入れ替わったクラブにとって準備期間が長くなったことはプラスに作用するだろう。サッカースタイルが大きく変わると思われる鹿島や清水や京都や千葉や熊本などはじっくりとチームを作ることが可能になった。オフに大型補強を行った横浜FMや鹿島や福岡や岩手、オフに主力が流出した湘南やFC琉球や山口なども準備期間が出来たことはプラスに考えられる。
もちろん、残留争いに巻き込まれる可能性が高かったクラブにとって「J2やJ3への降格がなくなった。」というのは大きい。J1では清水・湘南・横浜FC・鳥栖などは前評判が低かった。J2では北九州・群馬・愛媛FC・FC琉球などが開幕前の時点で降格候補に挙げられたがレギュレーション変更によって今年の降格はなくなった。降格におびえながらシーズンを戦う必要がなくなったのはとてつもなく大きい話である。
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