◇ 問題点の羅列に終始 = 政府は14日の閣議で、アベノミクス“第3の矢”を正式に決定した。その中身は①経済財政運営の基本姿勢となる「骨太の方針」②成長戦略となる「日本再興戦略」③規制改革の実施計画--の3本柱から構成されている。経済成長からエネルギー問題、国民の健康から女性の活用まで、内容は驚くほど盛り沢山だ。
たとえば「骨太の方針」では、「今後10年間の平均GDP成長率を、名目3%、実質2%に」「基礎的財政収支の対GDP赤字を、10年度に比べて15年度までに半減。20年度までに黒字化」すると明記した。また「成長戦略」では、「思い切った投資減税で、企業の設備投資を3年で現在の63兆円から70兆円に増加」「1人当たりGNI(国民総所得)を10年で150万円以上増やす」とも書いている。
さらに「インフラ輸出の受注額を20年に30兆円に」「耕作放棄地を集約、貸し出す方針」。問題の社会保障費については「聖域にせず見直す」と約束した。また規制緩和では、「過度の規制を取り除く」とし、市販薬のネット販売解除など140項目を挙げている。
とにかく羅列された項目は膨大。一見すると、いまの日本が抱えている問題を思いつくだけ並べたという感じ。さすがの大新聞も、そのなかからいくつかの項目をつまみ食いして報道するだけにとどまっている。これらの項目がすべて実現すれば、日本は大変身を遂げるだろう。しかし実現性は疑問だと、新聞も考えているのではないか。
(続きは明日)
≪17日の日経平均 = 上げ +346.60円≫
≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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