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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

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2014.08
01
CM:11
TB:0
12:37
Category : 未分類
 辺野古の工事で、山型鋼を溶接して作った妨害物を門前においたという話だが。抗議よけなのは明らかなのに、ロードシェイカーだと擁護するのはなんだろうね。

 もちろん、そういった機材はある。飛行場地区に入るときに振動させて、落とすものを落としてから進入させるロードシェイカーというものだ。海自だと管制隊の脇においてあって、管制班とか地上救難はまじめに使っていた。それ以外はメンドイから、飛行場に入るときも避けて通るのだけどね。

 しかし、それを門前に置くのはおかしい。交通を妨害する要素であるし、それで怪我をする可能性は十分にあるためだ。置きたいなら内側に置くものである。

 そもそも、未舗装道路の類を走らない限りは、ロードシェイカーは要らない。当節、まともな道は全部舗装されている。そこで走っていて泥濘の類は着かないし、陸上部隊の基地では、それが持ち込まれてもたいした問題はない。

 障害物以外の何物でもないわけだ。今回の工事では、防衛省-沖縄局側が相当に強硬すぎる。海面への進入禁止に加えて、危険性を伴う妨害物を柵外に、敷地外に置くのは尋常ではない。

 だいたい、どうやっても抗議は避けられない。そんなものを置いても抗議が近づかないわけでもないし、何かあれば防衛側の落ち度になる。柵外で侵入抑制をやるのはやめて、門内の敷地に侵入阻止のための機材を、ボラードでも鉄条網でも正々堂々とおけばいい。柵外の、一般の交通に開放された部分にそれを置くのはやり過ぎだろう。抗議者が憎いので不愉快にしようという発想しかないのかね。

 国と抗議者は、力的に対等な立場ではない。国側は抗議に対してはあるていど鷹揚に対応しなければならない立場にある。海保や沖縄県警はそれを承知している様子だが、今回は沖縄局がアレすぎる。役人がアレ政権の顔色伺いで余計なことをしているのか、元々いるアレ役人がアレ政権の態度を利用して、役所の穏健派の反対を押し切ったかだろう。

 ちなみに、防衛省の事務官にはそういうアレ役人は一定数いる。世間には基準があるというのに、国防と愛国という言葉を振り回せばなんでも許されると思い込んでいるバカ愛国者は5%くらいはいるかね。自分は自隊警備にも出やしないのに、抗議対応等で自衛官に「生ぬるい」とか平気で言うヤツや、隊員なら、どんな不愉快でも経済的不都合でも(オレの言うがまま)に耐えろとかフザけたことを言うやつ。そういう奴に限って、頬桁張ってやろうかという顔で強く出ると、すぐに腰が引けるのがアレだがね。

 まあ、一番マヌケだと思うのは、侵入阻止のための障害物であることに眼をつぶって、ロードシェイカーであり工事遂行のための設置だと言い張る応援団だけどね。サヨク憎さに、国側のやり過ぎには気づかないふり(JSFさんがいい例だね)をするのは、偏頗な思考以外の何物でもない。