Category : 未分類
『史林』は面白い記事が多い。上海社会科学院の歴史研究所が発行している雑誌なのだが内容が雑多でなかなかおもしろい。論文集なのだが、そのテーマに関して雑誌の雑の部分が強い感じしてよい。もちろん水準も非常に高いのだけれども。
そのなかで武官のアレ気な振る舞いを発見。これは王萌さんの児玉経済使節団の記事、「抗戦前中日国交調整的最后嘗試与失敗」* でみつけたもの。件の磯谷康介さんが武官身分で民国の幣制改革を妨害していた。
時期的には日本が占領した天津で英国銀行の銀ストック問題になっていた時期のはず。それも含めれば陸軍は民国の政策すべてを不利にするように動いていたのだろう。南京の陸軍武官の振る舞いはそれを示している。華北における紛争の有利不利だけのために勝手に日中外交に干渉していたということだ。
中国側の担当者は張群さん。外交部長だから当然の話ではある。
ただ、この人の工作ってあまりうまく行っていない印象もある。この児玉経済使節団との会談のほかに川越会談や戦後の日本政府との交渉もしているが、いずれも成果を挙げた印象はない。
その原因は「蒋介石のレーニズム的独裁体制があって自由度が得られなかったのではないか?」と漠然と考えている。何応欽さんとかもそうなんじゃないかな。だいたいが校長先生蒋介石が作った独裁体制の失敗に見えるのよね。
* 王萌「抗戦前中日国交調整的最后嘗試与失敗」『史林』148(2014年第4期)
pp.144-154
そのなかで武官のアレ気な振る舞いを発見。これは王萌さんの児玉経済使節団の記事、「抗戦前中日国交調整的最后嘗試与失敗」* でみつけたもの。件の磯谷康介さんが武官身分で民国の幣制改革を妨害していた。
上海各国銀行均将庫在白銀転譲於国民政府、然而日方銀行駐華武官磯谷廉介反対而拒絶転譲(p.153)
時期的には日本が占領した天津で英国銀行の銀ストック問題になっていた時期のはず。それも含めれば陸軍は民国の政策すべてを不利にするように動いていたのだろう。南京の陸軍武官の振る舞いはそれを示している。華北における紛争の有利不利だけのために勝手に日中外交に干渉していたということだ。
中国側の担当者は張群さん。外交部長だから当然の話ではある。
ただ、この人の工作ってあまりうまく行っていない印象もある。この児玉経済使節団との会談のほかに川越会談や戦後の日本政府との交渉もしているが、いずれも成果を挙げた印象はない。
その原因は「蒋介石のレーニズム的独裁体制があって自由度が得られなかったのではないか?」と漠然と考えている。何応欽さんとかもそうなんじゃないかな。だいたいが校長先生蒋介石が作った独裁体制の失敗に見えるのよね。
* 王萌「抗戦前中日国交調整的最后嘗試与失敗」『史林』148(2014年第4期)
pp.144-154
Category : 未分類
竹内修さんは問題の根本部分に触れようとしない。触れれば自分の反論が意味をなさなくなるからだ。だからそれには触れない場当たり的な反論に終始している。
拙記事への竹内さんの反論はそうなっている。
濫觴は次のとおりだ。筆者は『軍事研究』2018年11月号に戦闘機戦力の見通しを書いた。「安価な戦闘機を併用すべきだ」といった主張だ。それに対して脳内ニューロンでも発火したのだろう。竹内さんは次のように言及した。
以降、時折に「文谷の低価格戦闘機導入論はありえない」といった趣旨の発言をしている。
だが、その発言は根本の問題に触れていない。戦闘機の高級化による保有数減少と中国とのバランシング困難については全く避けている。
それを認めると主張が崩れる、低価格戦闘機論が意味を持つからだ。
だからそこから逃げた発言に終始している。ディティールに関する反論めいた不明確な指摘を繰り返しているのである。
本日の次の発言はまったくそれである。
■ 素養低下の中身を混同している竹内修さん
だが、この反論は素養低下について誤っている。「空自の戦闘機パイロットだって、今よりスキルの低い人材を採用しなきゃならないから、それを補完するには機械が人間をサポートしてくれる機材を買わなきゃならない」(竹内)がその部分だ。
これは身体的素養と知的素養を混同する誤りがある。
確かに、今後はパイロットの素養は低下するだろう。採用水準を緩めなければならないためだ。そのため身体検査ほかでの水準は下がる。
ただ、知的能力は今後もほとんど変わらない。なぜなら現状でもパイロット採用においては知的能力はほとんど考慮されていないためだ。現状でも航空学生採用あるいは幹部候補生採用の試験さえとおれば知的水準の検査はおわりだ。
その点からすれば、「今よりスキルの低い人材を採用しなきゃならないから[中略]機械が人間をサポートしてくれる機材を買わなきゃならない」(竹内)は正しい主張ではない。
また、これは拙記事への反論ともなっていない。「低価格機により非正面は負担できる」や「領域警備的なスクランブルはそれで対処できる」が主張だからだ。また「敵地侵入といった高度な任務はF-35にやらせろ」とも主張している。その意味で藁人形でもある。
さらにいえば、素養低下の反論は竹内さんの従前の発言とも矛盾する。
以前は「パイロットは不足する」と主張していた。
その主張の奇妙な点は、以前に「自分の結論をださない人に言われるのもね」述べたので繰り返さない。
だそれが今回は「パイロット不足は採用水準切下げで対応できる」としている。これは従来発言との矛盾である。
■ 任務負担の見通しで誤っている竹内修さん
また、任務負担の見通しも誤っている。竹内さんの「今後、アラートは戦闘機の主任務にはならない」といった見通しである。
具体的には「アラートに関しては、近い将来、今と基準が変わるって話があるんで、その辺の情報のアップデートが無いまま、アラートが主任務なんだから安い戦闘機で良いってのも、文谷のヌルい所なんだよな。」(竹内)の部分だ。
これは「[アラートの]基準が変わ」った(竹内)ところで、空自戦闘機は領空警備の負担がなくなるのか?」 を考えればよい。
まず数的把握が怪しいのだ。仮に実任務の9割が領域警備だとする。それが基準変わって仮に7割になった。それにより「アラートは戦闘機の主任務ではなくなる」と主張しているのが竹内さんの反論である。
当然だが基準を変えたところで実任務の過半は領空警備であることは変わらない。訓練を除けば残りは全てそれだ。強いて言えば広報や演習参加や訓練協力、国際親善的な共同訓練もあるが時間的には無視してよい。
その点で「アラートが主任務なんだから安い戦闘機で良いってのも、文谷のヌルい所なんだよな。」といった批評は根本から誤っている。
さらにいえば「情報のアップデートが無い」(竹内)もなかなかの発言だ。情報のアップデートと言い出す御仁はたいてい公式発表鵜呑みである。さらには昨日聞いた内容と今日聞いた内容が矛盾していても情報のアップデートで済ましており、その矛盾を気にも掛けない。
だから公式が誤ればアップデートした御仁も誤る。
最近なら国際法解釈の例がそれだ。これまで政府は日米地位協定における主権免除は国際慣習法であると述べていた。だが、それは嘘だった。そして政府はそれをコッソリ変更した。そしてそれに依拠していた情報アップデート組もその誤りについて批評せず、再び情報アップデートをして終わりとした。当然ながら自己批判はない。*
■ 構造的な部分については反論できない竹内修さん
繰り返すが、なによりも竹内さんは根本の問題には触れようとしない。
記事の問題意識については徹頭徹尾に避けている。記事で提示した戦闘機の高級化による保有数減少と中国とのバランシング困難は何も言及しようとしない。
まずは主張の構造的な部分については反論できないのである。それを認めると安価な戦闘機のオプションは有り得べき選択肢となる。それにより自分の「反論」がすべて意味を失われるためだ。だから安価な戦闘機オプションそのものの評価は避け、そのディティールに文句をつけているのである。
これまでの竹内さんの反論を見るとそう判断できるのである。
* 中でも「国際法に詳しい」(自称)御仁の振る舞いは興味深いものであった。議論において「日米地位協定における主権免除は国際慣習法です、政府がそう言っているのだからそうなんです」と自分の理屈抜きにでかい顔をしてた。その梯子が外されたのだが、今でも知らんぷりである。国際法研究について各国の主張や事例を比較検討するのではなく、日本政府が国際法で主張していることを丸暗記しようとしているのだろう。
拙記事への竹内さんの反論はそうなっている。
濫觴は次のとおりだ。筆者は『軍事研究』2018年11月号に戦闘機戦力の見通しを書いた。「安価な戦闘機を併用すべきだ」といった主張だ。それに対して脳内ニューロンでも発火したのだろう。竹内さんは次のように言及した。
竹内修@otfsx1228
忙しくてちゃんと読んでないんだけど、この一文で読む価値が無いとわかるし、こんな駄文を書きとばしてるから、文谷には仕事が来ねえんだよな(笑)
https://twitter.com/otfsx1228/status/1050322725942648832
以降、時折に「文谷の低価格戦闘機導入論はありえない」といった趣旨の発言をしている。
だが、その発言は根本の問題に触れていない。戦闘機の高級化による保有数減少と中国とのバランシング困難については全く避けている。
それを認めると主張が崩れる、低価格戦闘機論が意味を持つからだ。
だからそこから逃げた発言に終始している。ディティールに関する反論めいた不明確な指摘を繰り返しているのである。
本日の次の発言はまったくそれである。
竹内修@otfsx1228
すべての航空機のパイロットが不足してる状況下では、空自の戦闘機パイロットだって、今よりスキルの低い人材を採用しなきゃならないから、それを補完するには機械が人間をサポートしてくれる機材を買わなきゃならない訳で、それ故に文谷の主張する安い戦闘機を買えなんてのは、痴人の夢なのよ(笑)
https://twitter.com/otfsx1228/status/1089040979938598912
竹内修@otfsx1228
あとアラートに関しては、近い将来、今と基準が変わるって話があるんで、その辺の情報のアップデートが無いまま、アラートが主任務なんだから安い戦闘機で良いってのも、文谷のヌルい所なんだよな。
https://twitter.com/otfsx1228/status/1089042400855568384
■ 素養低下の中身を混同している竹内修さん
だが、この反論は素養低下について誤っている。「空自の戦闘機パイロットだって、今よりスキルの低い人材を採用しなきゃならないから、それを補完するには機械が人間をサポートしてくれる機材を買わなきゃならない」(竹内)がその部分だ。
これは身体的素養と知的素養を混同する誤りがある。
確かに、今後はパイロットの素養は低下するだろう。採用水準を緩めなければならないためだ。そのため身体検査ほかでの水準は下がる。
ただ、知的能力は今後もほとんど変わらない。なぜなら現状でもパイロット採用においては知的能力はほとんど考慮されていないためだ。現状でも航空学生採用あるいは幹部候補生採用の試験さえとおれば知的水準の検査はおわりだ。
その点からすれば、「今よりスキルの低い人材を採用しなきゃならないから[中略]機械が人間をサポートしてくれる機材を買わなきゃならない」(竹内)は正しい主張ではない。
また、これは拙記事への反論ともなっていない。「低価格機により非正面は負担できる」や「領域警備的なスクランブルはそれで対処できる」が主張だからだ。また「敵地侵入といった高度な任務はF-35にやらせろ」とも主張している。その意味で藁人形でもある。
さらにいえば、素養低下の反論は竹内さんの従前の発言とも矛盾する。
以前は「パイロットは不足する」と主張していた。
竹内修@otfsx1228
今日もSEECATの所々で少子化の話になったんだけど、戦闘機だけじゃなく、艦艇とか車輌なんかもオペレーターが確保できなくなるから、無人装備でそれを埋めてかなきゃってのが業界の共通認識で、軽戦闘機を買い増せなんてお花畑のいる場所はどこにも無いからな(笑)2018年10月12日
https://twitter.com/otfsx1228/status/1050748982996099073
竹内修@otfsx1228
LCCのピーチさんすらパイロットの自社養成を始めるほど、人材不足な状況下で、航空自衛隊に安い戦闘機をいくら増やしてみても、それはエプロンに金属の塊が並ぶだけの話だからな。2018年10月12日
https://twitter.com/otfsx1228/status/1050751030630133761
その主張の奇妙な点は、以前に「自分の結論をださない人に言われるのもね」述べたので繰り返さない。
だそれが今回は「パイロット不足は採用水準切下げで対応できる」としている。これは従来発言との矛盾である。
■ 任務負担の見通しで誤っている竹内修さん
また、任務負担の見通しも誤っている。竹内さんの「今後、アラートは戦闘機の主任務にはならない」といった見通しである。
具体的には「アラートに関しては、近い将来、今と基準が変わるって話があるんで、その辺の情報のアップデートが無いまま、アラートが主任務なんだから安い戦闘機で良いってのも、文谷のヌルい所なんだよな。」(竹内)の部分だ。
これは「[アラートの]基準が変わ」った(竹内)ところで、空自戦闘機は領空警備の負担がなくなるのか?」 を考えればよい。
まず数的把握が怪しいのだ。仮に実任務の9割が領域警備だとする。それが基準変わって仮に7割になった。それにより「アラートは戦闘機の主任務ではなくなる」と主張しているのが竹内さんの反論である。
当然だが基準を変えたところで実任務の過半は領空警備であることは変わらない。訓練を除けば残りは全てそれだ。強いて言えば広報や演習参加や訓練協力、国際親善的な共同訓練もあるが時間的には無視してよい。
その点で「アラートが主任務なんだから安い戦闘機で良いってのも、文谷のヌルい所なんだよな。」といった批評は根本から誤っている。
さらにいえば「情報のアップデートが無い」(竹内)もなかなかの発言だ。情報のアップデートと言い出す御仁はたいてい公式発表鵜呑みである。さらには昨日聞いた内容と今日聞いた内容が矛盾していても情報のアップデートで済ましており、その矛盾を気にも掛けない。
だから公式が誤ればアップデートした御仁も誤る。
最近なら国際法解釈の例がそれだ。これまで政府は日米地位協定における主権免除は国際慣習法であると述べていた。だが、それは嘘だった。そして政府はそれをコッソリ変更した。そしてそれに依拠していた情報アップデート組もその誤りについて批評せず、再び情報アップデートをして終わりとした。当然ながら自己批判はない。*
■ 構造的な部分については反論できない竹内修さん
繰り返すが、なによりも竹内さんは根本の問題には触れようとしない。
記事の問題意識については徹頭徹尾に避けている。記事で提示した戦闘機の高級化による保有数減少と中国とのバランシング困難は何も言及しようとしない。
まずは主張の構造的な部分については反論できないのである。それを認めると安価な戦闘機のオプションは有り得べき選択肢となる。それにより自分の「反論」がすべて意味を失われるためだ。だから安価な戦闘機オプションそのものの評価は避け、そのディティールに文句をつけているのである。
これまでの竹内さんの反論を見るとそう判断できるのである。
* 中でも「国際法に詳しい」(自称)御仁の振る舞いは興味深いものであった。議論において「日米地位協定における主権免除は国際慣習法です、政府がそう言っているのだからそうなんです」と自分の理屈抜きにでかい顔をしてた。その梯子が外されたのだが、今でも知らんぷりである。国際法研究について各国の主張や事例を比較検討するのではなく、日本政府が国際法で主張していることを丸暗記しようとしているのだろう。
Category : 未分類
レーダ抗議は対立だけを残す結果に終わった。日本政府の抗議は韓国になんの変化ももたらさなかった。何らの利益も産まず、。両国の国民感情を害し、日韓の対立を残す形で終わった。
その仔細は朝日新聞記事「『協議継続、もはや困難』レーダー照射、日本が最終見解」のとおり打つ手なしで終わった。
なにより最初から無理筋である。照射により日本には何の損害も生まれていない。それで抗議をするのはまずどうかしている。また韓国が抗議を受容するはずもない。何の損害も与えていないにもかかわらず非難された形である。反発するのは当然であった。
当然ながら日本にとっては損に終わった。韓国との関係をさらに悪化させ、各種の政治問題への韓国との協調、韓国政府との協力の可能性を失ったためだ。
■ 職責を放棄した政務官と副大臣
だが、個人的利益を得た連中はいる。ネトウヨ層を支持者とするアレ政治家である。
お爺ちゃんは帝大を出ていて「馬鹿」とだけは言われなかったアレ宰相はその筆頭だ。
加えて防衛・外務のアレな政務官副大臣もそうだろう。支持者たるネトウヨ層の関心を買う。その私益のために職責を果たさず国益を失わせる。奸賊としか言いようはない。
そもそも防衛政務官が火に油を注ぐような態度では終わりだ。
流石に普段から「歴史戦」といっているだけのことはあるものだ。
そして事態を収拾すべき外務副大臣もこの体たらくである
そのヒゲをとるか首をとるかの選択を早く迫られないものかとね。
■ 落着を予想できない目利きってなんだろうね
その上で言えば、その結末を見抜けない目利きはどんなものだろうかね。
関健太郎さんは拙記事「韓国レーダ照射への抗議は誤り」について「今年の軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補がポップアップ。」(関)と評した。
その関さんは直前の音響転換データ公開で「韓国に勝った」と評していた。それで「外交で手打ち」(関)できる。「韓国の首を徐々に絞め」(関)られていくと述べていた。「[日韓政府は]今回落としどころを見つけ」(関)られる。そして「韓国は他で代償を支払う」(関)とも述べている。日本外交勝利を疑わなかったわけだ。
だが、現実はこのていたらくである。
そもそも国際社会の理解が甘い。国際関係は相対である。また日韓にはさほどの力量差もない。この状況において日本が韓国の首を締められる、韓国に代償を支払わせられる。そのように考えること自体がまずはどうかしている。
そのようなご見識でありながら「何も解決しないよ」に対し「今年の軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補がポップアップ。」(関)と他人を評するのは強心臓なものだ。
その仔細は朝日新聞記事「『協議継続、もはや困難』レーダー照射、日本が最終見解」のとおり打つ手なしで終わった。
なにより最初から無理筋である。照射により日本には何の損害も生まれていない。それで抗議をするのはまずどうかしている。また韓国が抗議を受容するはずもない。何の損害も与えていないにもかかわらず非難された形である。反発するのは当然であった。
当然ながら日本にとっては損に終わった。韓国との関係をさらに悪化させ、各種の政治問題への韓国との協調、韓国政府との協力の可能性を失ったためだ。
■ 職責を放棄した政務官と副大臣
だが、個人的利益を得た連中はいる。ネトウヨ層を支持者とするアレ政治家である。
お爺ちゃんは帝大を出ていて「馬鹿」とだけは言われなかったアレ宰相はその筆頭だ。
加えて防衛・外務のアレな政務官副大臣もそうだろう。支持者たるネトウヨ層の関心を買う。その私益のために職責を果たさず国益を失わせる。奸賊としか言いようはない。
そもそも防衛政務官が火に油を注ぐような態度では終わりだ。
山田宏 自民党参議院議員@yamazogaikuzo
では、わが国の自衛隊機が「威嚇的」な低空飛行をしたという『証拠』を出しなさい!自衛隊機は完璧に国際法に則り、「友好国」として対応したことは、公開映像で明らかですよ。
2019年1月2日
https://twitter.com/yamazogaikuzo/status/1080421707372875776
流石に普段から「歴史戦」といっているだけのことはあるものだ。
そして事態を収拾すべき外務副大臣もこの体たらくである
佐藤まさひさ(正久)@SatoMasahisa
【菅官房長官「韓国は日本へ責任転嫁」と文大統領発言に猛反発】
解決済みの問題を蒸し返したのは文政権だ。慰安婦問題もそうだが、協定や政府間合意を守らず、日本に責任を転嫁する文政権の姿勢は異常だ。約束を守らなければ、国と国との関係が成り立たなくなる。
https://web.smartnews.com/articles/fxVsa7SPsWZ …
2019年1月10日
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/1083593682325028864
そのヒゲをとるか首をとるかの選択を早く迫られないものかとね。
■ 落着を予想できない目利きってなんだろうね
その上で言えば、その結末を見抜けない目利きはどんなものだろうかね。
関健太郎さんは拙記事「韓国レーダ照射への抗議は誤り」について「今年の軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補がポップアップ。」(関)と評した。
その関さんは直前の音響転換データ公開で「韓国に勝った」と評していた。それで「外交で手打ち」(関)できる。「韓国の首を徐々に絞め」(関)られていくと述べていた。「[日韓政府は]今回落としどころを見つけ」(関)られる。そして「韓国は他で代償を支払う」(関)とも述べている。日本外交勝利を疑わなかったわけだ。
ぐり@関賢太郎@gripen_ng
防衛省、新証拠の「音」公開へ 韓国のレーダー照射で https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190119-00000549-san-pol …
最終的には外交で手打ちしなきゃならんわけだけど、韓国の首を徐々に絞めていく方針はこれ最初からそのつもりだったんじゃないかとさえ思える。今回落としどころを見つけても、韓国は他で代償を支払うことになりそう。
2019年1月19日
https://twitter.com/gripen_ng/status/1086629628372934656
だが、現実はこのていたらくである。
そもそも国際社会の理解が甘い。国際関係は相対である。また日韓にはさほどの力量差もない。この状況において日本が韓国の首を締められる、韓国に代償を支払わせられる。そのように考えること自体がまずはどうかしている。
そのようなご見識でありながら「何も解決しないよ」に対し「今年の軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補がポップアップ。」(関)と他人を評するのは強心臓なものだ。
Category : 未分類
『宇治拾遺物語』「こぶ取り爺さん」の話はご存知だろうか?
概略は以下のとおりだ。コブ男Aがオニにコブを取られる。コブ男Bはその体験を模倣しようとする。だがそれは失敗しオニにAのコブもつけられてダブルのコブとなる。
その話はミャンマーのカレン族にもある。
同様に概略を示すと次のとおり。コブのある旅人が墓地で寝ていると精霊がコブをとってくれた。それを聞いたコブ男が同様に墓地で寝ていると精霊が首尾よくコブをとってくれる。でも翌日にそのコブを返され、旅人のコブもつけられてダブルのコブとなる。
これは『アジア・アフリカ言語研究』の2018年3月号で見つけた。倉部慶太「ミャンマーの『こぶ取り爺さん』 -シンポー語における民話テキスト」pp.181-199による。ちなみに東京外語大学のWEBにPDFで全文が掲載されている。アクセスに何の制限もないことから公開されているものと考え、URLを示す。
http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/92462/1
日本の話と相違する点もある。まず爺さんではない。踊りを踊るわけでもなく、何か秀でた芸をしたわけではない。オリジナルのコブは甲状腺腫であり首の前にある。模倣をしようとした男も何か失敗したわけではなくコブをつけられる。新しくコブがつくのは首の後ろである。そういった内容だ。
ちなみに、墓場で寝る理由は「空き家で寝ると祟りがあるから」といったもの。196ページにはその理由が示されている。
もちろん、昔話や民話が広く分布していることは珍しくもない。海幸彦山幸彦神話は中国、東南アジアからポリネシアやアメリカインディアンまで分布している。
ただ、どちらも「精霊がコブを自由に切り貼りできる力を持つ」ことに不自然さを抱かない感覚があり共通している。その共通項の存在になかなか不思議な感覚がした。
なお、宇治拾遺物語「こぶ取り爺さん」の町田康さんの朗読はつぎのとおり。https://radiocloud.jp/archive/a6j/?content_id=43431 オニのリーダーの頭に陰茎が6本ついいたとか知らなかったよ。ちなみにアフターシックスジャンクションでチェアリングをやった2018年9月24日の回です。
概略は以下のとおりだ。コブ男Aがオニにコブを取られる。コブ男Bはその体験を模倣しようとする。だがそれは失敗しオニにAのコブもつけられてダブルのコブとなる。
その話はミャンマーのカレン族にもある。
同様に概略を示すと次のとおり。コブのある旅人が墓地で寝ていると精霊がコブをとってくれた。それを聞いたコブ男が同様に墓地で寝ていると精霊が首尾よくコブをとってくれる。でも翌日にそのコブを返され、旅人のコブもつけられてダブルのコブとなる。
これは『アジア・アフリカ言語研究』の2018年3月号で見つけた。倉部慶太「ミャンマーの『こぶ取り爺さん』 -シンポー語における民話テキスト」pp.181-199による。ちなみに東京外語大学のWEBにPDFで全文が掲載されている。アクセスに何の制限もないことから公開されているものと考え、URLを示す。
http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/92462/1
日本の話と相違する点もある。まず爺さんではない。踊りを踊るわけでもなく、何か秀でた芸をしたわけではない。オリジナルのコブは甲状腺腫であり首の前にある。模倣をしようとした男も何か失敗したわけではなくコブをつけられる。新しくコブがつくのは首の後ろである。そういった内容だ。
ちなみに、墓場で寝る理由は「空き家で寝ると祟りがあるから」といったもの。196ページにはその理由が示されている。
もちろん、昔話や民話が広く分布していることは珍しくもない。海幸彦山幸彦神話は中国、東南アジアからポリネシアやアメリカインディアンまで分布している。
ただ、どちらも「精霊がコブを自由に切り貼りできる力を持つ」ことに不自然さを抱かない感覚があり共通している。その共通項の存在になかなか不思議な感覚がした。
なお、宇治拾遺物語「こぶ取り爺さん」の町田康さんの朗読はつぎのとおり。https://radiocloud.jp/archive/a6j/?content_id=43431 オニのリーダーの頭に陰茎が6本ついいたとか知らなかったよ。ちなみにアフターシックスジャンクションでチェアリングをやった2018年9月24日の回です。
Category : 未分類
神保町の東方書店さんに冬コミの新刊をお願いしました。
『瀛報』第49号 海自新空母は大型化を指向する-6万トン級におよぶか? です。
ほか、コピー誌を含む旧刊もお願いしています。
中文書を買うついでに、また見本もおいてますので「同人通販では実物がわからない」といった方もどうぞ
場所はすずらん通り、東京堂書店の斜向かいです
ほかにも、メロンブックスと、とらのあなにも委託しております
・ 「メロンブックス」(旧刊3種もあるよ)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=457320
・ 「とらのあな」(旧刊3種もあるよ)
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030693941
『瀛報』第49号 海自新空母は大型化を指向する-6万トン級におよぶか? です。
ほか、コピー誌を含む旧刊もお願いしています。
中文書を買うついでに、また見本もおいてますので「同人通販では実物がわからない」といった方もどうぞ
場所はすずらん通り、東京堂書店の斜向かいです
ほかにも、メロンブックスと、とらのあなにも委託しております
・ 「メロンブックス」(旧刊3種もあるよ)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=457320
・ 「とらのあな」(旧刊3種もあるよ)
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030693941
Category : 未分類
仕事が終わると虚脱する。2-3日はグッタリするので始末に困る。
まずは怠け者の極みだ。道路には獅子が、街頭にはライオンが徘徊している。外に出れば食べられてしまうと思っているのでしょうがない。新共同訳で確認しようとしたらWEBで公開していない「本文は冊子体を買え」といった体なのだが。英語でググると簡単にでてくるあたりはサンレモマニュアルと同じ構造になっている。
そうならぬように無理にも他出しなければならない。木曜に先週末からの仕事が終わったときにそう決心した。
で、東京市内に出た。出発時には財布に3万5000円入っていた。
しかし帰りに汽車に乗る前、飯を食ったあとには5000円札1枚しかない。
全く腑に落ちない。
だが考えると身に覚えはある。まず、車に乗るとギャソリンが尽きかけているのに気づく。燃料満タンで5000円超。営団の改札出るときに残高不足。6円足りなかった。そこで1万円チャージ。某所でコピーをバンバンとる。上限100枚を3ローテと+1回で1万円弱を取られた。最後に3000円くらいの本を2冊買った。
飯食う前にもなんとなく気づいていたんだけどね。「あと5000円しかない」と気づくと嫌な気持ちになったものだよ。
日本の古本屋の類で古本とか買うときは5万10万つかってもそんなものかなんだけどね。
ちなみに昨日深夜というか本日早朝にはは洋書を5冊位を買っている。だいたい100ドルなのでそれもいれれば4万円。
だからしばらくは金を使いたくはない。オレ、この仕事終わったら『抗日戦争研究』と『太平洋学報』、『東北亜論壇』の購読をするんだとか考えていたけど、あまりに早く金が溶けて嫌な気持ちになったので来週まで頭を冷やすことにする。
まずは怠け者の極みだ。道路には獅子が、街頭にはライオンが徘徊している。外に出れば食べられてしまうと思っているのでしょうがない。新共同訳で確認しようとしたらWEBで公開していない「本文は冊子体を買え」といった体なのだが。英語でググると簡単にでてくるあたりはサンレモマニュアルと同じ構造になっている。
そうならぬように無理にも他出しなければならない。木曜に先週末からの仕事が終わったときにそう決心した。
で、東京市内に出た。出発時には財布に3万5000円入っていた。
しかし帰りに汽車に乗る前、飯を食ったあとには5000円札1枚しかない。
全く腑に落ちない。
だが考えると身に覚えはある。まず、車に乗るとギャソリンが尽きかけているのに気づく。燃料満タンで5000円超。営団の改札出るときに残高不足。6円足りなかった。そこで1万円チャージ。某所でコピーをバンバンとる。上限100枚を3ローテと+1回で1万円弱を取られた。最後に3000円くらいの本を2冊買った。
飯食う前にもなんとなく気づいていたんだけどね。「あと5000円しかない」と気づくと嫌な気持ちになったものだよ。
日本の古本屋の類で古本とか買うときは5万10万つかってもそんなものかなんだけどね。
ちなみに昨日深夜というか本日早朝にはは洋書を5冊位を買っている。だいたい100ドルなのでそれもいれれば4万円。
だからしばらくは金を使いたくはない。オレ、この仕事終わったら『抗日戦争研究』と『太平洋学報』、『東北亜論壇』の購読をするんだとか考えていたけど、あまりに早く金が溶けて嫌な気持ちになったので来週まで頭を冷やすことにする。
Category : 未分類
関賢太郎さんは10日前にした発言との整合性はどう考えているのだろうか?
26日に筆者記事『韓国レーダ照射への抗議は誤り』がアップされた。その内容は「レーダ照射には抗議すべきではない。なぜなら1.現実的な被害や危険性はないこと、2.抗議から利益は得られないこと、3.相互の国民感情を刺戟すること」だ。
対して関さんは拙記事について次のように評した。なぜそう判断するか。その根拠もしめさず「軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補」(関)と述べた。
■ 10日間で掌返し
だが、10日後の関さんの発言は急変する。
抗議に刺激されたアレ日本人のナショナリズムに説教をしている。
例えばつぎの発言だ。
他にも以下の発言も同じ中身だ。
・ https://twitter.com/gripen_ng/status/1081390229385179136
・ https://twitter.com/gripen_ng/status/1081346280813584384
・ https://twitter.com/gripen_ng/status/1081659798100140032
その主張はまずは拙記事と大差はない。
まずは「軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補」(関)との評との整合性はどうなっているかということだ。
■ 日韓ナショナリズム衝突は自明だった
なによりも不思議な点は、関さんは10日前にそれが予見できなかったことだ。
ある程度の見識があれば泥仕合はわかっていた。日韓双方の愛国者は吹き上がる。そして現在の政治状況ではそれを沈静化させることもできない。これは尖閣漁船ビデオ流出事件からもそう推測できた。
だが、その状況で関さんは論拠なしで「軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補」(関)と発言した。
つまり予想ができていなかったのだ。
その点で関さんの目利きとしての実力はいかがかと。問題が起きることを予見できない。それでいて問題化したあとになって説教を垂れて悦にいる。その様子を拝見しているとそのような疑問も生まれる。
26日に筆者記事『韓国レーダ照射への抗議は誤り』がアップされた。その内容は「レーダ照射には抗議すべきではない。なぜなら1.現実的な被害や危険性はないこと、2.抗議から利益は得られないこと、3.相互の国民感情を刺戟すること」だ。
対して関さんは拙記事について次のように評した。なぜそう判断するか。その根拠もしめさず「軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補」(関)と述べた。
ぐり@関賢太郎@gripen_ng
韓国レーダ照射への抗議は誤り(Japan In-depth) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181226-00010000-jindepth-pol … これは酷い。年末になって突如今年の軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補がポップアップ。酷すぎてわざとやってるんじゃないかとさえ思える。
https://twitter.com/gripen_ng/status/1077902719002673153
■ 10日間で掌返し
だが、10日後の関さんの発言は急変する。
抗議に刺激されたアレ日本人のナショナリズムに説教をしている。
例えばつぎの発言だ。
ぐり@関賢太郎@gripen_ng
https://twitter.com/Blue_Oyaji/status/1081661964890165248?s=19 …
隣国同士の対外関係でこの程度の問題世界中でよくあることなんですよ。あなたは本も新聞も読まないから知らないんでしょうが。それなのに断交するなんて、日本の外交能力の低さを世界に露呈してかえって侮りを受け、恥になることになるんですよ。わからないかなぁ。
https://twitter.com/gripen_ng/status/1081664350870355968
他にも以下の発言も同じ中身だ。
・ https://twitter.com/gripen_ng/status/1081390229385179136
・ https://twitter.com/gripen_ng/status/1081346280813584384
・ https://twitter.com/gripen_ng/status/1081659798100140032
その主張はまずは拙記事と大差はない。
まずは「軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補」(関)との評との整合性はどうなっているかということだ。
■ 日韓ナショナリズム衝突は自明だった
なによりも不思議な点は、関さんは10日前にそれが予見できなかったことだ。
ある程度の見識があれば泥仕合はわかっていた。日韓双方の愛国者は吹き上がる。そして現在の政治状況ではそれを沈静化させることもできない。これは尖閣漁船ビデオ流出事件からもそう推測できた。
だが、その状況で関さんは論拠なしで「軍事クソポエムオブザイヤー最有力候補」(関)と発言した。
つまり予想ができていなかったのだ。
その点で関さんの目利きとしての実力はいかがかと。問題が起きることを予見できない。それでいて問題化したあとになって説教を垂れて悦にいる。その様子を拝見しているとそのような疑問も生まれる。
Category : 未分類
早野龍五さんの噴飯がニュースになっている。「福島は安全」論の根拠であった調査結果は被曝量を実際の1/3に低く計算した代物であった。仔細はBUZZAPの「『福島の放射能は安全』と言い続けてきた早野龍五東大教授、個人被曝線量のデータを1/3に改ざんしていた」に詳しい。
それについて 『選挙』で有名な想田監督は次のように述べている。
■ HPVワクチンも同じ
これはHPVワクチンも同じではないか?
HPVワクチンはなによりも危険性が不分明である。その費用対効果もわかっていない。
しかし、推進派は安全であると全力で推す。その点で惣田さんのいう「高度な政治性と胡散臭いもの」に近い臭いを感じる。ワクチン広報の村中璃子さんの発言は「安全とは言い切れぬはずのことまで安全と断言する」姿そのものだからだ。
なによりもヨイショ連の挙動が似ている。科学技術セクターのやることは何でも正しい。科学者や技術者の言うことは無謬である。そのような科学崇拝がベースとなっている。そして反対者を無知蒙昧と考えて小馬鹿にする。「早野論文を理解しない愚か者」や「ジョン・マドックス賞の権威を知らない」といったあれだ。
■ 水俣病で御用学者はなんと主張したか?
注目すべき点は先行失敗例に酷似していることだ。
一言でいえば水俣病だ。当時、御用学者は何を言ったか? 彼らと製薬会社や政府との距離感はどうであったか? それを思い出せばよい。
そして早野さんや中村さんの立場は当時の御用学者のそれに類似している。
まず早野さんは中立ではない。政府や東電に近い。そのため線量を低めに提示する動機がある。
また村中さんも中立ではない。やはり製薬会社に近い。HPVワクチンが売れれば利益を得られる立場にある。その点で危険性は隠したがる立場にある。
その点で2人のいうことを全て真に受けるのはどうかしている。そういうことだ。
■ 何も見抜けない松浦晋也さん
ちなみに、科学技術ヨイショで知られる松浦晋也さんは早野さんの被曝量操作について何も言っていない。
代わりに惣田監督の発言について、エムス電報事件なみに編集し、その上で言葉尻を捉えて悦に入っている。
まあ、お理工さんの好きないい方ですれば、想田さんの発言は「定量的には批判検討できないけど、定性的にはオカシイ」程度の中身だ。
そのうちの「定量的には」の部分を意図して削ってるからね。「早野龍五氏らが出してくるデータや計算については批判・検討する能力などない。」(想田)を「(自分に)批判・検討する能力などない。」(松浦)と省略している。まあなんつーか穢らわしさを感じる上に松浦さん本人も敗北を認めてるんだろうね。
それについて 『選挙』で有名な想田監督は次のように述べている。
想田和弘@KazuhiroSoda
僕は放射線に関しては専門家じゃないし、早野龍五氏らが出してくるデータや計算については批判・検討する能力などない。しかし東電や政府を絶対に批判しようとせず、安全とは言い切れぬはずのことまで安全と断言する早野氏の言動には、高度な政治性と胡散臭いものを感じてきた。
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1080143312412135424
■ HPVワクチンも同じ
これはHPVワクチンも同じではないか?
HPVワクチンはなによりも危険性が不分明である。その費用対効果もわかっていない。
しかし、推進派は安全であると全力で推す。その点で惣田さんのいう「高度な政治性と胡散臭いもの」に近い臭いを感じる。ワクチン広報の村中璃子さんの発言は「安全とは言い切れぬはずのことまで安全と断言する」姿そのものだからだ。
なによりもヨイショ連の挙動が似ている。科学技術セクターのやることは何でも正しい。科学者や技術者の言うことは無謬である。そのような科学崇拝がベースとなっている。そして反対者を無知蒙昧と考えて小馬鹿にする。「早野論文を理解しない愚か者」や「ジョン・マドックス賞の権威を知らない」といったあれだ。
■ 水俣病で御用学者はなんと主張したか?
注目すべき点は先行失敗例に酷似していることだ。
一言でいえば水俣病だ。当時、御用学者は何を言ったか? 彼らと製薬会社や政府との距離感はどうであったか? それを思い出せばよい。
そして早野さんや中村さんの立場は当時の御用学者のそれに類似している。
まず早野さんは中立ではない。政府や東電に近い。そのため線量を低めに提示する動機がある。
また村中さんも中立ではない。やはり製薬会社に近い。HPVワクチンが売れれば利益を得られる立場にある。その点で危険性は隠したがる立場にある。
その点で2人のいうことを全て真に受けるのはどうかしている。そういうことだ。
■ 何も見抜けない松浦晋也さん
ちなみに、科学技術ヨイショで知られる松浦晋也さんは早野さんの被曝量操作について何も言っていない。
代わりに惣田監督の発言について、エムス電報事件なみに編集し、その上で言葉尻を捉えて悦に入っている。
松浦晋也@ShinyaMatsuura
「(自分に)批判・検討する能力などない。」と言いつつ、「安全とは言い切れぬはず」と検討し、「言い切れぬはずのことまで安全と断言する」と批判していた。自己矛盾。想田和弘@KazuhiroSoda 僕は放射線に関しては専門家じゃないし、早野龍五氏らが出してくるデータや計算については批判・検討する能力などない。しかし東電や政府を絶対に批判しようとせず、安全とは言い切れぬはずのことまで安全と断言する早野氏の言動には、高度な政治性と胡散臭いものを感じてきた。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1081348780396429312
まあ、お理工さんの好きないい方ですれば、想田さんの発言は「定量的には批判検討できないけど、定性的にはオカシイ」程度の中身だ。
そのうちの「定量的には」の部分を意図して削ってるからね。「早野龍五氏らが出してくるデータや計算については批判・検討する能力などない。」(想田)を「(自分に)批判・検討する能力などない。」(松浦)と省略している。まあなんつーか穢らわしさを感じる上に松浦さん本人も敗北を認めてるんだろうね。
Category : 未分類
昨日に「とらのあな」と「メロンブックス」の順番で通販がはじまりました。店頭でもじきに並ぶとおもいます。データ上では東京市内の一部の「とらのあな」なら既に並んでいるかとは思いますが、物流次第ですので地方はまだかなと思います
・ 「とらのあな」(旧刊3種もあるよ)
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030693941
・ 「メロンブックス」(旧刊3種もあるよ)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=457320
まー、表紙はフォントのパス化を忘れたんですけど、イラレと小塚だから問題なしで処置されたみたいですね
次からは忘れないようにしないと。
・ 「とらのあな」(旧刊3種もあるよ)
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030693941
・ 「メロンブックス」(旧刊3種もあるよ)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=457320
まー、表紙はフォントのパス化を忘れたんですけど、イラレと小塚だから問題なしで処置されたみたいですね
次からは忘れないようにしないと。