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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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Author:文谷数重
 軍事ライターの文谷です
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2016.03
29
CM:8
TB:0
19:05
Category : 未分類
 電気事業連合会は使いみちもないMOX燃料を今後も延々と作り続けると言っている。共同通信によると
電気事業連合会は29日、消費手段となるプルサーマル発電の実施計画について、原発16~18基で実施する計画を堅持するものの、東京電力福島第1原発事故などの影響で実現時期が未定である
http://blogos.com/article/169432/

とのこと。

 これはゴミ屋敷の主人が「MOX燃料はいつか使うから、ゴミではない」といいだすようなものだ。

 発電用の原発で生成されたプルトニウムは本来ゴミでしかない。実際に海外では一回の利用で廃棄保存している。

 日本の原子力セクターはそこで助平心を出し、再処理で核燃料を再生しようとした。「核燃料のカスにはプルトニウムや燃えきっていないウランがある、捨てるのはもったいない」というものだ。

 だが、現状では再処理は金を突っ込んだだけで何の価値も産んでいない。回収したプルトニウムを燃やせる専用の原子炉、もんじゅはあのザマでおわった。このため仕方がないので、普通の原子炉で燃やすプルサーマルを考えた。だが、それも手につけたところで肝腎の原発が大地震で全部コケた。

 結局は、多額の予算をかけてプルサーマル用のMOX燃料を作っただけで終わっている。自国での再処理工場もまともに作れない現状のため、大枚はたいて海外で委託加工した。そのために直接的に1000億円http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_power-denryoku20150221j-01-w490を使った。さらには専用の巡視船まで作らせた。しかし、プルサーマルを実施した原発の数と発電期間からすれば、おそらく投資額は回収できていない。

 プルサーマルの状況はこういったものであって、いまさら今後はない。

 だが、それをやめられず使いみちのないMOX燃料を作って保管しようとしている。これは全くゴミ屋敷の主人と変わるものではない。

 そもそも、原発そのものが無駄となっている。原発大好きな政権がアレだけ努力しても動かせているのは一ヶ所だけ。それもまた仮処分で止まる可能性もある。社会的に不安定な発電設備に人や金を突っ込んでも元がとれるものでもない。さらにテロ問題での対策コストやリスクも上がっている。通常の企業なら、経営上のお荷物で切り捨てる部門でしかない。

 その原発についても、電力会社は「この原発はいつか使う、ゴミじゃない」といっている。これもゴミ屋敷の主人とかわるものではない。 
2016.03
28
CM:7
TB:0
07:34
Category : 未分類
 調査捕鯨には不利益しかない。

 先の24日に調査捕鯨の船団が下関に帰投した。これは日本では「船団が帰ってきた」程度の小記事だが、海外のニュースサイトでは批判的に多く取り上げている。例えばBBCでも”Japanese whaling: why the hunts go on”としてとりあげられている。*

 その中でも気になるのが、豪州ABCのニュースである。"Japanese whaling program details prompts calls for Australian Government to take stronger action"とある。題名からして調査捕鯨の不利益を示唆するものだ。**

 豪州の不快感は総統なものである。政府の環境大臣の発言として
"The Australian Government strongly opposed Japan's decision to resume whaling in the Southern Ocean this past summer," he said.[中略]Japan does not know where nor would it recognise Australia's so-called 'whale sanctuary'."
Japanese whaling program details prompts calls for Australian Government to take stronger action

とある。「捕ってくれるなと言っているのに捕る。」「よりによって豪州がクジラの聖域として重視しているところで捕る」といったものだ。

 調査捕鯨は、豪州の怒りを買う不利益を上回る利益はあるのだろうか? 

 まず、利益はない。

 調査の意味もほとんどない。クジラが増えているということは、別に殺さなくとも分かる話だ。また、捕鯨で調べたところで捕鯨が再開できる見込みもない。

 さらに、入手した鯨肉の価値も大したものでもない。333頭を捕獲したが、我先に欲しがっている様子もない。当節、牛豚羊の肉は有り余っている。一部の珍味的部位を除き、まずい鯨肉を食う必要もない。どうしても欲しければ金を払ってノルウェー人に捕鯨させればよい。そうすれば日本人はいまほどは恨まれない。

 対して、豪州の悪感情を買う不利益は大きい。豪州は日本にとっては重要な友好国である。安価で高品質な鉄鉱石や石炭が入手でき、今後は天然ガスの輸入も増える。安全保障でもインドとは違いアテにできる相手である。さらに潜水艦を買ってくれそうな雰囲気もある。

 極端な話、何の利益も生まず赤字垂れ流しの調査捕鯨よりも、潜水艦の輸出だけでも利益は大きい。

 その点からすれば南氷洋での調査捕鯨はさっさとやめる。やりたければ日本の沿岸でやればいいということになる。

 だが、捕鯨はナショナリズムと結びついている。調査捕鯨セクターとそれを利用する政治勢力にとっての利益となっている。

 まずは、捕鯨セクターの利益のために、国家の利益が毀損されているということだ。


*   Japanese whaling: why the hunts go on, BBC NEWS, (London,BBC,2016.3.25)
    http://www.bbc.com/news/world-asia-35003272

**   Japanese whaling program details prompts calls for Australian Government to take stronger action, ABC NEWS, (Sydney,ABC,2016.3.25)
     http://www.abc.net.au/news/2016-03-25/calls-for-australia-to-take-action-against-japanese-whalers/7276788
2016.03
24
CM:6
TB:0
07:38
Category : 未分類
 ooi@n_m@JDSDE214さんは、武器輸出で興味深い発言をしている。防衛行政・防衛産業ファンなのだが、アンチの左派が憎いあまりに武器輸出はレッセフェールといきり立っている。これはOOIさんが防衛側のその努力も理解できていないことを示している。

 武器輸出を政治上の問題点と考えることに不思議はない。輸出した武器で世界に迷惑がかかることもある。あるいは非人道的な利用をされるかもしれない。これは諸外国でも同然である。普通は実際に武器を売っていいかどうかと相手を選ぶ。もちろん、輸出してよい武器かも考える。

 その点で武器輸出は「市場[原理]主義に身を委ね」(OOIさん)ろと主張するのは、乱暴でしかない。

OOI_武器輸出
ooi@n_m@JDSDE214
武器輸出ハンターイってのはある種のアレルギー反応でしかないのでいいからすっこんで市場主義に身を委ねるんだと言う気しかしない。
2:43 - 2016年3月23日 https://twitter.com/JDSDE214/status/712575478415003648

ooi@n_m?@JDSDE214
武器輸出止めさせたかったらな、株を買え、それも会社の意思を左右できるほどの株数でな。それでな、「利益の出ない防衛部門に資金を投じる必要はあるのか」ってやりゃあええねん。
2:45 - 2016年3月23日 https://twitter.com/JDSDE214/status/712575993207087104


 武器輸出は政府管理がコンセンサスである。。自由にするとロクなことがないためだ。だから反対論者は政治的な問題で取り上げようとしている。また推進派も求めるのは国家として許容してよい範囲である。

 そこで、武器輸出も「市場主義に身を委ね」(OOIさん)ろというのは、乱暴でしかない。しかも輸出について、「武器輸出止めさせたかったらな、株を買え、それも会社の意思を左右できるほどの株数でな。」(OOIさん)とも述べている。つまり、武器輸出は会社の経営だけで決める、構成員以外は口出しをすべきではないというものだ。

 では、北朝鮮にミサイルを売ってよいのだろうか? 

 OOIさんの主張は、ロッキードマーチンがトライデントを売りたい、ボーイングがミニットマンを売りたいといった時にも「止めさせたかったらな、株を買え、それも会社の意思を左右できるほどの株数でな。」(OOIさん)というのだろう

 あるいは、アヘンや奴隷が問題となった時代にも同じことをいったのだろう。奴隷貿易「ハンターイってのはある種のアレルギー反応でしかないのでいいからすっこんで市場主義に身を委ねるんだと言う気しかしない。」(OOIさん)や、アヘンの「輸出止めさせたかったらな、株を買え、それも会社の意思を左右できるほどの株数でな。」というのだろう。

 結局は贔屓の引き倒しでしかない。OOIさんは防衛省と防衛産業に片想いしている。そして武器輸出反対派は、片思いしている防衛や防衛産業の敵だと思っている。だから頑張って「ハンターイってのはある種のアレルギー反応でしかないのでいいからすっこんで」(OOIさん)ろと否定しようと頑張っている。

 だがその態度は邪魔なものでしかない。「国内でのコンセンサスを大事にして、みんなが反対しない形で輸出しよう」とする防衛行政や防衛産業の努力を馬鹿にするものだ。

 ま、ビックネームファンというのはそういうものだ。OOIさんはSFコンベンションやらワーバーズやらで、その趣味世界を擁護して名前を売った。防衛や防衛産業でも擁護に擁護を繰り返してビックネームファンとなろうと頑張っているのだろう。

 だがファンは所詮ファンにすぎない。しかも擁護しかしないとおかしなことになる。例えばC-2擁護のあまりこんなことも言っている。

 まあ、いろいろ言われているからね。これくらいは言い返すものだよ。
2016.03
23
CM:8
TB:0
23:21
Category : 未分類
 アレだ、強いヤツでも敵わないのに、品下る主人公が戦いを挑むからドラマになるわけだ。

 テレビに出るほど高名な軍事評論家と飲んだ時に出た話なんだがね。アンドロメダが戦って負けたあとにヤマトが都市帝国と戦う。ケンプファーでも勝てないNT-1にザクがヒートホーク一丁で戦いを挑むところがドラマにつながるんだろうといったもの。

 こういうのは幾らでもあるはず、場合によれば神話にもあるだろうといった話につながったのだが。最近の戦車とか軍艦アニメはなあと。

 己は人が死なない戦車道で人が死ぬアニメを見たかったのだがねえ。あるいは軍艦アニメで「如月ちゃんをもっと大事にしてから殺すとかそういった工夫もいるだろ」といったあとで、間違えてずっと「千早ちゃん」といっていて怒られた。ゲームやったことないし、興味がないとそのていどのものだ。

 その研究者もドラマツルギーの件で出したのが律子回とプチピーマンたちだから、千早が如月を指すことは明白なんだがね。おあいこさまだ。ちなみに律子回はエルバ島から奈翁が脱出した際に集まった老親衛隊のような、律子ファン層が結集する話。

 大概はこんなところで軍隊アニメの話は批判的に終わる。その翌々日か、高名なフォトグラファーと飲んだが、結局はギャル子ちゃんの話とかしていた。あんまり専門の話はしない。戦車アニメはみたものの己と同じで「キャラが多すぎて分からない」、「あんな数を出すと決めたのはどうかしている」といったものだ。

 しても最近はドイツ語の話くらいかと。ちなみに己は第一話だけすらも見るに耐えなかった。女の子とメカと鉄砲が嫌いな上に、兵隊も行ったことにない御仁の「オレの考えた軍隊描写・人間関係」が気持ち悪くて拒絶。

 さらにゲートは誰一人みていなかったよ。この点で互いに安堵していた。まあアレを見ている奴は、互いにチョットねと。結局は満州事変のファンタジー世界でのやり直し、ネトウヨ願望ダダ漏れでしかない。見ているやつ、褒めている奴の気が知れないといったところ。

 みたところでどうせアレな話だ。まあ、本質的には最終回に皇帝のホニャララ・カパックを捕虜にして、日本政府が賠償金として「この部屋一杯の黄金をよこせ」とかいうんだろ。あるいは賠償金を2億テールとか、十五ヶ条の要求かもしれんがね。放映されたアニメや原作のネトウヨ小説に出てこない部分でも、防疫部隊がウイルス入りの毛布配ったり、ファンタージー九州大学で敵の生体解剖をしているとかあるとおもうぞ、絶対。

 本質的にそんな話なのに、協力する自衛隊もどうかしているともなった。そこで「アレな宗教組織と協力している沖縄海兵隊並にアレ」とものなったが、「そりゃ李承晩とかゴ・ディン・ジエムを大統領にした連中だからな」で互いに納得。
2016.03
22
CM:3
TB:0
10:56
Category : 未分類
 読売に「日本の核燃料サイクル政策、米高官が異例の懸念」が掲載されている。国務省の担当が
日中と韓国が再処理の計画を進めていることに対し、「理性的ではない形で競争が激化している。経済的にも合理性がない」
と述べたというものだ

 核燃料サイクルも見込みはない。技術的な実現性が怪しい上、経済性の確保も見込めない。できたところで政治的に動かせない。だから「できる」や「やるべき」と言っている奴はいない。桜井よしこくらいなものだ。

 そんなことを言うとバカにされる。「ボクは人間が見抜けない間抜け」ですというようなものだからだ。フクシマの件で原子力・電力屋はアテにならないことが判然としている。今日、あの無責任な連中の言うことを疑わずに真に受けるのは、ボンクラの証明でしかない。

 結局は、失敗を認められずにやめられないだけの話である。原子力そのものが役立たずのお荷物となっている。今状で原発は金だしても動かせない。その上、既に破綻した将来技術に金突っ込んでも仕方がない。これは内心わかっている。だが、それを「やめる」と言い出せば責任問題が生じる。だから前動続行しているだけでしかない。

 普通は政治がやめさせるものだがね。だが、これも今までの失敗を認められずに原発動かそうとしている。それで苦労をしているから、逆風になるサイクルの見直しは口にもできない。

 核兵器が欲しい云々にしても、5-10発分だけ持っていればいいのではないかね。原料だけでも、と潜在的に持っていたいにしても今持っているだけでそれは足りる。まあ、核兵器級ではないとか言い出すのがいたが、常陽の一部がそのグレードになっているといった話もある。それを後生大事に抱えておけばいいのではないかね。
2016.03
16
CM:7
TB:0
12:49
Category : 未分類
■ お習字業界の権益
 書道教材は必要なのだろうか?

 この時期、ホームセンターで学校書道教材が売っている。だが、アレは切り取ったペットボトルの底に開明墨汁を注ぎ、筆を突っ込めば終わるものだ。何も割高な書道セットを買う必要はない。

 そもそも、書道教育ほどヘンなものはない。教えている教師にしても国語系統なのか、美術系統なのか、伝統芸能なのか、実用技術なのか自分たちで整理できていない。

 まず、国語教育としては相当おかしい。文字は道具にすぎず、読めればよい文字について過剰性能を要求するものであり、あってもなくてもよい「はね」や「はらい」を要求するものである。

 また書き順強制にも繋がる。もともと象形文字であったことからわかるように書き順に根拠はない。昭和三〇年代に教師向けに便宜的に定めたものであり、どうでもよいものであり、中身もおかしい。「分」は伝統的に「ノ」を書いてから「刀」、最後に「ヽ」を書いた。崩し方もそうである。だが、今は「八」に「刀」と変な順番が強制されている。

 美術としてはあまり客観性がない。書道は所詮「道」であり、美術分野としては奇妙なところがある。これは二科展で入賞を派閥ごとに順繰り持ち回りにしていることでもわかるだろう。

 伝統としては全く成立しない。異体字も変体仮名も排除した伝統に何か意味があるのだろうか? 「パソコンやシャーペンで手抜きをして書かないのが本来である」というのなら、紙に筆で書くのも手抜きである。本来なら竹簡に細筆で書き込み、あるいは金石を穿ちあるいは鋳込み、さらには牛の肩甲骨に彫り込むべきだろう。

 実用上の利点もない。実際に太い筆で文字を書くこともないためだ。普通は極太のマッキーと洋紙にしか書かない。実用生活では細筆しか使わない。年賀状、礼状、祝儀不祝儀、署名なら筆ペンでよい。あかしやの筆ペンなら、実際の筆とほぼ変わらない。

 結局は、書道教育はお習字業界の権益でしかない。もともと書道が教科化された理由もそれで、お習字業界のロビー活動の成果でしかない。

■ 本字も読めない自称「普通の日本人」
 そんな教科を残すなら、その分を漢字なり、古典なり、くずし字でも教えたほうがよい。

 その辺りに手を抜いたので、いい歳こいた大人が「明治期の文書が読めない」とか泣き言をいうのは情けないものだ。

 アレ保守が「歴史の欠片『公文書』を解読して本当の近現代史を知りたい」とか言い出してカネ集めを始めている。見世物の戦車軍艦戦闘機の集金と同じで、適当なことを言って他人の金を自分が使おうとするアレにしか見えないものだ。

 だが、その言い草はさらにみっともないものだ。
最近歴史に関する話題が多くなり、マスコミ、インターネットなどにおける解説論評を「なんだかおかしい」と思うようになりました。
「本当の史実、根拠ある証拠」とは何だろう。そこでたどり着いたのが「公文書」でした。
https://readyfor.jp/projects/kingendaishi

しかし見られるのは原典のみで、中でも明治・大正や昭和初期の文書は旧字体や歴史的仮名遣で書かれていて、ほとんど読めず意味不明なんです。
https://readyfor.jp/projects/kingendaishi


 日記でもない公文書が読めないのは、国語力が不足しているというだけの話である。公文書で一番読みにくいのは崩し方の規範が壊れ、公文書の体裁も確立しない明治10-20年代だが、それでも適当に書いた「写し」や「記書」も普通に読める。潰れた字も文章の流れで推測できるし、児島さんのくずし字字典と対照すれば確認もできる。

 明治30年代以降は、きちんと教育を受けた日本語話者、言い方を変えれば「普通の日本人」であれば、読めないということはない。頭の悪い自称「普通の日本人」はそうではないかもしれないけどね。

 所詮は旧字体や旧仮名遣いが読めない御仁が「解説論評を『なんだかおかしい』と思う」というのも、笑い草でしかないものだ。その疑問も「これは『正論』の記事に書いてあることと違う」といったものなのだろう。
2016.03
14
CM:1
TB:0
05:43
Category : 未分類
 日本語の語彙にマレーポリネシア語の影響がある。

 西部マレーポリネシア祖語のbukul(かたまり)が、上代日本語のfukuが同じ語源であるといった主張がある。今のマレー語のbungkol(こぶ)、タガログ語のbukalといずれも「丸々とした塊」で意味をくくれる。

 だが、それよりも気にかかったのは、bukul・fukuの日本語での残滓として、河豚、袋、フグリ、膨らむが上げられている点だ。確かに、すべて丸々と膨張したイメージを伴うものだ。漢字では全部別だが、日本語としてはhukuで一致している。語幹は同じだったということだ。

 また、マレーポリネシア祖語のpatuy/matay(死)として復元される言葉と、上古日本語のfataiも同じとされている。これもマレー語のmati、タガログ語のpatayと通底する。

 これも、「はて」が死の意味を内包することに気付かされるものだ。fataiは、はて、はてる、はつる、の語幹となる部分である。「この世の果て」の「果て」もそれである。死・終わりを指す概念ということだ。みちばたの「はた」もそうかもしれない。

 チンポはbutugとして復元されるが、日本語では意味が逆転しているとされる。マレー語のButuh、タガログ語のbota、マダガスカル語のvotoがいずれも男性器を指す。これが上代日本語のfutu、のちの「ほと」に該当するというものだ。男性器名称が女性器名称に変わっったのは、タブーのためかとしているが、実際には先に存在していたチンポ的な古語と衝突して女性側に当てたのだろう。

 こういうのを見ていると、日本語のうち固有語の漢字表記と音の差異は相当にズレていることがわかる。「おなか」を「お腹」とかくが、本来は「お中」だし、「たまご」を卵と書くが、日本語としては「玉子」のほうが言葉の成り立ちを表している。わざわざ難しくしているということだ。鉄砲の弾も、本来は玉でいいのだがねえ。わざわざかき分けするから面倒になる上、正しい・正しくないで峻別されるのは面倒なことだ。

 ちなみに、日本語がこのマレー・ポリネシア語圏の諸語に影響した例もある。

 戦争中の一時期のハンチョやビンタやバカもそれだ。おそらく日本占領地域では通じて、その外には通じない言葉だろう。

 さらに植民地支配が長いパラオ等では本来の日本語とは違う方向に意味拡張された例があるという。「現場」がkenba:仕事の中途に昼寝する場所となったり、「冷める」がsamer:冷凍状態から解凍することになるというものだ。「密航」はMikko:警察が隠れて見張る場所、「贅沢」はZeitak:非常にきれい好きなさまといったものだ。
2016.03
10
CM:7
TB:0
07:51
Category : 未分類
 高浜原発運転禁止の仮処分に読売産経が反発している。それだけ原発が大好きなのだろう。

 その主張はほぼ同じものだ。安全性は電力会社と原子力規制委員会を極めるもので裁判所は口を出すなといったものだ。さらに産経は運転禁止は電力料金の値下げに障ると述べている。


■ 信用できない電力会社

 だが電力会社以下の安全性保障はアテにならないことは明白になっている。大地震の経験は電力会社と原発屋はアテにはならないことを示している。この点で読売と産経が引っ張り出してきた1992年最高裁判決の頃とは判断の事情が変わっている。

 菅首相が一喝するまで電力会社は逃げ出そうとしていた。その当事者能力の低さは原発技術以前である。計画停電ひとつもマトモにできなかったことを思い出せばよいだろう。さらに原発屋は爆発が起きるまで水蒸気爆発は起き得ないといい、さらにメルトダウンは起きないともいった。規制委員会の親玉は電力会社から金をもらっている。まずはプロキシでしかない。

 しかも、トドメに寸前には起動に失敗している。肝腎の高浜4号機は再起動中に、しかも満を持して報道陣に公開した状況で緊急停止したのは1週間前のことだ。

 裁判所にも「こいつらダメだ」と見られて当然である。


■ 電力料金はリスク管理の失敗

 また電力料金の問題も、関西電力が自ら撒いた種である。火力水力とは異なり、原発は技術・政治的なリスクがある。関西電力のように過剰依存すれば原発停止時に二進も三進も行かなくなることはわかりきっている。ある意味で、液晶に入れ込んで沈んだシャープの経営と変わらない。

 産経の電力料金の主張は、リスク管理に失敗したのは関西電力であることを見ず、経営責任を司法になすりつけるものだ。

 そもそも、電力代の値下げができなくとも大過はない。原発政策やら過剰品質のせいもあって日本の電力はクソ高い。大口の需要家は自前で発電したほうが安いこと気づいておるので、関西電力の値下げに何も期待していない。家庭もKw1円2円の電力料金は大した影響もない。


■ 原発は淘汰される

 経済性が低い原発は動かせば動かすほど損をする。

 周辺技術も無駄に金を食っている。高速増殖炉やら核燃料サイクルに先はない。

 提灯持ちはとにかく安いという。毎年の核燃料リサイクルの費用と化石燃料の購入費を比較し、前者は1600億円、後者は3兆4千億円と言っている。静岡空港並みの電力会社・政府の甘々試算から原子力発電は安いのは本当とか、核燃料の再処理、最終処分、廃炉の費用まで込みで1600億と言い出している。

 だが、前者はカネかけた分の電力を作り出せていない。六ケ所の施設はいつできるかわからないし、運転同意のコンセンサスもできるかも分からない。イギリスでの再処理にしても、同量のウラン燃料と較べて価格差よりもまずは高いだろう。核不拡散の立場もあるのだろうが、米国は核燃料はワンウェイで使い捨てにしたほうが安いとしている。

 対して、化石燃料は買った分だけ電力になるし、放射性廃棄物の問題もない。そもそも、電力は無駄に高い燃料を買っている。冷戦後ロシアからガスなり、電力そのものを買えばよかったのだが蛇口論で邪魔をしたのも電力会社だった。

 今後、電力の自由化が進めば原発は淘汰される。

 まともな会社は原発に投資はしなくなる。太陽光等の自然エネルギーは今後大きく伸びる。これらは一度作れば耐用年数の限りは燃料代は要らない。それを見越せば、わざわざリスクもコストも高くなる原発の建設維持運転はしない。その間の端境期は天然ガスでも買ってきてGTぶん回せばいいと考えるためだ。


■ 自称理系もアテにならない

 だが、原発大好きな人々はそれを見えていない。もともと目が曇っている。

 福島での異変にしても、その異様は常人にもわかるものであった。確かに当時は具体的に何が起きているかは分からないだろう。だが、従来では考えられなかったことが起きているだろうことは推測できた。

 それを察せずに原発は安全と言っていた連中は、まずは何も見えていなかったということだ。それで「核物理学を知らずに騒いでる人の頭の方がお天気です。あ、福島原発は復旧の目処がつきましたよ。」とか「 馬鹿は黙ってろ。」というのもね。

 まあ、これは軍クラとやらだけではなく自称理系を誇る連中に共通していたけどね。あのあたりからSF作家とかも上辺の技術ばかり見ていて、扱っている電力会社の間抜けぶりを見抜けないのは不思議だと思ったよ。

 なんというか、60年代くらいまでによくいた計画経済の優位性を述べるけど、官僚機構の問題やらアニマルスピリットの不在を見抜けない御仁に似ているものだ。
2016.03
09
CM:11
TB:0
13:24
Category : 未分類
 共産党(らしい)が宣伝で配った政治ビラについてなのだが。「論破に成功した」と騒いでいる御仁がいらっしゃる。おそらくは願望を想像上で成功させたもので、愚連隊が中学校時代の武勇伝を語るようなものなのだろう。

なのとら
そういえば、赤紙を配ってる左巻き団体の人に「これは、任期を終えて予備役になった人とかに配られるもので、軍隊経験の無い一般人を強制的に入れる物じゃないですよ?そんなことも知らないんですか?」と言ったら街中でヒステリック起こされて困った
6:05 - 2016年3月8日
https://twitter.com/NANOTORA/status/707205575428300800


 本当に食って掛かったとすれば、ヒステリックなのは、なのとらさんではないか。街中で大声で「これは、任期を終えて予備役になった人とかに配られるもので、軍隊経験の無い一般人を強制的に入れる物じゃないですよ?そんなことも知らないんですか?」(なのとらさん)といいだす状況は、まずはヒステリックなものだ。

 むしろ政治活動側が「街中でヒステリック起こされて困った」(なのとらさん)のだろう。

 もちろん、政治活動側は食って掛かる御仁には「なにかあるものだ」と察して適当にイナす。だから適当にあしらわれていると見てよい。

 だいたい普通の大人は街頭活動をしていても「ふーん」で終わらせる。自分の思想に近くとも反していても、完全に無視するか、あるいは適当にニコニコしてゴメンねとか、頑張ってねといってそのままスリ抜ける。そこで喧嘩しても何も変わらないし、時間を潰すだけだからだ。

 だから、左右いずれも喰ってかかられると面倒な御仁とみなす。適当に「そうですか」「そうですね」「勉強になりました」とでもいって、適当に言い含めてどっか行かせる。結局はニューロンが発火した連中なので、相手にしてもどうしようもない。そもそも街頭でビラ配るっているのはそれほど熱心ではない。ビラの背面の赤紙を指して「アカガミハー」と言われてもどうでもいい話だ。別段「ヒステリック」(なのとらさん)を起こす程でもない。

 だいたい、実際に食って掛かったのだろうか。そもそもこの状況が不思議なものであるためだ。共産党?の戦争法案反対のビラの背面に召集令状の文面があったからといって「任期を終えて予備役になった人とかに配られるもの」(なのとらさん)と言い出す状況は不自然でしかない。

 この点から、フィクションの脳内成功体験とその武勇伝開陳ではないか。サヨクを憎むあまり、サヨクを屈服させたいといった願望がある。上記のツイートのあとにもその願望はダダ漏れしている。
なのとら@榛名提督ガルパンはいいぞ‏@NANOTORA
今度赤紙配ってる左巻き団体いたら矛盾点全部問い詰めてやろう、、、(決心
7:50 - 2016年3月8日
https://twitter.com/NANOTORA/status/707231963296309248


 それを、インナーサークル向けにツイートをすれば、お仲間仲間内ではもてはやされる。それがたまらないので作った話であるようにもみえる。

 おそらくは「提督」とか「ガルパンはいいぞ」を連発しているお仲間向けの「ボクのサヨク撃破」武勇伝なのだろう。
2016.03
08
CM:4
TB:0
11:21
Category : 未分類
 歴史戦とやらはロクなものではない。神がかり保守が余計なことをやった挙句、古傷を抉られる結果しかもたらしていない。

 政府まで余計なことをいって火に油を注いでいる。「国連女子差別撤廃委『慰安婦問題に多くの課題』」では
外務省の杉山晋輔外務審議官が慰安婦問題に関して軍や官憲によるいわゆる「強制連行」は確認できなかったなどと初めて包括的に反論したが、その内容について言及はなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160307-OYT1T50153.html

とある。

 だが、すでに慰安婦問題の焦点は強制連行の有無にはない。人身売買や慰安所での奴隷的拘束、それを追認した日本政府といった非人道的な取り扱いが問題となっている。

 そこで区々とした「強制連行ガー」といっても、日本の心証を悪くするものでしかない。外務省はそれに気づいているのだが、日本の国内事情からそう言わざるを得ない立場にあるのだろう。

 日本国内向けの政治闘争、歴史戦とやらのせいで日本全体が不利になったというものでしかない。

 結局、歴史戦は犯罪者の自己正当化でしかない。50年前にアジアといった村ひとつを焼きつくした放火犯が釈放された。その後、村で迷惑をかけた村人から冷たいまなざしを投げかけられるからといって、反論してどうするのかね。結局は放火犯が「可燃物を集めた村人が悪い」「村の消防体制が悪かった」「昔のことを」と言い出すものでしかない。



 まあ、国内では歴史戦とやらの自己正当化は人気があるけどね。それは刑務所の雑居房で強姦犯が「あの女は俺を誘っていた」とか、粗暴犯が「格ゲーみたいに殴ったら死んだ、弱いアイツが悪い」といって慰めあっている状態でしかないもんだ。娑婆で言っていいことではないよ。「歴史戦、歴史戦」とウットリしながら記事出している産経系の連中は、まずは日本にとっての貧乏神でしかないということだ。


   「国連女子差別撤廃委『慰安婦問題に多くの課題』」『YOMIURI ONLINE』(読売新聞,2016.3.8)http://www.yomiuri.co.jp/world/20160307-OYT1T50153.html
2016.03
02
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11:27
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 朝日新聞によると、戦闘服について繊維の製造元と縫製販売の業者が談合したらしい。「戦闘服入札で談合疑い 公取委、クラレなど8社立ち入り」によると
 入札は繊維メーカーが参加し、繊維メーカーが商社を通じてアパレルメーカーに製造を委託するケースが多いという。主にクラレ、ユニチカの繊維メーカー2社が事前に調整していたとみられるが、丸紅などの商社が入って落札予定業者を決める入札もあったとされる。
[中略]
 装備庁が公表している契約概要によると、2010~14年度の戦闘服などの落札総額は、クラレが80件で計約141億円、ユニチカが45件で計約70億円にのぼった。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2W7HDCJ2WUTIL01N.html

とのことだ。

 そうなると、桜林美佐さんが何を言っているのか気にかかる。桜林さんは防衛・防衛産業なら何をしても擁護する。前にも談合を擁護している。「納得できない『談合』自衛官の起訴、純国産ヘリの開発こそ国益にかなう」はそれだ。また、以前は制帽や制服のメーカーまで擁護している。

 おそらくは戦闘服の談合も擁護するはずだ。「国産を維持するため」とか「品質を保つため」あたりを持って来て、さらに「その性能で自衛隊員の命が守られる」と浪花節を打つのではないかと想像していた。ちなみに難燃性繊維は別に珍しくもない。世界中にいくらでもあるもの。

 残念ながらその記事はない。

 だが、別の意味で興味深い内容が掲載されていた。「京都で防衛を語る」京都防衛協会青年部会主催のシンポジウムに参加したというもの。これがどうしようもない。

 まず、参加者があまりにアレ。
事前に講演をされた小野寺前防衛大臣もパネリストとして加わり、コーディネーターの同志社大学の村田晃嗣さんと京本和也さん、兼次映利加さんと「安全保障と平和と国論」について語りました。

ちなみに、村田晃嗣さんは安保法制で出てきた御用学者、京本和也さんはネトウヨのユーチューバー、兼次映利加さんは反・反基地運動の自称ジャーナリストで「沖縄の反基地運動には地元の人がいない」とか言ってる人。まあ産経か正論か夕刊フジでしかお目にかからない方々。

 引っ張って来る話も使い古されたいつものアレ。

 前の小野寺防衛大臣の発言だが
北朝鮮のミサイルを防ぐために展開するイージス艦、当然、付近にはイージス艦を防護するための護衛艦もいます。しかし、横に日本の防衛のために一緒に米軍のイージス艦がいても自衛隊が防護することはできません。護衛艦は攻撃に遭っている艦の間に入り、自ら被弾することで反撃を試みる、そんな覚悟をしていると言います。

だいたい、対艦ミサイルが飛来する場合には目標が自分か米艦かは技術的に分からない。だから、迎撃する際には日米は一緒になる。「米軍のイージス艦がいても自衛隊が防護することはできません。」はない。「護衛艦は攻撃に遭っている艦の間に入り、自ら被弾することで反撃を試みる、そんな覚悟をしている」というが、今の艦隊陣形は比較的広い範囲に広がっている。600ノットで接近するミサイルを前に、最大で30ノットの軍艦はそんな器用なことはできない。コレらもありえないことを持って来て浪花節をする話。

 朝鮮半島有事もおかしい。
また、朝鮮半島有事となったら、韓国からは即座に飛行機も船も出なくなり、韓国内にいる旅行者や居住者など邦人は帰れなくなります。この時に、日米ガイドラインでは米輸送艦が邦人を輸送してくれることになりましたが、自衛隊の艦艇はこの輸送艦が公海上で危険に見舞われて日本人が殺されていても助けることができません。

仮に釜山から福岡に移動するとしても、日韓の領海は隣接している。対馬海峡については一部を領海外、公海としているがその幅は全く無い。そこでどうやって攻撃するのかといった不自然。そもそも日本避難民を積んだ米海軍の揚陸艦(実際には人道用飛行機だろうけど)を攻撃する間抜けがいるのかねといった前提がある。

 その程度の集まりに呼ばれた桜林さんが「成果です」というのもね。「京都で防衛を語る」といっても、大したことは語られていないだろうよ。なんせ産経か正論か夕刊フジでしかお目にかからない方々とのシンポジウムだもの。

 逆に言えば、この面子の講演商売をしたい。だから自衛隊や防衛産業のしでかしたことを愛国無罪として擁護しているようにも読めるものだ。

 なお、最後に新幹線の切符の話を載せているが、自分で渡し切りにして無くした切符について、国鉄の職員に探させて見つかったみたいな話を得として載せるのはどんなものかね。

 そりゃ、無くしたあとで交渉するのは悪くない。だがねえ、それを誇るのは「空いてる指定席に座っても検札が来なければ勝ち」みたいな下品なライフハック開陳と同じようなものではないかね。
2016.03
01
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14:26
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 産経新聞の記事、野口裕之「ナチス青少年部や紅衛兵にソックリ」のアレさについては既に方々で言われているとおり。

 結局は商売づくだろう。産経の読者はアレなのでそう書けば喜ぶといったものだ。


 既に産経は新興宗教向けに紙面を売っている。夕刊フジは露骨に紙面を渡している「いざ!幸福維新」がそれだ。産経本紙も沖縄、慰安婦問題では新興宗教の運動をそのままヨイショしている。後者は論破プロジェクトを思い出せばいいだろう。これらはPRページではない。

 スポンサーや読者に迎合することに躊躇しないのだから、そのスポンサーや読者が嫌う相手をユーゲントや紅衛兵と呼ぶことにも躊躇しない。それが産経であり野口さんだということだ。

 ま、ユーゲントや紅衛兵をなぞらえるなら、高校生未来会議じゃないの。あそこは体制のお仕着せでしかない。交通費もらって集められて手土産もたされて権力のプロパガンダに奉仕する存在ならそっちだろうね。
みらいかいぎ
https://twitter.com/JKmirai/status/546812002450952192

 写真のお面をみても、こんなもんかとね。人様の娘さんの素人だから否定的な表現は決して言わないが、女子高生未来会議とやらの提言とか実績が出てこないのもわかる気がする。

 ピオニールやコムソモールは頭が悪いと入れなかったけど、ユーゲントや紅衛兵は頭の出来の如何は問われなかった。目的に賛同もしないのに、入れば利益があるからと入る連中が集まったもの。今で言えば、例えば東京に遊びに行く交通費とワコール商品券のような手土産で集まるような連中だったのだろう。