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- » 2019 . 04
Category : 未分類
キクマコこと菊地誠さんは法の支配よりも法律支配を優先されるそうだ。
これは在特会の選挙演説を肯定する立場で伺える。
日本の法律で選挙運動の妨害が禁止されている。だから選挙運動に名を借りたヘイトスピーチでも抗議すれば日本の「民主主義に対する敵対行為」(菊池)だそうだ。
法律で決められてばヘイトスピーチには講義できないといった主張とも言い換えられる。法律主義・法治主義の鑑のような態度である。
■ 逮捕の可能性があるけどヘイトスピーチには抗議する
ちなみに、3日前には真反対の主張があった。選挙運動に名を借りたヘイトスピーチに抗議する。逮捕の可能性があるけどやる。そのような敢然とした態度である。
それは川崎でヘイトスピーチを繰り返す差別者へのカウンターである。
まずは自然法、天賦人権、「法の支配」を求める態度である。ヘイトスピートは許されない。それへの抗議は正義である。その正義は法律で抑え込むことはできない。
■ どちらが偉いか、尊いか
両者の態度は対照的である。「逮捕されるかもしれないけど抗議する、暴力は使わない」(CRAC)と「心情的にはありえないのですが、公職選挙法で認められた選挙運動であれば、止めることはできません」(菊池)
差別者に対する態度として正しいのはどちらだろうか? CRACによる法の支配の訴求と菊地誠さんの従順な法律主義のどちらが正しいのだろうか?
明らかに前者だ。
前者のほうが偉い。差別反対の主張を進めるために逮捕のリスクを承知して行動する立場だからだ。心情的にありえないのですがと言い訳して法律に従って差別を放置しましょうとは比べ物にならない。
さらに言えば「法律がそうだから『法の支配』に反していても認める」立場は明らかに間違っている。
■ 80年前の菊池さんはユダヤ人虐殺も「法で認められた処分であれば、止めることはできません」なんだろうね
菊池さんのスタンスは歴史的事件にあてはめるとわかりやすい。法規上は合法、ただし人道上は非合法の例だ。その主張は「ユダヤ人虐殺は合法で抗議はドイツへの敵対行為なんですよ」や「従軍慰安婦は法律上は人身売買じゃない」「南京大虐殺は便衣兵が」と全く同じである。
政者正也という。間違った法であれば士大夫はそれを糺さなければならない。
だが菊池さんはそれを怠っている。そのスタンスは法律で認められて入れば法の支配に反しても構わないという立場である。
■ 放射能も法律法規が安全と規定すれば
これは放射能放射線の問題も同じだ。差別問題だけではない。
菊池さんの主張は法律主義そのものだ。「国が法律に従い決定した法規・規則で安全と認めた数字以下だから安全だ」である。また「国家が安全と認定したから甲状腺がんが増加するわけはない。過剰診断の結果で見つかった、危険ではない腫瘍だ」も同様である。
そこに実態被害がでても認めない。法律法規、国家政府がそれをみとめなければ全部、気のせいや既往症で片付ける。
そのようなご自身の振る舞いを問題とも思わないあたりは不思議なものだ。特に過剰診断や予後良好な良性腫瘍の主張のたぐいは近藤医師の「がんもどき」理論そのものだ。そして「がんもどき」理論は普段はニセ医学とバカにしている。しかし、法律法規や国会政府のお墨付きがあれば自らそれを振り回す。そのような態度はなかなか興味深い。
これは在特会の選挙演説を肯定する立場で伺える。
kikumaco(5/9para-dice)@kikumaco
心情的にはありえないのですが、公職選挙法で認められた選挙運動であれば、止めることはできませんchannel__3@channel__3
うわっ!いくら選挙活動とはいえ、小学校で差別主義者「#桜井誠」も登壇する演説会って、ありえない・・・・
https://twitter.com/channel__3/status/1112148618587172864
https://twitter.com/kikumaco/status/1112192367639973888
kikumaco(5/9para-dice)@kikumaco
公職選挙法で認められている範囲の選挙運動を妨害するのは民主主義に対する敵対行為なんですよ
https://twitter.com/kikumaco/status/1112211212081590273
日本の法律で選挙運動の妨害が禁止されている。だから選挙運動に名を借りたヘイトスピーチでも抗議すれば日本の「民主主義に対する敵対行為」(菊池)だそうだ。
法律で決められてばヘイトスピーチには講義できないといった主張とも言い換えられる。法律主義・法治主義の鑑のような態度である。
■ 逮捕の可能性があるけどヘイトスピーチには抗議する
ちなみに、3日前には真反対の主張があった。選挙運動に名を借りたヘイトスピーチに抗議する。逮捕の可能性があるけどやる。そのような敢然とした態度である。
それは川崎でヘイトスピーチを繰り返す差別者へのカウンターである。
C.R.A.C.@cracjp
[HATE ALERT] [選挙妨害] 3月29日(金)12:30 川崎・池上町公園=川崎駅からバス(川13・川40)。★★★通常の選挙運動への抗議とは違い、公選法違反となりうる妨害行動です。後に検挙されてもよい方だけご参加ください。★★★暴力厳禁★★★ 詳細👉http://crac.jp/post/183759633249/ …
https://twitter.com/cracjp/status/1111222988639072256
通常の選挙運動への抗議とは違い、公選法違反となりうる妨害行動です。後に検挙されてもよい方だけご参加ください。
29日午後、これまで川崎市で差別扇動集会への参加を繰り返してきた自民党員佐久間吾一が川崎市議選に出馬、池上町で選挙の第一声をやると言っています。
[中略]
選挙関係なく普段通りに対抗する、という結論となりました(笑)。当然、公選法違反で後に検挙される可能性があります。しかしさまざまなメリット、デメリットを比較考量した結果、それでもやる意味があるという結論に至りました。
[中略]
この行動は選挙の自由妨害とみなされ、後に検挙、起訴される可能性があります。その場合は、裁判を通して以下のことを訴え、現状の問題点を明らかにします。
・罰則のないヘイトスピーチ解消法は現状対策として不十分である
・自治体が反ヘイト条例を定めても適切に運用しなければ無意味である
・国と地方自治体は、ヘイトスピーチに対する実効性のある対策を早急に行うべきである
http://crac.jp/post/183759633249/hate-alert-選挙妨害-3月29日金川崎池上町公園
まずは自然法、天賦人権、「法の支配」を求める態度である。ヘイトスピートは許されない。それへの抗議は正義である。その正義は法律で抑え込むことはできない。
■ どちらが偉いか、尊いか
両者の態度は対照的である。「逮捕されるかもしれないけど抗議する、暴力は使わない」(CRAC)と「心情的にはありえないのですが、公職選挙法で認められた選挙運動であれば、止めることはできません」(菊池)
差別者に対する態度として正しいのはどちらだろうか? CRACによる法の支配の訴求と菊地誠さんの従順な法律主義のどちらが正しいのだろうか?
明らかに前者だ。
前者のほうが偉い。差別反対の主張を進めるために逮捕のリスクを承知して行動する立場だからだ。心情的にありえないのですがと言い訳して法律に従って差別を放置しましょうとは比べ物にならない。
さらに言えば「法律がそうだから『法の支配』に反していても認める」立場は明らかに間違っている。
■ 80年前の菊池さんはユダヤ人虐殺も「法で認められた処分であれば、止めることはできません」なんだろうね
菊池さんのスタンスは歴史的事件にあてはめるとわかりやすい。法規上は合法、ただし人道上は非合法の例だ。その主張は「ユダヤ人虐殺は合法で抗議はドイツへの敵対行為なんですよ」や「従軍慰安婦は法律上は人身売買じゃない」「南京大虐殺は便衣兵が」と全く同じである。
政者正也という。間違った法であれば士大夫はそれを糺さなければならない。
だが菊池さんはそれを怠っている。そのスタンスは法律で認められて入れば法の支配に反しても構わないという立場である。
■ 放射能も法律法規が安全と規定すれば
これは放射能放射線の問題も同じだ。差別問題だけではない。
菊池さんの主張は法律主義そのものだ。「国が法律に従い決定した法規・規則で安全と認めた数字以下だから安全だ」である。また「国家が安全と認定したから甲状腺がんが増加するわけはない。過剰診断の結果で見つかった、危険ではない腫瘍だ」も同様である。
そこに実態被害がでても認めない。法律法規、国家政府がそれをみとめなければ全部、気のせいや既往症で片付ける。
そのようなご自身の振る舞いを問題とも思わないあたりは不思議なものだ。特に過剰診断や予後良好な良性腫瘍の主張のたぐいは近藤医師の「がんもどき」理論そのものだ。そして「がんもどき」理論は普段はニセ医学とバカにしている。しかし、法律法規や国会政府のお墨付きがあれば自らそれを振り回す。そのような態度はなかなか興味深い。
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医薬品業者の業界紙を元に「ワクチンとスクリーニングで子宮頸がんは撲滅可能」とはなかなか興味深い発言である。
これは「疑似科学・ニセ医学バスター」を自称する桑満おさむさんの主張(https://twitter.com/kuwamitsuosamu/status/1110761291998621696)である。『Medical Tribune』2019年3月21日号の一面「子宮頸がん 今世紀中の撲滅は可能」の写真を提示してそのように述べている。
でもねえ、この『Medical Tribune』は如何にも業界紙・PR紙にしかみえない。
当の会社概要にこうある。
「製薬企業様のお力添えによって、医学・医療情報の提供」をしてきたとのことだ。
業界紙は広告主に寄り添う。製薬会社が広告を出せば製薬業界をヨイショする。その製薬会社や製品を褒める。ワクチンの広告だせばワクチンを褒める。そういうことだ。
桑満さんはその業界紙を出して日本のHPVワクチンへの反発を後進的と述べている。
プロフィールによれば自称「疑似科学・ニセ医学バスター」とのことだ。その割には資料批判は怪しいものである。あるかどうかはしらないが『月間EM菌』を読んで「世界はEM菌を評価しているの日本は」といっているのと変わらない。それをご理解できていないのだろう。
なんつうかね。疑似科学バスターってこの手の方が多いよねえと。非科学的だといいながら、自分が振り回している根拠は「うーん」というやつ。あるのは勝ち馬に乗りたいという情熱で。「日本は何をやっているんだか」(桑満)みたいな(科学に)無知蒙昧な愚民を啓蒙する側にまわりたいというアレね。
あとは医者のアレな全能感ね。医者と話していると結構アレ?となることが多い。生島ヒロシの朝ラジオでも「『ボクの考えた健康法』だろ」とかも連発している。まあ、医者の倅は間抜けでも医者になれるあたりを見ると、半分はアレなんじゃないの。金積めば入れる大学があって、丸暗記すれば通る医師試験をとおっただけ。それでも患者や病院職員は言うことに従う。それで全能感をもたれてもねえ。春風亭小朝さんじゃないほうのアノ金髪野郎とかさ。
これは「疑似科学・ニセ医学バスター」を自称する桑満おさむさんの主張(https://twitter.com/kuwamitsuosamu/status/1110761291998621696)である。『Medical Tribune』2019年3月21日号の一面「子宮頸がん 今世紀中の撲滅は可能」の写真を提示してそのように述べている。
でもねえ、この『Medical Tribune』は如何にも業界紙・PR紙にしかみえない。
当の会社概要にこうある。
メディカルトリビューン社は、医学新聞『Medical Tribune』を1968年に創刊して以来、メディアカンパニーとして国内外の最新医学・医療情報を提供してまいりました。
約半世紀におよぶ歳月を通じ、多くの医療関係者様や製薬企業様のお力添えによって、医学・医療情報の提供という社会的責任を担わせていただけた事は、当社の大きな誇りです。
https://medical-tribune.co.jp/corporate/about/
「製薬企業様のお力添えによって、医学・医療情報の提供」をしてきたとのことだ。
業界紙は広告主に寄り添う。製薬会社が広告を出せば製薬業界をヨイショする。その製薬会社や製品を褒める。ワクチンの広告だせばワクチンを褒める。そういうことだ。
桑満さんはその業界紙を出して日本のHPVワクチンへの反発を後進的と述べている。
桑満おさむ@kuwamitsuosamu
ワクチンとスクリーニングで子宮頚がんは撲滅可能、と世界的には考えられているのに、日本は何をやっているんだか。
https://twitter.com/kuwamitsuosamu/status/1110761291998621696
プロフィールによれば自称「疑似科学・ニセ医学バスター」とのことだ。その割には資料批判は怪しいものである。あるかどうかはしらないが『月間EM菌』を読んで「世界はEM菌を評価しているの日本は」といっているのと変わらない。それをご理解できていないのだろう。
なんつうかね。疑似科学バスターってこの手の方が多いよねえと。非科学的だといいながら、自分が振り回している根拠は「うーん」というやつ。あるのは勝ち馬に乗りたいという情熱で。「日本は何をやっているんだか」(桑満)みたいな(科学に)無知蒙昧な愚民を啓蒙する側にまわりたいというアレね。
あとは医者のアレな全能感ね。医者と話していると結構アレ?となることが多い。生島ヒロシの朝ラジオでも「『ボクの考えた健康法』だろ」とかも連発している。まあ、医者の倅は間抜けでも医者になれるあたりを見ると、半分はアレなんじゃないの。金積めば入れる大学があって、丸暗記すれば通る医師試験をとおっただけ。それでも患者や病院職員は言うことに従う。それで全能感をもたれてもねえ。春風亭小朝さんじゃないほうのアノ金髪野郎とかさ。
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理工系いわく「理工系は厚遇されるべき」とのことだ。TJOさんの「この国では理工系人材を冷遇してきた」を裏返すとそうなる。
これは「理工系の採用難深刻に、AI人材など争奪 本社調査 」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42779130S9A320C1MM8000/)への反応だ。
そもそも「理工系人材を冷遇してきた」(TJO)といった主張が納得し難い。日本の組織で「理工系人材を冷遇」してきた例があるだろうか?
採用では文系理系は対等あるいは理系優位でもある。大卒の一括採用では文系理系は対等である。そして院卒以上では理系厚遇だからだ。
その後の給与も差異はない。だいたい文系・理系で採用以降の昇進に差はない。人事管理で技術職に入っても給与はほとんど変わらない。
その点で相当にズレた発言に見える。この状況で「理工系人材を冷遇してきた」(TJO)は、相当な理系優越思想が窺えるものだ。理工系人材は厚遇されて当然、あるいは文系は冷遇してよしといった価値観の発露なのだろう。
■ もっとスゲエのもいる
もっとスゲエのもいるけどね。TJOさんの発言への反応を見ると理系優越の思想の上で文系理系同一賃金を否定する主張もある。
理系の仕事のほうが高いとでもいいたのだろう。
なによりも「4ないし6年必死こいて勉強したのに」(シロー)の背後にある「文系は4年間必死こいて勉強してない」価値観である。あるいは「文系は4年間遊び呆けいている」や「文系は理系よりも知的水準が低い」といった「オマエは理系以外の世界は想像できないのか」アレ雰囲気を強く感じるものだ。
■ 自称「理系」の世界認識
理系は文系の上位に存在する。文系は理系に劣るといった世界観が明瞭に出ている。「厚遇すべき」や「高給料を与えろ」と言いだしているのはそれだ。内心には「理知的で論理的な理系」といった思い上がりがあるのだろう。汽車のドアに貼ってある『理系が恋に落ちたので証明してみた』みたいな、自称クールのような陶酔である。
だが、それは言い出すあたりで「理系でござい」以外には何も取り柄はないだろうあたりは窺える。
(実際に見た自称理系の幹部技官の話を書いたが、筆はエライ進んだがとてもアップできる内容ではないので省略する)
高く評価されるべき理系の自分が世間で高評価されていない。そのこじらせっぷりが「厚遇すべき」や「高給料を与えろ」なのだろう。
同じような取り柄もない盆暗でも明暗分かれる。文系はたいていは自分のせいにできる。ボンクラもそういうものだと考える仕組みになっている。でも理系のうちの、一部のアレ理系は自分のせいにはできない。そして世間のせいにする。それが「この国では理工系人材を冷遇」なのだろう。
これは「理工系の採用難深刻に、AI人材など争奪 本社調査 」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42779130S9A320C1MM8000/)への反応だ。
TJO@TJO_datasci
あれだけこの国では理工系人材を冷遇してきたのに、今更理工系人材が足りないとか言われても誰も答えようがないのでは
https://twitter.com/TJO_datasci/status/1109040834622545926
そもそも「理工系人材を冷遇してきた」(TJO)といった主張が納得し難い。日本の組織で「理工系人材を冷遇」してきた例があるだろうか?
採用では文系理系は対等あるいは理系優位でもある。大卒の一括採用では文系理系は対等である。そして院卒以上では理系厚遇だからだ。
その後の給与も差異はない。だいたい文系・理系で採用以降の昇進に差はない。人事管理で技術職に入っても給与はほとんど変わらない。
その点で相当にズレた発言に見える。この状況で「理工系人材を冷遇してきた」(TJO)は、相当な理系優越思想が窺えるものだ。理工系人材は厚遇されて当然、あるいは文系は冷遇してよしといった価値観の発露なのだろう。
■ もっとスゲエのもいる
もっとスゲエのもいるけどね。TJOさんの発言への反応を見ると理系優越の思想の上で文系理系同一賃金を否定する主張もある。
シロー@お家働き方改革@rikeibunkeiwork
じゃマジで 理工系の給与あげてよ…
4ないし6年必死こいて勉強したのに同じ給与って何よ…
と全国の理系の声を代弁します。
https://twitter.com/rikeibunkeiwork/status/1109435135517057027
理系の仕事のほうが高いとでもいいたのだろう。
なによりも「4ないし6年必死こいて勉強したのに」(シロー)の背後にある「文系は4年間必死こいて勉強してない」価値観である。あるいは「文系は4年間遊び呆けいている」や「文系は理系よりも知的水準が低い」といった「オマエは理系以外の世界は想像できないのか」アレ雰囲気を強く感じるものだ。
■ 自称「理系」の世界認識
理系は文系の上位に存在する。文系は理系に劣るといった世界観が明瞭に出ている。「厚遇すべき」や「高給料を与えろ」と言いだしているのはそれだ。内心には「理知的で論理的な理系」といった思い上がりがあるのだろう。汽車のドアに貼ってある『理系が恋に落ちたので証明してみた』みたいな、自称クールのような陶酔である。
だが、それは言い出すあたりで「理系でござい」以外には何も取り柄はないだろうあたりは窺える。
(実際に見た自称理系の幹部技官の話を書いたが、筆はエライ進んだがとてもアップできる内容ではないので省略する)
高く評価されるべき理系の自分が世間で高評価されていない。そのこじらせっぷりが「厚遇すべき」や「高給料を与えろ」なのだろう。
同じような取り柄もない盆暗でも明暗分かれる。文系はたいていは自分のせいにできる。ボンクラもそういうものだと考える仕組みになっている。でも理系のうちの、一部のアレ理系は自分のせいにはできない。そして世間のせいにする。それが「この国では理工系人材を冷遇」なのだろう。
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中国気象局のロゴがステキ。伝統的な雲の文様をうまく扱っている。こういうデザイン大好き。
対して日本気象庁はねえ。センスのありかを疑う。そもそもデカいロゴがない。しょうがないから既存の小さいロゴを拡大して雑にトレスしたよ。
まあ、デザインでも負けたということだね。金額ケチるとか、金ぶっ込むにしてもオリンピックのときみたいな縁故デザイナーとかでやってんじゃねえのかなあと。上位の国交省のデザインもあれだしね。
NOAAなみにかっこいいの作れと。気象庁はNOAAに習えとね。
ただまあ、NOAAのロゴは米海軍組織を横断してみてもモダンでナンバーワンだと思うよ。米海軍、米海兵隊、米沿岸警備隊、米海軍省のロゴは古いから。
対して日本気象庁はねえ。センスのありかを疑う。そもそもデカいロゴがない。しょうがないから既存の小さいロゴを拡大して雑にトレスしたよ。
まあ、デザインでも負けたということだね。金額ケチるとか、金ぶっ込むにしてもオリンピックのときみたいな縁故デザイナーとかでやってんじゃねえのかなあと。上位の国交省のデザインもあれだしね。
NOAAなみにかっこいいの作れと。気象庁はNOAAに習えとね。
ただまあ、NOAAのロゴは米海軍組織を横断してみてもモダンでナンバーワンだと思うよ。米海軍、米海兵隊、米沿岸警備隊、米海軍省のロゴは古いから。
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3月9日売りの『軍事研究』に哨戒艦の記事をかいたのだけれども。
その記事を出した後で水交会で同期会があった。そこでまあ色々話したんだが、哨戒艦は全然固まっていない感じだった。「ホニャララ方面は強力な武装つけたいらしくて『哨戒機に強力に武装できるんだから哨戒艦も強力に武装できるように』のロジック」(同期)だそうだけれども「そう言いだすってことはやっぱり武装なんか全然なんだろうねえ」(己)みたいな話をした。
あとはFFMね。そっちは「護衛艦隊筋は強力艦にしたいらしいけど掃海隊群筋は入手性や省力化を重視しているみたいな話があるとかないとか」(同期)といった話を聞いたよ。
別に具体的な装備水準を示すわけでもないし個人名がでるわけでもないので書くけどね。
まあ、部分最適と全体最適が一致しない問題もあるかなと。内局や予算当局を説得して個艦の装備水準を切り上げさせれば、担当課や担当さんの勝利、功績になるけど、装備水準をあげると入手性や乗員数が犠牲になり予算枠を圧迫するからねえ。
一番いいのは、LCCも見越した総事業規模の中で最大利益を得るような検討だねえ。それは海自だけではできない問題で利害関係のない識者やらシンクタンクを含めて検討しないと難しいだろうけど
その記事を出した後で水交会で同期会があった。そこでまあ色々話したんだが、哨戒艦は全然固まっていない感じだった。「ホニャララ方面は強力な武装つけたいらしくて『哨戒機に強力に武装できるんだから哨戒艦も強力に武装できるように』のロジック」(同期)だそうだけれども「そう言いだすってことはやっぱり武装なんか全然なんだろうねえ」(己)みたいな話をした。
あとはFFMね。そっちは「護衛艦隊筋は強力艦にしたいらしいけど掃海隊群筋は入手性や省力化を重視しているみたいな話があるとかないとか」(同期)といった話を聞いたよ。
別に具体的な装備水準を示すわけでもないし個人名がでるわけでもないので書くけどね。
まあ、部分最適と全体最適が一致しない問題もあるかなと。内局や予算当局を説得して個艦の装備水準を切り上げさせれば、担当課や担当さんの勝利、功績になるけど、装備水準をあげると入手性や乗員数が犠牲になり予算枠を圧迫するからねえ。
一番いいのは、LCCも見越した総事業規模の中で最大利益を得るような検討だねえ。それは海自だけではできない問題で利害関係のない識者やらシンクタンクを含めて検討しないと難しいだろうけど
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1942年の米海軍作戦も敵進我進で説明できるのではないか?
アーネスト・キングは大戦初期、太平洋方面においてフリート・イン・ビーイングとゲール・デ・クルースの併用を進めた。
まずは大西洋からのスイングにより主力空母を日本同数の6隻とした。それにより日本側に決戦を難しくさせようとした。そのうえで空母や潜水艦を積極活用した。
しかもそれを積極的に運用した。日本優勢の状況下において、防勢に陥りがちなニミッツに襲撃的な作戦の実施を求め続けた。空母を用いた外縁地域の急襲やドーリットル空襲、潜水艦による日本沿岸での襲撃やマキンの襲撃である。
これは英仏戦争における仏作戦とよく比較される。1690年の英仏戦争や1777年のアメリカ独立戦争での仏海軍のそれだ。フリート・イン・ビーングで制海権を確保する。同時にゲール・デ・クルースにより自国艦隊を圧倒できる戦力を集中させない。ふるまいはそれに似ているといわれている。
たが、それよりも似る作戦方針がある。同時期の八路軍の作戦だ。1941年から43年にかけて共産党軍は有名な敵進我退から劉伯承の敵進我進にシフトした。これとキングの方針は似ている。状況認識や決心も同じだ。ともに日本軍は戦線拡大により分散を極めたとする状況判断も、その薄くなった警戒線を突破し内側に入り込むべきといった判断だからだ。
もちろん、そこには異同もある。米軍は一過性の攻撃を行い退いた。対して八路軍は敵後方にとどまり可能なら解放区を作る方針である。
しかし、さらにその先にある根本的な発想をみるとやはり同じだ。決戦を回避しつつ同時に状況を有利にすべきといった発想である。なによりも決戦を追求して勝利を収める発想の裏返しである。まずは戦闘に勝って戦争に勝つのではなく、戦争に負けない、勝つ構図を作る発想の差である。
なによりもアクティブである。その点で仏海軍の例よりも八路軍のほうが近いだろう。
アーネスト・キングは大戦初期、太平洋方面においてフリート・イン・ビーイングとゲール・デ・クルースの併用を進めた。
まずは大西洋からのスイングにより主力空母を日本同数の6隻とした。それにより日本側に決戦を難しくさせようとした。そのうえで空母や潜水艦を積極活用した。
しかもそれを積極的に運用した。日本優勢の状況下において、防勢に陥りがちなニミッツに襲撃的な作戦の実施を求め続けた。空母を用いた外縁地域の急襲やドーリットル空襲、潜水艦による日本沿岸での襲撃やマキンの襲撃である。
これは英仏戦争における仏作戦とよく比較される。1690年の英仏戦争や1777年のアメリカ独立戦争での仏海軍のそれだ。フリート・イン・ビーングで制海権を確保する。同時にゲール・デ・クルースにより自国艦隊を圧倒できる戦力を集中させない。ふるまいはそれに似ているといわれている。
たが、それよりも似る作戦方針がある。同時期の八路軍の作戦だ。1941年から43年にかけて共産党軍は有名な敵進我退から劉伯承の敵進我進にシフトした。これとキングの方針は似ている。状況認識や決心も同じだ。ともに日本軍は戦線拡大により分散を極めたとする状況判断も、その薄くなった警戒線を突破し内側に入り込むべきといった判断だからだ。
もちろん、そこには異同もある。米軍は一過性の攻撃を行い退いた。対して八路軍は敵後方にとどまり可能なら解放区を作る方針である。
しかし、さらにその先にある根本的な発想をみるとやはり同じだ。決戦を回避しつつ同時に状況を有利にすべきといった発想である。なによりも決戦を追求して勝利を収める発想の裏返しである。まずは戦闘に勝って戦争に勝つのではなく、戦争に負けない、勝つ構図を作る発想の差である。
なによりもアクティブである。その点で仏海軍の例よりも八路軍のほうが近いだろう。
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