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アレ宰相の瀆職追求に対し「推定無罪の原則を知らない無知」を言い立てるのは却って法律知識の整理が足りないのではないか。
「騒いでいる野党に推定無罪を教えてやれ」といったしたり顔の発言がある。例えば、ぶQさんのこのような発言がそれだ。
だが、推定無罪は刑事法に限定される概念である。刑罰により人身の自由を奪うことには重大性がある。また被告と原告(検察:国家)の力関係は対等ではないため保護が必要となる。その結果、導入されたものだ。
当然ながら、議会での追求に推定無罪は適用されない。弾劾と刑事訴訟とは異なるからだ。
弾劾は身分に関する争いである。大臣ほかの政治任用の公職や裁判官について、その職位にふさわしくない者を職から追放するものだ。身体や財産に刑罰を課すわけではない。そのため推定無罪は関係しない。弾劾の理由も「ふさわしくない振舞い」だけでもよい。罪刑法定主義や事後法の禁止とも関係しない。これは裁判官の弾劾裁判や弁護士の自治的懲戒制度も同じである。
そして宰相には弾劾されるに足りる合理的な根拠がある。規制緩和でオトモダチの加計孝太郎だけが利益を得る構図そのものが疑惑である。さらにいえば「腹心」と述べた以上はアレ宰相の部下であり身内である。その点でもつまりは自己利益を図ったものとも言える。
ちなみに法は推定を認めている。法諺でも「推定は法律上有効である」* とあるように蓋然性を持つ証拠にもとづく推察を認めている。当然ながら日本の民事法でも推定は有効である。当然だが、より政治性を持つ議会での弾劾には充分な足がかりとなる。
つまりはトンチンカンでしかない。今回の疑惑追求が気に食わないからといって推定無罪や事後法禁止を持ち出すのはそういうことだ。法律やその中での概念を知っていても、その法が及ぶ範囲を知らない。これはかえって「基礎的な法律の知識」(ぶQ)の整理が足りないことを告白するものである。
* 記憶が怪しいので英語ほかでググったら"Prsesnmptiones sunt conjectures ex signo verisimili ad probandum assnmptte."がでてきた。単語ごとにググるとそれっぽい意味なので昔聞いたオリジンはこれだろう。
「騒いでいる野党に推定無罪を教えてやれ」といったしたり顔の発言がある。例えば、ぶQさんのこのような発言がそれだ。
ぶQ@minawa_t
最近思うのだけど、日本は義務教育でもっと基礎的な法律の知識を教えた方がいいのではないか。推定無罪の原則とか法の遡及適用の原則禁止とか。騒いでいる野党の人には特に必要かと
https://twitter.com/minawa_t/status/891119878349795329
だが、推定無罪は刑事法に限定される概念である。刑罰により人身の自由を奪うことには重大性がある。また被告と原告(検察:国家)の力関係は対等ではないため保護が必要となる。その結果、導入されたものだ。
当然ながら、議会での追求に推定無罪は適用されない。弾劾と刑事訴訟とは異なるからだ。
弾劾は身分に関する争いである。大臣ほかの政治任用の公職や裁判官について、その職位にふさわしくない者を職から追放するものだ。身体や財産に刑罰を課すわけではない。そのため推定無罪は関係しない。弾劾の理由も「ふさわしくない振舞い」だけでもよい。罪刑法定主義や事後法の禁止とも関係しない。これは裁判官の弾劾裁判や弁護士の自治的懲戒制度も同じである。
そして宰相には弾劾されるに足りる合理的な根拠がある。規制緩和でオトモダチの加計孝太郎だけが利益を得る構図そのものが疑惑である。さらにいえば「腹心」と述べた以上はアレ宰相の部下であり身内である。その点でもつまりは自己利益を図ったものとも言える。
ちなみに法は推定を認めている。法諺でも「推定は法律上有効である」* とあるように蓋然性を持つ証拠にもとづく推察を認めている。当然ながら日本の民事法でも推定は有効である。当然だが、より政治性を持つ議会での弾劾には充分な足がかりとなる。
つまりはトンチンカンでしかない。今回の疑惑追求が気に食わないからといって推定無罪や事後法禁止を持ち出すのはそういうことだ。法律やその中での概念を知っていても、その法が及ぶ範囲を知らない。これはかえって「基礎的な法律の知識」(ぶQ)の整理が足りないことを告白するものである。
* 記憶が怪しいので英語ほかでググったら"Prsesnmptiones sunt conjectures ex signo verisimili ad probandum assnmptte."がでてきた。単語ごとにググるとそれっぽい意味なので昔聞いたオリジンはこれだろう。
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中文ででてくる玻璃鋼管はずっとホーロー引き鋼管だと思っていた。「内外面をガラスを焼き付けたチューブで硫酸や硝酸といった高腐食性のプラントで使われる」と勝手に思い込んでいた。日本語でもガラス鋼管があるからそれと同じだ信じていた。ガラスはプレス鋼管を作るときの減摩材となるように親和性が高いしね。それでなんとなくだが「テフロンライニング鋼管と同様、核開発や高効率爆薬の生産に必須」みたいなイメージだった。まあガラスはフッ素に耐えないけど、玻璃鋼管は耐食性に優れるみたいな書きぶりなのでそう考えていた。
だが、広告眺めていたら違和感がでてきてググったらGRPだった。確かに玻璃はガラス繊維として使っている。だが鋼はどこにもない。グラスファイバーを玻璃鋼として玻璃鋼・管なのだろう。
まあ、日本としても生麺蕎麦や春雨緬といった言葉を使う。中国人からすれば「どこにも小麦粉はないだろ」程度のものだけどね。麺は小麦粉の意味で餃子は麺料理、緬券は小麦粉配給券、日本語の用法が間違っている。*
その記事の並びで見つけたのだが、ラスメタルは拉透網となっている。ラスメタルあるいはラス網は鋼板に切り込みいれて引き伸ばしてつくった網で、モルタル下地に使う資材なのだが、これはMetal Lathの音写としては秀逸。製造法(拉:引っ張る)と商品の概要(透)を通音の拉透の字できれいに収めている。シャットダウンを遮断、コンクリートを混凝土というくらいに意味と通音が両立している。
その点、台風は微妙。明治最初期の水路誌をみると颶風となり颱風となるが、台の字に強風の義はない。太風あるいは夳風、あるいは風へんに太と風にしとけばよかったのにねえ。
後記 バイドゥでみると拉伸鋼、拉伸網の方が一般的。それでも音はラスに近いけど
http://www.baiyun01.com/cpzx/507.html
* 逆にいえば軍隊の乾パン、乾麺包は中国語どおり。食品としてヒモ状の要素はまったくない。
ただし、アレは乾麺餅のほうが良かったのではないかとも思うものだ。餅は小麦粉を焼いたパンそのもの。
対して「もち」はもともと固有語で、起源は芋=里芋=タロイモを搗いてモチモチにしたものともいわれている。言葉としてもおそらくは「いも」の「も」と、「いのち」「ちから」の「ち」がくっついたものといった説明もある。まあ、マレー・ポリネシア系の食材であり、言葉なんだろ。タロイモが取れないところだとサゴヤシで造るとかあるんじゃないかね。
だが、広告眺めていたら違和感がでてきてググったらGRPだった。確かに玻璃はガラス繊維として使っている。だが鋼はどこにもない。グラスファイバーを玻璃鋼として玻璃鋼・管なのだろう。
まあ、日本としても生麺蕎麦や春雨緬といった言葉を使う。中国人からすれば「どこにも小麦粉はないだろ」程度のものだけどね。麺は小麦粉の意味で餃子は麺料理、緬券は小麦粉配給券、日本語の用法が間違っている。*
その記事の並びで見つけたのだが、ラスメタルは拉透網となっている。ラスメタルあるいはラス網は鋼板に切り込みいれて引き伸ばしてつくった網で、モルタル下地に使う資材なのだが、これはMetal Lathの音写としては秀逸。製造法(拉:引っ張る)と商品の概要(透)を通音の拉透の字できれいに収めている。シャットダウンを遮断、コンクリートを混凝土というくらいに意味と通音が両立している。
その点、台風は微妙。明治最初期の水路誌をみると颶風となり颱風となるが、台の字に強風の義はない。太風あるいは夳風、あるいは風へんに太と風にしとけばよかったのにねえ。
後記 バイドゥでみると拉伸鋼、拉伸網の方が一般的。それでも音はラスに近いけど
http://www.baiyun01.com/cpzx/507.html
* 逆にいえば軍隊の乾パン、乾麺包は中国語どおり。食品としてヒモ状の要素はまったくない。
ただし、アレは乾麺餅のほうが良かったのではないかとも思うものだ。餅は小麦粉を焼いたパンそのもの。
対して「もち」はもともと固有語で、起源は芋=里芋=タロイモを搗いてモチモチにしたものともいわれている。言葉としてもおそらくは「いも」の「も」と、「いのち」「ちから」の「ち」がくっついたものといった説明もある。まあ、マレー・ポリネシア系の食材であり、言葉なんだろ。タロイモが取れないところだとサゴヤシで造るとかあるんじゃないかね。
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確たる図画も描けないものに「できる」といって金をかっぱぐ詐欺がある。核燃料サイクル、中でも高速増殖炉はそれであった。今でも核融合はそれだ。現段階ではエネルギーを回収する方法はない。原子力以外でも経済的にペイしない計画に金をつぎ込む詐欺もある。リニアモーターカーも似たようなものだし、国産ロケット開発や航空機開発もそれだ。
フクシマをいつか廃炉できるといった見込みもその伝だろう。崩壊核燃料の位置はわかった。だが、それを回収する具体的な絵はない。金をぶっこめばできるかもしれないが、できないかもしれない。膠着状態からこそぎ起こして持ち上げられても、原子炉外に持ち出し、安全に収納するまでもっていけるかわからない。当然ながら、そのコストは全くわからない。コスト的に現実味がない可能性もある。
■ 「取り出す方法は言えないが金を支払え」
それが「できる」前提で話を進めるのは不思議なものだ。例えば松浦晋也さんの発言だ。朝日新聞の記事にが苦言を呈してたものだ。だが、それはできるかどうかもわからないものを「できる」として、人の金を突っ込む態勢を無条件に、楽天的に肯定するものである。
具体的には次の発言だ。
要は「これから取出方法を考える」(松浦)といった噴飯に金を突っ込むことを肯定しているのである。
不健全な支出に対してなかなか言えることではない。回収法はやり方がわからないもの、あるいはできるかどうか見当もつかないもの、さらにはいくら掛かるかわからないものに金をブッ込むことを応援するものだからだ。
■ 盗人に追い銭
しかも、その金は電力会社の金ではない。
本来は原子力に乗っかった経営上の失敗である。本来であれば、その被害は破産するまで会社が負うべき性格のものだ。
だが、実際に支払っている金は電力会社や投資家の金ではない。独占事業で巻き上げる電気代であり、あるいは国の予算である。
そして、この状況でも電力会社は儲けている。本来なら100%減資されるはずだった株式への配当に回し、事故を引き起こした当の従業員たちに平均以上の給与を支払っている。
■ 原子力への甘やかし
このような背景があるにも関わらず「取り出し方法は見えず」を批判する点は不思議なものだ。
途方もない甘やかしといってもよい。原子力を適当に扱い事故を起こした。それで国民や国が面倒みなければならない状況に追い込まれた。その状況にありながら「回収の絵はないです、でもやらないと迷惑でしょ、金ください」といっているものだからだ。
だが理系カルトはそれを肯定する。メカミリ、あるいは航空宇宙クラスタ、SFマニアといった科学技術大好きっ子はたいていそうだ。連中は理系的価値観以外に関しては全く考慮できない。あるいは選択的に盲目となる。ミクロの技術には詳しいが、マクロとして実用になるか、経済的にペイするかは意図して見ようとしない。
そして、その理系カルト視点でしか政策施策を語れない。科学技術しか見ないし、科学技術での効用しか考えない。事故を起こしたあとの原子力への未練もそうであるし、事業化の見込みもない日本のロケット打ち上げやどう見てもモノにならない航空機開発をヨイショするのもそれだ。科学技術への盲目的信仰であり、それ以外の価値観が欠如している点で全くカルトだ。
それの表出の一つが松浦さんの発言だということだ。「現時点で取出方法が見えないのは当たり前。得られた画像を使って、これから取出方法を考えるのだ。」(松浦)である。
本人には無邪気であり罪はないかもしれない。
だが、結果としては無自覚にも「できるできる」詐欺を幇助している。高速増殖炉の無駄遣いを援護したのも、核燃料リサイクルを継続させたのも、経済や社会を見ない、理系カルト的な科学だけの合理性の宣伝であった。これは同じ国家的詐欺のロケット開発や航空機開発も同じだ。
フクシマをいつか廃炉できるといった見込みもその伝だろう。崩壊核燃料の位置はわかった。だが、それを回収する具体的な絵はない。金をぶっこめばできるかもしれないが、できないかもしれない。膠着状態からこそぎ起こして持ち上げられても、原子炉外に持ち出し、安全に収納するまでもっていけるかわからない。当然ながら、そのコストは全くわからない。コスト的に現実味がない可能性もある。
■ 「取り出す方法は言えないが金を支払え」
それが「できる」前提で話を進めるのは不思議なものだ。例えば松浦晋也さんの発言だ。朝日新聞の記事にが苦言を呈してたものだ。だが、それはできるかどうかもわからないものを「できる」として、人の金を突っ込む態勢を無条件に、楽天的に肯定するものである。
具体的には次の発言だ。
松浦晋也@ShinyaMatsuura
現時点で取出方法が見えないのは当たり前。得られた画像を使って、これから取出方法を考えるのだ。「溶融核燃料らしきものが見えた!」ってのは大成果だと思うよ。 溶けた核燃料か、取り出し方法は見えず 福島第一3号機:朝日新聞デジタル
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/888561104653361152
要は「これから取出方法を考える」(松浦)といった噴飯に金を突っ込むことを肯定しているのである。
不健全な支出に対してなかなか言えることではない。回収法はやり方がわからないもの、あるいはできるかどうか見当もつかないもの、さらにはいくら掛かるかわからないものに金をブッ込むことを応援するものだからだ。
■ 盗人に追い銭
しかも、その金は電力会社の金ではない。
本来は原子力に乗っかった経営上の失敗である。本来であれば、その被害は破産するまで会社が負うべき性格のものだ。
だが、実際に支払っている金は電力会社や投資家の金ではない。独占事業で巻き上げる電気代であり、あるいは国の予算である。
そして、この状況でも電力会社は儲けている。本来なら100%減資されるはずだった株式への配当に回し、事故を引き起こした当の従業員たちに平均以上の給与を支払っている。
■ 原子力への甘やかし
このような背景があるにも関わらず「取り出し方法は見えず」を批判する点は不思議なものだ。
途方もない甘やかしといってもよい。原子力を適当に扱い事故を起こした。それで国民や国が面倒みなければならない状況に追い込まれた。その状況にありながら「回収の絵はないです、でもやらないと迷惑でしょ、金ください」といっているものだからだ。
だが理系カルトはそれを肯定する。メカミリ、あるいは航空宇宙クラスタ、SFマニアといった科学技術大好きっ子はたいていそうだ。連中は理系的価値観以外に関しては全く考慮できない。あるいは選択的に盲目となる。ミクロの技術には詳しいが、マクロとして実用になるか、経済的にペイするかは意図して見ようとしない。
そして、その理系カルト視点でしか政策施策を語れない。科学技術しか見ないし、科学技術での効用しか考えない。事故を起こしたあとの原子力への未練もそうであるし、事業化の見込みもない日本のロケット打ち上げやどう見てもモノにならない航空機開発をヨイショするのもそれだ。科学技術への盲目的信仰であり、それ以外の価値観が欠如している点で全くカルトだ。
それの表出の一つが松浦さんの発言だということだ。「現時点で取出方法が見えないのは当たり前。得られた画像を使って、これから取出方法を考えるのだ。」(松浦)である。
本人には無邪気であり罪はないかもしれない。
だが、結果としては無自覚にも「できるできる」詐欺を幇助している。高速増殖炉の無駄遣いを援護したのも、核燃料リサイクルを継続させたのも、経済や社会を見ない、理系カルト的な科学だけの合理性の宣伝であった。これは同じ国家的詐欺のロケット開発や航空機開発も同じだ。
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クリスさんはネトウヨ日本人をチョロいと思っているご様子だ。「日本軍の駐留を中国も熱望していた」と傀儡政権側の発言を取り上げているからだ。そこにあるのは「頭の弱い日本人ネトウヨは国府と傀儡政権の区別もつかないといった見通しである。
これは盧溝橋事件80周年に関する発言だ。いつもの日軍ヨイショにおいて、中国政府が「『日本の永久駐兵熱望、日軍顧問団は役に立った』」正しい歴史」(クリス)と述べている。
■ 華北傀儡政権による日軍ヨイショ
だが、写真記事には「中華民国臨時政府」と書いてある。これは日本軍が華北に作った傀儡政権のことだ。、そりゃ中国を裏切って日本についた連中だ。「日本軍の永久駐兵熱望」位は書く。
さらにいえば、南京政府の語もイカサマ。
七七事変当時の南京政府は蒋政権そのもの。それが「蒋軍による極悪非道と考え」るのは自家撞着だ。
ちなみに後の南京政府、汪兆銘の傀儡政権ができるのは1940年だ。しかも傀儡政権は重慶との合流を見越している。スタンスとしては日本と共産党との関係に相違があるが、重慶軍とは中が悪くはない。その点で「蒋軍による極悪非道」とはいわない。
■ 日本人ネトウヨは馬鹿だから気づかないと考えるクリスさん
このあたり、ネトウヨだからチョロいといったクリスさんの日本人観を窺えるものだ。 「日本軍の永久駐兵熱望」と書いてあれば、「中華民国臨時政府」には気づかないだろうといった判断がみえるからだ。
果たしてその目論見通りに鵜呑みにする御仁も出てくる。
そこにある「歴史の真実」とやらは「傀儡政権が占領軍をヨイショ」したものでしかない。まあ、それが見抜けない程度だから、「中華民国臨時政府」やら汪兆銘の対日コラボ傀儡政権の成立期との矛盾にも気づかないのだろうけれども。
これは盧溝橋事件80周年に関する発言だ。いつもの日軍ヨイショにおいて、中国政府が「『日本の永久駐兵熱望、日軍顧問団は役に立った』」正しい歴史」(クリス)と述べている。
☆Chris*台湾人☆ @bluesayuri
七七事変80年、前のtwもした、原因は共軍の挑発、日軍でない、蒋軍による極悪非道と考えた中華民国南京政府は日本との協力で平和の確立を。当時の記事に「日本の永久駐兵熱望、日軍顧問団は役に立った」正しい歴史は決して国共の改竄歴史ではない。https://twitter.com/bluesayuri/status/822118105405014016 …
https://twitter.com/bluesayuri/status/883345168128024576
■ 華北傀儡政権による日軍ヨイショ
だが、写真記事には「中華民国臨時政府」と書いてある。これは日本軍が華北に作った傀儡政権のことだ。、そりゃ中国を裏切って日本についた連中だ。「日本軍の永久駐兵熱望」位は書く。
さらにいえば、南京政府の語もイカサマ。
七七事変当時の南京政府は蒋政権そのもの。それが「蒋軍による極悪非道と考え」るのは自家撞着だ。
ちなみに後の南京政府、汪兆銘の傀儡政権ができるのは1940年だ。しかも傀儡政権は重慶との合流を見越している。スタンスとしては日本と共産党との関係に相違があるが、重慶軍とは中が悪くはない。その点で「蒋軍による極悪非道」とはいわない。
■ 日本人ネトウヨは馬鹿だから気づかないと考えるクリスさん
このあたり、ネトウヨだからチョロいといったクリスさんの日本人観を窺えるものだ。 「日本軍の永久駐兵熱望」と書いてあれば、「中華民国臨時政府」には気づかないだろうといった判断がみえるからだ。
果たしてその目論見通りに鵜呑みにする御仁も出てくる。
吉田 武臣 @343Minami
返信先: @bluesayuriさん
歴史の真実を公表してくださり、日本国民の一人として深く感謝申し上げます。世界は中共による長きに渡る日本潰しのための嘘偽りの犯罪行為広報、及び流布に気づきつつあります。無策な日本の行動により多大な時間を要しましたが皆様の御協力によりやっとここまで辿り着きました。ありがとうございます
https://twitter.com/343Minami/status/883354025940328449
そこにある「歴史の真実」とやらは「傀儡政権が占領軍をヨイショ」したものでしかない。まあ、それが見抜けない程度だから、「中華民国臨時政府」やら汪兆銘の対日コラボ傀儡政権の成立期との矛盾にも気づかないのだろうけれども。
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松浦晋也さんは、フクシマ補完の高濃度トリチウム水は海洋投棄が合理的と主張している。これは東京新聞のツイートを受けての発言である。
■ どの観点から「合理的」(松浦)なのだろうか
この合理的とは何だろうか?
松浦さんは「合理的」とする理由として、自然界で大量発生すること、影響が微弱であると述べている。
だが、それは事故を起こした電力会社の経営にとって合理的であるにすぎない。
そして、それは幾つもの不合理を生むものだ。電力会社の事故責任を免除する不合理、外部不経済を認める不合理、汚染物質処理のルールに背く不合理だ。
■ 事故責任を免除する不合理
トリチウム水の放出は、事故責任追求の面で不合理である。
原因があって結果がある。原発事故の責任は東電にある。当然だが、これは刑事法上の責任だけでなく、民事上の責任も伴う。原発による被害の責任は東電が負うということだ。
その観点からすれば、汚染水の海洋投棄は「その責任を免責しろ」というものだ。汚染水が発生した原因は東電にある。そしてその投棄によって損害を被るといった主張がある。この構造の中で、その汚染水の処理に困ったから、投棄をするというのは責任を逃れるものだ。
さらにいえば、損害は現地漁民の風評被害にとどまるものではない。海はつながっている。その他の漁業者や、海を利用する人々にも影響する。
それを東電経営上の都合といった観点だけをもって「合理的」(松浦)と主張するのは誤りだということだ。
電力会社は「日本の原発は安全である、何かあっても責任持って対処する」と明言していた。それならば、東電が倒れるまで対処させるのが筋だということだ。
この点で海洋投棄は合理的ではない。
■ 外部不経済を認める不合理
第二の不合理は外部負経済を勧めている点だ。
汚染水の海洋投棄は本来の処理コストを、企業外部に負わせる側面を持つ。この場合は、東電が負うべき負担を漁民のコストに回すことであり、あるいは日本国に負わせる、世界に負わせるものだ。
これは責任を逃れることだけではなく、他者に転嫁するものでもある。
日本に及ぶといった言い方は大げさではない。海洋投棄の負担は国家としての日本にもかかる。日本の評判を落とし、外交的不利に追い込むものでもあるからだ。
これは事故当時を思い出せば良い。当時であってもロシアと韓国は汚染水の海洋投棄に抗議している。
その海洋投棄を今日行えば、日本は世界中の批難を浴びるだろう。当時は緊急時であったため配慮があった。米国や中国は抗議しなかった。だが、今は状況が違う。その実施は批難の対象となる。なぜなら単に「水を貯めると金がかかる。だから放射性廃棄物を海洋投棄するのだ」といった構造であるからだ。
この点でも海洋投棄は合理的ではない。
■ 廃棄物処理のルールに背く不合理
第三の不合理は、廃棄物処理のルールに背くことだ。
松浦さんは「トリチウムは自然界で大量に生成消滅しており、濃縮することもない。しかもその崩壊から出る放射線は微弱。だから、放出(東京新聞の書き方なら「海に捨てる」)が、最も合理的。」と述べている。
その理屈でいうなら、企業による硫黄酸化物の廃棄も「合理的」(松浦)となるだろう。火山等、自然界で大量に発生しているし、希釈されるので影響は微弱だからだ。
これはNOXやPM2.5、CO2にも言えるものだ。
だが、今日それは許されるのだろうか?
さらにいえば、海洋投棄や放射性廃棄物ルールにも背いてもいる。
かつては放射性廃棄物は海洋投棄されていた。深海に捨てれば影響は微弱だからだ。
しかし、今日では許されない。何でもかんでも安易に海洋投棄をした結果、いくつもの海が汚染せれた結果だ。だからロンドン条約により投棄は包括的に禁止されている。できるのは船舶の油水処理水、浄化槽処理水だけだ。だから不発弾の海洋投棄も行っていない。
このルールの中で、放射能汚染水の投棄はどうみても合理的ではない。その中身がトリチウムであっても放射性廃棄物である。自然界で大量に生成されるものであっても、天然モノではない以上、廃棄物となるからだ。
■ お理工さんは原子力とロケットとヒコーキに甘い
つまりは東電の企業経営にとって「合理的」(松浦)でしかないということだ。
その背景には何があるか? 科学技術への無思慮な崇拝である。サイエンス・ライターやらSF作家やらメカミリマニア、まとめてお理工さんは巨大科学と自己同一化をする。
一言でいえばカルト理系だ。興味の対象を崇拝対象とし、宗教的肯定に至る。当然ながら批判的視点はないし、それに許さない。
これは原発だけではない。宇宙開発や航空開発もそうだ。ただその政策を肯定し、産業を擁護する。そして批判的に主張に対して宗教的反駁を試みる。さらにいえば、ニセ科学批判もその延長にある。
宇宙開発は原発以上にキモチワルイ。商業的成功や経済的回収が見込めない日本の宇宙開発について全く批判しない。それどころではなく、夢見心地の戯言を言う。貧乏になった日本でそれに金を注ぎ込めとも言う。
航空開発も同じだ。特に武器はナショナリズムとくっついて世界一であるように言う。F-2ヨイショはいい例だ。成功したF-16の外形を持ってきて、外国製エンジンをつけて傑作国産機とは何事だということだ。
■ カミオカンデに流し込めばイイんじゃね?
彼らに冷水をブッかける一番いい方法な何だろうか?
カミオカンデを廃止して保管場所にすることだ。それにより汚染水の海洋投棄の合理性とやらを否定し、しかも巨大科学への憧憬を踏みにじることができるからだ。
理論物理学なぞやめても何も起きない。しかも金ばかりかかる巨大実験施設である。その維持は貧乏になりつつある日本がやることではない。
もちろんやりたいやつはやればよい。紙と鉛筆でもできるだろうし、同盟国アメリカや欧州にいってもよい。自分の才覚を中国やインドに売り込み、金主になってもらってもよいだろう。
国家としての教育研究であれば、その金を高校無償化なり大学奨学金にあてればよい。そっちのほうがよほど日本の競争力を底上げするものとなる。巨大科学のバルブ操作係を100人要請するよりは、1万人の学生をバイト時間を減らして勉強させたほうがよい。
あるいは社会科学、人文科学を含む他の科学分野にぶっこんだほうがよい。ノーベル物理学賞を一人つくれるかどうかの予算で、社会・人文の文系科学なら1000人は養えるだろうよ。
東京新聞 原発取材班 @kochigen2017
東京電力の川村会長が、福島第一原発で大量(7/6現在、77万7000トン)に貯蔵しているトリチウム汚染水を海に捨てる考えを、共同通信などのグループインタビューで示しました。タンクがひっ迫しているのは分かりますが、”他の原発も捨てているから、ウチもいい”のでしょうか。
https://twitter.com/kochigen2017/status/885619380129746946
松浦晋也 @ShinyaMatsuura
「”他の原発も捨てているから、ウチもいい”のでしょうか。」って、小学生の言い分か。あまりに情緒的。繰り返す、トリチウムは自然界で大量に生成消滅しており、濃縮することもない。しかもその崩壊から出る放射線は微弱。だから、放出(東京新聞の書き方なら「海に捨てる」)が、最も合理的。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/886043913886117888
■ どの観点から「合理的」(松浦)なのだろうか
この合理的とは何だろうか?
松浦さんは「合理的」とする理由として、自然界で大量発生すること、影響が微弱であると述べている。
だが、それは事故を起こした電力会社の経営にとって合理的であるにすぎない。
そして、それは幾つもの不合理を生むものだ。電力会社の事故責任を免除する不合理、外部不経済を認める不合理、汚染物質処理のルールに背く不合理だ。
■ 事故責任を免除する不合理
トリチウム水の放出は、事故責任追求の面で不合理である。
原因があって結果がある。原発事故の責任は東電にある。当然だが、これは刑事法上の責任だけでなく、民事上の責任も伴う。原発による被害の責任は東電が負うということだ。
その観点からすれば、汚染水の海洋投棄は「その責任を免責しろ」というものだ。汚染水が発生した原因は東電にある。そしてその投棄によって損害を被るといった主張がある。この構造の中で、その汚染水の処理に困ったから、投棄をするというのは責任を逃れるものだ。
さらにいえば、損害は現地漁民の風評被害にとどまるものではない。海はつながっている。その他の漁業者や、海を利用する人々にも影響する。
それを東電経営上の都合といった観点だけをもって「合理的」(松浦)と主張するのは誤りだということだ。
電力会社は「日本の原発は安全である、何かあっても責任持って対処する」と明言していた。それならば、東電が倒れるまで対処させるのが筋だということだ。
この点で海洋投棄は合理的ではない。
■ 外部不経済を認める不合理
第二の不合理は外部負経済を勧めている点だ。
汚染水の海洋投棄は本来の処理コストを、企業外部に負わせる側面を持つ。この場合は、東電が負うべき負担を漁民のコストに回すことであり、あるいは日本国に負わせる、世界に負わせるものだ。
これは責任を逃れることだけではなく、他者に転嫁するものでもある。
日本に及ぶといった言い方は大げさではない。海洋投棄の負担は国家としての日本にもかかる。日本の評判を落とし、外交的不利に追い込むものでもあるからだ。
これは事故当時を思い出せば良い。当時であってもロシアと韓国は汚染水の海洋投棄に抗議している。
その海洋投棄を今日行えば、日本は世界中の批難を浴びるだろう。当時は緊急時であったため配慮があった。米国や中国は抗議しなかった。だが、今は状況が違う。その実施は批難の対象となる。なぜなら単に「水を貯めると金がかかる。だから放射性廃棄物を海洋投棄するのだ」といった構造であるからだ。
この点でも海洋投棄は合理的ではない。
■ 廃棄物処理のルールに背く不合理
第三の不合理は、廃棄物処理のルールに背くことだ。
松浦さんは「トリチウムは自然界で大量に生成消滅しており、濃縮することもない。しかもその崩壊から出る放射線は微弱。だから、放出(東京新聞の書き方なら「海に捨てる」)が、最も合理的。」と述べている。
その理屈でいうなら、企業による硫黄酸化物の廃棄も「合理的」(松浦)となるだろう。火山等、自然界で大量に発生しているし、希釈されるので影響は微弱だからだ。
これはNOXやPM2.5、CO2にも言えるものだ。
だが、今日それは許されるのだろうか?
さらにいえば、海洋投棄や放射性廃棄物ルールにも背いてもいる。
かつては放射性廃棄物は海洋投棄されていた。深海に捨てれば影響は微弱だからだ。
しかし、今日では許されない。何でもかんでも安易に海洋投棄をした結果、いくつもの海が汚染せれた結果だ。だからロンドン条約により投棄は包括的に禁止されている。できるのは船舶の油水処理水、浄化槽処理水だけだ。だから不発弾の海洋投棄も行っていない。
このルールの中で、放射能汚染水の投棄はどうみても合理的ではない。その中身がトリチウムであっても放射性廃棄物である。自然界で大量に生成されるものであっても、天然モノではない以上、廃棄物となるからだ。
■ お理工さんは原子力とロケットとヒコーキに甘い
つまりは東電の企業経営にとって「合理的」(松浦)でしかないということだ。
その背景には何があるか? 科学技術への無思慮な崇拝である。サイエンス・ライターやらSF作家やらメカミリマニア、まとめてお理工さんは巨大科学と自己同一化をする。
一言でいえばカルト理系だ。興味の対象を崇拝対象とし、宗教的肯定に至る。当然ながら批判的視点はないし、それに許さない。
これは原発だけではない。宇宙開発や航空開発もそうだ。ただその政策を肯定し、産業を擁護する。そして批判的に主張に対して宗教的反駁を試みる。さらにいえば、ニセ科学批判もその延長にある。
宇宙開発は原発以上にキモチワルイ。商業的成功や経済的回収が見込めない日本の宇宙開発について全く批判しない。それどころではなく、夢見心地の戯言を言う。貧乏になった日本でそれに金を注ぎ込めとも言う。
航空開発も同じだ。特に武器はナショナリズムとくっついて世界一であるように言う。F-2ヨイショはいい例だ。成功したF-16の外形を持ってきて、外国製エンジンをつけて傑作国産機とは何事だということだ。
■ カミオカンデに流し込めばイイんじゃね?
彼らに冷水をブッかける一番いい方法な何だろうか?
カミオカンデを廃止して保管場所にすることだ。それにより汚染水の海洋投棄の合理性とやらを否定し、しかも巨大科学への憧憬を踏みにじることができるからだ。
理論物理学なぞやめても何も起きない。しかも金ばかりかかる巨大実験施設である。その維持は貧乏になりつつある日本がやることではない。
もちろんやりたいやつはやればよい。紙と鉛筆でもできるだろうし、同盟国アメリカや欧州にいってもよい。自分の才覚を中国やインドに売り込み、金主になってもらってもよいだろう。
国家としての教育研究であれば、その金を高校無償化なり大学奨学金にあてればよい。そっちのほうがよほど日本の競争力を底上げするものとなる。巨大科学のバルブ操作係を100人要請するよりは、1万人の学生をバイト時間を減らして勉強させたほうがよい。
あるいは社会科学、人文科学を含む他の科学分野にぶっこんだほうがよい。ノーベル物理学賞を一人つくれるかどうかの予算で、社会・人文の文系科学なら1000人は養えるだろうよ。
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トヨタと水素のヨイショ記事がある。風車で発電し、水素を作り、それで水素燃料電池のフォークを動かすというもの。日経と産経が取り上げている。
日経「風力発電使い水素供給 トヨタなど神奈川で実証実験」(2017/7/12 18:09)
産経「『水素社会』へトヨタ、東芝、岩谷などが実証事業」(2017.7.12 21:49)
記事中ではC02が減らせるとある。日経は「[従来の]電動型に比べて86%」、産経は「通常の電動フォークリフトに比べ80%以上のCO2を削減できる」としている。
■ 水素ヨイショのための詐術
だが、ここには詐術がある。水素を使わないほうがもっとC02は減り、効率が良くなることには言及していない点だ。記事に関しては従来の電動型と水素電池の2つを比較しているが、発電形式を加味すれば本来は3者を比較すべきだというものだ。
つまり、本来なら
① 火力発電所 - 電力 - 電池式フォーク
② 風力発電所 - 電力 - 電池式フォーク
③ 風力発電所 - 電力 - 水素 - 水素運搬車 - 水素燃料フォーク
で比較すべきだ。
だが、記事であつかうトヨタの発表は①と③しか比較していない。
なぜなら②を入れれば、水素燃料電池の③がそれよりも劣ることが明らかになるからだ。
記事では電力で水素を作るとしている。電気分解でもしているのだろうが変換効率は6-8割とよくない。その上圧縮や圧縮水素輸送のコストも掛かる。
それならその電力を電池にいれたほうがよい。電池もあまり効率がよくはないが、少なくとも後工程の圧縮や輸送のコストはかからない。
■ 天然ガスで直接運転すれば終わり
さらにいえば、「0」となる選択肢もあり得る。天然ガスで直接フォークを動かす方法だ。
今は天然ガスを効率上限のある熱機関で電力に換え、それを変圧損を生じる電力網で送り、充放電ロスのある蓄電池にためている。それなら、天然ガスを都市ガス(天然ガスそのものだ)配管で運び、直接フォークに乗せて、それでエンジンを回せば良い。熱効率30%台でも発電所から蓄電池までのロスよりも優れるだろう。
「0」 天然ガス - 都市ガス - ガス運転動力フォーク
ちなみにガソリンエンジンはガス運転に容易に転用できる。(ディーゼルは難しい) 燃料タンクからすればLPGのほうが楽だが、天然ガスを圧縮しても構わない。
■ なぜ水素を推すのか?
つまり水素燃料電池の効率は悪い。これは記事で取り上げた③について、②や「0」と比較すればあきらからだ。
実際には、その上に燃料電池の製造コストも掛かる。大量生産すれば価格はそこそこ低減するだろうが、枯れきった電池やフォーク程度のガソリンエンジンと競争できるかわからない。ちなみにリチウム電池も急激な価格下落が予想されている。原料のリチウムについて豪州産鉱石を中国で精錬すればいまの半分以下の低コストになるともいわれている。
この点でなぜ無理矢理に水素を推すかは不思議なものだ。
ただ、政府はそれを推し、トヨタもそれに乗っかっている。
政府、経産省は水素社会をおしている。「独自の未来技術」に眼がくらんだものだ。そして、その技術を持つトヨタに補助金をくっつけている。公用車での水素燃料電池車補助はそれだ。
そしてトヨタもそれに応じようとしている。経済性は到底見込める技術ではないのに不思議なものだ。とりあえずは補助金にあずかれるのでそれに乗っているようにみえるが、将来的に明るいものでもない。
■ 中国のEVに負けるかもね
ただ、このままでは中国にまけるかもしれない。
トヨタは水素にかまけている。PHVといった小細工はしているが、HV技術の先においているのは水素燃料電池だ。
だが、コスト的には将来の中国製の高性能EVに勝てるかは厳しい。テスラはともかく、吉利や長城が安価なEVを持ってきたときに水素燃料電池は勝てるかどうか。ちなみに中国のEV技術はもともと高い。
仮に10年後、何かの拍子にガソリン・ディーゼル車が禁止された時、トヨタの水素燃料電池は中国のEVに勝てるかどうかはわからない。場合によればトヨタのHVやPHV、さらには日産ホンダ以下のHVやPHVが駆逐される可能性もある。
もちろんトヨタ以下にはブランドイメージとディーラー網の優位はある。
だが、イノベーションの際にはそれが無価値となることもあり得る。これはライカの例をみればよい。「今、カメラでライカを買うやつがいるか?」ということだ。M6までは買おうかなと言うやつはいたが、デジカメ時代以降に、ことカメラに関してライカブランドは選択肢ではなくなっている。
日経「風力発電使い水素供給 トヨタなど神奈川で実証実験」(2017/7/12 18:09)
産経「『水素社会』へトヨタ、東芝、岩谷などが実証事業」(2017.7.12 21:49)
記事中ではC02が減らせるとある。日経は「[従来の]電動型に比べて86%」、産経は「通常の電動フォークリフトに比べ80%以上のCO2を削減できる」としている。
■ 水素ヨイショのための詐術
だが、ここには詐術がある。水素を使わないほうがもっとC02は減り、効率が良くなることには言及していない点だ。記事に関しては従来の電動型と水素電池の2つを比較しているが、発電形式を加味すれば本来は3者を比較すべきだというものだ。
つまり、本来なら
① 火力発電所 - 電力 - 電池式フォーク
② 風力発電所 - 電力 - 電池式フォーク
③ 風力発電所 - 電力 - 水素 - 水素運搬車 - 水素燃料フォーク
で比較すべきだ。
だが、記事であつかうトヨタの発表は①と③しか比較していない。
なぜなら②を入れれば、水素燃料電池の③がそれよりも劣ることが明らかになるからだ。
記事では電力で水素を作るとしている。電気分解でもしているのだろうが変換効率は6-8割とよくない。その上圧縮や圧縮水素輸送のコストも掛かる。
それならその電力を電池にいれたほうがよい。電池もあまり効率がよくはないが、少なくとも後工程の圧縮や輸送のコストはかからない。
■ 天然ガスで直接運転すれば終わり
さらにいえば、「0」となる選択肢もあり得る。天然ガスで直接フォークを動かす方法だ。
今は天然ガスを効率上限のある熱機関で電力に換え、それを変圧損を生じる電力網で送り、充放電ロスのある蓄電池にためている。それなら、天然ガスを都市ガス(天然ガスそのものだ)配管で運び、直接フォークに乗せて、それでエンジンを回せば良い。熱効率30%台でも発電所から蓄電池までのロスよりも優れるだろう。
「0」 天然ガス - 都市ガス - ガス運転動力フォーク
ちなみにガソリンエンジンはガス運転に容易に転用できる。(ディーゼルは難しい) 燃料タンクからすればLPGのほうが楽だが、天然ガスを圧縮しても構わない。
■ なぜ水素を推すのか?
つまり水素燃料電池の効率は悪い。これは記事で取り上げた③について、②や「0」と比較すればあきらからだ。
実際には、その上に燃料電池の製造コストも掛かる。大量生産すれば価格はそこそこ低減するだろうが、枯れきった電池やフォーク程度のガソリンエンジンと競争できるかわからない。ちなみにリチウム電池も急激な価格下落が予想されている。原料のリチウムについて豪州産鉱石を中国で精錬すればいまの半分以下の低コストになるともいわれている。
この点でなぜ無理矢理に水素を推すかは不思議なものだ。
ただ、政府はそれを推し、トヨタもそれに乗っかっている。
政府、経産省は水素社会をおしている。「独自の未来技術」に眼がくらんだものだ。そして、その技術を持つトヨタに補助金をくっつけている。公用車での水素燃料電池車補助はそれだ。
そしてトヨタもそれに応じようとしている。経済性は到底見込める技術ではないのに不思議なものだ。とりあえずは補助金にあずかれるのでそれに乗っているようにみえるが、将来的に明るいものでもない。
■ 中国のEVに負けるかもね
ただ、このままでは中国にまけるかもしれない。
トヨタは水素にかまけている。PHVといった小細工はしているが、HV技術の先においているのは水素燃料電池だ。
だが、コスト的には将来の中国製の高性能EVに勝てるかは厳しい。テスラはともかく、吉利や長城が安価なEVを持ってきたときに水素燃料電池は勝てるかどうか。ちなみに中国のEV技術はもともと高い。
仮に10年後、何かの拍子にガソリン・ディーゼル車が禁止された時、トヨタの水素燃料電池は中国のEVに勝てるかどうかはわからない。場合によればトヨタのHVやPHV、さらには日産ホンダ以下のHVやPHVが駆逐される可能性もある。
もちろんトヨタ以下にはブランドイメージとディーラー網の優位はある。
だが、イノベーションの際にはそれが無価値となることもあり得る。これはライカの例をみればよい。「今、カメラでライカを買うやつがいるか?」ということだ。M6までは買おうかなと言うやつはいたが、デジカメ時代以降に、ことカメラに関してライカブランドは選択肢ではなくなっている。
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日本には核保有への願望がある。
そもそも核拡散禁止条約への反対は多く加入は遅れている。署名は昭和45年、批准はさらに遅れて51年だった。その中で
そして、核保有論者には代替策として原子力発電とロケット開発があるとされた。この二つを組み合わせれば何ができるか?といったものだ。
半公然的な核戦力スタンスは「核兵器を作る能力を保持すること」とされている。日本は核兵器を持たないが、短期に核兵器を作り得る能力を維持するというものだ。
■ 核武装は当の自民党政治家が言っている
その前提からすれば、野望はないと言い出すのは不思議なものだ。
Satavy@ちえりすとさんは次のように発言している。
だいたい「テロリスト・鎌田慧」とはなにごとだろうか? テロリストとは少なくとも有形力を用いて物理的・財産的損害を生じさせる人のことだ。対して蒲田さんはただの言論の人でしかない。自分の主張に都合が悪い相手を、字義も考えずにテロリストと呼んでいるといったものだ。
その中身もどうしようもない。
核武装と自民党の親和性は周知である。なんせ当の自民党政治家がそれを時折主張するし、党内では否定されていない。「核兵器を作る能力を保持すること」と言い出すのも、核が持てないフラストレーションのあらわれだ。
それについて核武装の野望はないと断言するのはどうかしている。「『それは自民党に核武装の野望があるからに違いない』とか決めつける内容。」(Satavy@ちえりすと)とは、当の自民党政治家も驚くものでしかない。
■ 査察は野望を見つけるものではない
そして、査察で野望が見つからなかったと見栄を切っている。最後に「長年日本の核武装が無い事を査察で証明しているIAEAは人の努力を蔑ろにするこのバカを殴り倒しても良いと思う。」(Satavy@ちえりすと)と述べている。
だが、IAEAの査察は野望を見つけるものだろうか?
違う。核開発に着手していないことを確認するものだ。野望の有無をチェックするものではない。
あくまでも、既存原子力設備の平和利用の範囲からの逸脱を確認するものだ。
この点でSatavy@ちえりすとさんの理屈は破綻している。それをもって「テロリスト・鎌田慧」さんを「IAEAは人の努力を蔑ろにするこのバカを殴り倒しても良いと思う。」(Satavy@ちえりすと)と言い出すのは妥当性を欠いている。
「殴り倒しても良いと思う。」と述べる以上、Satavy@ちえりすとさんは殴り倒されても良いと思っているのかもしれないが、物理的に離隔されてそれがありえないネット世界の安全圏でそう言って見栄を切るのもみっともないものだ。
■ 軍事に詳しい方が付和雷同しているのもね
まあ、なによりも日本の核政策を知らないでこの意見に付和雷同する、自称軍事に詳しい御仁がいることだけどね。
件のCHINさんがそれ。つまりは日本の核拡散防止条約加入までの経緯や、その後の日本の核戦力スタンス、自民党政治家の発言を知らず、査察が野望をチェックするものではないことをご承知されていないと表明している。
他人の言うことを鵜呑みとしていて批判的に見ない。これはC-2について「民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイント」(chin)を信じこみ公言したことでも明らかだ。同じ速度で飛ぶ必要性があるか、それができないことによるデメリットはどの程度なのか、実現するためのコスト的負担増はどの程度か。そのあたりは一切考えていないことの表明でしかない。
評価、評論をできない点はガルパンへのスタンスを見ても明瞭である。CHINさんはガルパンが好きなんだろうが、おそらくは何が好きかを言語化できない。だからそれを示すために爆音上映やら大洗やらに何回行ったかで誇っている。なぜ自分がそうするのかは説明しないし、作品にそのような熱狂を引越す内容があることも説明していない。
厳しいこと言うと、もともとガルパンが好きかどうかもわからないけどね。メカミリ的嗜好を持っていて、名前に「1stLT」をつけるように、そこでの自分のステージ(オウム真理教的な)は高いと思い込んでいる。それを示したいからメカミリ連に交わり、そこで「ボクのステージは高いのです」と示すために周りに合わせて、いかにガルパンが好きであるかを示しているようにしか見えない。
CHINさんがわざわざ全世界に公開しているツイッターをみてもそれを伺わせるものとなっている。ガルパン以外にも米海兵隊やら宇宙開発やらイカニモ商売の中村桜やら、メカミリの子が好きなものを挙げ、それに肩入れすることに終始している。本人はそれが好きなのではなく「それに度を越してハマっているメカミリで高ステージに達した自分の姿」が好きなのだろう。
そもそも核拡散禁止条約への反対は多く加入は遅れている。署名は昭和45年、批准はさらに遅れて51年だった。その中で
そして、核保有論者には代替策として原子力発電とロケット開発があるとされた。この二つを組み合わせれば何ができるか?といったものだ。
半公然的な核戦力スタンスは「核兵器を作る能力を保持すること」とされている。日本は核兵器を持たないが、短期に核兵器を作り得る能力を維持するというものだ。
■ 核武装は当の自民党政治家が言っている
その前提からすれば、野望はないと言い出すのは不思議なものだ。
Satavy@ちえりすとさんは次のように発言している。
Satavy@ちえりすと @satavy今日の東京新聞「本音のコラム」はテロリスト・鎌田慧。日本が核兵器禁止条約に参加しなかった事にキレて「それは自民党に核武装の野望があるからに違いない」とか決めつける内容。長年日本の核武装が無い事を査察で証明しているIAEAは人の努力を蔑ろにするこのバカを殴り倒しても良いと思う。
https://twitter.com/satavy/status/884543268385472512
だいたい「テロリスト・鎌田慧」とはなにごとだろうか? テロリストとは少なくとも有形力を用いて物理的・財産的損害を生じさせる人のことだ。対して蒲田さんはただの言論の人でしかない。自分の主張に都合が悪い相手を、字義も考えずにテロリストと呼んでいるといったものだ。
その中身もどうしようもない。
核武装と自民党の親和性は周知である。なんせ当の自民党政治家がそれを時折主張するし、党内では否定されていない。「核兵器を作る能力を保持すること」と言い出すのも、核が持てないフラストレーションのあらわれだ。
それについて核武装の野望はないと断言するのはどうかしている。「『それは自民党に核武装の野望があるからに違いない』とか決めつける内容。」(Satavy@ちえりすと)とは、当の自民党政治家も驚くものでしかない。
■ 査察は野望を見つけるものではない
そして、査察で野望が見つからなかったと見栄を切っている。最後に「長年日本の核武装が無い事を査察で証明しているIAEAは人の努力を蔑ろにするこのバカを殴り倒しても良いと思う。」(Satavy@ちえりすと)と述べている。
だが、IAEAの査察は野望を見つけるものだろうか?
違う。核開発に着手していないことを確認するものだ。野望の有無をチェックするものではない。
あくまでも、既存原子力設備の平和利用の範囲からの逸脱を確認するものだ。
この点でSatavy@ちえりすとさんの理屈は破綻している。それをもって「テロリスト・鎌田慧」さんを「IAEAは人の努力を蔑ろにするこのバカを殴り倒しても良いと思う。」(Satavy@ちえりすと)と言い出すのは妥当性を欠いている。
「殴り倒しても良いと思う。」と述べる以上、Satavy@ちえりすとさんは殴り倒されても良いと思っているのかもしれないが、物理的に離隔されてそれがありえないネット世界の安全圏でそう言って見栄を切るのもみっともないものだ。
■ 軍事に詳しい方が付和雷同しているのもね
まあ、なによりも日本の核政策を知らないでこの意見に付和雷同する、自称軍事に詳しい御仁がいることだけどね。
件のCHINさんがそれ。つまりは日本の核拡散防止条約加入までの経緯や、その後の日本の核戦力スタンス、自民党政治家の発言を知らず、査察が野望をチェックするものではないことをご承知されていないと表明している。
他人の言うことを鵜呑みとしていて批判的に見ない。これはC-2について「民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイント」(chin)を信じこみ公言したことでも明らかだ。同じ速度で飛ぶ必要性があるか、それができないことによるデメリットはどの程度なのか、実現するためのコスト的負担増はどの程度か。そのあたりは一切考えていないことの表明でしかない。
評価、評論をできない点はガルパンへのスタンスを見ても明瞭である。CHINさんはガルパンが好きなんだろうが、おそらくは何が好きかを言語化できない。だからそれを示すために爆音上映やら大洗やらに何回行ったかで誇っている。なぜ自分がそうするのかは説明しないし、作品にそのような熱狂を引越す内容があることも説明していない。
厳しいこと言うと、もともとガルパンが好きかどうかもわからないけどね。メカミリ的嗜好を持っていて、名前に「1stLT」をつけるように、そこでの自分のステージ(オウム真理教的な)は高いと思い込んでいる。それを示したいからメカミリ連に交わり、そこで「ボクのステージは高いのです」と示すために周りに合わせて、いかにガルパンが好きであるかを示しているようにしか見えない。
CHINさんがわざわざ全世界に公開しているツイッターをみてもそれを伺わせるものとなっている。ガルパン以外にも米海兵隊やら宇宙開発やらイカニモ商売の中村桜やら、メカミリの子が好きなものを挙げ、それに肩入れすることに終始している。本人はそれが好きなのではなく「それに度を越してハマっているメカミリで高ステージに達した自分の姿」が好きなのだろう。
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防衛ジャーナリストを名乗るオバサンたちは自衛隊ヨイショで終わる。広報あたりで聞いたことをそのまま鵜呑みにして記事にする。そこに批判的視点はない。
例えばこの梨恵華さん、肩書「『自衛官守る会』顧問」の記事、「自衛隊員の数がどんどん減っている! これではもう日本を守り切れない」『月刊SPA』[ウェブ](2017.07.08 ) はそれに満ち溢れている。「私の愛する自衛隊」あるい「メシのタネの自衛隊」への思い入れからは「自衛隊はカワイソー」しかいわない上、その例示のほとんどは不適切だからだ。まず、広報あたりの鵜呑みだ。
■ 自衛隊候補生は最初の3ヶ月だけ
その不適切の例としては給与例として自衛隊候補生を持ち出したことだ。「自衛隊の給料は安い」と主張するための根拠としている。
だがこれは最初の三ヶ月だけの数字だ。任期制隊員が新入隊員教育で教育隊に入っている間の給与額だけにすぎない。給与というよりは防衛大や自衛隊生徒のようなお小遣いだということだ。ちなみにこの間は一律で衣食住全部タダ。
そして新入隊員教育が終わった段階で別に一括して18万もらえる。これは契約金の性格も持つが入隊から1年6ヶ月勤務すれば返さないで良い。つまりは3ヶ月で均せば6万の支給が別にある。これを加えれば教育隊にいる間の平均額としては19万程度となる。
そして2士、旧軍でいえば2等兵や3等水兵になれば、今ではだいたい月給16万かそれ以上もらえる。結婚していなければ営内生活なので衣食住はタダ。そして以降は毎年昇給する。さらに毎回の任期満了(2年)で任期満了金として100万前後もらえる。これは毎期のボーナスとは別だ。
つまりは、兵隊のうち任期制隊員でも衣食住込みで月20万程度の待遇は得られているということだ。「自衛官候補生の初任給は13万8000円」というのは不適切である。
だが、この「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんはそう書いている。知らなければ不勉強であるし、それを調べないのも怠惰である。知っていてそう書くなら不誠実である。
■ 電気代も個メータなし
さらに営内で電気代やトイレットペーパー代を負担するとも言い出している。
「全て自腹」は嘘でしかない。隊舎の電気代もトイレットペーパー代金も自腹ではないからだ。
隊舎の電気水道熱源の代金は国が支払っている。玄関から廊下、居室、娯楽室すべてそうだ。そこにあるテレビも冷蔵庫も国が電気代を支払っている。
個人が負担するのは、私物のテレビや冷蔵庫の電気代だけ。共用があるのにそれを使わず、私物を持ち込んている分だけだ。電力消費量としてはひとりあたり年2000円程度分だが、それを体面上とっているだけ。当然個メーターはない。それ以下の器材、たとえば携帯電話は対象ではない。
また、トイレットペーパーを自腹にしているのはほぼ陸自だけ。本来は自衛隊側が準備すべきものだが、金をケチるあるいは中央に吸い上げて末端に数を与えていない結果でしかない。海空で聞いたことはない。これはコピー代も同じ。
これも広報あたりの言い出す、大げさな自衛隊の困窮を鵜呑みにしたものだ。本来調べることを調べていない
■ 人員は4万2000で推移している
最後が人員だ。海自人員について「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんは毎年300人ずつ減っていると述べている。だが、これは毎年の隊員数が4万2000で推移することと矛盾する。
そもそも採用枠は満たせたことはほとんどない。これは昭和の御代から同じ。
それでいながら実際に人数は均衡している。海自なら予算定数も年平均の隊員数も毎年4万2000人で変わらない。
なぜなら定数と予算定数と隊員数と採用枠は一致しないからだ。
採用枠とは「人が居たら2500人雇っていいよ、できるものならね」といっているだけ。なぜそう言えるかというと、努力しても定数から3000人分不足しており、予算定数と実際の隊員数(これも年度内の変化があるので期末や平均で一致しない)の間にも差がある、微妙な不足があるから。その点で予算サイドは実際に雇えるだろう数字、見通しに予算定数までの差分をチョイ載せした2500人まで雇ってもいいよという。無理だろうねと思いながら。
さらに幹部や技術海曹、再任用の人数も無視されている。採用には一般幹部候補生、技術幹部候補生、技術幹部、飛行幹部候補生、技術海曹がある。これらはほぼ枠が満たされる。さらに54-56歳定年なので、幹部や海曹の一部では同階級1年任期で再採用されている。
結果、人員は拮抗するのである。
さらにいえば「安保法制で戦争が起こるぞという報道が繰り返しなされたことで、自衛官応募年齢の子供を持つお母さんたちが強固に自衛隊に入隊することを反対するようになりました」(梨恵華)も願望の投影でしかない。戦争が起きるから自衛隊に入らないではない。勤務環境がアレすぎるから人気がないだけ。
そこにいじめやら自殺やら過労死を挙げないのは、不人気の理由を左派に押し付けたいといった意図によるものだろう。
■ 件のごとくアレな御仁
ちなみに、思想的背景も興味深い。
ネトウヨおばさんのセルフ体制擁護庁だよね。
あと、権威主義もすごいね。中でもアレなのはこれ。
組織限りの位相語的部分を引っ張り出して「正しい日本語」(梨恵華)とは凄いことをいう。日本語の標準的な発音を言い出すならむしろ「館長」「時間調整」と同じだ。生来の日本語話者は普通にそう発音するからだ。
自衛隊がそう発音しているからそれが「正しい日本語」なら、自衛隊に残る多数の百姓読みもそれが正しい日本語なんだろ。拉縄は「りゅうじょう」と読めとかね。
そのうち10式戦車はヒトマル式戦車が「正しい日本語」とかいいだすだろう。編制と編成は別の日本語とか、ブーツと呼ぶな半長靴だとか、ドライバーと呼ぶな螺子回しだとか、マシンガンじゃない機関銃だとかね。旧軍だってMGって書いてエムジーって呼んでたし、戦前でも左から右への横書きもしていた。
■ オバサン・ヨイショ系は小馬鹿にされている
ま、権威スリスリは自信がない証拠なんだだろうけどね。
ちなみに部内ではこの手の愛国人士は勘違いしやすい。特に自衛隊ヨイショ系は扱い丁寧だから、認められたと勝手に舞い上がる。兵隊は商売だからそうているだけなのだが。
さらにいえば、オバサン系のヨイショ女流防衛ジャーナリストさんは部内で小馬鹿にされる事が多い。広報やその経験者に話をしても、非公式的な場所だとほぼみんな侮蔑的に扱っている。例えば下の名前で「あー、◯◯ちゃんね」といったもの。
なぜなら言ったことを真に受けて鸚鵡返しする道具だからだ。
他にも卒塔婆小町に特有の不愉快さがある。アノ種のオバサンは若い頃通用したからといって40や50になってからも飲み屋のババァ的な態度を取る。それで将官や将官OBあたりに擦りつく。はたから見れば醜悪でしかない。その手が乗馬が趣味なんですよとかいえば、さっさと落馬して馬蹄にかかれとしか思わない。顔面がUの字に陥没してコンプレッサでポッコンと膨らませればゲラゲラだがね。
対して自衛隊に厳しいタイプは敵視されるが、馬鹿にはされない。憎まれながらも尊敬される例もある。腹立たしいが立派な敵といったものだ。これは女性も男性も同じ。
例えばこの梨恵華さん、肩書「『自衛官守る会』顧問」の記事、「自衛隊員の数がどんどん減っている! これではもう日本を守り切れない」『月刊SPA』[ウェブ](2017.07.08 ) はそれに満ち溢れている。「私の愛する自衛隊」あるい「メシのタネの自衛隊」への思い入れからは「自衛隊はカワイソー」しかいわない上、その例示のほとんどは不適切だからだ。まず、広報あたりの鵜呑みだ。
■ 自衛隊候補生は最初の3ヶ月だけ
その不適切の例としては給与例として自衛隊候補生を持ち出したことだ。「自衛隊の給料は安い」と主張するための根拠としている。
自衛官候補生の初任給は13万8000円です。自衛官が残業手当や休日手当がないという意味は大きいのです。実質、基本給では自衛官の給料は地方公務員の中程度なのですが、残業手当や休日手当を入れるとその差は歴然です。それを考えると自衛官の仕事は給料ベースでほとんど魅力がないと言えるのではないでしょうか。
https://nikkan-spa.jp/1353087
だがこれは最初の三ヶ月だけの数字だ。任期制隊員が新入隊員教育で教育隊に入っている間の給与額だけにすぎない。給与というよりは防衛大や自衛隊生徒のようなお小遣いだということだ。ちなみにこの間は一律で衣食住全部タダ。
そして新入隊員教育が終わった段階で別に一括して18万もらえる。これは契約金の性格も持つが入隊から1年6ヶ月勤務すれば返さないで良い。つまりは3ヶ月で均せば6万の支給が別にある。これを加えれば教育隊にいる間の平均額としては19万程度となる。
そして2士、旧軍でいえば2等兵や3等水兵になれば、今ではだいたい月給16万かそれ以上もらえる。結婚していなければ営内生活なので衣食住はタダ。そして以降は毎年昇給する。さらに毎回の任期満了(2年)で任期満了金として100万前後もらえる。これは毎期のボーナスとは別だ。
つまりは、兵隊のうち任期制隊員でも衣食住込みで月20万程度の待遇は得られているということだ。「自衛官候補生の初任給は13万8000円」というのは不適切である。
だが、この「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんはそう書いている。知らなければ不勉強であるし、それを調べないのも怠惰である。知っていてそう書くなら不誠実である。
■ 電気代も個メータなし
さらに営内で電気代やトイレットペーパー代を負担するとも言い出している。
隊舎の中は電気代もトイレットペーパーも全て自腹、制服も一部は貸与されるもののほとんどが自分で買うことになっています。もちろん、糧食費は最初から給料ベースを考える前に引かれています。
https://nikkan-spa.jp/1353087
「全て自腹」は嘘でしかない。隊舎の電気代もトイレットペーパー代金も自腹ではないからだ。
隊舎の電気水道熱源の代金は国が支払っている。玄関から廊下、居室、娯楽室すべてそうだ。そこにあるテレビも冷蔵庫も国が電気代を支払っている。
個人が負担するのは、私物のテレビや冷蔵庫の電気代だけ。共用があるのにそれを使わず、私物を持ち込んている分だけだ。電力消費量としてはひとりあたり年2000円程度分だが、それを体面上とっているだけ。当然個メーターはない。それ以下の器材、たとえば携帯電話は対象ではない。
また、トイレットペーパーを自腹にしているのはほぼ陸自だけ。本来は自衛隊側が準備すべきものだが、金をケチるあるいは中央に吸い上げて末端に数を与えていない結果でしかない。海空で聞いたことはない。これはコピー代も同じ。
これも広報あたりの言い出す、大げさな自衛隊の困窮を鵜呑みにしたものだ。本来調べることを調べていない
■ 人員は4万2000で推移している
最後が人員だ。海自人員について「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんは毎年300人ずつ減っていると述べている。だが、これは毎年の隊員数が4万2000で推移することと矛盾する。
海上自衛隊には任期制自衛官と一般曹候補生の採用枠があり、全部で約2500人だそうですが、約1700名程度しか採用できず、さらに定年、満期、中途退職を含む海上自衛隊からの退職者は約2000名という噂を聞いています。完全に需要と供給で赤字です。[中略]
安保法制で戦争が起こるぞという報道が繰り返しなされたことで、自衛官応募年齢の子供を持つお母さんたちが強固に自衛隊に入隊することを反対するようになりました。またそれと同時に公務員は給料が高いから民間ベースまで減らそうと、全ての公務員の給料を減らすなかに自衛官も含まれてしまいました。
https://nikkan-spa.jp/1353087/2
そもそも採用枠は満たせたことはほとんどない。これは昭和の御代から同じ。
それでいながら実際に人数は均衡している。海自なら予算定数も年平均の隊員数も毎年4万2000人で変わらない。
なぜなら定数と予算定数と隊員数と採用枠は一致しないからだ。
採用枠とは「人が居たら2500人雇っていいよ、できるものならね」といっているだけ。なぜそう言えるかというと、努力しても定数から3000人分不足しており、予算定数と実際の隊員数(これも年度内の変化があるので期末や平均で一致しない)の間にも差がある、微妙な不足があるから。その点で予算サイドは実際に雇えるだろう数字、見通しに予算定数までの差分をチョイ載せした2500人まで雇ってもいいよという。無理だろうねと思いながら。
さらに幹部や技術海曹、再任用の人数も無視されている。採用には一般幹部候補生、技術幹部候補生、技術幹部、飛行幹部候補生、技術海曹がある。これらはほぼ枠が満たされる。さらに54-56歳定年なので、幹部や海曹の一部では同階級1年任期で再採用されている。
結果、人員は拮抗するのである。
さらにいえば「安保法制で戦争が起こるぞという報道が繰り返しなされたことで、自衛官応募年齢の子供を持つお母さんたちが強固に自衛隊に入隊することを反対するようになりました」(梨恵華)も願望の投影でしかない。戦争が起きるから自衛隊に入らないではない。勤務環境がアレすぎるから人気がないだけ。
そこにいじめやら自殺やら過労死を挙げないのは、不人気の理由を左派に押し付けたいといった意図によるものだろう。
■ 件のごとくアレな御仁
ちなみに、思想的背景も興味深い。
梨恵華@原発再稼働に一票 @riekabot
豊田真由子の秘書さんは政策秘書?民進党に豊田事務所の支援者名簿をFAXで流したという話もでてきたんだけど、政策秘書なら公務員。個人情報保護法違反だよね?
https://twitter.com/riekabot/status/879488615859994625
梨恵華@原発再稼働に一票 @riekabot
文科省再調査結果、あちこちのフォルダーに文章を切り張りして、つくった偽造文書ってことがわかったね。公文書偽造って結構、罪は重い。国会終われば議員不逮捕特権関係なくなるね。
https://twitter.com/riekabot/status/875213912404140032
ネトウヨおばさんのセルフ体制擁護庁だよね。
あと、権威主義もすごいね。中でもアレなのはこれ。
梨恵華@原発再稼働に一票 @riekabot
正しい日本語の発音講座
間違うと危険。例 艦長
× か↗︎んちょう
◯ か↘︎んちょう↗︎ — うまくいくように願っています
https://twitter.com/riekabot/status/876596591599026176
組織限りの位相語的部分を引っ張り出して「正しい日本語」(梨恵華)とは凄いことをいう。日本語の標準的な発音を言い出すならむしろ「館長」「時間調整」と同じだ。生来の日本語話者は普通にそう発音するからだ。
自衛隊がそう発音しているからそれが「正しい日本語」なら、自衛隊に残る多数の百姓読みもそれが正しい日本語なんだろ。拉縄は「りゅうじょう」と読めとかね。
そのうち10式戦車はヒトマル式戦車が「正しい日本語」とかいいだすだろう。編制と編成は別の日本語とか、ブーツと呼ぶな半長靴だとか、ドライバーと呼ぶな螺子回しだとか、マシンガンじゃない機関銃だとかね。旧軍だってMGって書いてエムジーって呼んでたし、戦前でも左から右への横書きもしていた。
■ オバサン・ヨイショ系は小馬鹿にされている
ま、権威スリスリは自信がない証拠なんだだろうけどね。
ちなみに部内ではこの手の愛国人士は勘違いしやすい。特に自衛隊ヨイショ系は扱い丁寧だから、認められたと勝手に舞い上がる。兵隊は商売だからそうているだけなのだが。
さらにいえば、オバサン系のヨイショ女流防衛ジャーナリストさんは部内で小馬鹿にされる事が多い。広報やその経験者に話をしても、非公式的な場所だとほぼみんな侮蔑的に扱っている。例えば下の名前で「あー、◯◯ちゃんね」といったもの。
なぜなら言ったことを真に受けて鸚鵡返しする道具だからだ。
他にも卒塔婆小町に特有の不愉快さがある。アノ種のオバサンは若い頃通用したからといって40や50になってからも飲み屋のババァ的な態度を取る。それで将官や将官OBあたりに擦りつく。はたから見れば醜悪でしかない。その手が乗馬が趣味なんですよとかいえば、さっさと落馬して馬蹄にかかれとしか思わない。顔面がUの字に陥没してコンプレッサでポッコンと膨らませればゲラゲラだがね。
対して自衛隊に厳しいタイプは敵視されるが、馬鹿にはされない。憎まれながらも尊敬される例もある。腹立たしいが立派な敵といったものだ。これは女性も男性も同じ。
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どーでもいーことで佐藤正久さんが怒っている。
頭の悪い支持者にあわせたのだろう。
■ イジればイジるほど大きくなる
ただ「相当高いレベルで抗議」(佐藤)すればするほど慰安婦像が増える。
たかだか一つ10万の銅像で日本が取り乱す。一回だけならまだしも、二回目も三回目もアレな子達が騒ぐ。
わざわざそれを教える。「それって日本によほど都合が悪いことじゃね?」と気づかせるのはご苦労なものだ。彼らは自分たちにとっての敵への利敵行為をしていることに気づかないのだろう。
騒げば騒ぐほど相手側の術中にハマる。だが、所詮は佐藤さんに投票する程度の支持者だ、それに気づくほどの頭を持っていない。
ちなみに佐藤さんはそれを支持者の歓心を買うためにやっている。「日本の尊厳がイメージが汚される」と喧伝しているが、これはむしろ「日本人は戦争犯罪や人道問題を認めようとしない」態度を世界に広めているようなものだ。つまりは、自分の得票のために日本のイメージを悪化させていることになる。
たいした愛国者であることだ。
■ 親玉が自己愛だけだからねえ
まー、親玉が率先して自分の政治利益のため、今までのクリーンな日本のイメージを引きづりおろしているからね。
法の支配をないがしろにしている仲間たちとの親密アピール。ネタニヤフ、モディ、エルドアン、ドゥテルテと仲良しアピールするなんて、世界に「ボクもお仲間ですよ、人権、法の支配?、それ美味しいですか」といってるようなもの。
西側先進国を自称しながら政治犯も迫害している。沖縄基地運動のリーダを鉄条網を切った程度の微罪逮捕で無期限拘留したのは、世界から見れば政治犯迫害でしかない。しかも本人はガンの治療も受けられないとなると劉暁波さんへの虐待とまったく変わらない。
あとはクローニー民主主義ね。日本の民主主義はフィリピンのカシーケ民主主義と同じですよと世界に言っているようなもの。
今まで日本が積み上げたクリーンイメージを自分の利益のために台無しにするのが安倍だということだ。
■ 都合の良い時だけの武士道
女房も女房だけどね。夫婦で保守やら封建的価値観をヨイショしているわけだが、本当に因習まみれの古き良き日本を大事にしているなら嫁入り道具で持ってきた短刀はどう使うのかは知っているんじゃないかね。因習的、封建的価値観を標榜しながら自分たちには適用除外というのは、まさに封建的価値観からすれば唾棄すべきもの。
本当に保守で、封建時代の古きよき日本の価値観を持つなら断行すべきじゃないの? 女房は亭主を諌めて始末つけて自分も後を追う。夫婦ともに自分に甘くそれができないなら、妖怪の金玉由来成分50%のゴッドマザーか、岸姓の弟あたりが音頭をとって、一族郎党で集まって寄ってたかって切らせるべきじゃないのかね。
もちろん「腹を切れ喉を突け」とはいわない。近代的な人権思想や人道主義に反するからだ。
ただ、戦後民主主義を批判し、人権思想に冷淡であり否定する御仁がそうしていない。これは商業保守であり、商業伝統主義、武士道の商業利用と謗られても仕方はないものである。彼らが標榜する武士道の観点からみれば、名誉のために命を捨てるのではなく、命惜しさに汚辱の中で生きることを選んだものだ。残りの人生は公然と馬鹿にされて汚辱の中でいきればよいだろう。
佐藤正久
【今度は香港の日本総領事館前に、韓国の活動家が少女像2体を設置】
ふざけている、韓国だけでなく香港にまで。早急に撤去しなければならない。日本総領事館も既に申し入れているようだが、相当高いレベルで抗議し早期に撤去しないと。あり得ない。
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/883627998330486785
頭の悪い支持者にあわせたのだろう。
■ イジればイジるほど大きくなる
ただ「相当高いレベルで抗議」(佐藤)すればするほど慰安婦像が増える。
たかだか一つ10万の銅像で日本が取り乱す。一回だけならまだしも、二回目も三回目もアレな子達が騒ぐ。
わざわざそれを教える。「それって日本によほど都合が悪いことじゃね?」と気づかせるのはご苦労なものだ。彼らは自分たちにとっての敵への利敵行為をしていることに気づかないのだろう。
騒げば騒ぐほど相手側の術中にハマる。だが、所詮は佐藤さんに投票する程度の支持者だ、それに気づくほどの頭を持っていない。
ちなみに佐藤さんはそれを支持者の歓心を買うためにやっている。「日本の尊厳がイメージが汚される」と喧伝しているが、これはむしろ「日本人は戦争犯罪や人道問題を認めようとしない」態度を世界に広めているようなものだ。つまりは、自分の得票のために日本のイメージを悪化させていることになる。
たいした愛国者であることだ。
■ 親玉が自己愛だけだからねえ
まー、親玉が率先して自分の政治利益のため、今までのクリーンな日本のイメージを引きづりおろしているからね。
法の支配をないがしろにしている仲間たちとの親密アピール。ネタニヤフ、モディ、エルドアン、ドゥテルテと仲良しアピールするなんて、世界に「ボクもお仲間ですよ、人権、法の支配?、それ美味しいですか」といってるようなもの。
西側先進国を自称しながら政治犯も迫害している。沖縄基地運動のリーダを鉄条網を切った程度の微罪逮捕で無期限拘留したのは、世界から見れば政治犯迫害でしかない。しかも本人はガンの治療も受けられないとなると劉暁波さんへの虐待とまったく変わらない。
あとはクローニー民主主義ね。日本の民主主義はフィリピンのカシーケ民主主義と同じですよと世界に言っているようなもの。
今まで日本が積み上げたクリーンイメージを自分の利益のために台無しにするのが安倍だということだ。
■ 都合の良い時だけの武士道
女房も女房だけどね。夫婦で保守やら封建的価値観をヨイショしているわけだが、本当に因習まみれの古き良き日本を大事にしているなら嫁入り道具で持ってきた短刀はどう使うのかは知っているんじゃないかね。因習的、封建的価値観を標榜しながら自分たちには適用除外というのは、まさに封建的価値観からすれば唾棄すべきもの。
本当に保守で、封建時代の古きよき日本の価値観を持つなら断行すべきじゃないの? 女房は亭主を諌めて始末つけて自分も後を追う。夫婦ともに自分に甘くそれができないなら、妖怪の金玉由来成分50%のゴッドマザーか、岸姓の弟あたりが音頭をとって、一族郎党で集まって寄ってたかって切らせるべきじゃないのかね。
もちろん「腹を切れ喉を突け」とはいわない。近代的な人権思想や人道主義に反するからだ。
ただ、戦後民主主義を批判し、人権思想に冷淡であり否定する御仁がそうしていない。これは商業保守であり、商業伝統主義、武士道の商業利用と謗られても仕方はないものである。彼らが標榜する武士道の観点からみれば、名誉のために命を捨てるのではなく、命惜しさに汚辱の中で生きることを選んだものだ。残りの人生は公然と馬鹿にされて汚辱の中でいきればよいだろう。
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投票行動だけが民主主義ではない。むしろその起源は街頭にある。だから集会結社の自由があり、デモの自由もある。
そして安倍は街頭で負けた。本日、秋葉原で行われた演説会、政権与党が動員を掛けた集会において、反対派のコールを自民支持者は圧倒できなかった。そして、首相はそれに耐えきれず演説で反応した。反対派は打撃を与えることに成功したのだ。
■ 敗北の否認
だが、それを否認しようとする主張がある。
これは集会やデモの権利を履き違えたものだ。権利はあくまでも実施する自由があるだけのことだ。街頭でその主張を順調に演説示威できることを保証するものではない。街頭での反対派の抗議もまた政治主張の権利である。それに晒されることは当然であり、耐えられなければ負けただけの話だ。
だが、四式戦闘機弁務官丙型さんはそれを「ナチばりの街頭闘争」という。その発想はレイシズム側の主張そのものである。新大久保や川崎でのレイシズムデモが、そのカウンターにより封殺されたことを以て言い出した泣き言そのものだ。
その主張に従えば、1936年のケーブルストリートの戦いも真反対に「ナチばりの街頭闘争」(四式戦闘機弁務官丙型)となってしまうだろう。これは英国ファシスト党のデモつまりナチの手先の人種差別デモがあり、それをカウンターが阻止した事件だ。これについて四式戦闘機弁務官丙型さんは英国人に、君たちの民主主義は民主主義ではないと「ふうん、これが君らの民主主義かね。ナチばりの街頭闘争じゃねえか。」と聞いてみればよいだろう。
■ 強いていうなら翼賛体制のデモ
その点でいえば、四式戦闘機弁務官丙型さんの主張する民主主義とは、むしろ翼賛体制や民主集中制での民主主義に近いものだろう。
これらの国ではデモ完遂は保証される。官製デモだけであり、それに反対党の反対を許さない体制だからだ。今の北朝鮮や中国、ベトナム、旧東側がそうである。左ではなく、右側としてもナチスドイツや日本の翼賛体制もそうである。冷戦下の韓国台湾もそうである。今の西側なら、デモの場所を限って許される今のシンガポールがそれに近い。
ちなみに選挙観もそれに近い。民主主義体制下では選挙はお祭りである。これは選挙規則が比較的厳しい日本でもそうだ。明治制限選挙以降、街頭で自分の声で飛ばす限りヤジが選挙妨害となったことはない。
だが、その程度で選挙違反と言い出すのは相当に繊細な民主主義-選挙感覚である。
四式戦闘機弁務官丙型さんはもっとおとなしい民主主義、選挙を望んでいるのだろう。民主主義は投票するだけ。街頭行動はなし。反対党への抗議はもってのほかといったものだ。
その主張からすれば、東ドイツやルーマニアの人民は選挙でのみ民意を示すべきであったとなってしまうだろう。
まずはお上品な民主主義であることだ。
そして安倍は街頭で負けた。本日、秋葉原で行われた演説会、政権与党が動員を掛けた集会において、反対派のコールを自民支持者は圧倒できなかった。そして、首相はそれに耐えきれず演説で反応した。反対派は打撃を与えることに成功したのだ。
■ 敗北の否認
だが、それを否認しようとする主張がある。
四式戦闘機弁務官丙型 @ki84type4
公党の正規の立会演説会を動員かけて妨害か。ふうん、これが君らの民主主義かね。ナチばりの街頭闘争じゃねえか。
https://twitter.com/ki84type4/status/881056843543359488
これは集会やデモの権利を履き違えたものだ。権利はあくまでも実施する自由があるだけのことだ。街頭でその主張を順調に演説示威できることを保証するものではない。街頭での反対派の抗議もまた政治主張の権利である。それに晒されることは当然であり、耐えられなければ負けただけの話だ。
だが、四式戦闘機弁務官丙型さんはそれを「ナチばりの街頭闘争」という。その発想はレイシズム側の主張そのものである。新大久保や川崎でのレイシズムデモが、そのカウンターにより封殺されたことを以て言い出した泣き言そのものだ。
その主張に従えば、1936年のケーブルストリートの戦いも真反対に「ナチばりの街頭闘争」(四式戦闘機弁務官丙型)となってしまうだろう。これは英国ファシスト党のデモつまりナチの手先の人種差別デモがあり、それをカウンターが阻止した事件だ。これについて四式戦闘機弁務官丙型さんは英国人に、君たちの民主主義は民主主義ではないと「ふうん、これが君らの民主主義かね。ナチばりの街頭闘争じゃねえか。」と聞いてみればよいだろう。
■ 強いていうなら翼賛体制のデモ
その点でいえば、四式戦闘機弁務官丙型さんの主張する民主主義とは、むしろ翼賛体制や民主集中制での民主主義に近いものだろう。
これらの国ではデモ完遂は保証される。官製デモだけであり、それに反対党の反対を許さない体制だからだ。今の北朝鮮や中国、ベトナム、旧東側がそうである。左ではなく、右側としてもナチスドイツや日本の翼賛体制もそうである。冷戦下の韓国台湾もそうである。今の西側なら、デモの場所を限って許される今のシンガポールがそれに近い。
ちなみに選挙観もそれに近い。民主主義体制下では選挙はお祭りである。これは選挙規則が比較的厳しい日本でもそうだ。明治制限選挙以降、街頭で自分の声で飛ばす限りヤジが選挙妨害となったことはない。
だが、その程度で選挙違反と言い出すのは相当に繊細な民主主義-選挙感覚である。
四式戦闘機弁務官丙型 @ki84type4
あ、立会演説会ではなく街頭演説会と言うべきだった。いずれにせよ妨害は選挙違反だろうに。
https://twitter.com/ki84type4/status/881058479036813312
四式戦闘機弁務官丙型さんはもっとおとなしい民主主義、選挙を望んでいるのだろう。民主主義は投票するだけ。街頭行動はなし。反対党への抗議はもってのほかといったものだ。
その主張からすれば、東ドイツやルーマニアの人民は選挙でのみ民意を示すべきであったとなってしまうだろう。
まずはお上品な民主主義であることだ。