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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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2021.03
29
CM:12
TB:0
11:03
Category : 未分類
  『ハンギョレ新聞』の日本語版にシン・スングンさんによる戦時作戦統制権の記事が出ている。* 軍部やそのOBを含む保守勢力が米国の戦時作戦統制権を温存させようとしている。それを批判する記事だ。

 そこでは理由にならない理由を上げて抵抗している旨が指摘されている。「保守勢力は合意を覆そうと粘り強く抵抗した。戦争抑止が難しく、核の傘の保障も困難になるだけではなく、米軍の支援が不透明だなど、あらゆる理由を並べ立てた。」(シン)である。


■ 日本のアレ保守に似る

 これは日本のアレ保守が米軍の特権を温存させようとする姿に似ている。普天間-辺野古、横田空域、航空法適用外の問題点を直視しない。そのうえで日本権益への侵害を合理化しようとするあの態度である。

 例えば、最近なら東京都内の超低空飛行である。連中は当初は超低空飛行の事実を否認していた。その後で毎日新聞報道ほかで認めざるを得ないと合理化した。「有事の訓練のためには当然だ」と言い出した。

 これは実際に航空マニアやら航空写真マニア連が言っていることだ。


■ 保守とは米国に尽くすことと信じ切っている

 その背後には何があるのか?

 歪んだ体制認識なのだろう。「体制には尽くさなければならない。そして自国の体制を見ると日本政府の上に米国がある。だから米国に尽くすのだ。」そのような発想だ。

 米国に関連する問題は直視しようとしない。

 その代わり問題の存在を否定する。現状の問題は問題ではない。米国がやっていることだから正しい。むしろ米国が喜ぶからいいことである。そこから逆算して理屈を作る。そしてそれが正しいと思い込む。

 それは韓国も日本も同じだということだ。


■ 韓国の航空/航空写真マニアも同じなんだろう

 それからすれば、日本のOBや韓国のマニアも同じである。そのような推測もできる。

 実際に日本の将官OBにはそのような発言をする御仁が多い。JB PRESSの安全保障記事あたりに書いている人たちはそんなものだ。米軍がもたらす問題を直視せずむしろ利益とすら主張している。

 まずは韓国の航空マニアや航空写真マニアもそんなものではないかね。

 間違いなく韓国内での米軍航空機の危険行為や騒音は問題視しない。そして「韓国の国防を充実させる」とか「騒音なんか気にならない、俺が撮影している◯◯基地」とか一眼レフを持つ自分の写真つきのアカウントでフザけたことを抜かしているのだろう。日本の航空マニアや航空写真撮影マニアのように。



* シン・スングン「[コラム]戦時作戦統制権失った韓国軍の哀しみはいつまで続くのか」『ハンギョレ新聞』(日本語版)登録:2021-03-22 06:26 修正:2021-03-27 08:02
 http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/39485.html
2021.03
27
CM:2
TB:0
01:21
Category : 未分類
 日本エクルスの広告を発見した。これは電話による情報サービスである。調べる内容を伝えると会社側はNECのコンピュータで即座に情報す出といったもの。入会金2000円で月会費1000円となっていた。 掲載紙は『朝日新聞』1968年9月2日朝刊8面である。

 グーグルのさきがけではあるかと。当時も調査やレファレンスはある。だがそれは時間がかかる。データベースを元にして好きな時間にどこからでもそこにアクセスできると言った点ではグーグルの先祖である。

 ただ実際にはどの程度の役に立ったのかね。コンピュータはフカしで会社側はブリタニカ百科事典あたりで項目みてこたえていたのではないか。

 で、その程度だから顧客も離れるですぐに畳んだ事業ではないか。今ググっても日本エクルスでは何も見つからない。

 よく考えればGOOGLE以前はどうしてたものかと。

 大学生時分を思い起こすと新聞縮刷版とブリタニカ、英語版ブリタニカか。あとは『WHO'S WHO』とか『Wer ist wer?』とか角川地名辞典とかOEDとかやっぱりレファレンス資料で調べていた。

 当時はすでに検索可能なシステムが大学のUNIX(当時はそう呼んでいた。個人のHDDスペースは2MBだった)にあった。でも学部生だとまずはブリタニカだった。

 以前の人も同じだろう。

 ただ、それから5年たった人は最初からGOOGLE、実際にはその前に流行ったインフォシークとかを使っている。

 その人達はグーグル以前の調べ方は全く知らない。ブリタニカで調べると言っても何事かは理解し得ないだろう。


 ちなみにその縮刷版の新製品で珍しいものとしては日立化成の折りたたみスキー板(9月13日7p)、ソニーのTVステイタスF(9月6日5P)があった。後者はパタパタ式のデジタル時計とリンクしてTVにタイマー機構を追加するもの。時計は独立していて必要に応じてパイルダー・オンする形式。

2021.03
23
CM:1
TB:0
11:30
Category : 未分類
 性狷介なもんで友達なんかいないものだが。珍しく仲が悪くない他人の家に伺った。玄関に箒が逆立ちしていなくてよかったのだけれども。

 その方は中国考古関係が趣味な御仁で中文雑誌を採っている。『文物』だけをとっているのではない。買えるやつの尽くを買っている。図版とか写真とかを見たいからとのこと。だから論がメインで史学っぺえ『史林』は買っていないとのこと。

 そこで目についた『敦煌研究』と『四川文物』を見せてもらった。

 内容は『月間敦煌』と『月間三星堆』といったところ。毎月毎月に敦煌と三星堆の研究が出ている。その内容も日本の雑誌のように随想とか身内の連絡事項ではない。全部が論文で研究ノートすらない。

 で、全部に研究費が出てる。電話のカメラ使って写真撮ったけど「国家社会科学基金」(人文じゃないのね)の支給とか地元市政府からも援助がでている。

 そんなところにまでお金が回れば人文科学も成長するよねえと。そのあたりの分野でも日本はまずは軽く抜かれる。いずれは日本から中国に留学するのがテニュアの主流になるんじゃないかな。

 まあ本人はそんなの集めているなんておくびにも出さない。己とおなじであまり世間とも付き合いはない。「ホントはカメラとかヒコーキなんかどーでもいい」とのこと。「それよりも龍泉の青磁」* とかね。もちろん仿古品なんだが「欠片でもいいから宋代がほしい」とか言ってる。幾らするかは知らない。


* ちなみに迷惑を掛けないようにお茶碗の名前は適当に変えている。
2021.03
11
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TB:0
11:04
Category : 未分類
 2011年の3月11日のその時間は理工学部の図書館にいた。ほとんどいかない51号館の1階で建築の雑誌をコピーしていた。

 そこで揺れだした。東京は震度5だが結構揺れた。図書館の書架の間にいると危ないと思い構造壁の壁際にうつると多分留学生(当時そう思った)が怯えてホントに立ちすくんでいる。「パニックで落下物がある危ない場所に飛び出すかもね」と思って「大丈夫、大丈夫」といってズボンのベルトに手を突っ込んで構造壁側に引っ張った。今からすれば普通に「こっちこっち」でも良かったと思うけどね。

 その後に退館指示と51号館前への集合が指示されてそこで「今日はもう閉館」と言われた。西早稲田の駅に行くと当然ながら入場できずとなっている。「コリャ相当長引くな」と思い、まず池袋に歩いて移動して喫茶店でも入って時間を潰そうとした。

 その途中に光通信の社員の非難が邪魔くさいと思ったのを覚えている。道いっぱいに広がって通行の邪魔していやがる。「かの光通信だからな」といった印象をさらに強くした。光通信との前後は忘れたが、「ビックカメラ本社の社員はそういうことはないのにな」ともね。

 で、池袋駅にいくとさらに大混雑となっている。さらにある程度は状況がわかってきたので「汽車も動かない」とみて近所の伯父の家、それから5年くらい前に死んだ爺ちゃん婆ちゃんの家に移動した。

 池袋から小一時間もかからない距離なのだが、中途に踏切が封鎖状態になっていて渡れない。待ってる人いわく10分も待っているとのことで「そんなの汽車が止まっているからだろ」と左右見て無視して渡った。

 伯父の家でTVを見ながら「ここで一晩厄介になって汽車を待とう」と考えていた。なんせ駅前0分の立地、今測っても直線距離で50m、道でも80mちょうどなので鉄道の動きは逐一わかる。「どうしようもなかったら8時間くらい歩いて帰ろう」とか「その時は途中に新座か藤久保の友達の家で自転車でも借りられるか明日に電話してみるか、家からはトラックで返しに行けば」とか考えていた。

 そしたら伯母が父に連絡していてくれていた。いまは川越の在でも東京への迎え?で大渋滞となっている。だから深夜にいくとのこと。伯母は「『一晩泊まらせて、明日きたほうが安全なのに』といったのに『明日の日中も大渋滞だろうから日付が変わってから行く』というのよ」といったのを覚えている。

 で、深夜1時くらいに父が「道がどうなっているかわからない」とわざわざジムニーのほうで迎えに来た。この調子だとガソリン飢饉だろうと帰りに満タンにして自宅もより駅の駐車場までいき、己はそこから自分の車でやはりガソリン満タンにして帰った。

 翌日は汽車は動いたがやはり混乱していた。また車も混んでいたとのこと。前の深夜に車で移動して正解だった。ラジオが通常放送に戻った最初が「ウイークエンドシャッフル」で「人間ナメるな」が出た回だった。

 翌々日?から計画停電で汽車も止まっていた。仕方がないのでファミレスで資料読みをしていた。

 計画停電の時期には家の真上をC-2グレイハウンドが飛んでいくのをみた。入間の進入表面の真下、横田に南向きで入る際の旋回経路の真下、厚木の飛行場の延長線上なので飛行機はけっこうみる。T-4やC-1、YS-11、C-130、C-17、C-5、昔はC-141なんか真上をしょっちゅう通る。P-3もたまに通過する。でもグレイハウンドを家の近所でみたのは初めてだった。米空母への連絡だったのだろう。

 それから、翌日か翌々日に件の発言があった。男の子のような女の子じゃないほうの菊地マコトの「メルトダウンじゃないだす」と、F-35じゃないほうの「フクシマはもう復旧の目途がついた」「メルトダウンなんか起きるわけがない」のアレだ。

 普通は察しがつく。「今、何が起きているかはわからない」「でも、報道をみるだけで今まででは考えられなかった事態が起きていることは明らかである」「少なくとも政府が言っているほど安全ではない」ことくらいは感覚的にわかる。

 それがわからないあたりは「何も見えてないのだな」とね。

 そのあたりで、24時間換気口にエアコンパテを詰めて、料理換気扇もビニールシートで囲い、窓の目張りもやった。内務省防空局の対毒ガス指示に似たようなことが書いてあったのと、どこぞでNBC担当をやっていたときに「本番は増し締めしろ」「隙間からも10mmH20、水頭1センチくらいの圧力で抜けるからガムテはっとけ」といった指示があったから。作業後はすぐにシャワーを浴びた。あとは念の為に官品の雨衣もいつでもつかえるように準備していた。そもそも雨の日は一切出るつもりはなかったけど。
2021.03
10
CM:0
TB:0
11:46
Category : 未分類
 エヴァンゲリオンの映画は見に行くつもりもないのだけれども。

 TV放送の放送時間には授業があったはずだが大学の近所でリアルでたいがいみていた。多分水曜19時か19時30分だったはず。何回かはビデオウォークマン借りて授業中に見ていた。チューナーユニットをくっつけるやつだったと思う。

 それから15年後に大学院で中国人留学生の迷がいたのだが、その話をしたら「大学とTVマンガどっちが大事なのか」みたいな顔された。

 まあ当時はTVマンガかな。当時は出席なんかまず取らないし出席しなくとも試験で合格点とりゃ単位はもらえた。友達はTVマンガをあるのでそれ見てから授業に出ますと言い放ったらしいのだが、その単位を落としたという話も聞かない。

 あと一つの思い出はLD購入かねえ。

 当時はDVDの直前でLDの時代だった。プレイヤーは高校に入るときに買った。そして円盤を毎月1-2枚は買っていた。

 それがエヴァンゲリオンの最初のLDのときはエライ混んでいた。石丸電気の2号店?のLD専用フロアなんだがね。レジの脇にあるエレベータ、通常は客用を使って床一面にエヴァンゲリオンのLDが詰まったダンボールを敷き詰めてドンドン搬入していたのを覚えている。

 あそこは事実上1割引(割引券)で、確かフライングで前日発売されていたせいだとおもうけどね。
2021.03
07
CM:6
TB:0
10:47
Category : 未分類
 汽車ポッポには興味はない。汽車にも路線にも利用にも興味はない。ヒコーキと同じマニアの写真撮影やらスペック羅列は常々バカにしているところだけれども。

 ただ中国の鉄道雑誌は読む。趣味誌じゃなくて運輸政策系のやつ。鉄道輸送の増強とかコンテナ輸送の水路連結とか旅客輸送の将来見積もりといったやつ。4誌くらいある。

 それを読んていたら大秦鉄路の拡張案がでていた。* 石炭産地の山西省の大同から渤海に面する河北省の秦皇島に至る路線で北煤南運の幹線となっている。輸送量世界最大級の鉄道であり2018年の輸送量は4・51億トンで中国石炭生産量の70%が通過するとされている。

 記事によるとどうも左右非対称の複線らしい。1級双線で重車線と空車線があるとしている。これ、荷物の輸送量が東行に偏している。だからそっちは重量車両に耐えるように土木は丈夫に作っている。対して戻りとなる西行は重量に耐える必要がないので多少は簡単に作っている。そうとも読める。

 その上でいまさら輸送力増強を図れると主張している。1万トン編成や1・5万トン編成をやめて全部の列車を2万トン編成にするといった話。しかも今の14分間隔での運航は信号機改良で13分間隔にできる。将来は無人化で8分-10分にできるといった内容である。

 でもねえ、石炭需要はそんなにふえるものかね。

 中国は石炭から天然ガス転換を進めている。それからすれば石炭輸送の需要は減る。国内産業保護・失業対策で輸入をやめても今よりも大幅には増えない。

 その図画を無視して輸送力強化といってもね。

 鉄道屋は日本も中国も同じものかね。国鉄の労組つぶしで出世したフィクサーが「需要が増えるからリニアを建設する」のアレと同じで、自分の商売が縮小すると思っていない。それで誰も使わない静岡空港もどきの鉄道を作るわけだ。

 多分、ファンも同じ。鉄道は縮小するとは思っていない。日本の汽車ポッポマニアは銚子電鉄とか北海道の国鉄みたいにとっくに死んでる鉄道輸送も需要を掘り下げれば、鉄道を盛り上げればどうにかなると何の根拠もなく信じている。中国のマニアもそんなものではないかね。


*  孫雁勝ほか「大秦鉄路重載列車”速度重”合理匹配研究」『鉄道運輸与経済』42.11(中国鉄道科学研究院集団有限公司,2020.11)p.1-11.
2021.03
05
CM:6
TB:0
11:28
Category : 未分類
 テロリストでも犯罪被疑があるわけでもない人にパスポートを渡さない。外務省は安田純平さんの申請に対してそのような対応をしている。

 それは正しいことなのだろうか?


■ 「信頼ある行動」との引き換えだそうだ

 空飛ぶたぬきさんはそれは当然だと言っている。

空飛ぶたぬき@Fly_Tanuki
権利を主張してるけど
日本国パスポートをもつことは

「外国で日本の看板しょってるのと同じ」

過去問題があった人に看板は持たせられないのでは

安田純平、パスポートの再発行を外務省に拒否される 安田「思想・信条に制約を加えることに…独裁国家のやっていることだ」
https://twitter.com/Fly_Tanuki/status/1367416992236380161


空飛ぶたぬき@Fly_Tanuki
日本のパスポートって信頼あるんですよ
それこそ水戸黄門の印籠みたいに強いww

日本という国に対する信頼があること
先人のみなさんが信頼ある行動をしていたこと

この信頼を裏切ることは出来ないと感じます
https://twitter.com/Fly_Tanuki/status/1367418509102256142


 学校の先生が持ち出すような「信頼ある行動」と引き換えだとのことだ。


■ 持っているやつはそんなに品行方正かね

 だが、日本のパスポートを持っているやつはそんなに品行方正だろうか?

 「海外で犯罪を犯すと発給されない」という話は聞かない。現地で犯罪行為をしたあとで発覚前や拘束前に日本に帰ってきた。「免れて罪なし」の例では発給されないといった話は聞かない。またとっ捕まって牢獄にブチ込まれたあとでも発給されないといった話も聞かない。国境地帯をうろついて有罪となったあとで大使館やらの力で国外追放となる話はルポ等でよくある。だが、その御仁がパスポートを拒否される話は聞かない。

 それ以下の話で発給拒否も聞かない。例えば売春やらの話はそれだ。昔から淫虫スタンプの例やらキーセン旅行を自慢する話はよくある。どうみても空飛ぶ「信頼ある行動」に反する行為なのだが、それで発給しない話はない。

 安田さんの場合は、この例で言うなら犯罪に巻き込まれた程度である。戦地でとっ捕まっただけの話だ。本人は別段に責められるものではない。

 それでパスポート発給をしないというのはね。


■ 香港から出国させないのも

 まあ、空飛ぶたぬきさんのロジックなら民主活動家を香港から出国させないのも当然になるのではないかね。中国-香港地区の「信頼ある行動」に反している。「過去問題があった人に看板[パスポート]は持たせられない」「[国家の]信頼を裏切ることは出来ない」の全部に当てはまるのだから。

 「政治信条で出国を許さない」問題は批判できなくなるということだ。70年代のサハロフ博士やら90年代のアウン・サン・スー・チーを自由出国させないのは全体主義国家の弾圧だといった主張があった。それに対しても文句は言えない。というよりも全く同じ発想であるということだ。


■ 権利は義務を果たした恩恵

 なんにせよF-15の運転手だったそうで、自衛隊式の「ライト・イズ・ライト」の影響もあるのだろうね。政府・体制の言ってることは全肯定する。それを批判的に見る態度は許さない。パスポート取得といった権利主張と「信頼ある行動」といった義務負担の反対給付とかいったあたりは全部そのように見える。

 特にパイロットにはそのような人が多いのかもね。海もそうだが選抜を抜けてヒコーキの運転手となるには評価されなければならない。だから自衛隊式のロジックを競って受け入れる。さらには内在化させる。また、運転手になるためには「信頼ある行動」をしなければならないといった発想が他の職域よりも強いのかもしれない。

 だから、「信頼ある行動」をしない奴にはパスポートを渡さなくて当然と考えているのではないかな。