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私の好きな詩




…城山三郎『旗』より…


旗振るな 旗振らすな

旗伏せよ 旗たため

社旗も 校旗も

国々の旗も 国策なる旗も

運動という名の旗も

ひとみなひとり

ひとりには ひとつの命


…………………


城山三郎の実直な人柄、権力への断固たる反抗が伝わって来る詩と思います。

私は城山三郎の小説が好きだが、この詩も好きだ。


私は思う。

旗振る人の元に集まっても、群れても、

結局、そこで得をするのは誰か。

それは、旗を振っている人だけなのだ。

旗を振る者、権力者、リーダーに唯々諾々と従うような人間に私はなりたくない。


国の為に、会社の為に、母校の為に、組織の為に、リーダーの為に、

自分を犠牲にするなどまっぴら。

国や会社と心中するなど、これほどバカげたことがあるだろうか。

自分が犠牲になって喜ぶのは誰か?

それは歴史を見ればわかる。



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2018.09.09 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 文学



コメント

みんな自分の旗を持てよぉ~・・・な感じも・・・

反旗・・・ってのは、みんな持っとくべきだよなぁ・・・と。

好きな旗を歴史に求めれば、
マダガスカル島にあった「リベルタリア海賊共和国」の白無地の旗ですかね。

香港政庁の旗も白無地でしたが
あれは、どこの統治下になっても、その国旗に染め替える
・・・という一種爽やかな開き直りの象徴だったとか・・・。

かつての成田空港三里塚には
「黒ヘル軍団」・・・三里塚と連帯する会・・・というのが、
これは既往の組織にいられなくなった一匹狼の群・・・みたいなものでしたよ。
これもこの「旗」の問題に通じそうですよね。
(因みに、その中に若々しいしっぽのない奴もいたんですが・・・
 脱線・立往生・飛ばされ人生の一幕でしたね。)

2018/09/09 (日) 12:24:58 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

Re: みんな自分の旗を持てよぉ~・・・な感じも・・・

しっぽがない・・・様、こんばんは^^


>反旗・・・ってのは、みんな持っとくべきだよなぁ・・・と。

そうです!

一人ひとりが「自分の旗、自分の反旗」を持っとくべきですよね。

他人の旗の下に付和雷同するのは、みっともない。

三里塚闘争!

私が物心ついた頃には終わっていたと記憶しています。

今の日本は大人しくなりましたね。

それが良いことなのか悪いことなのか、はたして?

2018/09/10 (月) 01:15:03 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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