私の好きな詩
…城山三郎『旗』より…
旗振るな 旗振らすな
旗伏せよ 旗たため
社旗も 校旗も
国々の旗も 国策なる旗も
運動という名の旗も
ひとみなひとり
ひとりには ひとつの命
…………………
城山三郎の実直な人柄、権力への断固たる反抗が伝わって来る詩と思います。
私は城山三郎の小説が好きだが、この詩も好きだ。
私は思う。
旗振る人の元に集まっても、群れても、
結局、そこで得をするのは誰か。
それは、旗を振っている人だけなのだ。
旗を振る者、権力者、リーダーに唯々諾々と従うような人間に私はなりたくない。
国の為に、会社の為に、母校の為に、組織の為に、リーダーの為に、
自分を犠牲にするなどまっぴら。
国や会社と心中するなど、これほどバカげたことがあるだろうか。
自分が犠牲になって喜ぶのは誰か?
それは歴史を見ればわかる。
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2018.09.09 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 文学