新型コロナウイルスって、そんなに恐ろしい感染症か?
●正しく怖がる
ワイドショーとニュース、そして夜の報道番組では、今日は新規感染者数が何人だ、記録更新だ、を伝えることに躍起だけど、その一方で不自然なくらい伝えないか、後回しにされているのが、重症者数と死者数だ。
これって、おかしくないか?
東京に限って言えば、この1ヶ月、死者はほとんど出ていない。
重症者はゼロか1人程度で、累計で20人前後。
毎年、インフルエンザの方がよほど重症者や死者が多いのだが。
そこで、私は勘繰りたくなるのだが、
死者数や重症者数を全面に出し正直に伝え、新型コロナはたいした病気じゃなさそうだ、となると、メディアは視聴率が稼げなくなるし、政権批判にも繋げられないからかな、と。
これって、一種の「不安商法」じゃないかと思いたくなる。
不安と恐怖を煽り、いたずらに国民を不安に、疑心暗鬼に陥らせるヤツだ。
これって、あの福島原発の事故の時と良く似ていると思う。
山本太郎氏がその典型であるように、「日本から脱出だ!」などと不安を煽りたてる人やメディアがあった。
誤解の無いように言うと、私は新型コロナを風邪程度、とあなどる気持ちは無い。新型コロナはインフルエンザより致死率が10倍程度あるらしいし、まだ特効薬やワクチンがあるわけでもない。後遺症の問題もある。
新型コロナに感染し、いっとき重症にもなった赤江珠緒アナの体験談を聞くと…彼女は私と同世代だ…とても他人事ではないなあと思う。
ただ、対策はハッキリしている。
3密を避ける、マスクをつける、手を良く洗う、人とは距離を保つ…これらを注意深く履行する。
逆に、やれ飲み会だのパーティーだのとはしゃぐ人達。これで感染しても、自業自得でしょ。
政府の無為無策を批判するのは簡単だ。批判されて当然。
ただ、政府としても再び経済活動を止めたり、著しく制限することは難しい。
正直、国民に注意を喚起し、あとは、重症者数や陽性率、医療のひっ迫度の推移を見守るしかないのだろう。
別に私は安倍政権を擁護するつもりはないけどね。
それより、会社から経営悪化を理由にリストラされるかも…こちらの方がコロナよりよほど怖い(^_^;)
ありきたりだが、福島原発も、新型コロナも、「正しく怖がれ」だな。
もっとも、国民も馬鹿ではない。今回の新型コロナの「第二波」に関しては、メディアが煽る程には恐怖に陥っていないようだ。「第一波」と異なり、明らかに重症者や死者が少ないから。
もちろん、今後のことは分からない。分からないけど、「第二波」は「第一波」とは違うと感じている。
●結果論だが…新型コロナにも良い点がある。
「罰当たりなことを言うな、感染で酷い目にあっている人もいるのに!」と怒られるかもしれない。
しかし、誤解を恐れずに言うと、
①新型コロナ対策は、そのままインフルエンザ対策、風邪対策にもなっている。確か、昨冬~今年春までのインフルエンザ感染者は例年よりかなり少ないとか。
②経済活動が制約されたので、空気汚染が改善されている。その証拠に、毎年花粉症に悩まされている私が今年はほとんど軽度で済んだ。花粉症は花粉とスモッグが混ざることで起きるのだ。
③交通量が減り、交通事故が減っている。
自動車産業は泣いているけどね。。。
④これが一番大事なのだが、今回の新型コロナ騒ぎ日本の医療体制、医療資源が私が何となく思っていた以上に貧弱であると露呈したことだ。
PCR検査数が諸外国と比べ異常に少ないことも、日本程度の感染者数でたちまち医療がひっ迫してしまうことも…政治家や役人の怠慢もあるかもしれないが…驚きだ。
⑤まだある。
東日本大震災では当時の民主党政権はオタオタ、ヨレヨレ、脳内がシャバドビアし、「やはり、野党には非常時の対応はダメなんだ。自民党だったらここまで酷くはならなかっただろう」と酷評された。
が、今回の安倍政権と安倍首相の無様な姿を見、「これは、民主党政権よりヒドイ。なにが有事に強い安倍政権だ、ふざけんな!」と判明したことだ。
2020.07.30 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 政治・社会