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フィギュアスケート4題・愚見を少々




●元全米女王ワグナー、性的被害告白に米アスリート称賛の輪「あなたの勇気素晴らしい」
記事はここです

日本でもアメリカでもスポーツ界におけるセクハラやパワハラが深刻ですが、残念ながら、やはり、フィギュアスケート界も例外ではなかったようです。

特にフィギュアの場合、他のスポーツのように「代表チーム」に「代表監督・強化本部長」といった組織が本格的に組まれることはなく、個別のコーチによる個別の体制ですから、選手同士の連絡や団結がとりにくく、問題がなかなか表面化しにくいという事情もあろうかと推測出来ます。

ワグナーさんのように自己主張が強い?ヤンキー娘でもこうなのですから、大人しい日本の女子選手については推して知るべき、かもしれませんね。

私もワグナーさんの告白を称賛します。10年間悩んだ末の決断だったのでしょう。


●宇野昌磨選手の新たな出発に賛同します。

長年指導を受けて来た、「山田・樋口」コーチと決別※し、新たなコーチを探すことになった宇野選手。私も以前に書きましたように、宇野選手は平昌五輪後、明らかに壁にぶつかっていたと思います。

なるべくならロシアか北米のコーチの指導を仰ぐのが良いのではないかと希望します。お金もかかれば精神的負担も増すかもしれませんが、何かしらの変化・脱皮を図る為にも是非とも良き新しいコーチと契約出来ますように。

ともあれ、今季の宇野選手も注目です!


最近、「卒業した」という言い回しが流行っていますが、わたし、この表現、嫌いですね。幼稚で、しかも、どこか綺麗事で嘘が入っているように感じます。

こういう場合、昔から、「決別」という立派な大人の言葉があるのです。「決別」にはネガティブな意味はありません。相手に感謝しつつ別れるという意味です。


●トリプルアクセルや4回転ジャンプに取り組むシニア女子選手たち

こちらです
②こちらです

私が以前から何度も強調していたように、これからは女子も4回転・トリプルアクセルが「常備」されないと世界のトップには立てない時代が来ました。

今回の映像を見る限りですが、紀平選手以外では、24才の細田選手の4回転トゥループが一番実践に近いように思います。高い!他は、う~ん。なかなか。。まだ、実践にはかなり時間がかかりそうです。

この中から、果たして今季、本番で成功させる選手が出るかどうか…楽しみです。24才の細田選手が本番で4回転トゥループを成功させたら、これはもう、快挙中の快挙でしょう!!女子の常識が変わります。


●ISUが審判の倫理規定に大鉈!北京冬季五輪のフィギュアにも影響。
記事はここです

ISUが重い腰をようやく上げた模様です。遅いよ!

新しい倫理規定については当然のところでしょう。とにかく、コーチや選手、ファンに「疑問を抱かせる」ような要素はどんどん無くし、改善して欲しいものです。

私は審判については基本的には信頼しています。中には不心得な審判がいることも事実ですが、それは例外でしょう。ただ、不備なシステムは改善しなくてはいけませんよ。

審判を国籍だけでなく、民族でも区分けするのは少し困難もあるかとは思いますが、世界には「中国系」の人達がたくさんいるのですから、審判席に中国籍と中国系と二人いるのはやはり不公平です。

中国男子シングルのボーヤン・ジン選手にべらぼうな高得点を出した中国人審判には「前科」があります。



ジュニアの女子選手ですが、河辺愛菜選手は練習でトリプルアクセルが5本中3本決められるレベルにあり、吉田陽菜選手は国内選手権で既にトリプルアクセルを鮮やかに決めています。加点が1.80もあった。

映像がアップされていないのが残念!

二人は共に13才です。楽しみですね。



2019.08.04 | | コメント(22) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



フィギュアスケート2題:愚見を少々




回転不足の基礎点引き上げ=フィギュアスケート(5/22 時事通信)

(引用開始)…国際スケート連盟(ISU)は21日、フィギュアスケートで回転不足の範囲が4分の1以上、2分の1未満のジャンプについて、2019~20年シーズンから基礎点の80%を与えると発表した。これまでの75%から引き上げる。

回転不足の判定は18~19年シーズンにそれまでより厳しくなり、ちょうど4分の1回転足りない場合も回転不足となって基礎点が75%になっていた。ISUによると、判定を厳しくしたことで選手が難度の高いジャンプへの挑戦に足踏みするのを防ぐため、回転不足の基礎点を5%引き上げた。

羽生結弦(ANA)が挑むクワッドアクセル(4回転半)は基礎点が12.5点で、回転不足になるとこれまでは9.38点だったが10点に引き上げられる。紀平梨花(関大ク)が得意とするトリプルアクセル(3回転半)も、回転不足になった場合の基礎点が0.4点増える…(引用終わり)。 


ISUは腰が定まらずヨタヨタしていますね。

「判定を厳しくしたことで選手が難度の高いジャンプへの挑戦に足踏みする」と言うけど、昨シーズン、高難度ジャンプの基礎点を大幅に下げ、ジャンプ転倒の減点を大きくしたことも「足踏み」の要因ではありませんか?

しかし、これは想定内のことだったのではありませんか?

回転不足で美しくない高難度ジャンプでも、「跳んだ者勝ち」になる傾向を抑制し、よりジャンプの完成度やプログラム全体の完成度を高め、これを評価する方針があったからではありませんか?

回転不足ジャンプを「救済」することは、この方針とは反対のことではありませんか?

採点結果では、わずか5%の違いであっても順位に影響することは珍しく無いのです。

そもそも、10年くらい前までは回転不足ジャンプはダウングレード評価され、4回転ジャンプは3回転ジャンプとみなされ、3回転は2回転とみなされ、なおかつ、減点評価を受けるという二重減点でした。

これはちょっと選手達に酷で、高難度ジャンプへのモチベーションを著しく下げるというので、アンダーローテーション(回転不足)というシステムを新たに導入しました。これ自体が一種の「救済」でした。

そこへ更に、減点幅を小さくするというのは二重の救済ではありませんか?

回転が足りず正しく降りないジャンプをする選手達を救済するとなれば、きちんと回転し美しいジャンプを跳んでいる選手達がバカを見ることになりませんか?

私はむしろ、回転不足ジャンプはもっと減点した方が良いとさえ思っています。基礎点の65%くらいで良い。

もう一つ言えば、ルールの大幅改正による不慣れもあり、昨シーズンでは試合毎の回転不足の判定やGOE(出来映えによる加点・減点)の採点に関し、審査員によるバラツキが目立ったと思いますので、ISUにおかれましてはこちらの方をより厳正に統一されるようお願いいたしますm(__)m。


●紀平梨花選手新フリースケーティングか
こちらです

冒頭に4回転サルコウとトリプルアクセル+ダブルトゥループを跳んでいます。

さらに、上半身を大きく使ったダイナミックなステップシークエンス。カメラが近いので、一つ一つ踏むステップ・ターンがいかに伸びやかで、(恐らく)正確であるかが良く見てとれます。

動画の2分17秒から、上半身を左右にクネクネさせるユーモラスな動きがありますが、これも振り付け?

来季にはロシアから4回転ジャンプを跳ぶ女子選手がシニアに参戦する予定とか。女子もいよいよ4回転ジャンプ・トリプルアクセル無しではトップに立てない時代に突入することになりそうですね。※

来季は17才のスケーターとして戦う紀平選手。そう、浅田真央さんが世界選手権で初優勝したのも17才でした。安藤美姫さんが初優勝したのは18才でしたか。前回の世界選手権でメダルに届かなかったのは残念でしたが、むしろ戦いのバネとなって紀平選手のモチベーションが高まっているものと信じます。

もちろん、紀平選手は2022年の北京五輪での優勝を目指しています。その時の年齢は20才か。女子は長野五輪以来、金メダルは十代の選手が圧倒的に有利?なのですが、果たして紀平選手が久しぶりに二十代の金メダリストになるかどうか。彼女なら可能性はありそうです。


女子トップ選手の低年齢化とアクロバットな大技が増える代わりに、「女性らしい優雅な演技が影をひそめてしまう」との懸念や批判は当然起きます。これはかつて女子体操でも言われたことです。つまり、モントリオール五輪で十四才のコマネチ選手が圧勝して以来、この流れは止まらず定着しました。

フィギュアスケートの場合は体操とはちょっと異なり、「スポーツ性と芸術性の融合」みたいなことが謳われて来たので、より懸念と批判は大きくなるかもしれません。




2019.05.23 | | コメント(5) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



竹内すい選手とカロリーナ・コストナー選手




●竹内すい選手への期待:3A-3Tを決めて優勝!
インターハイ・フリー冒頭→動画はここです

インターハイ・プロトコル→サイトはここです

昨年の全日本選手権で竹内すい選手を取り上げましたが、やってくれました!


彼女は16才なのですが、ジュニアではなくシニアで戦っているようです。

西日本選手権では総合得点158点台で6位。
全日本選手権では総合得点169点台で17位。
インターハイでは総合得点191点台で1位。
凄い飛躍です!

動画でご覧のように、3Aはギリギリ回転不足クリアーでしたがしっかりと降り、セカンドジャンプの3Tも回りきって降りています。紀平選手の3A-3T程のクオリティではありませんが、並大抵ではない資質を感じます。

女子では単独の3Aだって非常に難しい技です。3Tとのコンビネーションは超難しい。男子のトップ選手でもしばしばミスをするコンビネーションジャンプです。

冒頭の3Lz-3Tを見ても分かるように、彼女はセカンドジャンプに3Tを付けるのは得意そうです。

さらに凄いのは、ノーミスで演じ切ったことです。3Fで「!」がついていますが、ミスと言う程ではないでしょう。課題がありそうなのは、ステップシークエンスでしょうか。レベル2で加点もさほどありません。

竹内すい選手のように、日本スケート連盟から強化選手に指定されていないスケーターが、191点台という高得点で高校の強豪選手達を抑えて優勝したというのは快挙ですね!

全日本選手権17位の実績では普通は難しいのでしょうけど、日本スケート連盟は来シーズン、竹内選手を強化選手に指定し、できうることならNHK杯に出場させてくれないかしら?彼女のような将来有望なスケーターには粋な計らいをお願いしたいです。露骨に言えば、「不公平」なのかもしれませんが、スポーツの世界では才能ある若手には「飛び級」的な対応は有り、と思います。

伊藤みどりさんが世界選手権で3Aを成功させてから30年が経っています。そして、浅田真央さんが3Aを跳び続けて来ました。この日本女子の伝統が守られているのは嬉しいです。

紀平選手、竹内選手の成功に刺激され他の若手女子選手達も、「次は私!」と続いて欲しいです。

現在、女子シングル界は「ロシアの一強時代」をむかえています。ロシアの女子選手達と同じジャンプ構成で戦っても日本は「ロシアの牙城」を崩すことはまず不可能でしょう。


●カロリーナ・コストナー選手の芸術的な演技!
ここです
演技構成点は38点台!5項目において、9点台の前半~後半の評価が並んでいます。

長身で手足が長く、しかもスケートが上手いのでひと蹴りひと蹴りでスケートがグーンと伸び、加速します。ダイナミックな滑り!それに加えて、上半身や腕の使い方が美しく、情感豊かです。これは才能にプラスして年季も必要なのでしょうね。日本舞踊でもそうですが、やはり、若い舞妓さんの踊りと比べ、芸妓さんの踊りは素晴らしいです。

ロシアのトップ選手の方がトランジッションが豊富でジャンプ構成も高度ですが、それでも国際ジャッジはコストナー選手の演技にメドベーデワ選手に勝るとも劣らぬ評価を与えます。

コストナー選手の演技を見ると、フィギュアスケートは奥が深い!と分かりますね。

これだけの芸術的な演技が出来るスケーターは、高橋大輔さん、ステファン・ランビエールさん…

あと、他に誰がいたかしら?




2018.02.03 | | コメント(16) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



2017年ジャパン・オープン:感想と愚見を少々




女子フリー・結果
1.Evgenia MEDVEDEVA(ロシア)152.08点(PCS:75.05点)
2.Mai MIHARA(日本)147.83点(PCS:70.58点)
3.Alina ZAGITOVA(ロシア)145.28点(PCS:66.07点)
4.Mirai NAGASU(アメリカ)134.69点(PCS:62.12点)
5.Marin HONDA(日本)133.41点(PCS:64.21点)
6.Karen CHEN(アメリカ)116.32点(PCS:62.10点)

☆ジャパンオープンは評価が甘めとの風評がありますが、果たしてそうなのか?

☆PCS(演技構成点)に注目
スケートの名手、浅田真央さんですら、70点以上に達したことがないのですよ。。。
それが。。。PCSの出し方も、以前とは変わったのでしょうね。

宮原知子選手の出来具合がどうなるか。
三原選手も樋口選手もPCSの評価が高くなり、宮原選手とほとんど差が無くなっています。
宮原選手の優位性が減ったことで、五輪代表戦はいよいよ熾烈になりますね。
本田選手だって、これから評価が高まって行く可能性があります。
ソチ五輪シーズン当初、ソトニコワ選手とリプニツカヤ選手のPCS評価がみるみる上昇したことは今も鮮明に覚えています。まさか、ソトニコワ選手が五輪で優勝するなんて、私も全く予想しませんでしたよ。


●三原舞依選手のフリー:ガブリエルのオーボエ
ここです
素晴らしかったですね!
「2年目のジンクス」など吹き飛ばす会心の演技!
淀みなく流れる綺麗な滑り!

樋口選手もそうですが、三原選手のスケートも良く滑り、良く伸びていますね。
樋口選手には力強さがあり、三原選手には滑らかさがあります。

ステップシークエンスのGOE(出来映え)評価がメドベデワ選手よりも高い!
これは凄い!

三原選手の演技、頑張はどんなに称賛しても称賛し切れるものではありません。
ただ、一つだけ私の率直な意見としては、プログラム全体から受ける印象は、まだ「滑って、跳んで」という色合いを強く感じます。もう少し、エモーショナルな噴出があれば良いのに、と感じます。


●アリーナ・ザギトワ選手のフリー:ドン・キホーテ
ここです
昨シーズンから持ち越したプログラムですが、より洗練された感じがします。
概して、パワフルでイケイケな演技をするザギトワ選手ですが、イナバウアーやレイバックスピンを見ると、案外と柔軟性もあるようです。美形でスタイルが良いのも得ですね。

ジャンプは例によって両手を上げるタノが炸裂ですが、それよりもジャンプそのものの質と音楽との一致こそが彼女の強味であり、演技の見所だと思います。

☆ちょっと、八木沼さ~ん!
ザギトワ選手が跳んだ2つのダブルアクセル(2A)の直前のターンについて。。。
1本目について、八木沼さんは「スパイラルからカウンターをして2A」
2本目についても、「カウンターからの2A」
と解説。

エッ?あれはどう見てもブラケットターンと思いますが。。。
カウンターターンは「グルーン」と回りますが、ブラケットターンは「ヒョイ」と回る感じで。
八木沼さんの解説が正しいとすれば、私はターンの勉強を一からやり直さなくてはなりません(・・;)

ファントム様~!


●本田真凜選手の演技について。
概して、厳し目の意見が散見されます。
そうかなあ。。。

三原選手だって、昨シーズン、130点以上が出たら大喜びしていたんですよ!
本田選手にはジャンプで一つミスがあり、ステップではレベル2で大きな取りこぼしがありました。それで134点台はとても高い得点と思いますよ。

本田選手がノーミスでレベルの取りこぼしが無ければ技術点は4点くらいアップし、PCSもアップするでしょうから、140点台に達する可能性は十分にあると思います。これって、凄いことですよ!

ただ、これは私の好みかもしれませんが…16才の彼女に「トゥーランドット」はちょっと早過ぎでは?


●長洲未来選手のトリプルアクセル(3A)。
24才にして3Aが本番で跳べるようになるなんて凄過ぎます!
これは他の女子選手に希望を与えるでしょう。
早く、クリーンに決める瞬間が見たいですね。

ただ、今回の演技では全体的に少しスピード感に欠けるような気がしました。


●メドベージェワ選手のフリー:アンナ・カレーニナ
ここです
例によって、「小池劇場」ならぬ、「メドベージェワ劇場」の始まりです。

例によって、一人、別次元の演技です。恐れ入りましたm(__)m

その上手さ!強さ!…心憎き巧みの者かな!、と歯がみをしたくなります!

こういう比較はある種のお遊びでしかありませんが…21世紀の最強の女子シングルスケーターはキム・ヨナさんと思っていましたが、メドベージェワ選手はその上を行きますね。

彼女のような選手の演技には、以下のようなケチの付け方しかありません(^◇^)
①クサイ演技だなあ~。
②なんか、心に響くものがないのよね~。

つまりは、やっかみ半分ですな。


●男子について。
ネイサン・チェン選手も宇野選手も、残念ながら「荒れた演技」になってしまった感じです。
4回転ジャンプを4本も5本も決めようっていうのですから、超人的であり、超大変です。
そうした中、プログラムの完成度という点ではフェルナンデス選手に「一日の長」があるようです。

こういうのを見ると、なるほど、ISUが4回転ジャンプの基礎点を大幅に下げることを決め、演技時間を30秒短くしてジャンプを1本減らし女子と同じにすると決めた理由が分かるような気がします。

プログラムの完成度をもっと重視しようとの狙いもあるでしょうが、何と言いましても、選手達の怪我や故障を減らす必要がありますしね。




2017.10.08 | | コメント(20) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



日経の原真子記者と羽生結弦選手&日本女子とトリプルアクセル:追記あり




☆リサイクル 【recycle】
資源の節約や環境汚染の防止のために,不用品や廃物を再生して利用すること。

「リサイクル」という言葉は幅広い分野で多用され、意味合いには幅があります。

日経新聞・原真子記者のコラムの内容と問題点についてはこちらのサイトを参照下さい。
ここです

●羽生結弦選手の五輪シーズンのプログラムは、ショートはショパンの「バラード1番」、フリーが「SEIMEI」と決まりました。2015~2016年シーズンで使用された演目と同じです。

両方とも過去の演目を使うというのは稀でしょうし、目新しさ、という点ではちょっと残念に思います。しかし、どんなプログラムで演じようとも選手の自由です。むしろ、羽生選手の五輪連覇への強い意思を感じます。

どのスポーツでもそうですが、やはり、アスリートは勝ってこそ、です。

あまり強く無いアスリートの中にも魅力的な例は多くありますが、それは特別です。

今季の羽生選手のプログラムについて、原記者は気の効いた言葉として「リサイクル」と書いたのかもしれませんが、フィギュアファンには悪い印象を与えます。私も「これはないな」と思いました。

原記者はリサイクルの意味をきちんと考えなかったのでしょうか?それとも、嫌味を込めたのでしょうか?

私は高橋大輔さんについての原記者の著書を楽しく読んだことがあります。大輔ファンには違いないでしょう。それだからこそ、羽生選手に対するネガティブ的とも受け取れるような表現は注意が必要でしょうね。

羽生ファンを怒らせるような書き方は、ファンの過剰解釈よりも、書き手の問題が先にあります。

ただし、私が引用したサイトは羽生選手への思い入れが強いのか、宇野選手が好きではないのか、やや感情的なコメントも見られます。宇野選手の今シーズンのプログラム「トゥーランドット」に対するコメントはちょっと暴走気味です。

羽生選手がそうであるように、宇野選手や本田選手が「トゥイーランドット」を使用するのも自由ですから。プログラムの選択にケチをつけるのは、せめて、試合での演技を何度か見てからにしましょう。


☆原記者はツイッターで、羽生結弦選手が16日、横浜アイスアリーナで行われた神奈川区制90周年イベントに参加し、選ばれた小学生以下70人に、30分に渡りスケート教室を行った話題を取り上げていますが、ここでも批判されています。
ここです

何故か、文章の主語となる羽生選手の名前を書かず、EX「花になれ」を「花になる」と誤って書いています。羽生選手に失礼ですよね。ファンから指摘を受け訂正はしていますが、謝罪の言葉は無し。

ことほどさように、ファンからは「原記者は羽生選手に対する悪意がある」とみなされています。誤解もあるのかもしれませんが、この場合、誤解する側の問題よりも、誤解させる側の問題の方が大きいですね。

原真子記者は高橋大輔さんや宇野選手が好きで、羽生選手が好きじゃないのかもしれませんが、記者としては問題があると私も思います。

今回、ファンから非難が多く寄せられたでしょうけど、原記者はちっとも反省などしていないでしょうね。何故かって?マスコミ人の辞書には「反省」の文字は無いからです。

田村明子さんとい、原真子さんといい、フィギュアスケートのコラムを担当する女性ライターさんには、好みや感情が優先されているような書き方が目につきます。

プロのライターさんが、ファンと同一線上では困ります。

まったく、私の「ミソジニー」を増幅させやがって。ブツブツ。。。



●フィギュア サマーカップ(滋賀県立アイスアリーナ)でトリプルアクセル挑戦者続々:8/13(日) デイリースポーツ

(引用開始)…女子シニア、女子ジュニア7級のフリーが行われ、これまで女子では公式戦で7人しか成功者のいないトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦する選手が続出した。

ジュニアでは、横井ゆは菜(中京大中京高)、滝野莉子(関大KFSC)が挑戦。いずれも転倒となったが、滝野が「決めるのは簡単じゃないけど、チャレンジしていこうと思った」、横井が「跳べないことはないと思う」と語るなど、意欲的だ。

シニアで挑んだのは竹内すい(大同大大同SC)と細田采花(関大)。細田は回転しきったものの着氷が乱れ、GOE(出来栄え)はマイナス2・20点。それでも後半4つを含むその他のジャンプは全て加点がつく出来栄えで成功し、SP6位から総合4位まで順位を上げた…(引用終わり)。


ファントム様の観戦報告にもありましたように、これまで私がブログで何度も強調して来た、「日本女子シングルはロシアと北米と同じことをしている限り勝ち目は無い。3Aや4回転ジャンプに挑んで欲しい。ジャンプで世界をリードせよ」が実践されつつあるようで嬉しいです。

もしかすると、私のブログを読んだのかもしれません←アホ(-_-;)

浅田真央さんに限らず、ロシアのトゥクタミシェワ選手を見れば分かりますように、男子よりも体力・脚力に劣る女子にとって3Aは今も非常に難しいジャンプであることには違いありません。3Aを跳び、なおかつプログラム全体をクリーンに演じ切るのはさらに難しいでしょう。決して甘くはない。

しかし、男子シングルでも、予想を遥かに超え、あれよあれよという間に4回転ジャンプ全盛時代に突入したように、女子だって近い将来に3A全盛時代が来る可能性があります。

もちろん、海外の若手女子スケーターも3Aに挑戦するでしょう。が、日本女子が先んじて欲しいです。

フィギュアスケートの醍醐味は多様です。ステップ、スピン、プログラム全体の完成度、表現性等、奥深いと思います。ある意味、ロシアのメドベデワ選手や日本の宮原知子選手がそうした魅力の典型でしょう。しかし、日本女子の中からは、「他はともあれジャンプだけなら難度も質も誰にも負けない自信がある」選手が出て来て欲しいです。

本番の試合で、国際大会で、3Aを成功させて優勝したり、表彰台に上る選手が出てくれば、雪崩を打ったように3Aを跳ぶ女子選手が増えることでしょう。

女子選手でも3A-3Tの難しいコンビネーションジャンプや、宇野選手のようにイーグルからの3Aが決められる女子選手が出てきたら、エキサイティングだろうなあ。


☆追記
私のブログをずっと読まれている人ならご存知と思いますが、私は原記者のツイッターに激しく批判・抗議を書きこむファンの態度については共感しません。支持もしません。が、絶対反対でもありません。

ツイッターでは「炎上」は良くあることなのですから、発信する側に覚悟や用意が無いのであれば、ツイッターを止めるか、投稿出来ないシステムにすれば良いのです。さらに、原記者もフィギュアスケートを長く取材しているのですから、「特定選手の熱烈ファンの恐ろしさ」を知らないわけは無いと思います。

私の感覚では、仮に書きこむとしても、普通に、誤りを指摘するだけで十分と思います。

テレビでも何かあると抗議電話をする視聴者がいます。暇だなあ、と私なんかは思う方ですが、メディアの行き過ぎを抑制する意味で、電話なりメールなりで抗議するのはあり、と思います。

バンクーバー五輪では、城内実議員がキムヨナ選手の金と浅田真央選手の銀について書いたブログが、主に浅田ファンによる抗議で炎上したことがあります。
ここです

このような一部の浅田ファンの態度を私は、「どうかな?」と思う方ですが、気持ちは分かります。

前にも書いたことがありますが、NHKでイチローと松井秀喜の対談を放映した時、あまりにイチローの松井に対する態度が酷いので、抗議電話が殺到したとの記事をスポーツ紙で読んだことがあります。

これは私も同感でした。私も電話したくなりましたもの。

とにかく、イチローが終始一方的にじゃべりまくり、そのほとんどが松井に対する嫌味や皮肉だったからです。松井は偉かった。腹も立てず、嫌な顔もせず、じっと黙ってイチローの嫌味を聞いていました。

喧嘩になったら、イチローなんか松井に一発で張り倒されるでしょうね。

このように見て行きますと、ケースバイケースなのかなあ。。。(-_-;)



2017.08.17 | | コメント(40) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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