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フィギュアスケート女子シングル界について:愚見を少々




【無人の荒野を行くが如く・ロシアの女子シングル勢】
昔から、「フィギュアスケート王国」と称されて来たロシアですが、10年くらい前までは女子シングルだけが五輪で金メダルを獲れず、これがロシアの唯一の弱点とされて来ました。

ところが、最近はこれが逆転しまして、男子シングル・ペア・アイスダンスではなかなか金メダルが獲れなくなり、女子シングルのみロシアが金メダルや表彰台を独占するようになりました。五輪だけでなく、世界選手権・グランプリファイナル等の主要大会はほぼロシアの独擅場となっています。

バンクーバー五輪後、ソトニコワ・トゥクタミシェワ・リプニツカヤの3選手が活躍し始めた頃から潮目が変わりました。その後、ラジオノワ・ポゴリラヤの2選手も主要大会の常連になり、女子シングル界はロシアがリードするようになりました。次に、メドベージェワ選手・ザギトワ選手の出現により、「向かうところ敵無し」状態になりました。

さらにダメを押すが如く、(下の画像の左から順に)シェルバコワ・トルソワ・コストルナヤの3選手が登場しました。

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もちろん、ロシアの女子ジュニアには超有力スケーター達が目白押しで「待機中」です。

ロシア最強女子スケーターのほとんどをエテリコーチが指導しているというのも凄いですね。これは、例えて言えば、ロシア2大バレエ団のボリショイとマリインスキーの人材がエテリコーチ一人に集中しているようなものです。

どの世界・分野においても、なべて「流れ」「潮流」「傾向」とは恐ろしいものです。どうしてこのような流れが出来たのでしょう?情報が無いので不思議としか言いようがありません。


【もはや、日本の女子シングル勢が世界で優勝することはほぼ不可能】
日本女子シングル界は「ジャンプ」で世界をリードする存在でした。
伊藤みどりさんが女子で初めてトリプルアクセルを成功させ、安藤美姫さんは初めて4回転サルコウを成功させました。当時、「女子選手にはほぼ不可能」とみなされていた高難度ジャンプでした。

二人の偉大なパイオニアを生んだ日本女子は、トリプルアクセルでは中野友加里さんや浅田真央さんが伝統を継いで来ましたがその後に続く選手を長く、(あえて言うが)怠慢にも育てませんでした。また、4回転ジャンプについては、安藤さん一人の「突然変異」的現象で終わってしまい、後に続く選手がいませんでした。

高難度ジャンプを跳ばなくても、「完成度」「ウェルバランス」「表現性」で勝負するという戦術ですか?

これは私が以前から強調していたように、誤った戦術と思います。

何故か?

①そもそも、フィギュアスケートは欧州のスポーツ。
②欧州独特の優雅な動きや舞い・欧州の音楽・欧州の衣装で演じるスポーツ。
③容姿・スタイルという点で、日本人女子は欧州人に劣る。
④以上の、「欧州的価値観」からジャッジは演技構成点を採点する。

※上記は嫌な言い方ですし、どこか差別っぽいけど、これが現実でしょう?ただし、何故か、男子シングルの場合はあまりハンデにならないようですね。

つまり、最初から日本人女子はハンデが多いのです。かつて、伊藤みどりさんがコーチに、「リンクに立った時点で既にジャッジから芸術点で差をつけられていると覚悟せよ」くらいのことを言われていたのは有名なお話です。

※ちなみに、新体操競技では、「欧米人に見劣りしない容姿・スタイル」であることが、日本代表選手の条件らしい。つまり、いくら才能があっても、おチビさんのオタフクでは採用されないということでしょう。スポーツ競技の「健全性」「公平性」という点で疑問を覚えますが、日本の新体操が強くなった背景を考えるとやむを得ないのか?

そりゃそうでしょう。

仮に、欧米人が日本の着物で髷を結い、日本舞踊を舞っても日本人の目から見れば、「とても絵にならない」し、いくら練習してもどこか違和感を覚えるでしょう。これと同じです。

逆に、愛国的・民族主義的・欧州嫌い?の日本人女子選手がいて、断固として彼女が着物的衣装で日本の演歌や舞踊音楽で日本的にフィギュアスケートで演じたら、どうなるでしょう?

おそらく…マンガでしょう。


で、こうしたハンデを「ジャンプ力」でカバーして来た…いや、その必要があった…のが日本女子シングル界だったのではないでしょうか?それは今も変わらないのではないでしょうか?

この点で、日本女子シングルはジャンプでもロシアに遅れを取りました。

これでは勝てる要素が無いではありませんか?

「完成度」「ウェルバランス」「表現性」だけでは厳しい。

今、日本女子シングル界では…大慌てで…トリプルアクセルや4回転ジャンプを練習していますが、やはり、紀平選手のように、ノービス・ジュニア時代から練習していないと、シニアになってから取り組んでも競技の本番で安定して成功させるレベルまで習得するのは難しいのではないでしょうか?

長洲未来選手が二十歳を越えてトリプルアクセルを跳ぶようになった素晴らしい例がありますが、残念ながら、成功率という点では厳しいものがありました。

もちろん、高難度ジャンプを跳ぶような運動神経・身体能力に恵まれた女子選手は少ないのかもしれません。

「アンタが言う程簡単じゃないんだよ!」それが出来るくらいならとっくにやっている!」

という言い分・事情もありましょう。


今のところ、大きな大会で優勝出来る力があるのは、紀平選手しかいませんね。。

もちろん、フィギュアスケートという競技は勝ち負けだけではなく、スケーター達、一人ひとりの個性的な演技を楽しむことも出来ますし、これも醍醐味ではあります。

でも、悔しいなあ。。。


【負け惜しみはみっともない】
4回ジャンプをピョンピョンと跳ぶロシア女子スケーターに対し、
「表現力が無い」「ロボットみたいだ」
と言ってみたり、

トップ選手が次々に入れ替わるロシア女子スケート界について、
「使い捨てだ」
と言ってみたり、


まあ、負け惜しみですね。(気持ちは分からなくは無いが)

これが日本の女子選手だったら、そんなこと言わないくせに。



※諸般の事情により、長くブログの更新を怠っていました。
申し訳ありませんm(__)m


2020.02.25 | | コメント(39) | トラックバック(0) | フィギュアスケート



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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