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2016GPSカナダ大会・追記(完)




●田村明子氏によるGPSカナダ大会のプレビューが要領よくまとまっています。
サイトはここです

女子は「ノーミスガールズ」の二人、メドベデワ選手と宮原選手の対決か。精神的には追いかける立場の宮原選手が有利と言えそうだけど、メドベデワ選手はなかなか強い。

長洲選手はフリーをノーミスで演じ終えれば表彰台に立つチャンスがありそう。

私の主な関心は、最近ジャンプに安定を欠いていたトゥクタミシェワ選手、本郷選手、オズモンド選手の3人がどこまで調子を上げて来るかです。

怪我があったとも聞く永井選手はどうか。新ショートプログラムは嘗て浅田選手も演じ、今季は宇野選手が演じている「ファンタジア」ですが、どんな振り付けになるか楽しみです。

ライバルのデールマン選手にやや遅れを取っている感のあるシャルトラン選手ですが、頑張って欲しいです。私、この選手は割と好きです。


男子は羽生選手の独擅場となるか?ジャンプの調子は良いらしいので期待しましょう。

そして、パトリック・チャン選手です。4回転トゥループに加え、4回転サルコウを初めて試合で跳ぶか?

無良選手もチャン選手同様、4回転サルコウに挑むようですね。成功して欲しいなあ。

ハン・ヤン君、今季はどんな楽しいプログラムを用意したのか楽しみです。

アイスダンスが凄いことになっています。死の大会だ!下記の一組目から六組目まで、強豪が揃いました。

●GPSカナダ大会:アイスダンスのエントリー
パイパー・ギルス&ポール・ポワリエ(カナダ)
アレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラム(カナダ)
テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイアー(カナダ)
アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ(イタリア)
アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン(ロシア)
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ(アメリカ)
ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカー(アメリカ)
シーユエ・ワン&シンユー・リウ(中国)
ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン(デンマーク)
セシリア・トルン&ユッシヴィレ・パルタネン(フィンランド)


私の好きなカナダのギルス&ポワリエは、今季は特に素敵なプログラムになっているとの評判。

そして、試合に戻ってきたヴァーチュー&モイアーの出来は如何?

テレ朝は、少しくらいアイスダンスも放映してくれませんか。小さな動画では良く分からん!


テレ朝のGPSカナダ大会放映において、最初のCMで中谷美紀が出て、次のCMでは柴咲コウが出てきて笑った。私の好きな女優が続けて登場とは(^o^)。

●カナダ大会の順位&プロトコル
サイトはここです

●ケイトリン・オズモンド選手の素晴らしいショートプログラム「パリの空の下:エディット・ピアフ」
ここです

得点は76点台のメドベデワ選手の方が上ですが、私は74点台のオズモンド選手の演技に一番感動しました!まあ、この差はメドベデワ選手が3つのジャンプを全て演技後半に持って来たことによるものですね。

「艶やかさ」とはオズモンド選手のような演技を言うのでしょうね。また、青春の溌剌さとしなやかさにも溢れています。素敵な笑顔に洗練された動き。ジャンプのランディングの流れのスムーズさ!

エディット・ピアフの歌声が強くて少し耳障りに聞えてしまうこともありますが、それに負けぬ見事な演技です。

上記の動画の1分40秒からのダブルアクセルとランディングの流れの素晴らしさ。そのまま左足バックアウトサイドからフォアインサイドへのスリーターンとバックアウトサイドに変わるブラケットターンの鮮やかさも素敵です。

今日のテレビ放映ではオズモンド選手の最良の演技が見られただけで私は大満足(●^o^●)

問題はフリースケーティングで最後までジャンプがノーミスで終えられるか…ここがオズモンド選手の壁ですね。


●珍しくミスはありましたが、宮原知子選手のショートプログラム、『ラ・ボエーム』より「ムゼッタのワルツ」 も素敵です。日本を代表するバレリーナの吉田都さんから直にバレエレッスンを受けたとは恵まれていますね!

久しぶりにジャンプの回転不足やトリプルフリップのエッジエラーが出てしまいましたが、これがショートプログラムのプレッシャーなのでしょうか。また、今シーズンから演技後半に3Lz-3Tと単独3Fを跳ぶ難しい構成にしましたので、それもミスに繋がり易かったのかもしれません。が、優雅で繊細な表現技術の進歩には目を見張るばかり。

おや?コンビネーションスピンですが、宮原選手得意の途中からの逆回転スピンは止めちゃったの?


●トゥクタミシェワ選手はジャンプの調子が戻りつつあるようですね。髪をカットしてスッキリしました。彼女は年齢の割には色気がムンムンし過ぎていた感もありましたので、私はこの髪型は良いと思います。


男子ショートプログラム
●やはり、スケーティングの上手さはパトリック・チャン選手に尽きますね。何気なく滑っているようでも、深いチェンジエッジが行われていますね。そうか、ショートプログラムの「ビートルズメドレー」には、家族との思い出が込められていたんですね。私の感想では選曲が?だったのですが、そういう事情があるのであれば話は別です。

毎回のように感心してしまうのは、パトリックはトリプルアクセルで転倒しても一瞬にして元の滑りに戻せるんです。この素早さは忍者みたいです。彼が転倒しても演技構成点にさほど大きなマイナス影響が出ない理由はこれにもある?
ここです
動画の1分10秒くらい。早くも音が消されている(^_^;)

衣装も短い髪型もカッコイイです。

なんじゃ!?この画像はw( ̄o ̄)w
lib951548.jpg


●羽生選手は悔しいミスで4回転ジャンプが二つとも跳べませんでしたが、ステップシークエンスの音楽と合わせた見せ方は年々上手くなっていますね。過去の2シーズンは理由があったにせよ、12月上旬のグランプリファイナルでピークに達し、その後は下がって行くパターンでしたので、今シーズンこそは3月の世界選手権にピーキング出来ればOKよ(^_^)/

●無良選手のショートプログラムはフラメンコ!良プログラムじゃないでしょうか!ただ、初戦ということで硬くなっていましたでしょうか?決して悪くはありませんでしたが、まだまだこれからこれから、というところでしょう。

●ケビン・レイノルズ選手が戻って来ましたね!とても26才には見えない童顔と細い体型。


☆男女フリースケーティング

今回は女子で珍しい判定や物言いがありましたね。

宮原選手のステップシークエンスが規定違反でノーカウントとは!十分にリンクを広く動かなかったという理由らしいけど、これまで2大会で既に演じて問題なかったのが、どうして?。テクニカルスペシャリストの陰謀だあ!ですか?(^_^;)
しかし、演技の方は力感とスピード感に富んだ素晴らしいものでした。フリーのプログラムは良プロですね。

本郷選手の衣装にイチャモンをつけたジャッジが一人いました。なんでやねん?少し、スカートが股まで切れあがっているからか、あるいは…襦袢をつけているけど…肌を見せ過ぎているから?シーラカンス系の価値観を持つ超保守的なジャッジがいるんですね。まあ、他のジャッジ達は問題にしていないので、どうってことはない。減点されたわけでもないし。

それにしても、本郷選手のフリー「アラビアのロレンス」の振り付けは、イマイチじゃないでしょうか。全体的にあまり印象に残るような動きに乏しいように思います。ジャンプは回転不足の嵐。どうしたの?

永井選手はジャンプを根本的に見直しているとか。年齢は17才ですか。直すなら今でしょうね。浅田選手が20才からジャンプの見直しをして、果たしてそれがどうだったのか良く分からないのですが、少なくとも永井選手は若いですからこれからいくらでも出なおせるでしょうね。フリー、頑張りました。

メドベデワ選手のフリーは昨シーズンと趣向が同じで新鮮味にやや乏しいけど、ミスはほどんど無いし、表現技術が非常に上手いのは確か。表情による意味付けは目鼻立ちが大きくクッキリした顔立ちな彼女でないと上手く行かないでしょうね。アジア系の選手がやると野暮ったくなるでしょうね。


羽生選手は4Loを含む3種4回の四回転ジャンプと2回のトリプルアクセルを跳ぶ超難度構成。確かにエキサイティングではあるけど、怪我と隣り合わせの危険な構成ですね。なんか、そこまでやらなくても勝てるのに、と心配になってしまいます。選手寿命を縮めるような。。。もっとも、羽生選手は2018年の平昌五輪で引退するつもりではないかと推測しています。それまではがむしゃらに頑張ろう、との心なのでしょうか?

カナダ大会のボランティアをしていた人のサイトがあり、その人が次のような情報を語っています。
…ショートプログラムが終わった日の夜、羽生選手の追っかけ日本人女性ファンが何人もホテルにまで押し寄せ、羽生選手の写真を撮ったり、握手を求めていたとか…。羽生選手の宿泊場所まで仕入れる情報力には驚きますが、不本意なショーとプログラムの出来で決していい気分ではなく、疲れてもいるであろう羽生選手を思いやる気持ちが無く、身勝手な振る舞いをするファンに私は怒りを覚えます。恥ずかしいよ。もう、重篤なビョーキとしか言いようが無いミーハーぶりです。

パトリック・チャン選手の優勝は嬉しいけど、それ以上にレイノルズ選手の復活が嬉しかったです。何年も怪我や故障でリンクにも立てないくらいだった…引退しても不思議ではない…のが、3位表彰台とは心からおめでとうですね(^_^)/。


終わってみれば、カナダ勢は男子シングルとペアとアイスダンスで優勝し、女子はオズモンド選手が2位表彰台。カナダ勢の為のカナダ大会って結果になりました。

何?カナダ大会だからジャッジがカナダ勢に「お手盛り採点」をしたんだろうって?(^◇^)



2016.10.28 | | コメント(21) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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