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2016世界フィギュアスケート選手権プレビュー・追記予定あり





今回は、恒例の?順位予想はいたしません。
大ざっぱには、誰が活躍しそうか、優勝しそうか、くらいは述べます。
世界選手権では各選手の出来栄えや順位や得点にハラハラしながら、期待し、ガックリしながら見ることになるでしょう。
しかし、そういうことよりも、男女シングル、アイスダンス、ペアの選手達の演技をじっくりと楽しみたいと思います。
若手選手がどのように成長しているか、中堅やベテラン選手がどのように調整し、改良を加えているか、そうした変化を味わいたいですし、そこもまたフィギュアの醍醐味と思います。

怪我で出場を断念したエドモンズ選手に代わり、長洲未来選手が急遽、世界選手権に出場と決まりました。長年、ジャンプの回転不足に悩んで来た長洲選手が四大陸選手権では回転不足は全くありませんでした!ジャンプの一つひとつに高さと切れがありました。ここまで改良する為にどれだけの努力や練習をしてきたか…そのことに思いを馳せますと、感動します。

幸い、フジテレは各種競技を…主な選手だけですが…放映する予定です。ありがたい。
Jスポでは少し後になりますが、全種目、全選手の演技を放映しますので、中位~下位の選手達の演技も楽しみたいです。いや、ここにも将来性あるスケーターや、何かしら特長のあるスケーターが居ますから楽しみです。

アメリカはボストンのスケートリンクはアイスホッケー仕様で横幅が狭く、縦が少しだけ長いそうですね。
すると、このタイプのリンクに慣れている北米の選手達には多少は有利かもしれません。
パトリック・チャン選手やグレイシー・ゴールド選手がリンク際近くでジャンプするのを見ていてもそう思います。

勝負の鍵は、やはり、ショートプログラムをノーミスで演じきることか。ルールの変更により、ジャンプのミス一つが致命傷になりかねず、ガラリと得点が変わってしまいますからね。


●女子シングル
2006年以来、世界選手権で長く優勝はおろか、表彰台もないアメリカ女子シングルにとり、今回は優勝を狙えるチャンスでしょうね。最低でも表彰台を射止めたいところ。そこに一番近いのはゴールド選手でしょう。ボストンのリンクとの相性も良いとか。
判官びいきですが、私もアメリカ勢に優勝して欲しい気持ちがあります。男子はちょっと厳しそうですが。。。

ヨナさんが引退し、コストナーさんはどうなのか?カナダのエースであるオズモンドさんはまだこれから。フィンランドのコルピ選手やジョージアのゲデバニシヴィリ選手はどうしたんでしょう?ということで、ロシア・日本・アメリカの3か国に特に強い選手が集まってしまい、バラエティーさという点では少々物足りないです。

マラソンに例えれば、先頭集団は敬称略でメドベデワ、ラジオノワ、宮原、ゴールドくらいか。すぐ後ろの第二集団はワグナー、ポゴリラヤ、浅田くらいか。第三集団に長洲、本郷、李、シャルトラン、メイテ、と続くのかしら?

しかし、混戦になりそう。勝負という点でも今回は男子よりも女子の方がスリリングかも。

若手選手にも良いスケーターがいますね。

カナダのシャルトラン選手、フリースケーティングでは思い切って3Aに挑んで欲しいなあ。彼女、ステップから3Aを試みているんですよね。

浅田選手ですが、ショートもフリーも振り付けに手直しが入っているものと期待。特に、ステップシークエンス。ニコルさん振り付けでは大抵そうしていますね。それと、衣装が変わるのかどうか、これも楽しみの一つです。

優勝ラインは、最低でもショート70点以上、フリー140点以上、計210点以上かと。


●男子シングル
羽生、フェルナンデス、チャン…三人が非常に強いですね。この三人がそのまま表彰台に立つ可能性が高いですね。全く読めないのがデニス・テン。3強の牙城を崩せる可能性を秘めているのは彼でしょう。中国勢も強いですね。そして宇野昌磨。

羽生選手とフェルナンデス選手はリスキーな構成ですから、チャン選手がノーミスで復活優勝なんてことも有り得ます!


●アイスダンス
こちらも激戦ですね。シーズン当初、怪我で出遅れたパパダキス・シゼロン組ですが、調子は?シブタニ兄妹は今季絶好調!ロシア・アメリカ・カナダ・イタリアと、それほど大きな実力差はないですからね。

村元・リード組がどこまで頑張り、どんな評価を受けるか、こちらも楽しみです。15位以内を是非とも!

私の好きなカナダのギルズ・ポワリエ組のフリーダンスは、例によってユニークなプログラムですから大注目!それと、私は四大陸選手権で見たポワリエ君のお尻に参りました。カッコいいお尻!←尻フェチか。アブネエな(^_^;)


●高橋大輔さんがゲスト解説!
実に楽しみなんですが、あまり過剰期待はよそうか。初めてのことですし、彼のキャラクターから鑑みて、ちょっと遠慮がちに話すのかなあと。表現面やステップについての高橋さんらしい視点からの解説を期待していますが。


●スピンに注目したい
中庭健介さんが良いことを言っていましたね。ジャンプは一瞬にして終わる技術だけど、スピンはそれぞれ時間(1本につき約10秒~20秒)をかける技術。ショート・フリー各3本のスピンの出来栄えは、演技全体に大きな影響を持つ…くらいのことを言っていたかと。これ、とても共感出来ましたね。特に女子の場合は影響力が大きいかと。

Jスポで解説の岡部さんが本田真凜さんの演技を絶賛した後で、スピンについてはちょっと注文を出していました。アメリカ等の選手のスピンと比べ、回転速度が遅いと。ポジションは綺麗だけど、回転速度が物足りないと。

やはり、そうなんですね。前にも書いたことがありますが、ロシアやアメリカの女子選手と比べ、概して日本の女子選手はスピンの回転速度、そして、スピンのバリエーションの数、独創性という点で、やや見劣りがするように思います。

宮原選手は例外的に上手い方ですね。レイバックスピンは回転速度が速いし、コンビネーションスピンでは逆回転ありという武器を持っていますから。これって、得点の上でもばかにならないですよね。

ロシアの選手達は、スピンだけでも「どうだ!見たか!恐れ入ったか!」と言わんばかりの見事なスピンを見せますね。

浅田選手の熱烈ファンは彼女のスピンは最高に綺麗だと絶賛します。もちろん、トップスケーターに相応しい上手さと思います。しかし、回転速度という点ではどうでしょうか?浅田選手はスピンでのGOE加点は標準くらいです。プラス1点以上になるケースはあまりありません。コンビネーションスピンでプラス1.00点になる評価です。

ともあれ、スピンはスピンで目を皿にして見ますと、これも奥深い世界と感じることが出来ますね。


●公式練習で羽生選手の4回転ジャンプは「決めた」と表現し、浅田選手の3Aは「着氷」と表現するメディア。
メディアはなかなか小賢しいわ。まあ、羽生選手のジャンプは回転不足はめったに無い。浅田選手のジャンプは回転不足がしばしばあるとメディアも知っているから、「さりげなく」、こうした「使い分け」をするんでしょうね(^o^)

概して、浅田選手は公式練習や6分間練習ではジャンプは好調なのに、本番になると何本もミスる…これもまた、「メンタルに問題があるのではないか?」と評されてしまう理由なのかもしれません(-_-;)


さっそく、スポルトで解説を始めていますね。1回目は宮原選手について解説。
ここです

うむ。ちょっと小声で少し遠慮がちか。緊張しているのかな。
3月29日の2回目は羽生選手について解説予定。
羽生ファンも高橋ファンも注目だな、これは(^_^;)


☆追記
嬉しいニュース!
3月28日付け、NBCスポーツ記事。インタビューの中で真央さんは、平昌五輪まで続ける予定と語ったと。
「Mao Asada plans to compete through 2018 Olympics」
サイトはここです

真央さん、いよいよ覚悟を決めたようです。完全燃焼するまで現役を続けるのですね。応援しますよ!!



2016.03.29 | | コメント(7) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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