あなたは海派?山派?
海の神秘さ。山の崇高さ。
海の深み。山の高み。
山には高みを目指そうとする人間の上昇志向に通じる何かがある。
海には深みを追求しようとする人間の探究心に通じる何かがある。
ネアカは主に海を好み、ネクラは主に山を好む。
私は大学2年生くらいまではどちらかと言えば海派でした。
たぶん、若い人の多数は海派でしょう。
この私でも貧乳にめげず水着姿で海や砂浜で遊ぶ方が楽しかったです。
苦しい思いをしてバテバテになって山に登る人の気が知れなかった。
それが、大学を卒業する頃から次第に山に魅了されるようになりました。
よくある話ですが、大学時代に好きになった男性に振られました。その場所が江の島でした。
これがショックというかトラウマとなり、江の島も海もしばらくは行かなくなりました。
山の方に気が向くのは逃避でもありましたが、新しい発見もありました。
私を振った男性が好きだった歌が山下達郎の「さよなら夏の日」でした。
今では懐かしく、甘酸っぱい気持ちがこみ上げつつも、どういうわけか、この歌を時々聴きたくなります。
夏の終わりにこの歌を思い出します。
この歌は海派ですよね。
不思議なのですが、
「さよなら夏の日」はあっても、「さよなら冬の日」はありません。
「夏の思い出」はあっても、「冬の思い出」はありません。
なぜかな?
夏といえば、山よりも海の方を連想するのではないでしょうか。
なぜかな?
私は川沿いや沢を歩くのも好きですが、これは山好きの範疇に入れてもいいでしょう。
山と渓谷、山登り、沢登り、というくらいですから。
沢登りで私は初めて草鞋を結び、草鞋で歩く経験をしました。とても爽快でした。
しかし、
時々、しみじみと過去を振り返る時、
なぜか、山よりも海を思う。
二度と戻らない青春時代が夏と海に結び付くからかもしれません。
- 関連記事
2018.09.11 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 戯けたライフ