大統領としての地位に正当性はあるのか 「親ロ派」か「親米派」かが正当性の基準
- 2024/12/12
- 11:45
ゼレンスキー大統領は任期が切れても大統領選挙を実施していません。 その正当化根拠は、ウクライナ議会が戒厳令を承認しているからというだけです。 このゼレンスキー大統領は徹底抗戦をこれまでずっと主張してきました。最近、停戦に向けた発言が出始めたのは米国でトランプ氏が次期大統領に当選したことが大きな転換期です。「独裁化するゼレンスキー氏 ウクライナ国民を代表しうるのか」 このような見解もあります。「い...
シリア・アサド政権の崩壊
- 2024/12/10
- 00:59
シリアのアサド政権があっけなく崩壊しました。 シリア全土で、反体制派が蜂起したということですが、戦国乱世というところなのか、アラブでは強権支配が終わると途端に秩序がなくなります。 それはともかく、ロシアによる軍事介入でアサド政権が盤石になったと思いきや、アサド政権の後ろ盾だったロシアはウクライナへの侵攻で弱体化、イラン・ヒスボラもイスラエルとの戦闘で弱体化。 一気にアサド政権が崩壊する状況はあり...
侵略された闘う? が当たり前とは限らないウクライナの現実
- 2024/12/08
- 17:01
ロシア・ウクライナ戦争では、ゼレンスキー大統領が領土の奪還はあとにしても停戦を口にするようになりました。 そのための前提条件がNATOの加盟、傘下に入ることです。 領土の回復は外交交渉による、これ以上のロシアによる侵略を防ぐためにはNATOにより支援が不可欠という判断です。 ゼレンスキー大統領としては停戦が実現したとしても、ロシアが軍事力を回復するための時間的余裕を与えるためだけのものになれば、さらに時...
ウクライナ国民に停戦を求める声
- 2024/11/30
- 23:37
ゼレンスキー政権はもはや死に体です。 どう考えてもロシア軍に占領された領土を奪還することは不可能で、だからこそNATOによる直接の軍事介入を要求していました。 フランス、イギリスが軍をウクライナに派兵するなどという報道もありますが、実際に戦闘に参加することはあり得ません。「フランスとイギリスが欧州からウクライナへの“派兵”議論と報道 トランプ氏「支援縮小」を警戒か フランス有力紙」(TBS2024年11月26日)...
財源を語らない国民民主党に欺されるな 有権者をカネで釣る
- 2024/11/29
- 23:52
国民民主党は少数与党自民党石破政権に対して、これ寄越せ、あれ寄越せと次から次へと要求しています。 しかし、やはり問題は財源。 福祉国家を求める私ですら、国民民主党のやり方には疑問しか感じません。「年収の壁見直し 与党、財源明確化求める 国民は回答せず」(北海道新聞2024年11月29日) 防衛費を減らせ、法人税増税などと具体的な財源論はあって然るべきです。 国債は借金じゃないとか、日銀がお札を刷ればいい...
欧米の二重基準に正当性はない ガザ停戦とネタニヤフ首相への逮捕状
- 2024/11/29
- 23:34
ICC(国際刑事裁判所)がネタニヤフ首相に対して逮捕状を発付しましたが、これ自体、米国の顔色を見て発付しないのではないと思っていた私には驚きでした。 米国は予想通りの反発です。 ところが、当初、ICCの判断を尊重すると言っていたフランスが「免責」を言い出し始めています。「ネタニヤフ氏に免責適用か 仏、ICCの逮捕状巡り」(日経新聞2024年11月28日) その理由がイスラエルがICCに非加盟だからというの...
オーストラリアの16歳未満のSNS禁止はやむを得ない
- 2024/11/29
- 18:26
オーストラリアで16歳未満のSNSが禁止されました。 弊害が目に余るということなんだと思います。 これを情報統制だとかいう批判があるようですが、お門違いです。「IT大手、豪SNS禁止法案に反発 マスク氏「国民のネット接続を統制」」(産経新聞2024年11月29日) あくまで対象となっているのは16歳未満です。 弊害はいくつも考えられます。 ①未成年者が犯罪に巻き込まれる ②陰湿ないじめに使われる。というもの...
自衛隊にパワハラ…
- 2024/11/25
- 00:45
自衛隊の中の問題はイジメ。性に関わるものであれば論外。昔から軍隊の中では階級が違えば絶対服従の関係。 ストレスからか帝国軍隊では暴力が当たり前。 今の時代に暴力ということになれば、それ自体が問題になります。 一昔前であれば、手が出るくらいは普通にあったでしょうが。 学校での体罰と同じようなものです。 ところでパワハラとの区別はどうなるのでしょう。「何がパワハラ?悩む自衛隊…命がけの現場でも語気強...
NATO、ロシアなど関連国の歩み寄りが必要 そういうことなんです
- 2024/11/25
- 00:02
ロシア・ウクライナ戦争はどのように終結を導くべきなのか。 停戦後のあり方も問われているわけです。一部の好戦的な人たちは、ロシアが信用できないから停戦には応じられない、などと言っていますが、そうなるとモスクワを陥落させ、プーチン体制を崩壊させるまで闘うという以外の選択肢しかなくなります。 あり得ないです。モスクワに向けて進撃が始まれば、ロシア軍は当然に核兵器で対抗するのは当然に予想されるし、そうな...
ロシア・ウクライナ戦争 停戦に応じないのはロシアが信用できないから? という論理破綻の主張
- 2024/11/23
- 23:51
ロシア・ウクライナ戦争は一刻も早く停戦すべきです。死傷者が増えていくだけだし、核戦争の危険すら現実のものなりかねないからです。 NATO側は、自国が供与した長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を許可しました。 これに対してロシア側が報復攻撃を行い、一時期はロシア側はICBMまで発射したという情報まで流れていました。ウクライナ空軍の誤情報だったようですが、実際に核弾頭を搭載できる長距離ミサイルが実践...
イスラエル・ネタニヤフ首相らにICC(国際刑事裁判所)が逮捕状、西側の姿勢が問われる
- 2024/11/23
- 00:10
時間が掛かった、掛かりすぎたとはいえ、イスラエルのネタニヤフ首相らにICCが逮捕状を発布したのは画期的です。 プーチン大統領に対するものがあまりに速やかに発布されたのに比べてかなり時間が掛かり、私は発布なんかできるはずもないと思っていたので、非常に驚きました。 少々、見直しました。大分か、いずれにしても素晴らしいです。二重基準ではないという姿勢を見せたことが、です。 しかし、欧米の反発はすごそうで...
合理的基準を示すことなくなされた裁判官弾劾裁判所による裁判官罷免判決に抗議する会長声明
- 2024/11/22
- 16:33
https://satsuben.or.jp/statement/2024/11/22/855/1 裁判官弾劾裁判所は、2024年4月3日、岡口基一裁判官を罷免する判決を言い渡した。これにより岡口基一氏は裁判官の地位のみならず法曹資格までも失うことになった。 岡口氏は、インターネット上で自身が関与しない判決に対する私見を発信したところ、①強盗殺人、強盗強姦未遂事件(以下「刑事事件」という。)に関する投稿(被害者について言及したもの)に対して所属...
メルカリでの出品、売買のリスク
- 2024/11/20
- 00:57
自分の持っているものを現金化したいとか、欲しいものを安く買いたい、というときにメルカリを利用する方がいます。 しかし、トラブルは当然にあります。「メルカリで返品詐欺? パーツ破損でキャンセルのはずが「ゴミ」に…出品者「安心して利用できない」 いったい何があった?」(弁護士ドットコム) メルカリは責任を負わない方針のようです。 メルカリには全くの信用はないと考えた方が良さそうです。 個人間の売買、し...
国民民主党の支持が増えた理由
- 2024/11/19
- 08:13
国民民主党については、私は消えゆく存在としてしか見ていませんでしたし、その考えは全く変わっていません。 今回の衆議院選挙では国民民主党は躍進しました。4倍増です。 比例区で2人立候補が足りずに議席を獲得できなかったということでその2議席があれば30議席にもなっていたというものです。 選挙後もなお国民民主党の支持率は上がっているということですが、この原因ははっきりしていて、カネで有権者を釣っただけ...
米国バイデン大統領が米国製兵器でウクライナにロシア領内攻撃を許可 停戦させまいとする姿勢
- 2024/11/19
- 01:05
米国が自国が提供した武器でロシア領内を攻撃することはこれまで頑として認めてきませんでした。 しかし、方針転換のようです。「米 ウクライナに長距離ミサイル使用許可 近くロシア攻撃か」(NHK2024年11月19日)「アメリカの複数のメディアは17日、アメリカ政府当局者の話としてバイデン大統領がウクライナに対しすでに供与した射程の長いミサイルATACMSをロシア領内への攻撃に使用することを許可したと伝えました。ロシア西...
ロシア・ウクライナ戦争 展望なき停戦反対論
- 2024/11/15
- 23:59
ロシア・ウクライナ戦争はトランプ氏が次期米国大統領と決まり、節目を迎えようとしています。 米国トランプ次期大統領から停戦を要求されるのではないかという危惧があります。「米ハガティ氏「国内問題を優先」ウクライナ支援継続に否定的」(NHK2024年11月11日)「ロシアからの軍事侵攻を受けるウクライナへの軍事支援について「相当な金額が使われている。アメリカ国民は国境が崩壊していることなど国内の問題に焦点をあて...
米国の行き着く先が「米国第一主義」という名の自分さえよければいい
- 2024/11/10
- 23:06
トランプ氏が大統領に当選。その掲げた思想が「米国第一主義」。 米国のことを第一に考えるという発想ですが、その結果が地球温暖化対策にも背を向けることになります。「トランプ氏、バイデン政権の気候変動対策を全面否定へ パリ協定再離脱も 鍵握るマスク氏」(産経新聞2024年11月7日) これは当初から想定されていたものですが、自分が儲かればいいということで最悪です。地球は米国のためのものではありません。 それ...
ロシア・ウクライナ戦争 即時停戦を拒否した結果が多くの戦死者と領土喪失となる
- 2024/11/09
- 22:34
トランプ氏の大統領当選によりロシア・ウクライナ戦争が大きな転換期を迎えようとしています。「トランプ氏にウクライナ停戦への複数案 側近らが提示 米紙報道」(毎日新聞2024年11月9日) 即時停戦、ウクライナのNATO加盟は20年棚上げ、その間の軍事援助はする、というもののようですが、トランプ氏の判断はまだ入っていないようです。 もはやウクライナには領土奪還は不可能というのが現実です。ゼレンスキー氏のプランで...
ロシア・ウクライナ戦争とトランプ氏の当選
- 2024/11/07
- 08:41
トランプ氏が当選しました。 ロシア・ウクライナ戦争への方針転換が言われています。 ウクライナへの多額の軍事支援の打ち切りです。トランプ氏にとっては単なる無駄遣いという発想です。 しかし、トランプ氏が当選したからではありません。もともと米国内でもウクライナ支援に対して厭世的な状況が大きくなりつつあると言われてきました。 巨額な財政支出が持つ意味が米国民にとってあるのか、ということでした。 もともと...