2018ロシア選手権女子シングル:強過ぎて仰け反る
Jスポでロシア選手権女子シングルを見ました。
レベルがあまりに高過ぎて驚嘆するばかりです。
私は劇画の主人公のように、「ガハハハ!」と大笑いするしかありませんでした。
もちろん、大笑いする私の顔はひきつり、ピクピクと痙攣しておりました。
「こ、こ、これでは他の国はとても敵わない!」と思いました。
もちろん、日本女子も頑張っています。
しかし、ロシア女子はそれよりも一段階レベルが上だと感じました。
女子結果
1 Alina ZAGITOVA 233.59点
2 Maria SOTSKOVA 221.76
3 Alena KOSTORNAIA 216.57
4 Stanislava KONSTANTINOVA 211.28
5 Polina TSURSKAYA 207.61
6 Anastasiia GUBANOVA 206.60
7 Elizaveta TUKTAMYSHEVA 202.06
8 Daria PANENKOVA 201.97
9 Serafima SAKHANOVICH 197.44
10 Elena RADIONOVA 196.78
●総合6位: GUBANOVA(グバノワ)選手のフリー
→ここです
グバノワ選手については私も以前に取り上げたことがあります。
→ここです
何という伸びやかなスケーティング!素人目にも分かる深いエッジワーク!
アイスダンサーのように美しいフリーレッグのさばき方!
さらには、上半身や腕・手の柔らかな使い方の見事なこと!
こ、これが15才の演技なのでしょうか!?年齢をごまかしていないでしょうね(^_^;)
ロシア女子で大流行の、片手や両手を挙げて跳ぶタノジャンプを乱用?していないのも大変よろしい。
これだけの演技をしても6位なのです!
強いて言えば、もっとエモーショナルな雰囲気が欲しいかな。
●総合3位:KOSTORNAIA(コストルナヤ)選手のショート
→ここです
そのグバノワ選手の更に上を行くのがコストルナヤ選手!
ジャンプ、スピン、ステップ、表現技術、そのどれもが素晴らしい!
しかも、なかなかの美形。
げッ!こ、これで14才なんですって(@_@;)
恐ろしい。。。
3F-3Tの直前のステップは、モホークで足を踏みかえてからの左足カウンターにスリーターンでしょうか。
単独3Lzの直前は、バレエジャンプ~ウォーレイからチョクトーをかましているのでしょうか。
(ファントム様。間違いがあったら教えて下さい)
☆コメント欄のファントム様の分析をご覧ください。勉強になりますよ(^o^)丿
ファントム様、ありがとうございますm(__)m
いずれにせよ、これだけの繋ぎがあれば、ジャンプの加点や演技構成点にもプラス要素となるでしょう。まさに、今の採点ルールにぴたり則して如何にどれだけ得点を稼げるか研究され尽した演技でしょうね。
言うのは簡単ですが、それを、14才の少女が見事に演じるのだから凄い。
難しい技をこなすのに精一杯なのではなく、余裕で演じているのが心憎いくらいです。
彼女達の演技を見て解説の岡部由紀子さんが、半ば呆れたように、「いったい、どういう練習をすれば14才の少女がここまでになれるんでしょうね?」と言っていました。
そう。私がかねてから申し上げているように、日本スケート連盟は適当な人材を派遣して、ロシアの練習現場を見学し、コーチの話を聞き、学ぶべきは学んだ方が良いと思います。
ロシア女子ジュニアには他にも凄い選手がいますし、ノービスにも将来有能な選手が目白押し。
●21才になったトゥクタミシェワ選手も頑張りましたが、何だか、一昔前のフィギュアスケートのスタイルって感じになっていました。もう、これは、トリプルアクセルを跳ばないと勝負になりません。
●平昌五輪ですが、女子はメドベージェワ選手とザギトワ選手の二枚看板で金・銀獲得が濃厚でしょう。ソツコワ選手も強いですが、彼女は不安定です。
ロシア女子3選手に割って入れる可能性があるのは、辛うじてカナダのオズモンド選手と日本の宮原選手でしょうか。他にはコストナー選手くらいか。何といっても、演技構成点で高い評価が貰える選手が強いですので。
2017.12.30 | | コメント(12) | トラックバック(0) | ロシア人選手達・ロシアネタ