「責任」とは何か?他:愚見を少々
●責任とは?その定義。
①その人に、なすべき仕事・任務(ノルマの達成・成果を出す等)があること。
②ノルマが達成出来ない、又は成果が出せなかった場合は、その人は責任をとるか、何らかの処罰を受けること。
処罰を受ける、又は責任をとるとは、
①自ら辞任、②懲戒処分(解雇、降格、減給、始末書等)を受ける、③損害賠償を負う、等がある。
以上の2点がセットになっているのが、「責任」の定義です。
口を開けば、「全ては私に責任がある」と大見えを切って来た我が国の首相は、一度でも責任をとったことが、処罰を受けたことがあったでしょうか?
「丁寧な説明をします」、「真摯に受け止めます」に続き、
「私に責任があります」も、何の値打ちの無い、空虚な言葉に下落してしまった。
上の者がことほどさような姿勢であれば、下もそれを見習うのが世の常であります。
「権限・権力」と、「責任」は、本来は正比例の関係にあるはずですが、
実際は反比例の関係にあるのが、日本の社会構造の特徴です。
黒川元検事長の「責任」と「処罰」はどうでしたか?
●「自分の家族やあなたの大切な人を守る為にも外出は控えましょう」
テレビのアナウンサー等がしばしばこのような表現をしていました。
「あなたの大切な人を守る為に」…これって、すごく嫌な言い方と思いませんでしょうか?
なんか、、こう、凄く自己中心主義的で。
報道人がこんなことを言う無神経さに嫌悪感を覚えます。
では、「あなにとって大切ではない人はどうでもいいの?」と言いたくなります。
それを言うなら、「あなたの家族や社会を守る為に」とすべきでしょう。
●非力な一人の芸能人個人に向けて放つ、「死んでしまえ!」「人間のクズ」等の罵倒と、
大きな権力を持つ総理大臣に向けて、「死んでしまえ!」「人間のクズ」と罵倒することが、
同一線上で語られ、批判され、制約を受けて良いのでしょうか?
これは「ミソ」も「クソ」も一緒くたにした詭弁と私は思います。
もちろん、「政権側に都合の良い」詭弁です。
☆
私個人は、誰に対してであれ、「死ね」とか「人間のクズ」などという下劣な言葉は使いたくありません。
「ペテン首相だ!」とか、「口から息を吐くようにデタラメを言う首相だ」くらいはいいでしょう。
ちなみに、西村担当大臣には、「あの『女体盛り』の西村氏」と言いたくなります(^◇^)
2020.05.29 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 政治・社会