■ Jユースカップの決勝戦第22回となるJユースカップの決勝戦は12月23日(火)に大阪市にあるヤンマースタジアム長居で行われた。鹿島ユースは1998年と2004年に次ぐ3回目の決勝進出で、G大阪ユースは1994年と1996年と2000年と2002年と2008年と2012年に次ぐ7回目の決勝進出となる。鹿島ユースは1998年と2004年大会はいずれも日本一に輝いているが、G大阪ユースは過去の決勝戦の成績は3勝3敗のイーブン。鹿島ユースが勝つと2004年以来の日本一で、G大阪ユースが勝つと2008年以来の日本一となる。
鹿島ユースは「4-2-3-1」。GK山田。DF寺門、中野、町田、大里。MF千葉、大橋、鈴木優、平戸、田中。FW吉岡。この中ではボランチのMF大橋とサイドハーフのMF鈴木優の2人がトップチーム昇格を決めている。MF大橋は184センチの大型ボランチで、MF鈴木優も180センチとサイズのある選手である。2年生のDF町田は187センチの大型CBで、しかも、左利き。1997年8月25日生まれなので、5年後に迫った2020年の東京五輪のときに日本代表の守備の要になるのではないかと大きな期待を受けている。
一方のG大阪ユースは「4-2-2-2」。GK林瑞。DF吉村、吉岡、前谷、初瀬。MF市丸、山崎、堂安、岩本。FW高木、妹尾。こちらはGK林瑞、MF嫁阪、FW妹尾、FW平尾という4名のトップチーム昇格が決まっている。U-19日本代表で、昨秋のU-19アジア選手権で大活躍したボランチのMF井手口も高校3年生となるが、昨年の3月の時点でG大阪のトップチームとプロ契約を結んでいるため、ユースの大会には出場することはできない。MF堂安はU-16日本代表の一員として昨秋のU-16アジア選手権に出場している。
■ 鹿島ユースが3度目の日本一に輝く。試合の序盤は静かな展開となる。鹿島ユースはしっかりとブロックを作って守りを固めて、奪ったボールはロングボール中心という縦に速いサッカーを見せた。そのため、パスサッカーが持ち味のG大阪ユースはなかなかリズムをつかめない。前半20分あたりを過ぎるとようやくG大阪ユースが自分たちのリズムでボールを回す場面を作り始めるが、前半42分に鹿島ユースが左サイドのFKを獲得すると、いいタイミングでゴール前に入って来た右SBのDF寺門が決めてなかなか決定機を作れなかった鹿島ユースが先制する。
後半は1点を追うG大阪ユースがほぼ一方的に攻め込む展開となる。鹿島ユースは途中出場でドリブラーのFW色摩の突破から2度ほどチャンスを作ったが、それ以外はほとんどいい形を作れない。何とか試合の終盤まで1対0のスコアを維持していたが、後半39分に途中出場でトップチーム昇格が決まっているG大阪ユースのFW平尾が自ら得たPKを確実に決めてG大阪ユースが1対1の同点に追いつく。試合は10分ハーフの延長戦に突入するが、延長戦でゴールは生まれず。PK戦にもつれ込む。
PK戦で活躍したのは鹿島ユースの3年生のGK山田で2つのシュートを阻止した。結局、4対3でPK戦を制した鹿島ユースが勝利して2004年大会以来の日本一に輝いた。このときのチームには昨シーズンまではJ2の岡山でプレーしており、今オフにJ1の松本山雅に移籍したDF後藤圭が在籍していた。一方のG大阪ユースはFW宇佐美やMF大森などが在籍しており、MF山口蛍やMF扇原らがいたC大阪U-18とのダービーを制した2008年以来の日本一はならず。札幌U-18に1対5で大敗した2012年大会に続いてファイナルで敗れた。
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◆ まとめ #988 【JYC決勝:鹿島ユース×G大阪ユース】 天才肌のMF堂安律をどう育てるのか? (2015/2/2)
・Jユースカップの決勝戦
・鹿島ユースが3度目の日本一に輝く。
・現実的なサッカーを見せた鹿島ユース
・類稀な才能を持ったG大阪ユースの堂安律
→ 12月23日(火)に行われたJユースカップの決勝戦は鹿島ユースとG大阪ユースの対戦となりましたが、PK戦の末、鹿島ユースが勝利して3度目の日本一に輝きました。一方のG大阪ユースはFW宇佐美がエースだった2008年以来となる日本一は逃しましたが、タレントが豊富です。中でも1年生のMF堂安は相当なポテンシャルを持った選手なので、彼をどのように育てていくのかが注目されます。
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