■ キーパーの世代交代は難しい。クルピ監督が復帰したC大阪は選手の入替えの激しいオフになったがキーパーはGKアン・ジュンス(→釜山アイパーク)が退団してGK永石(→福岡)とGK茂木秀(→町田)が期限付き移籍となった。ベテランのGK松井(水戸)を獲得しているが他にはGKキム・ジンヒョンのみ。キーパーは新体制のお披露目のときは2人しかいなかったがベトナム代表のGKダン・バン・ラム(ムアントンU)を獲得した。例年、J1の各クラブのキーパーは3人 or 4人である。ACLがあることやコロナに感染するリスクがあることを考えると4人は確保したい。
万一のときはユースから借りることはできるが最終手段である。GKダン・バン・ラムはもちろんのこと、GKキム・ジンヒョンも再来日できていないと思うので不安はある。「あと1人はキーパーを確保したい状況」と言える。ただ、GKダン・バン・ラムが加入したことで厚みは増した。2009年からずっとC大阪の正キーパーを務めてきたGKキム・ジンヒョンも33歳になったのでそろそろ後釜が必要である。来オフにGK永石やGK茂木秀が期限付き移籍先で経験を積んで力をつけてC大阪に戻ってくるのは理想的な形と言える。
キーパーの世代交代は難しい。J1はGKキム・ジンヒョンを含めて北京世代の優秀なキーパーがたくさんいる。GK西川(浦和)、GK東口(G大阪)、GK林彰洋(FC東京)、GKチョン・ソンリョン(川崎F)が代表格に挙げられる。いずれも34歳前後になったがまだまだJ1屈指である。他のポジションと比べると年齢を重ねてもパフォーマンスは落ちにくいが30代中盤に差し掛かるといつガクッと落ちてもおかしくない。絶対的なベテランを擁するクラブがどういう風にキーパーの世代交代を進めるのか?は興味深いところである。
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◆ まとめ #2728 【Jリーグ】 キーパーの世代交代は難しい・・・。 (2021/1/31)
◇ キーパーの世代交代は難しい。
◇ 世代交代が進みつつあるFC東京
◇ 2020年に世代交代が進んだ鹿島
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