風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: カメラ

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モダンカメラマンⅩLⅦ vol.2

 今日で1月も終わりですね、早いもので今年ももうあと11ヶ月。

 さてNEX-7はどんなカメラか。

R1058977.jpg

 NEXとは、New Experience の略らしいのですが、結局いわゆるミラーレス一眼、初中級用のデジタル一眼レフと同じ、APS-Cサイズ、昔の35mmハーフサイズほどの撮像センサーを搭載する、レンズ交換式カメラです。

 このサイズの撮像センサーを使っているカメラは、デジタル一眼レフでは、ニコン、キャノン、ペンタックス、ソニー、シグマですが、ミラーレスでは、ライカ、ソニー、フジフィルム、リコー、エプソンになります。韓国製もあったかな。
 レンズ固定式だと、シグマ、ライカ、リコー、フジフィルム。

 バルナックライカ並みに、とにかく小さいボディですが、フラッシュも内蔵しています。

R1058985.jpg

 そしてそのセンサーの画素数は、なんと約2400万。メモリースティックやSDHCカード(どちらでも使えます)に残る画像のサイズは、6000x4000ピクセルになります。

 個人的にはこんなにでかいサイズの画像は不要なのですが、昔からスペックの数値を重視して製品を開発してきたSONYの技術は尊敬に値します。

R1058988.jpg

 シャッター音もものすごくメカニカルで、かつ小さく、マイクロフォーサーズのシャッター音のように安っぽくなく、マニアの心をくすぐります。

 毎秒10コマの高速連写が出来たり、60pや、24pのフルハイビジョン動画が撮れたりもするのですが、あまり使いそうもありませんね。

 使い勝手的には、右手親指部に並ぶ二つのダイヤルに特徴があります。

R1058984.jpg

 デフォルトでは、左がモードによって絞りなど、右が露出補正、背面のもう一つのダイヤルがISO値になっています。
 特に左ダイヤルは、プログラムモードで絵を見ながらボケの調整に使えますね。とても使いやすいレイアウトです。

R1058981.jpg

 3インチの液晶モニターは、ローアングルやハイアングル撮影用に、チルトのみが可能です。
 視野角もめちゃ広いし、この手のカメラで自分撮りする人は少ないでしょうから、これで十分。

R1058982.jpg

 そして更に、ここが私にとってはもっとも重要だったのですが、有機ELのXGA、約235万ドットのEVFが内蔵されているのですね。位置もM型ライカと同じ左上(カメラマンから見て)角。

 一眼レフスタイルのファインダーだと、私の低い鼻でも液晶モニターに当たるのですが、この位置ならグーー。

 これがすごい。

R1058983.jpg

 もともと私はEVFで十分派。ファインダーは構図を決められて、ピントが確認できれば良いので、必ずしも光学レフファインダーである必要はないと思っているのです。
 初めてLUMIX G1のファインダーを覗いた時には驚かされたものですが、これはもっとすごい。

 これまで使ったことがあるEVFのカメラ、シャッターを押したあと、1秒前後、ファインダー像が消失する、ブラックアウトするのが普通でした。

 これはやはり困りもの。動いているものが1秒間見えなくなるというのは、大きいですよね。被写体がどちらに移動したのかもわからなくなります。

 ところが、NEX-7のEVFは、体感的には、光学式の一眼レフと同じぐらい、0.1秒ぐらいでファインダー像が復帰するんです。もちろん背面の液晶モニターでも同様。これはいい。

 レンズマウントは、αEマウント。サードパーティ製のレンズは少し出てきていますが、今のところ採用しているのはSONYだけ、いつもの様に孤高です。

R1058986.jpg

 最近発表されたFujifilmのX-Proも、同じセンサーサイズを採用したのに、別のマウントになってしまいました。

 しかし例によって変換アダプターで、様々なレンズを楽しむことは出来ます。

R1058987.jpg

 とりあえずライカM用だけは揃えました。

 ちなみに、Lumix GH2 + ズームレンズ2本があおりでドナドナとなりました。
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テーマ : デジカメ  ジャンル : 写真

Comments

成程!
☆風写さんへ

前評判通り、さすが最新鋭機と言った感じで、良いとこ満載のカメラですね。

デザイン的にもグリップが大きくなりフォールドしやすいようですが、本体の薄さには驚きです。

最近特に思うのですが、多機能のカメラが主流で(携帯電話もそうで、玩具としては面白いのですが・・・)写真をシンプルに撮るだけのカメラって少ないですね・・・

お誘いありがとう!

それから・・・
ただ待ってる訳ではないのですが、土日のGarage Cafeの来客も有り、タイミングが合わないだけですので、タイミングさえ合えば喜んでお邪魔しますよ。

さすが、メカのプロ
風写さん。
久しぶりの訪問です。
ふむふむと読んでいるうち、ついていけなくなりました。
ソニーのカメラは、かつてのミノルタの開発陣が頑張っているのでしょうね。

おはようございます
遂に来ましたね。
かっこいい~。
次回ガレージにお邪魔したらX-PRO1と一緒に見せてもらえますね。
LYNX☆さんへ
フォールドされちゃったら困りますが、ホールドはしやすいです。
ただ良いグリップ感覚って親指のポジションが重要だったりするんですよね。

カメラはおまかせポジションに合わせて動かさなければ、写真を撮るだけのシンプルなものになりますよ。
それ以外の機能を全て省いたモデルを作っても、原価は下がらないし、どうせ数もでないので、出回りません。

M7やM9を使ってください。
kazuさんへ
実る田の皆さんも頑張っていると思いますが、小型化の技術はSONYがもともと持っているものですね。
おおさんへ
4ヶ月待ちましたよ。
TTだって納期はもっと短かったです。

Zeissの24mmレンズ(36mm相当)を買おうか思いっきり悩んでいます。
買っちゃえ!
☆風写さんへ
悩む事ないさ・・・
LYNX☆さんへ
知ってます知ってます
LYNX☆さんの趣味は、とにかく欲しいカメラを買ってすぐまた売ること。
買うのが一番重要に見えます。

私は選んで悩んで買って使うのが趣味なんです。
出来れば死ぬまで手元に置いておくカメラを買いたい。

それでも使ってもらえないカメラがいくつもあって、もう棺桶には入りきりませんけど。いや、棺桶には入りきるけど、私が入れない。
泣く泣く断捨離も少しだけしています。

それで、X-Pro1は発注したんでしょうね。
してないしてない・・
☆風写さんへ

ちょっと誤解が有るようですね(笑

確かに悩む事は少ないけど、これぞというものは手離さないで手元に有りますよ。

「棺桶」に入れる?勿体ない勿体ない!

ツアイスのレンズは悩む余地なしじゃないですか、それに代わるものが有れば別ですが。

それにしてもEマウントレンズ種類が少ないですね。
追伸
LYNX☆さんへ
だったら、買っちゃえ!!
おおさんも楽しみにしているようですよ。

Eマウント、Sigmaからも出ます。
マイクロフォーサーズもそうですが、私なんかが欲しい単焦点レンズなんて、ほとんど売れそうもないから発売されないのでしょう。やむを得ませんね。






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プロフィール

風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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