バデーニがついに、地動説を完成させるお話でした。
オクジーが住んでいるぼろ屋に、バデーニが顔を出しました。何かと思えば、研究に没頭する場所としてこのぼろ屋を貸せというのです。それだけでも傲慢ですが、オクジーがヨレンタから文字の読み書きを教わっていると知ったバデーニは、それをバカにしました。
バデーニに言わせると、文字の読み書きができるのは選ばれた人間だけにすべきなのだそうです。誰もが読み書きができたら、世界はゴミのような情報であふれかえってしまうからだそうです。この言葉にはドキッとさせられましたが^^;、みなに等しく読み書きを学ぶ機会が与えられない世界は、個人的にはやはりイヤだなあと思いました。
そしてバデーニが、ここまで知の共有や独占にこだわる理由が明らかになりました。かってバデーニには、親友がいました。しかし、その親友にバデーニは研究成果を奪われたのです。バデーニは親友に決闘を申込み、彼を殺しました。バデーニの顔についた傷は、その時のものだったのです。
バデーニと一緒に教会を維持しているクラボフスキは、難しい質問をされた時にはバデーニの知識を当てにしていました。もちろんバデーニが無償で知識を提供するはずもなく、その代償として紙やインクを手に入れていました。そんなバデーニに、クラボフスキは以前から読みたいと思っていた本について尋ねました。それは異端とされるものらしいですが、異端とはどういうことかを知るためという口実があれば知ることができるようです。
それを知ろうと(?)クラボフスキは、街の図書館を訪れます。そこはピャスト伯の研究施設でした。しかしピャスト伯が亡くなったことで、図書館は一時的に閉鎖されていました。がっかりして帰ろうとするクラボフスキは、庭で1冊の本が落ちているのを見つけました。これは今後の伏線なのかな!?
一方、バデーニの研究は行き詰まっていました。バデーニは星の軌道を真円と想定して研究していました。しかし、それでは実際の星の動きとの間に、許容できない誤差が生まれてしまうのです。この世界は神が作り出した完璧なもの。ゆえに星の軌道は真円であるべきという枷から、バデーニは抜け出せずにいたのです。
思い悩んだバデーニは、観測結果に誤りがあるのではとさえ考え始めます。しかし、オクジーの持っていたペンダントがヒントになり、ついにバデーニは星は真円ではなく楕円軌道を描いて動いているという結論に達しました。
これで終わりかと思ったら、教会は異端者のさらなる弾圧のための準備を進めていました。教会は自分たちが行っている弾圧が、異端者を救済することになると信じていました。そんな教会に、オクジーやバデーニ、ヨレンタがどう立ち向かうのか気になります。
今回はバデーニが主人公でした。彼が傲慢で独善的な人間になったのには、それなりの理由があったんですね。そんなバデーニの影で、読み書きを勉強したり、貧しい人たちに施しをするオクジーの人の良さが印象的でした。それから、バデーニと同じ教会で働くクラボフスキの言動も心に残りました。バデーニの傲慢さに怒りを感じつつも、それを自分の未熟さだと思える謙虚さは大切だなあと思いました。
オクジーが住んでいるぼろ屋に、バデーニが顔を出しました。何かと思えば、研究に没頭する場所としてこのぼろ屋を貸せというのです。それだけでも傲慢ですが、オクジーがヨレンタから文字の読み書きを教わっていると知ったバデーニは、それをバカにしました。
バデーニに言わせると、文字の読み書きができるのは選ばれた人間だけにすべきなのだそうです。誰もが読み書きができたら、世界はゴミのような情報であふれかえってしまうからだそうです。この言葉にはドキッとさせられましたが^^;、みなに等しく読み書きを学ぶ機会が与えられない世界は、個人的にはやはりイヤだなあと思いました。
そしてバデーニが、ここまで知の共有や独占にこだわる理由が明らかになりました。かってバデーニには、親友がいました。しかし、その親友にバデーニは研究成果を奪われたのです。バデーニは親友に決闘を申込み、彼を殺しました。バデーニの顔についた傷は、その時のものだったのです。
バデーニと一緒に教会を維持しているクラボフスキは、難しい質問をされた時にはバデーニの知識を当てにしていました。もちろんバデーニが無償で知識を提供するはずもなく、その代償として紙やインクを手に入れていました。そんなバデーニに、クラボフスキは以前から読みたいと思っていた本について尋ねました。それは異端とされるものらしいですが、異端とはどういうことかを知るためという口実があれば知ることができるようです。
それを知ろうと(?)クラボフスキは、街の図書館を訪れます。そこはピャスト伯の研究施設でした。しかしピャスト伯が亡くなったことで、図書館は一時的に閉鎖されていました。がっかりして帰ろうとするクラボフスキは、庭で1冊の本が落ちているのを見つけました。これは今後の伏線なのかな!?
一方、バデーニの研究は行き詰まっていました。バデーニは星の軌道を真円と想定して研究していました。しかし、それでは実際の星の動きとの間に、許容できない誤差が生まれてしまうのです。この世界は神が作り出した完璧なもの。ゆえに星の軌道は真円であるべきという枷から、バデーニは抜け出せずにいたのです。
思い悩んだバデーニは、観測結果に誤りがあるのではとさえ考え始めます。しかし、オクジーの持っていたペンダントがヒントになり、ついにバデーニは星は真円ではなく楕円軌道を描いて動いているという結論に達しました。
これで終わりかと思ったら、教会は異端者のさらなる弾圧のための準備を進めていました。教会は自分たちが行っている弾圧が、異端者を救済することになると信じていました。そんな教会に、オクジーやバデーニ、ヨレンタがどう立ち向かうのか気になります。
今回はバデーニが主人公でした。彼が傲慢で独善的な人間になったのには、それなりの理由があったんですね。そんなバデーニの影で、読み書きを勉強したり、貧しい人たちに施しをするオクジーの人の良さが印象的でした。それから、バデーニと同じ教会で働くクラボフスキの言動も心に残りました。バデーニの傲慢さに怒りを感じつつも、それを自分の未熟さだと思える謙虚さは大切だなあと思いました。
最終更新日 : 2024-12-02