時々の記録

ようやくルパン対ホームズの続きが始まりました。

ルパンの前に現れて以来、ホームズは精力的に活動していました。これまではリリーを守ることを最優先にしてきたホームズですが、本来はこのように活動的な男だったのです。

ホームズとたまにしか顔を合わせられなくなり、リリーは寂しそうです。そんなリリーの前に、レストレード警部が現れました。するとレストレード警部の前で、リリーは頭痛を起こして倒れてしまいました。これまで封印してきたリリーの記憶が、いよいよ蘇りかけているのです。

犯罪者にとって、再び目障りな存在となったホームズに刺客が差し向けられました。しかしホームズは、それを予測していました。ここからの展開は、オリジナルのホームズの「空き家の冒険」をなぞらえた展開でした。

ホームズの様子をうかがうルパンの前に、銭形警部が現れました。ルパンはホームズの部屋が見える場所にいましたが、そこにはホームズを狙う刺客もいたのです。ルパンと銭形警部は、刺客の後を追います。しかし相手は、強力な空気銃を持っていて簡単には近づけません。

そしてルパンは、銭形警部に10年前の出来事を語りました。レイブンの情報を持つ男が、スコットランド・ヤードに取引を持ちかけました。情報を提供する代わりに、これまでの自分の罪をなかったことにして欲しいというのです。

その男は念のために、フランスに滞在することになりましたが、警備の隙を突いて逃げ出してしまいました。男はレイブンから送られた刺客に殺されました。その現場を運悪く目撃してしまったのが、ホームズの相棒ワトソンだったのです。

ワトソンは熱を出したリリーを病院に連れて行く途中で、事件を目撃しました。刺客と争ったワトソンは、そこで殺害されてしまったのです。その現場にはルパンもいて、事件の一部始終を目撃していました。リリーが見たのは、ワトソンに駆け寄ったルパンだったのです。

父親を殺されたリリーは、記憶を封印してしまいました。しかし記憶が蘇れば、リリーは父親を殺害した犯人のことを思い出すかもしれません。ルパンはリリーを過去と向き合わせるために、再びホームズの前に現れたのです。

そして今ルパンと一緒にいる銭形警部こそが、ホームズの変装した姿でした。２人は協力して、刺客を追い詰めました。ホームズを狙ったのは、モラン大佐という男でした。彼の背後には、プロフェッサーが控えています。どうやら、この世界にはホームズだけでなく、モリアーティ教授もいるようですね。

レイブンだけでなく、モリアーティ教授が存在することもほのめかされて、ますます面白くなってきました。(^^)