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人を狂気に駆り立てる五輪の魔力




・産経コラム:【主張】五輪選手の接種 安全開催に国民は理解を
こちらです

要するに、五輪成功の為に、高齢者は犠牲になって下さいね、と新聞が堂々と主張しているとしか思えない。さすが、産経新聞は政府の御用メディアと揶揄されるだけのことはあります。

ワクチン接種において、五輪選手が高齢者より優先されるのは当然、という考え方は、ある種の優生思想に通じる感じがし、実に恐ろしいと思います。

しかも、これで選手達に対し、「胸を張れ」とまで言っている。

正気か?


・リテラ記事:「正気か? 東京都が東京五輪の観戦に小中学生ら81万人を動員計画! 感染拡大最中に各学校に通達、観戦拒否すると「欠席扱い」
こちらです

記事が事実とすれば、正気か?ではなく、もはや、狂気。

戦時中の学徒動員じゃあるまいし。

少なからぬ政治家や役人やメディアをここまで狂わせる、「五輪の魔力」は相当なものですね。


恐ろしい。。。


4月28日に開催された東京五輪・パラリンピックの5者協議で、バッハ会長は、「日本の社会は連帯感をもってしなやかに対応している。大きな称賛をもっている。精神的な粘り強さ。へこたれない精神をもっている。それは歴史が証明している。逆境を乗り越えてきている。五輪も乗り越えることが可能だ。献身的な努力で未曽有のチャレンジをしている」

と述べたそうです。

こういう精神論で誉めれば日本人は喜ぶだろうと考えるの甘い!

私は逆に、バカにされた感じを受け、不愉快です。

日本人を舐めくさっている。



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2021.04.30 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



コメント

準備に掛けたものを取り返したい

 片割月様。

 緊急事態宣言となっても、様々な興行は、主催者の対応によって変わっていると思います。原則は禁止だと思うのですが、やはり、そういうわけにいかない事情が沢山あるようです。

 例えば、私の関わっていた能楽の公演を例に取れば、まず、演目が決まって、出演者を決定して、公演場所を予約する。ここからが主催者側の下準備となります。チケットを印刷して貰いチラシを作成する。これは数か月前に完了していなければなりません。
ここから、まず、身内に購入して貰えるチケットを理事会でグループごとに配布する仕訳をします。その後、チラシや案内状を友の会や主な関係機関に発送する必要があります。これは有志で一日がかりで行います。それから、残ったチラシを今度は、それぞれの裁量で公民館図書館、公会堂などに配布します。その際、市や県、団体などに後援をお願いします。チケットが捌き切れない物は、カンフェティにお願いしたり、割引サイトなどで、売るケースもあるようですが。この後援に「市の教育委員会」などの教育機関があった場合、学生も公演に駆り出される場合が出てきてしまうのです。(全てではないですが、とても大きな力を持った主催者なら、そのごり押しは可能です。市などの後援は名前を貸すだけで、何もしてくれないのが前提ですが、テレビ取材や地域活性化につながる、コマーシャル効果があると思えば、どんどんそのごり押しに乗ってしまうでしょう)

 長々とお話して来ましたが、見切り発車でこうした作業をしてしまっていると、それまでの努力とつぎ込んだお金が全部無駄になると思い、何が何でも実行する、と言うスタンスになってしまいます。
 
 能楽協会はその団体、能楽堂によっても違うので、強行突破して無理やり公演するケースもあれば、中止、もしくは無観客にする、という選択、日延べしてスライド公演と言う事になります。
これは全て、主催者側の都合でありまして、観客の安全とか、気持ちは全く、反映されません。当然,見に来るべき、来たいに決まっていると思い込んでいます。ましてや、主催者の手伝いのお弟子さんや関係者が先生に意見する事は禁物。先生が暴走した場合、もう、止める手立てはない、と言う事です。
ある流派では、お家元が重病なので、昨年から、一切公演は行わず、お稽古も中止している関係で、人気の能楽師さんが珍しく他流派に客演すると言うハプニングもありました。

 長くなってしまいました。つまり、能楽会をそっくり、五輪に当てはめてみるとその構図がお判りかと思います。一度走り出したら止められない、と言うのが、こういうイベントの宿命だと思います。柔軟に開催に関する是非の選択肢を考えておく必要もあるのでしょうね。

2021/04/30 (金) 09:11:39 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

Re: 準備に掛けたものを取り返したい

まるさん様、こんばんは^^

能の世界でのお話、とても分かり易いです。

主催者側の事情からすれば、さもありなん、と思います。

これほど大掛かりな世界ではなくとも、似たような話はありますね。

山登りもその例です。

せっかく会社から休暇を取り、友人と打ち合わせ、登山計画を練り、必要なものを買い、楽しみにしていたのが、

天候不良で中止なんてヤダ!となり、

悪天候の中、登山を強行した為に気象遭難を招く例が少なくありませんね。

山での遭難の多くが気象遭難らしいです。


それゆえ、「引き返す勇気が大切」と言うのでしょう。

このまま五輪を強行すれば、大遭難になるかもしれません。

2021/05/01 (土) 00:42:11 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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