風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: 博物芸術

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ミュシャと、むしゃむしゃ

 横手と言えば、秋田ふるさと村内にある、秋田県立近代美術館。

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 県庁所在地から離れた場所に、これだけの県立美術館があるのは珍しいと思う。

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 今回たまたま開かれていたのは、ミュシャの特別展だ。

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 朝一で突入した。

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 ノンフラッシュなら撮影可、とのことなのだが、前面に透明パネルがあるため、どうしても照明の反射が入ってしまう。

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 それで、少し斜めから、なるべく反射が映りこまないように。

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 このくりくりした髪の毛の描写が、最大の特徴だと思う。

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 あとはウィキペディアから引用。

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 アルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha、1860年7月24日 - 1939年7月14日)は、チェコ出身のグラフィックデザイナー、イラストレーター、画家。「ミュシャ」という表記はフランス語の発音によるものであり、チェコ語の発音を邦訳するとムハになる。

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 アール・ヌーヴォーを代表する画家で、多くのポスター、装飾パネル、カレンダー等を制作した。ミュシャの作品は星、宝石、花(植物)などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴である。


 これはちょっと、ウィリアム・モリスっぽい。

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 イラストレーションとデザインの代表作として『ジスモンダ』『黄道十二宮』『4芸術』などが、絵画の代表作として20枚から成る連作『スラヴ叙事詩』が挙げられる。

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 彼の出世作は1895年、舞台女優サラ・ベルナールの芝居のために作成した『ジスモンダ』 (en:Gismonda) のポスターである。これはベルナールが年の瀬に急遽ポスターを発注することにしたが、主だった画家が休暇でパリにおらず、印刷所で働いてたミュシャに飛び込みで依頼したものだった。

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 威厳に満ちた人物と、細部にわたる繊細な装飾からなるこの作品は、当時のパリにおいて大好評を博し、文字通り一夜にして彼のアール・ヌーヴォーの旗手としての地位を不動のものとした。

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 サラ・ベルナールの他、煙草用巻紙(JOB社)、シャンパン(モエ・エ・シャンドン社)、自転車(ウェイバリー自転車)などの多くのポスターの制作をおこなっている。これらは女性と様式化された装飾の組み合わせが特徴的である。特に1896年に制作されたJOB社のポスターは大変人気があり、コレクター用に小型判が作られている。

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 ポスターに並び、装飾パネルも数多く手がけている。2点ないし4点のセットの連作が多く、いずれも女性の姿を用いて様々な寓意を表現している。

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 パリでの初期苦闘時代、ミュシャは雑誌の挿絵によって生計を立てていたが、次第に認められ、パリの大出版社、アルマン・コランの挿画家として活躍するようになる

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 1910年、故国であるチェコに帰国し、20点の絵画から成る連作『スラヴ叙事詩』を制作する。この一連の作品はスラヴ語派の諸言語を話す人々が古代は統一民族であったという近代の空想「汎スラヴ主義」を基にしたもので、この空想上の民族「スラヴ民族」の想像上の歴史を描いたものである。スメタナの連作交響詩『わが祖国』を聴いたことで、構想を抱いたといわれ、完成までおよそ20年を要している。

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 ミュシャの有力コレクションの一つは日本にある。堺市が所有し、堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館で一部が展示されている「ドイ・コレクション」である。「カメラのドイ」の創業者である土居君雄が、本業の買い付けや商談の為に渡欧する度に買い集めた。

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 土居が1990年に他界すると遺族は相続放棄し、1993年、土居夫妻が新婚時代に居住したことのある堺市に寄贈された。

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 ビスケットケース。

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 お皿。

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 そしてポストカード。

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 現代ポップアートの走りだな。

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 良かった。
 たくさん画像を載せたが、もちろん展示品のほんの一部。

 オマケに少し常設展も。

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 地元作家の、寺田廣業。 狩野派だ。

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 忠良さんもある。

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 そう、ここからの鳥海山も見事。

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 好い美術館だ。

 しかも、外に出たら晴れてきた。

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 また来てね。

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 ワン、ワン。

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 ふるさと村のショップを冷かしたが、少し古臭い。要改善だ。

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 その後郊外のこのお店へ。

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 横手やきそば四天王常連の、藤春食堂だ。初めての訪問。

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 ネット情報だと、11:30開店だったが、早めに着いたら開いていた。

 品書き構成が複雑だが、結局普通の焼そばに、玉子と肉、そして並中ダブルの組み合わせだな。

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 朝メシたっぷり食ってたし、時間も早いので、大盛りは避けて、量より質的な、いちばん高いメニューを頼んでみた。

 特製焼そば700円。

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 なんと麺がダブルだよ。特盛じゃん。

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 でもこのつゆだくソースが好きだ、美味い。

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 土曜日だったし、もっと行列していると想像したのだが、がらがらで拍子抜け。
 これもコロナ禍か。

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 増田から東成瀬を抜けて、大森トンネル。

 禁断の岩手県に入ってしまったら、雨。

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 石ぶつけられないか、仙台ナンバー。
 でも霧雨で、よく見えない状態。

 奥州湖から南へ逸れて、宮城へ戻り栗原へ。

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 ほっとした。

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 金成沢辺で、友人夫妻が土日だけ営業している、木香珈琲。

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 今月開店一周年を迎えた。

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 カウンター上には、店主自作のアクリル製、アンチウィルスパネル。

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 アイスコーヒーと、奥様手作りのラズベリーチーズケーキをいただき、栗駒山ブレンドを挽いてもらう。

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 東北道を爆走して帰仙。
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プロフィール

風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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