はてなキーワード: 起訴とは
児ポ法改正の攻防を、警察・弁護士・研究者から取材した。その経験から断言する。
2010年と今では、CSAM捜査の精度が、構造的に変わっている。
英国の「VTuber逮捕」拡散の件、ここで一度きちんと書いておく。
何が変わったか。
NCMEC(米国・行方不明児童搾取児童センター)、IWF(英国インターネット監視財団)、Project VIC等が運用する既知CSAM画像ハッシュデータベースは、2010年代を通じて飛躍的に拡充された。
アップロードや所持の段階で、実在児童の被害画像が機械的に特定される。
FATF勧告、Visa/Mastercardのアクワイアラー監督、決済プラットフォームのコンプライアンス強化により、CSAM販売・購入の金銭的痕跡の追跡精度が劇的に上がった。
Apple、Google、Meta、Microsoftがクラウド・送信トラフィックでハッシュ照合を実行する。
実在児童の被害画像の検出から始まり、その捜査の過程で、被疑者のデバイス全体が押収・解析される結果として、漫画やイラストも証拠物件に含まれる。
だが2010年頃に比べれば、「漫画一枚で恣意的に逮捕」という事案の発生確率は、構造的に大きく下がっている。
なぜなら、警察が大量のリソースを投じて家宅捜索・デバイス押収・国際法務手続きを動かすには、事前に蓄積された具体的・客観的な手がかりが必要だからだ。
匿名通報や個人の好みだけでは、現代の警察は動かない。動けない。
リソース不足、手続き厳格化、人権訴訟リスクが、それを許さない。
私が2011年頃に取材したスウェーデンのシモン・ルンドストロム事件——
漫画翻訳家が、元妻の「彼はペドファイルだ」という通報を受けたスウェーデン警察に家宅捜索され
実在児童被害の証拠が一切出なかったにもかかわらず、所持していた日本の漫画を理由に起訴・有罪判決を受けた。
最終的に最高裁で無罪になったが、スウェーデン司法の汚点として記録される事案だ。
当時、私はこの事件を「警察の捜査着手判断が甘かった」「個人的怨恨による通報を裏取りなく受理した」と批判的に取材した。
この種の冤罪パターンは、2010年代前半までは確かに存在した。
(a) 実在児童被害コンテンツの捜査の過程で、漫画類が同時に発見・押収された(「漫画が逮捕の理由」ではなく、「漫画も押収物に含まれていた」)
(b) 商業的・継続的な大量制作販売活動の全体が捜査対象となり、その内訳に漫画類が含まれていた
(c) 拡散ナラティブそのものが、当事者または周辺アクターによって意図的に「漫画一枚で逮捕」と縮減されている
Coroners and Justice Act 2009 Section 62の運用も同様だ。
過去判例(2011年・約3,000点、2018年・約2,000点以上、2024年・大量)を見れば
だから、海外発「漫画が理由で逮捕」のニュースは、まず疑うのが現代のジャーナリスティックな基本動作だ。
これが認知の歪みだ。
そして、認知の歪みを構造的に増幅する装置が、今回の英国VTuber事件で複数稼働した。
第二の波:元都議のKら拡散者による「英国規制ディストピア」フレームの増幅(5月1日)
第三の波:「友人」を名乗るアカウントによる保釈書類公開(5月3日)。
第四の波:Kiwi Farms系コミュニティによる「実は本人がペドファイル系作品の長年の支援者だった」という対抗ナラティブ(5月5日)
にもかかわらず、それぞれの波が押し寄せるたびに、私たちは「これで真実がわかった」と錯覚する。
ここで、今回の拡散の主役の一人について明確に書いておく。
これは私の主観的評価ではない。事実関係としてそう判定できる根拠がある。
1:今回の件で、信憑性が確定していない段階の話を「事実」として拡散した。
一次情報は本人の自己申告のみで、英国警察の公式声明も主流メディアの裏取り報道もなかった。
2:作品実態(toddlercon=幼児的キャラのポルノを継続販売していた事実)への言及を完全に欠落させ「自分が描いたイラストを所持していたという理由で」と中立化して提示した。
3:これが最も重要だが、過去、不正確な情報を流布している点を指摘したフォロワーをブロックすることで対応してきた。
私自身、複数回にわたって彼の発信の事実誤認を指摘した結果、ブロックされて現在に至る。
検証可能な事実誤認の指摘に対して、議論ではなくブロックで応じる発信者はジャーナリスティックな批判検証のサイクルから自らを切り離している。
元都議という肩書がその発信に権威を与えるなら、その権威は誤用されている。
私が8月刊行予定の新著では、こうした認知の戦場の構造を扱う。
CSAM捜査の現代的精度、国際金融規制との連動、プラットフォームのスキャン体制、これらを正確に踏まえずに、海外の表現規制を語ることはできない。
正確に踏まえないままの拡散は、表現の自由を守るどころか、規制推進派に弾薬を提供し
規制レジームを強化する自滅的フィードバックループを生む。
最後に書いておく。
X現アルゴリズムは、検証された情報も検証されていない情報も、エンゲージメント効率だけで等価に拡散する。
むしろ感情を煽る未検証情報の方が、慎重な検証記事より速く遠くへ届く。
「英国は北朝鮮」「独裁政治そのもの」というフレーズが80万ビューを獲得する。
だから、規制推進派に「表現の自由派は児童保護にすら反対する連中」という弾薬が無償で供給される。
これは敵失ではない。自殺点だ。
誰がフレームを作り、誰がそれを増幅し、誰が結果として規制レジームを強化するのか。
高市早苗「逃げません」→嘘
高市早苗「高校時代はバイクとロックバンドをやってました」→嘘
高市早苗「私の事務所側もサナエトークンのことは知らない」→嘘
高市早苗「ルールを守れない人は日本から出て行ってもらう」→嘘
高市早苗「ナフサは少なくとも国内需要4カ月分を確保している」→嘘
高市早苗「国の品格として食品の消費税率はゼロ%にするべき」→嘘
高市早苗「野党の審議拒否で予算の年度内成立ができなくなった」→嘘
高市早苗「ガソリン減税効果で実質賃金をプラスにしたのは私です」→嘘
高市早苗「統一教会の関係者がパーティー券を購入した事実はない」→嘘
高市早苗「バイデン前大統領の肖像(オートペン)を指さして笑ってない」→嘘
高市早苗「南鳥島のレアアースで日本はこれからレアアースには困らない」→嘘
高市早苗「礒崎さんという名前を知ったのは今年(2023年)3月になってからです」→嘘
高市早苗「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」→嘘
高市早苗「外国人は犯罪をして逮捕されても警察の通訳の手配が間に合わず不起訴になる」→嘘
高市早苗「今日の五輪選手団との懇談会はキャンセルします。理由は公務が入ってしまったためです」→嘘
高市早苗「私自身もワークライフバランスという言葉を捨て、働いて働いて働いて働いて働いて参ります」→嘘
エプスタイン問題を見ていても思うけど、それが弱みでさも脅されているかのような印象を匂わせるためのツールとしてしか実質は機能してない
性的加害は重罪だからエプスタ関連の具体的に誰々を刑事起訴しろという流れには実態としてなってないし
国内で著名人が性的加害の加害者として列挙された事例も、なにか法律ではない社会的制裁「らしきもの」があったらそこで終了であり
刑事裁判に具体的に動かそうという具体的な動きにはならない
要は加害者の身分が低い場合限定で性的加害が許されない事になるという解釈であり「加害者の社会階級が高い場合は性犯罪やり放題でOK」が本音みたい
「社会階級が低い人を攻撃する手段」として「性的加害に対する刑事罰」を活用することが本音であって、「女性の尊厳うんぬん」の部分はそこを正当化する為の物語なのだろ
dorawiiより
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韓国で人気のBL(ボーイズラブ)——男性同士の恋愛を描いたジャンル——のファンコミュニティ、特に二次創作(原作のキャラクターを使ってファンが新しく物語やイラストを作ること) の世界で、深刻な問題が発生しています。
それが「カップリング論争(커플링 싸움)」と呼ばれる現象です。 これが単なる「好みの違い」で終わらず、アチョン法(아청법:児童・青少年の性保護に関する法律) という厳しい法律を使った「告発合戦」にまで発展し、界隈全体を疲弊させています。
BL二次創作では、原作(アニメ・漫画・ゲームなど)で異性愛者として描かれている男性キャラクターを、ファンが「受け」と「攻め」 に割り当てて、恋愛関係(カップリング=CP)を作り出します。これを「掰弯(ストレートをゲイに書き換える)」 と呼ぶこともあります。韓国BL界(主に女性ファン)では激しい対立を生みやすい特徴があります。
• 「自分の好きなカップリング以外は低カプ(低品質)」と攻撃
• 嫉妬、独占欲、「女徳(女性としての正しい道徳)」を振りかざした排除
異性愛ロマンスや他のジャンルでは「このキャラとこのキャラをくっつける」ことで争いになるケースがほとんどなく、BL特有の閉鎖性です。
気に入らない二次創作(特に未成年男性キャラクターが性的に描かれた作品)に対して、同じBLファン同士がアチョン法を通報するようになりました。
アチョン法は元々実在の児童を守るための法律ですが、「児童・青少年と認識されうる表現物」(漫画・イラストなど)も対象に含むため、フィクションのBL作品も摘発可能です。通報は匿名ででき、警察が動けば相手はPC押収・性犯罪者登録・就業制限などの重い処分を受けるリスクがあります。
人気イラストレーターがPatreon(有料ファンサイト)で、仮想の男性キャラクターを中心とした成人向けBL・ショタ(少年愛)要素のイラストを販売。 界隈内のトラブルで通報され起訴。
裁判所は「見た目が幼く見える仮想キャラクターも対象」と認定。実在被害者がいない創作活動が、性犯罪者並みの重罰を受けた象徴的事例です。
ウェブトゥン作家が未成年キャラクターの漫画を共有したとして罰金200万ウォン+性犯罪者登録。 本人が作品内で制度の矛盾を告白し、社会的に注目されました。
原因は「好まないカップリング」を描いていたことに対する界隈内の逆恨みと見られています。
• 創作の萎縮:作家たちは年齢を「20歳以上」と書いても「見た目基準」で判断されるため、自主規制を強いられる。
• 内部崩壊:ファン同士の信頼が失われ、「味方同士の撃ち合い(内部総質)」が日常化。
• 外部からの目:「他人の表現を規制しようとした結果、自分たちが同じ目に遭う自業自得」と皮肉られています。
二次創作の本質は「自由な解釈と楽しさ」にあるはずです。しかし韓国BL界では、カップリング論争という感情的な対立が、アチョン法という強力な法律と結びつき、コミュニティ全体を自壊へと導きました。
ムカつく絵文字一選
その絵文字から漂う「私が当然に正しいという前提があり、その常識人たる私から見るとその光景はどう考えてもおかしくて、流石に笑ってしまう」という雰囲気
それがこれ→ 😅
いやそれおかしいだろ😅
↑
ほらもうむかつくよね
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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マジキモいよな😅
こんなふうに最後に自分が使うというオチはありません。絶対に使いたくない絵文字です
冷笑と似て、自らの喜怒哀楽の大切な一要素である怒という感情から目を背けて自分の気持ちに嘘を付き他人にも「怒ってない」と嘘を付く最低の行為です
また氷は炎の前にはただドロドロと溶けるだけであり最終的にはビチャビチャな水笑にかわります
ビチャビチャでも笑えるかな?
氷が解ける 氷が溶ける
前者のほうが正しい気がするが後者でも成立するのだろうか
ありそう
みんなはどっちだとおもう?
コメントでぜひ教えてね
【心理学部】2025年8月、神戸市で24歳の女性が殺害された事件は性暴力型フェミサイドか?
https://www.kuins.ac.jp/news/2025/09/202524.html
この事件は、加害者と被害者に面識がないことから、一部では「無差別殺人」説があるが、実際には、女性であることを理由とした殺人、即ち、フェミサイドという構造的な暴力に起因する事件と考えられる。
容疑者は、2020年に神戸市で面識のない23歳の女性に付きまとう事件を起こしている。この時は、約3か月間、女性のマンション周辺をうろつくなどして、少なくとも3回、オートロック付きマンションに"共連れ"で侵入。エレベータに同乗し、動画撮影などをしたため、兵庫県迷惑防止条例違反、ストーカー規制法違反、住居侵入で逮捕された。しかしながら、結果的には起訴されず、罰金刑で終わっている。また、2022年にも、同じく神戸市の路上で見かけた女性に一方的に好意を抱き、オートロックのマンションに"共連れ"で侵入。好意を告げたが、女性が受け入れないので首を絞めるなどの行為をしたため、殺人未遂罪で緊急逮捕。また、約5か月間に渡って付きまといをしていたため、傷害罪、住居侵入罪に加えて、ストーカー規制法違反でも起訴され、懲役2年6か月・執行猶予5年(保護観察処分はつかず)の判決を受けている。さらに、今回の容疑者が逮捕されたという報道後、本件の2日前に、神戸市内で同じ容疑者がオートロックをかいくぐってマンション内に侵入してきたと、別の女性から警察に相談があり、防犯カメラの映像で事実確認されている。
容疑者がこれまでに起こした事件に共通しているのは、オートロックマンションに"共連れ"で侵入するという手口と、女性との最初の接点が、路上で偶然に被害者を見かけたという点である。一方、逮捕された2件は数か月に渡り、ストーカー行為をしているのに対して、本件の場合、自宅まで追尾したのはおそらく、犯行当日のみ。そして、エレベータ内でその日のうちにいきなり、殺害にまで至っている点がこれまでとは異なっている。
以上のような経緯から、本件についても、女性を最初から殺害することが目的ではなく、始めは、気に入った女性を、見つけて後をつけたのでないかと推測される。そして、2回目の逮捕事実から、容疑者は一方的に自らの好意を告げるだけでは、それを受け入れてもらえないことを学習した。さらに、首を絞めるという程度の、暴力では女性は言うことを聞かないことも、本件の前には織り込み済みになっていた。そこで、今回は刃物を予め準備していたのではないか。従って、刃物は女性を殺すためにではなく、脅かして自らの思い通りにするための道具として所持していたと推測される。
今回も、いつも通りに、オートロックをかいくぐることには、苦も無く成功したが、本来、自分の思いを遂げるのに最適な場所、二人きりになれる、外部と隔離された空間、即ち、被害者方内には到達できなかった。
つまり、その直前、容疑者にとって予測しなかった何らかのことが、マンションのエレベータ内で起きたのではないか。たとえば、それまで尾行に気づかなかった被害者が、エレベータに乗り込んできた容疑者を見て不審に思い、突然、逃げだそうとしたか、大声を上げて助けを呼ぼうとしたとか、様々なことが推測されるが、詳細は容疑者の供述を待つ他ない。
そして、エレベータ内で被害者が羽交い絞めにされたという報道が出ていたが、最初から殺すつもりなら、容疑者が両手で羽交い絞めにする必要はなく、ひと思いに刃物で被害者の胸を刺せばすむことである。従って、殺すためではなく、エレベータ内という、目的の場所まであと一歩のところまで来ているので、何としても被害者を自室に入れようと、この時点で刃物を取り出して脅しにかかったのではないか。ところが、被害者が従わず、予想外の行動に出たので、とにかく被害者を強制的に部屋に押し込もうとした(あるいは、始めは被害者に多少は切り付けてでも、言うことを聞かせようとした)が、被害者が応じないので最終的に殺害してしまった。即ち、「殺意があったかどうかはわからない」という容疑者の供述は、「どの時点で殺害の犯意が生じたかわからない」という意味ではないかと解釈される。
容疑者にはお気に入りの女性を自分の思い通りにしたいという、自己中心的で身勝手な願望があるが、その行動からは「衝動的暴力」ではなく、性別に基づく支配欲と反抗への報復性が見て取れる。その点で、フェミサイドの定義に相当すると考えらえる。以前の逮捕事実と異なり、今回は数か月に及ぶストーカー行為はないが、これまでの失敗から、本件では刃物を使ってでも何とかして、とにかく自分の思いを遂げることを急いだのではないか。心の奥底には、男女間の健全な交際ではなく、執拗な性的欲求が感じられる。
ところで、職場での容疑者は、無遅刻・無欠勤で勤務態度は極めて真面目、雇用主からはリーダー的存在と信頼されていたと報道されている。従って、容疑者が起こした本件を知って、勤め先の人々からは驚きの声が上がっている。この点に関して、容疑者にはパーソナリティの二面性が推測される。特に、女性との交際について周囲から全く話が出てこないのは、女性に対して良好な人間関係が保てなかったのかも知れない。わが国には、「女、三界に家無し」という古くからの諺があり、女性は幼少期には父、結婚後は夫、老後は子に従うものとされた時代があった。換言すれば、女性は常に男の言うことを黙って聞いていればいいという、昭和以前にあった、家父長的考えである。今の時代に、このような考えを受け入れる女性はいないであろう。前回の判決公判で、裁判長が「・・・事件の翌日に、謝って許してもらいたいと考えて、被害者の心情に思いを致すことなく、被害者方へと赴こうとした経緯からしても、思考の歪みは顕著である。再犯が強く危惧される言わざるを得ない」と述べている。謝ろうとしたのは、自らの行動を悔い改めたからではなく、被害者に警察への通報を思いとどまらせるためであろう。その点を考えても、容疑者はどこまでも自己本位で、社会生活において女性との正常なコミュニケーションの構築は困難と推測される。女性を身体的にも精神的にも支配し、服従させることだけを一方的に望む極端な考えを有しているから、暴力や刃物による脅かしも厭わず、その極限に至って本件が起きたのかも知れない。以上のことから、本件は「性暴力型フェミサイド」の典型例のひとつと考えられる。その点で、今回の事件は相手はだれでもいいという、単なる無差別殺人ではなく、女性であることを理由とした殺害と推測される。フェミサイドには、他に親密パートナー型、名誉殺人型、社会的弱者型、制度的型など、いくつかのタイプがあり、国際的にも注目されている。
ところで、連続的な空き巣犯や不同意わいせつ行為を繰り返す容疑者は、自宅の直近では事件を起こさない。犯行中もしくはその前後に顔を見られると、すぐに人定が割れてしまうからである。一方、全く土地勘のない、見知らぬ場所での犯行もやりにくいということは、犯罪者プロファイリングの世界ではよくいわれることである。即ち、捕まるリスクと効率性を考えて、拠点(自宅や勤務場所)から犯行場所まで、適度な距離を取ることが多い。本件容疑者の場合、どれほどの数のストーカー行為を繰り返していたかわからないが、少なくとも逮捕された2件の被害者は神戸市中央区在住である。大阪の専門学校を中退した後、10年ほど、容疑者は神戸市に住んで運送会社に勤務していたと報道されている。神戸市は彼にとって、地理に明るい場所であり、これまで、彼なりに犯行目的の達成感を味わった経験から、神戸市を好みの女性を見つけるのに、最適な場所と考えたのではないか。そのために、東京での仕事の休みを取って、わざわざ神戸市に赴いたのかも知れない。それにしても、被害者の職場の前の通りを、事件の前々日から何度も行き来したり、時には歩道に座り込んで携帯電話をかけるなどしており、執行猶予中の身でありながら、不審者として通報される危険性を全く頭に描いていないようにも見受けられる。それほど、頭の中が欲望一色になり、逮捕されることへの警戒心まで失うものかと思うが、換言すれば、犯行直前となると、自らの目的にこれほどまで強く固執することには、犯罪者に特有の「低自己統制」というパーソナリティ特性が強く影響していることが伺える。