Android Studio 1.3 の新機能
パフォーマンスとテスト ツール
- Android Memory (HPROF) Viewer
Android Studio を使うことで、Android HPROF のネイティブ形式でのメモリのスナップショットのキャプチャ、分析ができるようになりました。
- Allocation Tracker
お使いのアプリで使用するメモリ割り当てのテーブルの表示に加えて、更新された Allocation Tracker にお使いのアプリの割り当てを表示する方法が組み込まれました。
- モジュールでの APK テスト
より柔軟なアプリのテストを目指し、モジュール単位でコードをテストするオプションが追加されました。アプリのコード直近でテストを継続する代わりに、新しいテスト プラグイン(‘com.android.test’)を使用します。この機能を利用するには、アプリのプロジェクトで Gradle Plugin 1.3 を使用する必要があります。
コードと SDK の管理
- アプリ パーミッションの注釈
Android Studio に、インライン コード注釈のサポートが新たに導入されました。これにより、M リリースの Android における新しいアプリ パーミッション モデルの管理が可能になります。詳細については、コードの注釈をご覧ください。
- データ バインディング サポート
新しいデータ バインディング機能では宣言レイアウトを作成でき、アプリケーションのロジックをレイアウトにバインドすることで、ボイラプレート コードを最小限に抑えることができます。詳細については、データ バインディングを参照してください。
- SDK の自動更新と SDK マネージャー
Android SDK のアップデートの管理は、Android Studio の一部として組み込まれました。Android Studio は、デフォルトで、新しい SDK とツールのアップデートを確認するようになりました。この統合された新 Android SDK マネージャーで、引き続きプリファレンスを調整することもできます。
- C++ のサポート
Android 1.3 の安定したリリースの一部として、C++ エディタおよびデバッガーのサポートを実験的なビルド プラグインと組み合わせた Early Access Preview が導入されました。使用を開始する方法については、Android C++ のプレビュー ページを参照してください。複雑なプロジェクトやビルド構成のサポートは現在開発中です。フィードバックがありましたら是非お知らせください。
アップデート時期
Android Studio へのアップデートは Android アプリ プロジェクトの変更を必要としません。アップデートすると、最新の機能を入手できますが、引き続き Android アプリに使用するビルド ツールやアプリの依存関係のバージョンを制御することもできます。
Android Studio で現在開発中の方は、ナビゲーション メニューからアップデートを確認できます。初めてお使いになるお客様の場合、
製品の概要ページで詳細を参照したり、Android Studio の
ダウンロード サイトから安定したバージョンをダウンロードすることができます。
Android Studio の機能セットのリリースは当社にとっても非常に喜ばしいことです。また、Android Studio での Android の開発を容易にするための次のツールセットも鋭意開発中です。当社へのご要望などフィードバックはいつでも大歓迎です。
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Posted by
Yuichi Araki - Developer Relations Team