Google は、「社会課題をテクノロジーで解決に導く」 スタートアップを対象としたオンライン アクセラレーター プログラム「Google for Startups Accelerator Class 3 」を実施します。2020 å¹´ 9 月 15 日より参加スタートアップの応募を開始し、2021 å¹´ 1 月 よりプログラムを開始いたします。詳細なスケジュールについては プログラムのウェブサイトをご確認ください。

Google for Startups Accelerator ではこれまでも日本の経済や社会に貢献するさまざまなスタートアップへの支援を行ってきました。

過去に日本のアクセラレーター プログラムに参加された Selan は、子どもを対象としたバイリンガル講師によるお迎えサービスの取り組みにより、教育、女性の活躍のサポートに貢献されています。また、同じく過去の ヨーロッパのアクセラレーターに参加した mDoc は、慢性疾患のある人々がアプリを通じて治療を受けられるように支援することで、医療と健康の分野に取り組んでいます。

本プログラムはテクノロジーを用いて社会課題を解決に導くスタートアップを対象としています。

このプログラムは、すでに商品またはサービスを市場に投入し、市場的価値が見込まれ、スケールする将来性があるスタートアップを対象に、これからの成長に備えるためのサポートを提供します。テクノロジーを活用した社会、経済、環境といった様々な分野の問題解決への取り組みを加速し、ひいては、スタートアップの成長が日本経済のさらなる活性化につながることを期待しています。

ぜひご応募ください。

Google for Startups Accelerator 活用の利点

  • Google 社員 および外部によるメンター制度 : Google Cloud、Google Ads チームをはじめとする、さまざまなチームのエキスパートからのアドバイスや Google のテクノロジーや製品、サービス、さらに人的ネットワークを活用する機会を提供します。ベスト プラクティスの共有に加え、企業や製品に関する大枠の戦略策定サポートも提供しています。
  • トレーニング プログラム : 参加企業は機械学習や人材獲得・育成、製品開発管理に関する各種トレーニングを受講できます。機械学習など技術の活用を中心としたものからリーダーシップ トレーニングに至るまで、スタートアップが必要とするサポートを幅広く提供します。
  • スタートアップ エコシステム(コミュニティ)交流の機会:異業種のスタートアップや VC、エンジニアコミュニティ等との交流を通じ、人的ネットワークの拡大にも貢献します。

Google が社会課題解決型スタートアップを支援する理由:

Google はテクノロジーが社会をより良くしていくと考えています。私たちは社会の大きな課題を解決するためのアイデアを持つスタートアップをテクノロジーの力で支援したいと考えています。

対象となる課題エリア:

  • 高齢化社会と労働力の減少
  • エネルギー、環境、持続可能性
  • 地方(農村など)活性化
  • 医学、健康、ウェルネス
  • 教育
  • 多様性、インクルージョン、社会的平等

Google for Startups Accelerator が求めるチーム

  • 技術およびビジネスのチームが確立している。
  • テクノロジーを用いて、意義ある、大きな社会課題を解決しようとしている。
  • すでに商品またはサービスを市場に投入し、市場的価値が見込まれ、スケールする将来性がある。
  • 売上または資本金を持つ(6 ヶ月以上の運転資金)。
  • 知識を共有し、Campus コミュニティおよび、より幅広いスタートアップ エコシステムの成長に貢献する意思がある。
  • 将来の展開と影響力に関して、高い可能性を持つ。
  • 経営チームは英語でのコミュニケーションが可能である。
  • Google アカウントを持っている。

募集概要

  • 対象 : 社会課題をテクノロジーで解決に導くスタートアップ (非営利ではなく、ビジネスとして社会的課題に取り組むスタートアップ)
  • 形態 : オンライン
  • 募集開始 : 2020 å¹´ 9 月 15 日(火)
  • 募集締め切り : 2020 å¹´ 10 月 30 日(金)18 時 11 月 6 日(金)18 時
  • 参加企業の発表 : 2020 å¹´ 12 月上旬頃を予定
  • プログラム実施期間 : 2021 å¹´ 1 月 下旬〜2021 å¹´ 4 月末(予定)
  • 応募条件や審査など詳細はウェブサイトをご参照ください。


Posted by Takuo Suzuki - Developer Relations Team

参加企業一覧
  • Baobab : 学習データ ( アノテーション ) 作成サービスを提供
  • チャネルトーク : CX 用のチャットツールと実店舗のアナリティクスサービスを提供
  • KARAKURI: 顧客対応やカスタマーサポートのオートメーションサービスを提供
  • LeapMind : 組込み Deep Learning 導入に向けたサービスを提供
  • LPIXEL : AI 医療画像診断の支援技術を提供
  • RevComm : 電話営業や顧客対応を人工知能で可視化して、生産性向上を実現するクラウド IP 電話を提供
  • Selan : 子どものお迎えと英語教育を同時に解決するサービスを提供
  • Singular Perturbations : 最適なパトロール経路/安全な経路の策定および警備人員計画、犯罪要因分析などの犯罪リスクヘッジソリューションを提供
  • SORA : ホテルの予約や市場データを元に料金設定業務を最適化し、収益創出の仕組み化を促進するサービスを提供

今後の流れ
今後 3 ヶ月に渡って、今回参加が決定したスタートアップを対象に、これからの成長に備えるためのツールを提供します。AI や機械学習の活用を主な要素とすることで、テクノロジーを活用した社会、経済、環境への取り組みに対する支援を加速し、ひいては、スタートアップの成長が日本経済のさらなる活性化につながることを期待しています。




ビジネス面、組織面でのワークショップを提供

Launchpad 審査のポイントはテクノロジーを活用しているスタートアップ企業であることですが、プログラム自体は、必ずしもテクノロジーの助言や支援を中心としているわけではありません。むしろ、スタートアップがたどる一般的な道のりを示した上で、どの段階で何をすべきかという詳細な参加型のトークセッションからはじまり、いわゆる PMF (Product Market Fit)を達成するために必要なアプローチと考え方、そして組織が急成長するときに必要となる目標管理フレームワークや、C レベル向けリーダーシップ教育のワークショップといったものを提供しています。集中的に 2 日半をかけてプロダクトに新機能を実装したり改善する、あるいは業務プロセスを改善するデザイン スプリントも行います。





目標管理は OKR(Objective and Key Results)と呼ばれるもので、もともとインテルが発祥と言われるフレームワークです。Google でも初期からずっと使っています。達成したい目標は何か、その目標を達成するのにカギとなる結果は何かを定義して、会社、チーム、そして個々人の目標をトラックします。ただ、どう設定するべきか、そしてそれをどう評価と結び付けるべきなのかといったことは自明ではありません。例えば、目標設定は高いほうが良い結果に繋がることが分かっていますが、高すぎると逆にコミットメントが下がってチームのパフォーマンスは下がります。このため OKR の達成度は 70%となるように設定するのですが、このとき大切なのは、OKR の達成度と報酬や人事評価と連動させてはいけない、ということがあります。これは心理学の研究成果や Google 社内での実験などから得た知見が盛り込まれたもので、半分は科学、半分はアートというべきフレームワークです。Launchpad プログラムでは、こうした ノウハウをお伝えし、参加企業が 3 か月の間に取り込むべき OKR を Google 社内のファシリテーターとともに設定して、それを実際にトラックしていきます。今回の参加スタートアップ企業でいえば、新機能実装を OKR に盛り込んでいるところもあれば、あいまいだったターゲット顧客層を定義し直して、実際にニーズがあるかどうかを検証する実装までやるという OKR を掲げているところもあります。

Leader’sLab と呼ぶリーダーシップ教育プログラムは、もともとは大企業の経営層、特に CEO 向けに開発されたものです。Launchpad では、これを従業員規模が数十人〜数百人程度で急激に組織が大きくなるスタートアップ企業の CEO や CTO など経営チーム向けに改変したワークショップを提供しています。これは単なる座学ではありません。事前にリーダーとしての自己評価を多面的にしていただくと同時に、共同創業者や経営メンバー、あるいは社員からの詳細なフィードバックを事前に集めておいて、そこから学びを得るという趣旨の参加型ワークショップです。スタートアップ企業の経営陣には、大きな組織やチームのマネジメント経験のないメンバーがいることもあります。米国のある調査によれば、VC が支援するスタートアップの失敗のうち、実に 65% が組織や人に起因する問題で、プロダクトや市場による失敗は 35% という回答を投資家から得ているそうです (*1)。Launchpad が提供する Leader’sLab には、これまで 25 カ国で 450 人のリーダーが参加して高い評価を得ています。

(*1) Source: Wasserman, Noam. (2013). The Founder’s Dilemmas.

まだ開始したばかりですが、 Google Launchpad Accelerator Program Tokyo は、スタートアップ企業が直面するビジネスやテクノロジー、組織がスケールする上での課題を取り除くことで、成長軌道に乗るお手伝いをする 3 か月間のプログラムです。2 月上旬のプログラム終了時まで、熱量の高い起業家の皆さんとご一緒して、成長の一助となれることは、われわれ Google にとっても大変に光栄なことです。
Posted by Takuo Suzuki - Developer Relations Team



Google は、Google Launchpad Accelerator を通して、社会が抱える課題の解決に取り組む世界各地の開発者や起業家の皆さまを支援し、ともに新しいプロダクトを開発をする機会に恵まれてきました。たとえば、特別な教育が求められる領域でのマルチメディアツールへのアクセス提供や、AI を使ったビジネスオペレーションの効率化と、その挑戦はさまざまです。
Google Launchpad Accelerator Tokyo のお申し込み期限は 2018 å¹´ 9 月 6 日の朝 9 時(日本時間)です。申し込み締め切りから 1 週間程度で、選出されたスタートアップ企業の皆さまにはご案内をお送りします。

本プログラムがスタートアップ企業に求めること

お申し込み頂いたすべてのスタートアップ企業について、私たちはさまざまな角度からプログラムへの参加可否を検討します。Google がどのような基準で参加企業を選出しているかについては、以下のとおりです。
必須の条件
  • テクノロジースタートアップであること
  • 日本を拠点にしていること
  • グローバル進出の意図を持ちつつ、日本市場をターゲットしていること
  • アイデアレベルではなく、すでにプロダクト マーケットフィットが証明できていること
加えて、以下についても私たちは考慮します
  • 解決しようとしている課題は何か。ユーザーにどんな価値をもたらしているか。日本や、日本の各都市、その地域における、具体的にどんなチャレンジに向き合っているか。
  • 創業チームに、スタートアップ業界におけるインフルエンサーになろうというリーダーシップの心意気があるか
  • シリコンバレーで学んだことを日本のほかのスタートアップ企業のために進んでシェアするかどうか
Google Launchpad Program を通じ、スタートアップ企業の皆さんの事業を後押しすべく、チャレンジ精神にあふれる皆さんとどんな風に一緒に仕事ができるのか、今から楽しみにしています。チーム一同、ご応募をお待ちしています。

Posted by Ken Nishimura, Industry Head, Strategic Relationships, Startups


昨年 11 月に行われた、「Startup Tech Night #1」に引き続き、今回もスタートアップで働くエンジニアの方をお招きし、プロダクトを開発する上で気をつけていることや、開発体制、最近注目している技術、社内でのコミュニケーションの取り方など、普段なかなか聞くことができない、スタートアップならではの開発手法についてお話いただきます。

イベント内容
■名称:Startup Tech Night
■日程:2014 å¹´ 3 月 6 日(金)18:30-22:00(受付 18:00 - 18:30)
■場所:Google 東京オフィス (六本木ヒルズ森タワー内)
■会費:無料
■主催:Google
■協力:トーマツ ベンチャー サポート

■アジェンダ
18:30 - 18:40 : 開催主旨
18:40 - 18:50 : 実際にベンチャーが抱える課題 : トーマツ ベンチャー サポート
18:50 - 19:10 : 株式会社 Timers CTO 椎名 アマド氏
19:10 - 19:30 : 株式会社ビズリーチ CTO 竹内 真氏
19:30 - 19:50 : 株式会社マナボ CTO 山下 大介氏
19:50 - 20:00 : 休憩
20:00 - 20:20 : 株式会社 百戦錬磨 システム開発部部長 三口 聡之介氏
20:20 - 20:40 : 株式会社 tritrue CTO 廣瀬 誠氏
20:40 - 21:00 : 株式会社トライフォート CTO 小俣 泰明氏
21:00 - 21:10 : Google プロダクト アップデート : Google Developer Relations
21:10 - 22:00 : 懇親会

■申し込み方法
下記フォームよりお申し込みください。
(定員に達したため、フォームを終了しました。)

先着順による受付です。定員は 90 名です。定員になり次第、受付を締め切ります。
なお参加証は 3 月 3 日(火)より順次ご登録頂いたメール アドレス宛にお送りする予定です。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Posted by 鈴木拓生 Developer Relations Team