アップグレード方法

既存のキャンペーンを P-MAX にアップグレードする方法は、以下のとおりです。
  • 【推奨】API 最適化案を使用したセルフ アップグレード : 今年予定されている Google Ads API リリースでは、キャンペーンごとまたは一括のアップグレードで、新しい最適化案の種類が利用できるようになります。これを利用すると、キャンペーンのアップグレード シーケンスを制御したり、すべての最適化案を一度に適用したりできます。Google 広告の UI でも、同等のアップグレード オプションが利用できるようになる予定です。継続性を確保するため、キャンペーンのセルフ アップグレードと自動アップグレードのどちらを行った場合でも、以前のキャンペーンでの学習内容の一部が引き継がれます。
  • 自動アップグレード : SSC は、2022 年 7 月より順次 P-MAX に自動アップグレードされます。LC は、2022 年 8 月より順次自動アップグレードされます。
  • API による新規 P-MAX キャンペーンの作成 : 既存の SSC や LC と同じ属性とプロパティを持つ新規 P-MAX キャンペーンを作成します。新規 P-MAX キャンペーンを作成する場合、新規キャンペーンでは既存の SSC または LC の学習内容が同程度には活用されない可能性があります。

アップグレードが既存のキャンペーンに及ぼす影響

セルフ アップグレードと自動アップグレードのどちらでも、アップグレードされたキャンペーンは次のようになります。
  • 既存の SSC と LC の予算、アセット、設定は保存されます。
  • 以前のキャンペーンは REMOVED 状態になります(指標は、過去の履歴として以前のキャンペーンでそのまま利用できます)。
  • 以前のキャンペーン ID と新規キャンペーン ID の対応付けが含まれます。
アップグレードされたキャンペーンは、以前のキャンペーンと同じように機能します。また、既存のアセットを使い、コンバージョン目標を達成するために追加広告枠を利用します。アセットを追加して P-MAX から最大限の価値を引き出すことをおすすめします。

タイムライン


日付 イベント
現在 アプリケーションで P-MAX の実装を開始。可能な場合は、SSC や LC ではなく、P-MAX で新規キャンペーンを開始
2022 年 4 月 27 日 AdWords API の提供終了
2022 年 4 月 UI によるセルフ アップグレード期間の開始
2022 年 4 月 / 5 月 API の新しい最適化案の種類によるセルフ アップグレード期間の開始
2022 年 7 月 SSC の自動アップグレードの開始
2022 年 8 月 LC の自動アップグレードの開始
2022 年 9 月 30 日 大半の SSC と LC の自動アップグレードが完了


AdWords API デベロッパー向けのガイド

AdWords API は、2022 年 4 月 27 日に提供終了となる予定です。AdWords API で SSC を使っているデベロッパーは、できる限り早急に SSC を扱う Google Ads API に移行する必要があります。Google Ads API によるセルフ移行は、AdWords API の提供終了 にしか利用できるようになりません。

追加情報

さらに詳しい情報については、このアップグレードに関する Google のブログ投稿をご覧ください。
ご質問やさらにサポートが必要なことがありましたら、フォーラムからご連絡ください。



Reviewed by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team




Reviewed by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team


Google Cloud は、すべての業界で活躍する開発者やそのリーダーに最新のソリューションをお届けする、デジタル カンファレンス Google Cloud Day: Digital '22 を開催いたします。

なぜ今 DX が必要なのか、そして Google Cloud がどのように皆様のビジネスをサポートできるのかを、 2 週にわたって総合的に体験いただけます。

1 週目は、基調講演、ブレイクアウト セッションに加え、スペシャルゲストと「ガバメント クラウド」、「マルチクラウド」などの今話題のトピックをお届けする「特別講演」や、デベロッパー コミュニティ 向けのライブイベント「Innovators Hive」といった新しいプログラムをご用意しています。

2 週目は、実際に Google Cloud に触れられるハンズオン祭を開催します。はじめて Google Cloud 製品を利用される方が対象の「はじめてみよう Google Cloud」、Qwiklabs を使って Google Cloud を体験できる「Study Jam」の 2 つのハンズオンを通して、Google Cloud のスキルアップができます。

多様なプログラムを通して、Google Cloud が支援する企業のデジタル トランスフォーメーション(DX)の実現と、新たなビジネス価値の創造について、経営的、技術的観点から深く学べる機会です。ぜひ、こちらからご登録ください。


開催概要

日程 :

4 ⽉ 19 ⽇(火)~ 21 ⽇(木)
基調講演、特別講演、ブレイクアウト セッション

4 ⽉ 22 ⽇(金)
Innovators Hive

4 ⽉ 26 ⽇(火) ~ 28 ⽇(木)
ハンズオン祭

対象 : 開発者、ビジネスの意思決定者やリーダー

対象プロダクト : Google Cloud, Google Workspace

ハッシュタグ : #GoogleCloudDay(右記のハッシュタグと組み合わせてお使いください #appdev #da #db #ML #infra #GWS #security)


お問い合わせ先 : 
Google Cloud Day: Digital '22 事務局([email protected]




特に記載のない限り、下記の変更は Android、Chrome OS、Linux、macOS、Windows 向けの最新の Chrome ベータ版チャンネル リリースに適用されます。ここに記載されている機能の詳細については、リンクまたは ChromeStatus.com の一覧でご確認ください。2022 年 2 月 3 日の時点で Chrome 99 はベータ版です。PC 向けの最新版は Google.com で、Android では Google Play ストアでダウンロードできます。

Chrome 100 の準備

今年中に Chrome のバージョン 100 がリリースされ、ユーザー エージェント文字列で報告されるバージョン番号の桁数が増える予定です。サイトオーナーが新しい文字列をテストしやすくするために、Chrome 96 では、Chrome のユーザー エージェント文字列として「100」が返されるようにするランタイム フラグが導入されました。この新しいフラグ chrome://flags/#force-major-version-to-100 は、Chrome 96 以降で利用できるようになっています。詳細については、Chrome の User-Agent 文字列のメジャー バージョンを強制的に 100 にするをご覧ください。

CSS カスケード レイヤ

CSS カスケード レイヤ(@layer ルールと階層化した @import 構文)を使うと、構造的な方法で単一オリジン内の関心対象を整理してバランスを取ることができます。単一カスケード レイヤ内のルールは一緒にカスケードされ、レイヤ外のスタイルルールと混じることはありません。そのため、同一オリジンルールに対して適切な方法で特定のカスケード順序を実現できます。

カスケード レイヤを使うと、要素のデフォルトやサードパーティ ライブラリ、テーマ、コンポーネント、オーバーライドなどを表すレイヤを作成できます。また、レイヤのカスケード順序を明示的に変更することもできます。カスケード レイヤがない場合、特定のカスケード順序を実現するには、セレクタの限定、@import やソースの順序指定などの調整をする必要がありますが、これは面倒でエラーが起こりやすい作業です。

詳細については、ブラウザにカスケード レイヤが登場をご覧ください。 

HTMLInputElement オブジェクトの新しい showPicker() メソッド

HTMLInputElement の新しい showPicker() メソッドを使うと、ウェブ デベロッパーが input 要素でブラウザのピッカー(時間、色、ファイルや、データリストや自動入力などのサジェスチョン付きのもの)をプログラムを使って表示できます。

さまざまなシステムの日付ピッカー

デベロッパーは、プログラムからブラウザの日付ピッカーを開く方法を長らく求めていました。これがないと、カスタム ウィジェット ライブラリや特定のブラウザ向けの CSS ハックを使うしかありませんでした。

現在、一部のブラウザやコントロールでは、この機能を click() メソッドで利用できます。残念なことに、すべてのブラウザで動作するわけではないので、システムやユーザー全体に対して操作の一貫性がなくなります。showPicker() を提供することで、click() の代わりに、サポートされた方法を利用できるようになります。また、Chromium の click() の動作が仕様と一致するようになり、将来的に他のブラウザの動作とも一致します。詳細については、日付、時間、色、ファイルのブラウザ ピッカーを表示するをご覧ください。

オリジン トライアル

このバージョンの Chrome には、以下のオリジン トライアルが導入されています。オリジン トライアルとして新機能を試せるようにすることで、ウェブ標準コミュニティにユーザビリティ、実用性、有効性についてのフィードバックを提供することができます。以下の項目を含め、現在 Chrome でサポートされているオリジン トライアルに登録するには、Chrome オリジン トライアル ダッシュボードをご覧ください。Chrome のオリジン トライアルの詳細については、ウェブ デベロッパーのためのオリジン トライアル ガイドをご覧ください。Microsoft Edge は、Chrome とは別に独自のオリジン トライアルを行っています。詳細については、Microsoft Edge オリジン トライアル デベロッパー コンソールをご覧ください。

新しいオリジン トライアル

ウェブアプリのダークモードのサポート

ウェブアプリ マニフェストで color_scheme_dark フィールドがサポートされ、ダークモードが適用されているときに別のテーマカラーや背景色を指定できるようになります。現在、ウェブアプリ マニフェストで定義できるテーマカラーと背景色は 1 つだけです。つまり、ダークモードで別の色を指定する方法はありません。

完了したオリジン トライアル

Chrome で以前にオリジン トライアルが行われていた以下の機能は、現在デフォルトで有効化されています。

Handwriting Recognition API

この API を使うと、手書きテキストをリアルタイム認識するオペレーティング システムの手書き文字認識サービスをウェブアプリで利用できます。これにより、手書き文字認識を行うアプリで、サードパーティのプロダクトを組み込む必要性が減少します。詳細については、ユーザーの手書き文字を認識するをご覧ください。

インストールした PC ウェブアプリ向けのウィンドウ コントロール オーバーレイ

ウィンドウ コントロール オーバーレイは、ウィンドウ全体を覆うようにアプリのクライアント領域を拡張します。この領域には、タイトルバー、ウィンドウのコントロール ボタン(閉じる、最大化 / 復元、最小化)も含まれます。ウェブアプリのデベロッパーは、ウィンドウ コントロール オーバーレイを除くウィンドウ全体の描画と入力ハンドリングをする必要があります。この機能を使うと、デベロッパーはインストールされた PC ウェブアプリをオペレーティング システムのアプリのように見せることができます。詳しくは、PWA のタイトルバーのウィンドウ コントロール オーバーレイをカスタマイズするをご覧ください。

今回のリリースに追加されたその他の機能

CSS の calc() が infinity、-infinity、NaN を許可

仕様への準拠性を高めるため、CSS の calc() メソッドが infinity と NaN を許可するようになります。'infinity'、'-infinity'、'NaN' キーワードや式を使うと、適切に評価されます。たとえば、'calc(1/0)' などです。

CSS の色調整 : color-scheme の 'only' キーワード

注 : この機能は、Chrome 98 で公開と誤って記載されていました。実際には、Chrome 99 で公開されます。

color-scheme の仕様に再追加された only キーワードが Chrome でサポートされるようになりました。これにより、特定の単一要素で color-scheme を無効化できるようになります。たとえば、強制的なダーク化を無効化できます。いくつかの例で使い方を示します。

div { color-scheme: light }


これにより、div 要素は color-scheme dark から除外されます。

div { color-scheme: only light }


これは、上の例と同じく、要素の color-scheme をライトに保ち、ユーザー エージェントによる強制ダーク化を無効にします。

document.adoptedStyleSheets の変更が可能に

仕様に従い、document.adoptedStyleSheets プロパティの変更が可能になります。これにより、push() や pop() などの操作ができるようになります。これまでの adoptedStyleSheets の実装は扱いにくく、たとえばシートを追加する場合、配列全体を代入し直さなければなりませんでした。

document.adoptedStyleSheets = [...adoptedStyleSheets, newSheet];


新しい実装では、同じ操作を次のように行うことができます。

document.adoptedStyleSheets.push(newSheet);


注 : 以前、この機能は、Chrome 98 で公開と誤って記載されていました。

オリジン境界を越えて nextHopProtocol を公開する際の仕様との整合性を改善

PerformanceResourceTiming インターフェースは、リソースをフェッチする際に使うベース接続タイプを説明するため、nextHopProtocol プロパティを公開します。仕様に準拠するため、Chrome は古い特殊ケースを削除します。このケースでは、クロスオリジン リクエストで機密である可能性のある情報が公開されたので、ユーザーが危険にさらされていました。

新しい描画キャンバス 2D 機能

仕様に準拠するため、Chrome の CanvasRenderingContext2D インターフェースにいくつかの新しい属性が追加されました。

 
API について、ご質問やさらにサポートが必要なことがありましたら、フォーラムからご連絡ください。


Google は、プライバシー技術へのアクセスを拡大し、あらゆる人が利用できるものにしたいと考えています。私たちは、研究者、政府機関、非営利団体、企業などのデベロッパー コミュニティが、差分プライバシーに対応した新しいアプリケーションを作って公開するうえで役立つ無料ツールを作成しています。差分プライバシーは、個人に関する情報を一切明かすことなく、有用な知見やサービスを提供できるようにする技術です。データ プライバシー デーである今日(元記事公開当時)は、その作業に関する最新情報をお知らせします。プライバシーを考慮した設計のプロダクトによって、すべてのインターネット ユーザーにとって安全なエコシステムを作るために、業界を前進させることができれば幸いです。

差分プライバシーを利用できるデベロッパーを増やす

C++、Java、Go によるオープンソース版の基本差分プライバシー ライブラリを公開したのは、2019 年のことでした。そのときの目標は、透明性を実現し、研究者がコードを調査できるようにすることでした。自分たちのアプリケーションでこのライブラリを使いたいというデベロッパーから、大きな関心が寄せられ、その中には、さまざまな医療機関がプライバシーを保護しつつ、医療データから学習できるようにした Arkhn のようなスタートアップ企業もあれば、プライベートであることを証明できるデータを通して科学的発見を加速したオーストラリアのデベロッパーもありました。

その後も、私たちは差分プライバシーを広く利用できるようにするために、さまざまなプロジェクトや新手法に取り組み続けています。今回は、オープンソース デベロッパー団体 OpenMined と連携して 1 年間の開発を行ってきた結果として、差分プライバシー フレームワークの新たなマイルストーンを発表いたします。それは、あらゆる Python デベロッパーが差分プライバシーを用いてデータを処理できるプロダクトです。

これまでの差分プライバシー ライブラリは、3 つのプログラミング言語で利用できました。しかし、Python で利用できるようになった今、世界中のデベロッパーのほぼ半数にお届けできることになります。つまり、膨大な数のデベロッパー、研究者、企業が、業界をリードするプライバシー技術を使ったアプリケーションを作り、個人のプライバシーを保護、尊重しつつ、データセットから知見を得たりトレンドを観測したりできるようになります。

すでにこの新しい Python ライブラリを使い、新たなユースケースの実験を始めている組織もあります。たとえば、匿名で集計し、サイトで最もアクセスされているページを国ごとに表示するユースケースです。このライブラリの特徴は、大規模データ処理エンジンを代表する 2 つのフレームワークである Spark と Beam を使っており、柔軟な利用や実装ができることです。また、新たな差分プライバシー ツールとして、差分プライバシー情報を生成するために使うパラメータの視覚化やチューニングを行えるツールもリリースします。さらに、差分プライバシーをペタバイトとそれ以上のデータセットに効率的にスケールアップする技法をまとめた論文も公開します。

すべてのオープンソース プロジェクトと同じように、技術と成果がどれほどのものになるかはコミュニティ次第です。社内では、モビリティ レポートや Google マップの混雑状況機能を支えるインフラストラクチャなど、差分プライバシー ソリューションを開発するチームのトレーニングを行っています。私たちは目標を実現する一環として、差分プライバシー技術の導入方法を学びたい方を助けるために、OpenMined が Google 外部のエキスパート チームを編成することもサポートしました。

今後に向けて

世界中のデベロッパーの皆さんには、この機会を活用して、統計分析や機械学習などの差分プライバシーのユースケースを試してみることをおすすめします。しかし何よりも、フィードバックをお送りいただけることを願っています。皆さんが開発できるアプリケーションや、その過程で私たちが提供できる機能について、ぜひお知らせください。

私たちは、今後も重要なプライバシー強化技術へのアクセスを拡大する努力を続けるとともに、デベロッパーの皆さんがユーザビリティを向上し対象範囲を拡大する作業に加わっていただけることを願っています。先ほども述べましたが、世界中のすべてのインターネット ユーザーがワールドクラスのプライバシーに値するというのが私たちの考えです。その目標に向かうために、これからも多くの組織と連携を続けてゆきたいと思います。


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

Google では、Google Maps Platform においてローコード開発の取り組みを進めています。15 年以上にわたり、Google はロケーションベースのカスタム ソリューションをスクラッチから開発して ArgosDunzoRedfin などのお客様を支援してきました。このアプローチは高いレベルのカスタマイズを想定したものですが、すべてのお客様がこのような実装を行うだけのリソースやパワーを持っているわけではないことも理解しています。Google において最も重要な理念のひとつが「誰でも利用可能」とすることです。その理念にもとづき、予算や専門知識の有無にかかわらず優れたロケーションベースのソリューションを簡単に構築できる Quick Builder を開発しました。まずは、ローコードとは何か、またなぜそのムーブメントに賛同しているのかについて説明します。

ローコード開発とは

ローコードとは、できるだけコードをゼロから書かなくてもよいよう、視覚的にソフトウェアを開発できるようにしようというアプローチです。ローコード ツールは、コードの書き方を知らなくても、誰でも使用できる直感的な自然言語ベースのインターフェースにコーディングを抽象化するため、これを使用することで、高度なテクノロジーを簡単に利用でき、データや設計、機能に関する重要な決定を行えるようになります。ステークホルダー向けのデモを作成したり、なんらかの決定事項のトレードオフを具体的に示したりするような作業は、ほとんどの場合にユーザー インターフェースのボタンをクリックするだけで実行できます。

その結果、自分でコードを書く場合よりも短時間で、デプロイ状態でのテストを完了することができ、本番環境に対応したカスタムのコードを作成できます。出力されたものをそのままコードベースにコピーして貼り付けることや、テンプレートとして使用することで、自由にカスタマイズや拡張をすることができます。

ローコード ツールを使えば高品質なソフトウェアの設計と開発がこれまでになく簡単になることから、世界中の組織がローコード ツールを重視しています。ガートナーのレポートでは、ローコードは今後も進化し続け、2025 年までにローコードの新たなクライアントのうち半分を IT 業界以外の事業者が占めるようになると予測しています。ローコードなら、たとえコードの書き方を知らなくても、アプリケーションを構築でき、設計上の決定を簡単かつ迅速にすることができます。

Quick Builder のご紹介

直感的なツールである Quick Builder を活用すれば、マッピングのニーズに適した API を見つけて試し、デプロイすることができます。過去の技術スキルや経験のレベルにかかわらず、このツールをビジネスの成長に役立て、本番環境に短時間でデプロイし、学習やテストにかかる時間を短縮することが可能になるのです。

Quick Builder の住所選択ソリューションのデモ


Google は、さまざまなエクスペリエンスを蓄積しています。Google Cloud Console の Google Maps Platform セクションにはローコード テンプレートのライブラリがあります。サンプルとして、一般的なロケーションベースのエクスペリエンス例を 3 つご紹介します。

  • 店舗の集客数を増やす : Locator Plus
    Locator Plus はユーザーが地図上で店舗の場所を見つけられるようにします。店舗側は営業時間や利用可能なサービス、ユーザーのレビュー、各場所の写真といった主な詳細情報を簡単に記入できます。ユーザーは Locator Plus を使って簡単に最適な行き先を見つけることができるので、小売業者がオンライン購入品の店舗受け取りオプションを導入する場合や、銀行が利用者に案内したい ATM がわかりにくい場所にある場合などに役立ちます。

  • 購入手続きを高速化してコンバージョン率を増やす : Address Selection
    ユーザーが自分の住所を手入力しなくてはならない場合、間違いがあると、コンバージョンの低下や、荷物が届かない、クレジット カードの請求ができないなどユーザー エクスペリエンスの低下につながることがあります。Place Autocomplete API で動く Address Selection を使えば、数文字を入力するだけで正確な住所が適切な形式で提示されるので、利用者がログインや購入手続きをすばやく簡単に行うのに役立ちます。

  • 地域に密着した情報で地図を強化する : Neighborhood Discovery
    不動産会社や旅行会社の利用者にとって、職場に近い場所にあるかやお気に入りのレストランやカフェが近くにあるかなど、近隣の情報は大きな関心事です。Neighborhood Discovery を使用すれば、利用者の好みに合わせておすすめの施設やアトラクションを動的マップで表示して、地域密着型のエクスペリエンスを提供できます。

Quick Builder は、ローコードによる学習を好む方にとっては便利なツールです。データを追加し、リアルタイム プレビューで確認して、提案されたデザインの中から自社のビジネス ニーズに最適なものを選択します。気に入るものができたら、カスタムのサンプルコードをエクスポートするか、Google の クラウド ホスティング機能を使用することにより、たった 1 行のコードでウェブサイトにソリューションを埋め込むことができます。Quick Builder を使って、かつてないほど短時間で本番環境対応のカスタマイズ されたコードを取得して、本番環境にデプロイしましょう。

将来を見据えて

これは始まりにすぎません。Google は、お客様がデプロイした Google Maps Platform を最大限に活用できるようにするにはどうすればよいかを常に模索しています。今後、ローコード ソリューションのテンプレートを Quick Builder ライブラリに追加していきますので、ぜひご期待ください。Quick Builder の詳細については、MapsOnAir ウェビナーをご覧ください。

Google Maps Platform に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。ご質問やフィードバックはページ右上の「お問い合わせ」より承っております。



Posted by 丸山 智康 (Tomoyasu Maruyama) - Developer Relations Engineer